結徒Side
僕らはうたの元気を取り戻すために3本杉に来ていた
「これが三本杉…」
「立派ですね」
「ここに埋まってるんだろ?」
「早いところ掘るか…きゅーちゃんもやる気満々みたいだしな」
僕らは既に掘っているきゅーちゃんを見ると
「あっ!きゅーちゃんがここほれワンワンしてます!」
「よし、私たちも!」
「はい!」
「プリルンも、がんばるプリ!」
「メロ…」
僕らも一緒になって3本杉周辺を掘り始めるけど、少ししても見付からない。
「プリプリプリプリプリ…!」
「ねえたま、何が埋まってるかも分からないのにどうして泥だらけになってまでがんばるメロ?」
「プリルンは、うたのために出来ることがあるなら、頑張りたいプリ!プリプリ!」
「メロ!」
「大事な友達のためだもん」
「友達…メロ?」
「よき先輩ともいいます!」
きゅーちゃんも頑張ってるし、僕らももう少し頑張るかと思っていると、きゅーちゃんが何かを発見した瞬間、きゅーちゃんがクラヤミンダーに変えられた
「なんてタイミングだよ!」
「行くぞ!結徒!それに…」
悠真は結麻の方を見る。結麻は少し震えていたが直ぐに真剣な表情に変わった
「いけるな?」
「うん!」
結麻も大丈夫みたいだな。
「みんな!」
するとうたが合流してきた。プリルンは直ぐに状況を報告し始めた。
「うた!きゅーちゃんが閉じ込められちゃったプリ!」
「そんな!すぐに助けるから!」
うた達は早速プリキュアへと変身する
「プリキュア! ライトアップ!キラキラ、ドレスチェンジ! YEAH!キミと~! YEAH!一緒に~! YEAH!キミと歌う、ハートのキラキラ! 笑顔ニッコリ、キュアアイドル!」
「プリキュア! ライトアップ!キラキラ、ドレスチェンジ! YEAH!キミと~! YEAH!一緒に~! YEAH!キミと瞬く、ハートの勇気! お目目パッチン、キュアウインク!」
「プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ドレスチェンジ! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!キミと踊るハートのリズム! 心キュンキュン、キュアキュンキュン!」
『ウィアー!キミとアイドルプリキュア!』
「「プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ショータイム! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!」」
「ハートをプリっとロックオン! キミとズッキュン、キュアズキューン!」
「ハートをメロっとひとりじめ! キミと口づけ、キュアキッス!」
「「「セットアップ!」」」
僕らもバリアジャケットを身に纏う。結麻は長い髪が短くなり、白いローブを纏い、手には本とペンが握られた姿に変わった
「結麻ちゃん、可愛い!」
「うた…じゃなかった。アイドルお姉ちゃん、ありがとう」
褒められて嬉しそうにする結麻。
僕らは早速クラヤミンダーに攻撃を仕掛ける
「ルキフスシュート!」
魔力弾でクラヤミンダーの気を引きつつ、アイドルと悠真の二人がクラヤミンダーに攻撃を喰らわせる。クラヤミンダーは倒れるが直ぐに起き上がり、反撃してくるが、結麻が前に出て
「守れ!硬い盾!」
巨大な盾を召喚し、クラヤミンダーの攻撃を防ぎ、クラヤミンダーが仰け反った瞬間
「ルキフスバスター!」
魔砲でクラヤミンダーを吹き飛ばすがクラヤミンダーはまた立ち上がる。こいつ、タフだな…
そう思っているとアイドルが掘り起こした箱に気を取られた所をクラヤミンダーが狙ってくるが
「ウインクバリア!」
「守って!」
ウインクと結麻の二人がアイドルを守り、キッスがキッスショックでクラヤミンダーの動きを止め、ズキューンがクラヤミンダーを蹴り飛ばす
「アイドル!」
「大丈夫ですか?」
「これって…」
「うたちゃんのお祖母さんが、どんな悲しみも吹き飛ばせるものを埋めたって聞いて、探してたの」
「え? お祖母ちゃんが?」
アイドルが箱を開け、中に入っていたものの一つ…スプーンにリボンがつけられたものを見つめ…
「思い出した…あの後に会った事…」
アイドル曰く、辛いことがあったとき、歌ったことで暗い気持ちが明るく…キラッキランランになった。うたのお祖母さんが暗い気持ちになったときは、このスプーンでいつでもキラッキランランになって欲しいと言う思いが込められていた
「お祖母ちゃん…きゅーちゃん…」
アイドルは大切な思い出を思い出し、顔を上げ、向かってくるクラヤミンダーを…
「アイドルグータッチ!」
アイドルグータッチで吹き飛ばす
「私、ショボッボボンボンをキラッキランランにする! うた、歌います!クライマックスは私!盛り上がっていくよ!プリキュア! アイドルスマイリング!」
アイドルスマイリングにてクラヤミンダーを浄化するのであった。
戦いが終わり、僕らはうたのお祖父さんの家に戻ってから少ししたあと
「うたちゃんのお祖母さんは、なんで大切なものを埋めたりしたの?」
「タイムカプセルだったの! 私が大きくなったら掘り返そうって、2人で埋めたの。お祖母ちゃんは、何を入れたか教えてくれなかったけど、これだったんだね…」
「お祖母ちゃんは、それをとても大事にしていたんだ。それと同時に、自分は長くない事も分かっていた…ショボッボボンボンを、キラッキランランにと言うのをずっと思い続けて…だから、幼いうたから受け取った思いを、未来のうたに託したんだろう。いつか、うた自身が、それを必要とする時が来ると思ったのだろうな…」
「そっか…さすが、お祖母ちゃん!」
何というかうたの原点を知れたな。そう思っているときゅーちゃんが目を覚ました
「あ! きゅーちゃん、起きた!タイムカプセル、きゅーちゃんが見つけてくれたんだよね! ありがとう!」
うたが元気を取り戻した事で、きゅーちゃんも嬉しそうにしているな
「お姉ちゃん! みんな! 始まるよ!」
「ん? 何が?」
「第58回!」
「咲良家カラオケ大会!」
「わぁー! キラッキランラン~♪」
「58回!?」
「昔から続く我が家の恒例行事だ!」
「さあ、うた! 今日は、みんなで思いっきり歌いましょう!」
「一番手、どうぞ」
「うた、歌います!」
それからカラオケ大会は盛り上がる中、メロロンだけは何処かくらい顔をしていたことに、僕らは気が付かなかった。
そして帰り道。
「本当はね。結徒にも、結麻にも戦って欲しいとは思ってなかったの」
「母さん…」
「でも二人はそれでも頑張ろうとしている気持ちは伝わってる。親として心配だけど、それでも子供の頑張りたいって言う想いは尊重したい。だから二人とも、無理だけはしないでね」
「うん、分かった」
「私も頑張る!」
「悠真くんも無理はしないでね」
「あ、あぁ」
母さんの言葉を聞いて、少し照れくさそうにしている悠真。すると母さんは…
「あら?後ろの車。勝負したいみたいね」
母さんの言葉を聞いて、悠真は絶望した顔をするのであった。
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