結徒Side
プリルンがクラヤミンダーの気配を感じ取り、僕らはクラヤミンダーの所に行くとクラヤミンダーが周りの木々を切り落としていた
「なんか…見たことある感じ?」
「カッティーに似てないか?」
「確かにな…だが今はアレを止める方が最優先だろ」
あのクラヤミンダーが何なのか分からないけど、悠真の言うとおりかもしれない。僕と悠真はバリアジャケットを纏う
「カッ…ティン…ダー!」
クラヤミンダーが丸太をこっちに投げ飛ばしてきた。僕らはそれを避けるとキュンキュンの方に向かってクラヤミンダーが殴りかかる。キュンキュンは咄嗟に攻撃を避けるとクラヤミンダーが殴った場所にクレーターが出来た
「なっ…」
「なんて力なの」
「中にカッティーがいるプリ!」
「えっ、どういうこと」
「一筋縄ではいかなそうですね!」
クラヤミンダーと言うよりもカッティンダーってことか?
カッティンダーの攻撃をウインクがバリアで防ぐが直ぐに破壊される。
「悠真!」
「あぁ!」
僕らも援護をしようとすると、僕らの前に魔方陣が現れ、そこからシキウスとフード姿の小柄の少女が現れる
「やぁ、君達の相手はこっちだよ」
「シキウス!」
「あの兵隊は使わないのか?」
「今回は…彼女が相手だよ」
シキウスが笑みを浮かべると、少女がフードを脱ぎ捨てると、灰色のローブを纏い、その手には本が握られていた。いや、それよりも…
「結麻…?」
「結麻?お前の妹か?」
「何で結麻が…」
「お兄ちゃん…解放してあげるね」
いつもと違う笑顔を見せる結麻。その笑顔は何処か狂いを感じる。
結麻は本を開くと魔方陣が展開され、無数の槍が僕らに降り注ぐ
「ちっ!」
僕と悠真は咄嗟に魔力弾で槍を撃ち落とす。更に悠真はインフレアクローを発動させ、結麻に殴りかかる。
「召喚…でかい盾」
だが結麻の前に巨大な盾が現れ、悠真の攻撃を防ぐ
「くっ!?結徒!お前の妹は魔導師なのか?」
「そんなことは…シキウス!結麻に何をした!」
「彼女は選ばれたんだよ。私が所有する魔導書に…まぁ魔導書に少し手を加え、上手い具合に誘導したけどね。さぁ、君の兄を誑かすプリキュアを倒してしまおうか」
結麻は本を開き、アイドル達の方を向く。カッティンダーの攻撃を喰らい、アイドルだけ何とか立ち向かっているが…
「させるか!」
僕は魔砲を結麻の足元に撃つ。
アイドルSide
カッティンダーに苦戦し、結徒くん達は結徒くんの妹の結麻ちゃんと対峙してるけど…
「カッティンダー!」
結徒くんたちを気にしていたら、私はカッティンダーのパンチを喰らい、吹き飛ばされてしまう。
「ねえたま…」
「プリルンも、アイドルプリキュアのメンバープリ…プリルンも、アイドルプリキュアのメンバープリ!」
すると隠れていたプリルンがカッティンダーに向かっていく。カッティンダーはプリルンを軽くなぎ払い、プリルンは地面に倒れてしまう
「ねえたま! ねえたま! ねえたま!」
プリルンが殴られたのを見て、私達は立ち上がる
「プリルンを傷付けるなんて、許さない!」
「私も同じ気持ちです!」
「3人で力を合わせよう!」
『ハート上げてくよ!プリキュア! ハイエモーション!』
ハイエモーションを放ち、カッティンダーは光に包まれるが…
「カッティンダー!」
「え!?」
「私達の歌が…」
「届いてない!?」
だけどカッティンダーの様子がおかしい…何だか苦しんでいるようにしか…
カッティンダーは光線を放とうとするが、途中でやめると何処かへ逃げていった
「カッティー…」
一体何が…
悠真Side
結麻の本から召喚される槍や剣、そして盾に苦戦を強いられる俺達。
「お兄ちゃん…大人しくしててね。プリキュア…倒しちゃうから」
「結麻…」
結徒は魔力弾や魔砲で結麻を止めようとしてるが、攻撃を当てていない……当たり前だ。妹を傷つけることは出来ない…俺だってそうだ…
「彼女を救う方法ならある」
不意にシキウスが告げる。
「高出力の魔法を放てば…彼女を縛る魔力を打ち消すことが出来る。だが…お前たちにそれが出来るかな?」
シキウスは笑みを浮かべながらそう告げる。このクソ野郎!!
