キミとアイドルプリキュア♪ 双魔の戦士   作:水甲

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あまり意識してなかったけど、今日のギャバン、遊星の人いたのか


71 伝承と現れる厄災

悠真Side

 

突然走り出したうたを追いかけていくと俺達は女神像の前に来ていた。

 

「あ…いない。おかしいなぁ…」

 

「うた先輩!どうしたんですか?」

 

「いきなり走り出すから何かと…」

 

うた達は目の前にある女神像を見て驚きを隠せないでいた。確かに遠くからでも分かるくらいの大きさだったけど、近くで見ると余計大きく見える

 

「これが女神アマス様…」

 

「これ何メロ?」

 

「ん?」

 

「プリ?」

 

「変な絵メロ」

 

女神像の前にあったのはボロボロの壁画だった。本当に何なんだこれ?

 

「アハハ…それはこの島の1000年前の出来事を描いた壁画なんです」

 

「1000年って…」

 

「凄く昔メロ」

 

「そうですか?」

 

そうですかって…1000年でそう言える方が驚きだよ

 

「どんな出来事があったんですか?」

 

「1000年前、この島を大きな厄災が襲い、島の住人もろとも滅びそうになった事があるそうです。しかし女神に仕えた『伝説の巫女』の歌と踊りから力を得て、女神様は自分が石像になってしまうのも顧みず、全てを投げ打って島を救ってくださったのですよ」

 

「石像にって…」

 

「まだ続きがありまして、その際大いなる闇が現れ、女神様の力を奪われてしまいましたが……天使が降臨し、女神様に仕える騎士、竜、交わった獣、魔を司る戦士、そしてもう一人の力により、大いなる闇を退けたと…そのもう一人に関してはあまり伝わってないのです」

 

天使、騎士、竜、交わった獣、魔を司る戦士…俺達は高柳の方を見た

 

「何で私の方を見るかな?」

 

「悪い」

 

流石にそれで高柳に連想させるのはダメだよな

 

「伝説の巫女…なんかアイドルみたいです!」

 

「でしょ!この伝説の巫女にならい、女神様に歌と踊りを奉納するお祭り。それがフェスの始まりなのです。女神様と巫女様の関係は、まさにファンとアイドルそのものと言えますからね!」

 

「つまり巫女さまは女神様の推しってことですね!」

 

「その通りです!ファンは推しがいるから頑張れる。島が救われたのは両方の力が合わさった結果なのですよ」

 

「「おお~!」」

 

「プリ~!」

 

「そんなのでいいメロ」

 

「まぁそういう女神さまなのかもな」

 

神様の考えは俺達には分からないけど、そういう神様がいても良いかもしれない。

 

「伝説の巫女…どんな人だったんだろう?」

 

色々と気になるけど、そろそろ夜も遅い。俺達は宿に戻ろうとする中、ななが海の方を見て何かに気が付いた

 

「あれ?海が…」

 

沖の方を見ると夜にしては海の一部が真っ黒だった。

 

「あの黒いのはまさか…」

 

黒いものが浜辺にたどり着くと真っ黒なクラゲみたいなものが上陸していた

 

「ヤミクラゲ!」

 

「ヤミクラゲ?」

 

「生命のエネルギーを食い尽くし、全部石にしてしまうんです!女神様の力でずっと島は守られていたはずなのに…なぜ…」

 

「何で島に入って来れたかは後で調べた方が良いな」

 

「そうみたい」

 

ヤミクラゲは島の住人や招待客を襲ってる。俺達は頷き合い、うた達はプリキュアに変身する

 

「プリキュア! ライトアップ!キラキラ、ドレスチェンジ! YEAH!キミと~! YEAH!一緒に~! YEAH!キミと歌う、ハートのキラキラ! 笑顔ニッコリ、キュアアイドル!」

 

「プリキュア! ライトアップ!キラキラ、ドレスチェンジ! YEAH!キミと~! YEAH!一緒に~! YEAH!キミと瞬く、ハートの勇気! お目目パッチン、キュアウインク!」

 

「プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ドレスチェンジ! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!キミと踊るハートのリズム! 心キュンキュン、キュアキュンキュン!」

 

「「プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ショータイム! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!」」

 

「ハートをプリっとロックオン! キミとズッキュン、キュアズキューン!」

 

「ハートをメロっとひとりじめ! キミと口づけ、キュアキッス!」

 

『ウィアー!キミとアイドルプリキュア!』

 

「「「セットアップ!」」」

 

俺達もバリアジャケットを纏う。

 

「未唯さん達はここに隠れていてください!」

 

「分かった!」

 

