悠真Side
メロロンをバインドで拘束するとプリルンがメロロンを助けようと俺に向かってくる
「メロロンを離すプリ!」
俺は懐から赤い飴を取り出し、プリルンに見せるとプリルンは動きを止めた
「話をちゃんと聞かせてくれれば解放する」
「りょ、了解プリ…」
特製飴を見せただけで動きを止めるとは…記憶が無くても身体とかは覚えているのか?
「そっちの蒼い鳥はどうする?」
「……分かりました。このまま抵抗しても仕方ないみたいですね」
蒼い鳥も特に抵抗する気はないと…
「とりあえずこんな感じだけど…」
「あ、うん、田中さんの家で話でもする?」
「そ、そうだね」
「お兄ちゃん……」
何か微妙に引かれてるの気のせいか?
「悠真君、判断早すぎるような……」
「変に放っておくよりもこうした方が早いだろう」
日が経てば余計に考え込みそうだしな。
俺達は田中さんの家でメロロンから話を聞くことに…メロロンはしっかりとバインドで拘束し、プリルンと蒼い鳥にはタコさんウインナーを食べさせておいた
「さて、話を聞かせてもらおうか」
「…黙秘…」
「黙秘しても良いが、黙秘したらこの新作辛シビ飴を食べて貰う」
「黙秘はしないメロ…」
メロロンもちゃんと話すつもりだし…とりあえずみんなが気にしてることを聞くべきだな
「メロロン達はどうやってプリキュアになった?」
「伝説のハートキラリロックの力を使ったメロ」
ハートキラリロック?確かそれって…
「それって誓いのスポットだよね?カップルが永遠の愛を誓うっていう…」
「メロロンはそのハートキラリロックを持ってたメロ。言い伝えで2人それぞれの一番大事なものを伝説のハートキラリロックに封印すれば、どんな願いでも叶えられるメロ」
「えっ!?」
「つまりハートキラリロックを使って、2人はプリキュアになったってこと?」
うた達は驚き、結徒も驚きながらも質問をしていた
「そうメロ。ねえたまはキュアアイドルを守りたいという願いを叶えるために一番大事なもの…咲良うたとの思い出を封印したメロ。結果的に他の人たちの記憶も…メロ」
だから覚えてないのか…ただ気になるのは……
「メロロンは何を捧げたんだ?」
「……秘密メロ」
メロロンはそう言いながら新作飴を口の中に入れ、むせ込んでいた。
「話すつもりはないと…一応聞くがプリルンの大切なものだけを捧げたって訳じゃないよな?」
「メロ…そんなことないメロ!ハートキラリロックは2人の大切なものを捧げなければ願いを叶えてくれないメロ!それにメロロンは……」
「分かった。そうじゃないならいい」
聞きたいことを聞けたしな。後は…
「僕からいい?」
結徒が手を挙げて蒼い鳥を見つめた
「あの蒼い鳥は一体…」
「分からないメロ。キラキランドで出会って、メロロン達と一緒にいてくれるメロ」
「私は迷い鳥。私の力は誰かの為に使うためにあります。私が何者かそれは私にも分かりません」
「分かった」
気になっていたことは聞けた感じだな。
「ねぇ、プリルンの記憶は…戻るの?」
うたは泣きそうな顔をしながらそう告げる。確かに重要な事かもしれないけど
「それは…メロロンにも分からないメロ」
「そんな…」
とりあえず話はこれで終わりだな。俺はメロロンの拘束を解き…
「メロロン達は田中さんの家にいた方がいいかもな」
「メロ?どうしてメロ?」
「うた達はどうにかしてプリルンの記憶を取り戻したいだろうし、居場所が分かっていれば色々とな……とりあえずいなくなるなよ」
俺は少し圧をかけるように言うとメロロンは怯えながらも頷いた。
帰り道、うた達3人は暗い顔をしていた。色々と衝撃的な事を聞いたからな……
「結徒は聞きたいことを聞けたのか?」
「まぁ…あの蒼い鳥に関してはね…ただ」
「メロロンの事か」
メロロンが何を捧げたのか…それが一番気になる。