「………結徒!俺が結麻を思いきりぶっ飛ばす…お前は援護を…」
「悠真……ルキフス…結麻を救う方法はあるか?」
『…現状可能性があるとすれば…』
「だよな…」
『ですが…』
「分かってる…分かってるよ」
結麻を救う方法があるのか?もしかして結徒は傷つけることが……それなら…
「結徒、やれ!お前が出来ないなら…俺がやる!」
「悠真…」
俺がやることで結徒は覚悟が決まる……もし結麻が怪我したら俺のせいにしてしまえばいい。結徒は目を閉じ……
「悠真…バインドで結麻を拘束してくれ」
「…分かった!」
俺は結徒の言うとおり、結麻をバインドで拘束する。結麻は何とかバインドから抜け出そうとするが、更に結徒がバインドで拘束する。
「悠真!ウインク!バリアでみんなを守れ!」
結徒がそう告げた瞬間、インフレアが警告し始める
『高出力の魔力を感知!収束魔法です!』
結徒、収束魔法なんて切り札を…
結徒Side
悠真はわざと自分がやると言って責任を負う感じだった。仕方ないよな…僕に結麻を撃つ覚悟が出来ないって思っての発言なんだろうけど……僕に出来なかった覚悟は…結麻を撃つ覚悟じゃない。この魔法を撃つ覚悟がなかった。
師匠に何度も釘を刺されてきた。だけど理由は分かってる。
『結徒の身体…リンカーコアは魔力を必要以上に貯めやすいみたいだね。それだけじゃなく…魔力を貯め込む事で身体への負担が普通の人より大きい。普通に魔法を使う分には大丈夫だけど…ブレイカーだけは使わないでね』
『師匠…』
『ごめんね。必要かもしれないって教えて…』
悲しそうにする師匠…その瞳にはボロボロの僕の姿が映し出されていた。師匠……僕は大切なもののために…この魔法を使います…
「集え、星の輝き……」
ルキフスの先端に魔力が集まり出す。
「ルキフス…」
『はい』
「シャマル先生に連絡しておいてくれ…」
『既に出来ております』
「そうか、ありがとう…」
周辺の魔力が集まり出すと共に僕の身体が少しずつ裂け始める。
「つぅ…」
痛みに耐えながら…僕はルキフスを掲げる……結麻…助けるからな…
「全…力…全開!スターライト!ブレイカー!!!!」
全てを撃ち貫く星の輝きが結麻を包み込む
悠真Side
眩い光が消えると結麻は倒れていた。シキウスは倒れた結麻を見ると
「まさか収束魔法を使うとは…とは言えデータは取れた」
「シキウス!!」
「次は私が相手してやる」
シキウスはそう言って姿を消した。俺は結麻に駆け寄る。結麻は気を失っているみたいだな…結徒は…警戒してるのか降りてこない。とりあえず結麻を背負い、こころたちの所に行くとこころたちは気を失っていたプリルンを心配していた
「みんな無事だったプリ?」
「うん…でも、3人で力を合わせても、キラキラにできなかった…」
「もっと強くなれば、なんとかできるんでしょうか…」
「心配だけど、私達なら、きっと大丈夫!」
カッティンダーを浄化できなかったことを気にしてるみたいだな…
「お兄ちゃん、結徒先輩は?」
「そういえばあの魔法凄かったね」
「うん、咄嗟に悠真君と一緒にバリア張ったから大丈夫だったけど…」
収束魔法…結徒は何で今まで隠してたんだろ?そう思っていると結徒が降りてきた。俺達は結徒に駆け寄るが…
「えっ?」
「なっ…」
「結徒…?」
「せん…ぱい?」
降りてきた結徒。バリアジャケットはボロボロになり、血だらけになっていた……
「結徒先輩!?」
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