ななSide
ある日の夜、私はザックリーさんの事を思いだしていた。
(ザックリーさん…私に、何かできないかな…)
あの時のザックリーさんに対して私が出来ることは……
悠真Side
ななに誘われて、俺達はななの家に来ていた。
「ななちゃんち、初めて来た!」
「ママがフランスから送ってくれたお菓子、みんなで食べたくて!」
何というか薄々そうじゃないかと思ってたけど、ななの家は裕福だな…
テーブルの上にはマカロンが綺麗に並べられていた。
「美味しいプリ!」
「それに、とっても可愛いです!」
「ななちゃんのお家で、美味しくて可愛いお菓子! 夏休み、最高!」
「ですね!」
「みんなと色んな所にお出かけもしたいな」
「あ! 私、行きたいとこある! ひまわり畑!」
「わぁ、ひまわり! こんなに沢山!」
「綺麗…」
「でしょでしょ! キラッキランランでしょ!」
「行きたいプリ!」
「ねえたまが行くなら、メロロンも行くメロ!」
「すっごく夏って感じですね! 心キュンキュンしてます!」
「うん! 楽しみ!悠真君達は?」
「俺も大丈夫だ」
「僕も大丈夫だよ」
こうして俺達はひまわり畑に行くことになったのだった
数日後、俺達はバスに乗ってひまわり畑に向かっていた。そんな中、ななは浮かない顔をしていた
「ななちゃん?」
「え?」
「どうしたの?」
「ずっと、ザックリーさんの事考えてたんだ…」
「この間の事?」
「そうじゃないかって思ってました」
「嫌いって言われて、ショックだった…でもね、ザックリーさん、私に、ありがとうって言ってくれたの…」
「ありがとう!?」
「そんな事言うんですね…ビックリです…」
「私もビックリした…もしかしたら、酷い事するだけの人じゃないのかなって…それで、私に何かできないかなって、考えてたんだ…」
「何か、ですか…」
「うん、私、ザックリーさんと、ちゃんと話してみたいのかも…そう簡単じゃないかもしれないけど…」
「すっごくななちゃんだね!」
「はい! 思いやりのあるなな先輩らしいです!」
「それは、うたちゃんや、こころちゃん、プリルンやメロロンに会えたから、プリキュアになったからだと思う…昔の私だったら、ザックリーさんの事考えるだけで、何かできるかもなんて、きっと思えなかった…みんなと出会って、一歩踏み出す勇気を沢山もらったから、話してみようって思えた…それにね、カッティーさんもキラキラを奪うのをやめてくれたでしょ?」
「うん! キラッキランランになってくれたよね!」
「ですね!」
「だから、ザックリーさんも、カッティーさんみたいに…」
「光と闇は溶け合わない…あんな人、放っておけばいいメロ!」
メロロンにそう言われ、また少し浮かない顔をするなな。そんなななを見て俺は…
「溶け合うかどうかはまだ分からないだろ…ななの言うように話せば何かしら変わるとも思うぞ」
「僕もそう思う。話すことで変わることだってあるし、わかり合えることだってある。なのはさんやフェイトさんもそうだったから」
「どういう事ですか?」
「あの二人、出会ったときは争ってたらしい。僕も話にしか知らないけど…だけどなのはさんは諦めずにフェイトさんと話そうとしていって、わかり合えた。まぁ本当に色々とあったし、悲しいこともあったらしいけど……」
「諦めずに…」
結徒の言葉を聞いて、少しは元気を取り戻したなな。
「そもそも俺だって似たようなものだろ」
「確かに…」
暫くしてひまわり畑に着いた俺達。みんながはしゃいでる中…
「ねえたまの写真、いっぱい撮れたメロ!」
「次は、みんなで撮るプリ!」
「うん!」
うたはカメラをセットする
「いくよー!」
急いで駆け寄ろうとしたが、寸前で転んでしまい、うただけが転んだ状態で撮られるのであった
「撮りましょうか?」
するとひまわり畑の管理者らしき人が声をかけてきた
「お願いします!」
「それじゃ、いくよー! はい!」
管理者らしき人に撮ってもらい、俺達はお礼を言った
『ありがとうございます!』
「みんな、いい笑顔!」
「だって、こーんな素敵なひまわりだから!」
「ありがとう!ああ、私、夏野はなえ。ここは、うちの畑なの」
「じゃあ、このひまわりは、はなえさんが育てたんですか?」
「そう!」
「すごいです!」
「こんなに沢山、きっと大変ですよね…」
「そうだね…暑いし、雨の日も風の日もあるし、大変な仕事かな…それでも、こうやって太陽に向かってパァって咲いているひまわりが、私、大好きなんだ…」
「本当、みんな、お日様に向かって笑ってるみたい! ニッコリ!」
「でしょう? それに、ひまわりを見に来てくれる人達も、みんな楽しそうに笑ってくれる…それを見てると、私も笑顔になっちゃう…だから、この仕事が大好きなんだ!」
仕事が大好きだからか…
あるバーにて
「なーに、真面目くさった顔してんだい」
「ザックリそんな事ねぇっすよ…」
「早く行きな! カッティーがいない分、アンタが働くんだよ!」
「たまにはチョッキリーヌ様が行けばいいじゃないすか…」
「はぁ? 何を言ってるんだい?」
「いや…この間、俺、フラフラで倒れそうになっちまったんすよ…休まないとマジでやべぇっつーか…」
「甘えた事言ってんじゃないよ! 世界をクラクラの真っ暗闇にするまで、アンタに休みなんかないんだからね!ほーら! さっさと行っといで! それがアンタの仕事だろ!」
「イエス! ボス!」
そしてバーの奥の部屋、そこにはシキウスとアレスがいた
「要望通りパワーと防御に特化したスーツだ」
「助かる。試運転してくる」
「あの魔導師…いや、お前なら大丈夫か」
「あぁ、魔導師の力を見させて貰う」
今年中に悠真とななの関係を進展させたい
感想待ってます