その日はそのまま解散となるのであった。
次の日の放課後、グリッターにボロボロの田中さんが帰ってきた
「皆さん…キラキランドで調べた結果、大変な事が分かりました。プリルンは、うたさんの事を……」
「あ、それ昨日メロロンから聞きました」
「悠真君が聞き出してくれました」
「今は田中さんの家にいます」
「とりあえず田中さん、お疲れ様」
「ゆっくり休んだ方が良いぞ」
「何でしょう…一気に疲労が来たのですが…とりあえずキラキランドの状況に関して…」
田中さんの話では今のキラキランドは既に崩壊寸前みたいなものだったらしい。田中さんは女王に会い、プリルンたちの事を聞いたらしいけど……
「そういえばメロロンが捧げたものって…」
「それに関しても聞きましたが、『メロロンが封印した一番大事なもの。それはいずれ、明らかになる時が来るでしょう』と言うことで女王様は、詳しくは教えて下さいませんでした」
「そうですか…」
「いや、ちゃんと話せよ。後々大事になるからな。そう言う事を言うって事は……最初は願いを叶える代わりに魔法少女になる契約を交わされて、後々リスクについて話し出して、文句を言ったら聞かれなかったからって言い出すのと同じ事だぞ!ちょっとキラキランド行って、女王に魔砲ぶち込んでやろうかな…」
「悠真、落ち着いて…」
「それでプリルンたちは……」
俺達は田中さんをプリルンたちの所に連れて行く。
「今日も来たメロ?」
出迎えてくれたメロロン。うん、田中さんの家は元のままだ。てっきりメロロンが2人の愛の巣って言い出して、家をピンクにしたりしそうとは思ってたけど…
「プリルン!これ見て!」
うたはキュアアイドルのステージの映像を見せた
「キュアアイドルプリ!」
「それ、私!」
「キュアアイドルじゃないプリ…」
「ダメか…」
落ち込むうた。プリルンはと言うと田中さんを見て
「プリ? この人、誰プリ?」
そう言うと田中さんはプリルンの顎をなで始める
「プリー! この感じは!」
「そう、私は…タナカーンなんタナ」
田中さんは人の姿からメガネをかけた妖精の姿に変わった。いや、変わったと言うよりも戻ったで良いのか?
「タナカーンプリ!」
「やはり、この姿は憶えてタナ」
「もちろんプリ! タナカーンは、プリルンちの裏に住んでた仲良しプリ!」
プリルンはタナカーンに抱き付き、楽しそうにしていた。これは…
「仲良しメロ?」
「改めましタナ。向こうの世界では、この姿でやってるんタナ」
「ねえたまから離れるメロ!」
メロロンが嫉妬する中、ある可能性が浮かんだ
「プリルンがタナカーンを覚えているって事は、キュアアイドルと出会う前の記憶も覚えているって事だよな?」
「確かにそうかも!」
「田中さんでの姿を知ったのはうたちゃんと出会ってからだよね?」
「それじゃ…」
「そうメロ。ねえたまがこの街に来る前の記憶は覚えてるメロ」
「プリルンが忘れちゃったなら、私達が思い出させるしかないっしょ!そうだ! みんなでピクニックは、どう?」
「プリ! ピクニック大好きプリ!」
「じゃあ、決まり! 名付けて、ピクニックで思い出してもらおう大作戦!」
「思い出すプリ?」
「メロ…でも、ねえたまとピクニックに行けるのは楽しみメロ!」
こうしてプリルンの記憶を取り戻すために行動を開始することになったのだった。
「思い出すのかな…」
「思い出すだろう。ハートキラリロックの言い伝えでは、大切なものを封印してだからな」
失ったわけじゃなく、封印ならその封印を解く方法は必ずあるはず……じゃなければ大切なもののために大切なものを捧げるって言うのはかなりおかしいからな
田中家乗っ取りは回避
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