結徒の指示に高柳は頷いた。何というかこういう時直ぐに理解してくれるのは助かるな

 

 

 

 

 

ヤミクラゲが暴れる中、アイドル達はそれぞれ対応していく。

 

「ハアアア!!」

 

襲い掛かるヤミクラゲを俺は殴り飛ばしていく。そんな中、背後からヤミクラゲが襲い掛かってくるが…

 

「ルキフスシュート!」

 

俺の後ろにいたヤミクラゲは結徒の魔力弾によって倒され、結徒は俺と背中合わせに立った

 

「助かった」

 

「どういたしまして!」

 

「星の光よ!降り注いで!」

 

俺達を囲むヤミクラゲは結麻の魔法によって倒されていくが…

 

「単体ならそこまで強くないけど…」

 

「数が多いのは面倒だな」

 

「お兄ちゃんの魔砲で蹴散らす?」

 

「それでも一部のヤミクラゲだけだな」

 

魔砲でどうにか出来るかもしれないけど、数が多い分、かなり面倒だな。

アイドル達もヤミクラゲの数の多さに苦戦しているみたいだし……そんな時、ウインクの頭上から襲ってくるヤミクラゲに気が付いた

 

「ウインク!上!」

 

「はっ!?」

 

咄嗟に駆け出すが、距離があって間に合わない……

その瞬間、ウインクに迫り来るヤミクラゲが白い何かに貫かれた

 

「ウインク!大丈夫か!」

 

「うん。今のは…結徒くんの魔法?」

 

「羽みたいなものが見えたけど…白かったから違うだろ」

 

結徒がチルの力を使うときは白じゃなく蒼に変わる…今のは…一体…

そんな中、田中さんが逃げる子供を庇い、ヤミクラゲによって石化にされ、気を取られたズキューンをキッスが守り、吹き飛ばされるがアイドルが助ける。

このままではマズいと思い、俺達は一旦体勢を立て直すために女神像の方に戻った。

 

「街がもうあんなに…」

 

街に広がるヤミクラゲ…本当に数が多い。

 

「あれ?何でしょう?あの光」

 

「こっちにも…」

 

謎の光が二つ…何なんだ?あれは…

 

「皆さーん!」

 

「トットさん!無事でしたか」

 

「みんな!」

 

トットさんは息を切らしながら俺達の所に来ると同時に森の方に避難していた高柳姉妹と飼い猫が俺達と合流してきた

 

「マズいです!非常にマズいです!」

 

「「え?」」

 

「申し上げたでしょう?この島の海はあらゆる海と繋がっていると!と言うことは…皆さんの街にも…」

 

ヤミクラゲが現れているって事か!?

 

「そんな…」

 

そんな時一体のヤミクラゲがアイドルに襲い掛かる。キッスが助けようとするが……

 

 

 

 

 

アイドルSide

 

気が付くと時間が止まっていた。そして目の前には一人の女の子が…私が女の子と目が合った瞬間、海の中にいるような感覚に…

女の子は私に近寄り…

 

「島を…世界を救って!」

 

気が付くとヤミクラゲが消え、いつの間にかミラクルアイアイブレスが浮かんでいた。

 

「あれ?」

 

ミラクルアイアイブレスが光り出すと共に真っ白な穴が開き、私たちは吸い込まれていった。

 

 

 

 

 

「あれは…私も!」

 

 

 

 

 

 

 

結徒Side

 

気が付くと僕は森の中にいた。さっきまで夜だったのに…空が明るい。

 

「ルキフス!ここは何処か分かるか?」

 

『座標を確認。アイアイ島ですが…何処か違います』

 

「違う?」

 

「島の形が違います」

 

僕が起きる前に偵察していたのかチルが報告してくれた

 

「皆は?」

 

「さっきうたさんとメロロンを見付けました」

 

とりあえずうたたちと合流しないと…そう思った瞬間、うたの悲鳴が聞こえ、上の方を見るとうたが落ちるのが見え、助けようとした瞬間、見知らぬ女の子がうたを助け、更に巨大な鳥に捕まったメロロンを助けるのが見えた。僕らはうた達の所に向かう

 

「うた!」

 

「あ!結徒くん!」

 

「チルも一緒メロ!」

 

合流出来たのは僕らだけか?

 

「良かった…うたちゃんたちと会えた」

 

すると森の方から未唯さんがやって来た。未唯さんも巻き込まれた感じか?

 

「あのさ、助けたあげたのに私のこと無視するのやめてくれない?」

 

うたを助けてくれた赤毛の少女が不満そうな顔をしていた。

 

「ありがとう。あれ?あなた…さっき…」




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