結徒Side
うたとメロロンを助けてくれた少女。少女は手を伸ばし、うたはその手を握ると…
「ありがとう!お陰で助か…」
「違うわよ!感謝は形で返して!」
要するに何かくれって事か…
「形?」
「フン!」
「メロロン、何か持ってる?」
「何もないメロ」
「結徒くんは?」
「僕も持ってない」
「未唯さんは?」
「私は…」
未唯さんはポケットの中を漁ると…
「友達から貰ったビリビリペンがあるけど、これでいいかな?」
「ビリビリペンって何メロ?」
「ちょっとビリってくるペンだよ」
「未唯さん、ジョークグッズ持ってるんだね。何だか意外」
確かに意外だな…僕らがそう思っていると未唯さんが取り出したのは…
「変わったペンメロ」
「なぁ、うた。あれって…」
「うん、ドラマとかで見るスタン……」
「ビリビリペンだよ」
ビリビリペン(?)をビリビリペンと言い張る未唯さん。うん、とりあえずそれは渡さない方が良いと言うことになり、うたはメロロンに耳打ちをする
「メロッ!仕方ないメロ…」
「それではお礼です!受け取ってください!なんて不思議な出会いだろ♪助けてもらったよ感謝~♪」
「メ~ロ~♪」
歌でお礼を返すのか。まぁ現状一番いい方法なんだけど、少女は嫌そうな顔をしていた
「あなた、アイドル?」
「あ…うん!私、アイドルプリキュアだよ!」
「言っちゃダメなのメロ!」
「未唯さんはスクールアイドルで…」
「私、アイドル嫌いなの」
「え~~なんで?」
「どうだっていいでしょ」
「う~ん…」
うたらしいお礼だったけど、やっぱりビリビリペン(?)を渡すべきか?
「もうしょうがないわね。いいわ。他の方法でそのうち返して貰うから」
「分かった。でもいつか私の歌で、あなたをキラッキランランに出来たら嬉しいな~」
うたは少女に距離をつめ、少女は顔を赤らめていた
「私、咲良うた。こっちは…」
「メロロンメロ」
「僕は柊結徒」
「私は高柳未唯です」
「あなたは?」
「テラ…よ」
自己紹介を済ませ、僕らはテラが普段生活している浜辺に向かうことになった
「見付けたのはあんた達だけ、他の人間なんて知らないわ」
「そうなんだ…」
未唯さんは何処か不満そうな顔をしていた。未唯さんはプリキュアについて知っているけど、一般人だからな。不満に…
「苺ちゃんとシニエ、大丈夫かな?」
「未唯さんは落ちついてるね。普通だったら戸惑ったり、怖がったりするのに」
「あはは、本当に色々とあったからね…うん、色々と…ね」
未唯さん、何でそんな遠い目をしているのか気になるんだけど…
そんな話をしていると僕らは目的地の浜辺に着いた
「わぁ~っ!この海!」
「ここやっぱりアイアイ島メロ?」
「決まってるじゃない」
「ルキフスとチルが調べてくれたけど、アイアイ島だけど、何処か違うみたいなんだ」
「そうなのメロ?」
「あれ?本当だ」
うたが山の方を見て、僕らがいたアイアイ島と違うことを理解した
「街もステージもおっきな女神像もないメロ」
「女神本人がいるのに像とかあるわけないでしょ」
「だよね~って…女神様いるの!?」
「メロ!?」
女神様がいるって事は…このアイアイ島はもしかして…
「大昔のアイアイ島って事になるよね?」
未唯さんも気が付いたみたいだった。じゃあ僕らが吸い込まれたあの穴は時空ゲートみたいなものか?
「当たり前じゃない」
「テラは会ったことあるのメロ?」
「ないわよ。会いたくないし、そもそも会えやしないし」
「なんでメロ?」
「やる気なくして引き籠もってるの。そのせいで島は大変なんだから…」
「大変って何が?」
「ヤミクラゲが大量発生してるの。お陰で私も…」
「ヤミクラゲって…」
まさかヤミクラゲがこの時代にもいるのか!?僕らは驚く中、うたのお腹の音が鳴った
「のんきなおなかメロ」
「エヘヘ…」
「ホント、しょうがないわね」
テラは呆れた顔をしながら、海へと入ろうとする
「えっ、海に?」
「この辺りはまだ大丈夫。歌じゃお腹は膨れないでしょ」
「面白そう!私も…」
「ダメ」
「え~~!」
「ヤミクラゲが出なくても、海は危険がいっぱいなの」
テラは近くの崖に移動し、そのまま海へと飛び込む。僕らはテラの様子を見ていると、テラは髪の毛を操作して、イソギンチャクみたいに動かし、魚を誘い込み、仕留めて僕らの元に戻ってきた
「凄い!すっごくきれい!」
「そうね。この海はまだ…」
「違う違う!キレイなのはテラちゃんだよ!すっご~くキラッキランラン!」
「ええっ!別に普通よ。こんなの!島の者なら誰でも出来るわよ」
「島には他にも誰かいるの?」
「村がいくつかあるわよ。私はいろいろあって一人でいるけど」
「友達を探しにあとで行ってみてもいい?」
「好きにすれば?あとここから近い村に騎士様たちがいるから、そこの村に行った方が良いわよ」
「騎士様?」
「女神に仕える騎士達よ。物凄く強いわ」
騎士か…そういえば伝承にも伝わってたな……
それから僕らは少しだけ魚を捕まえるのを手伝うけど…
「未唯は何してるメロ?」
「こうして鉄線にビリビリペンを当てると……」
「魚が浮いてきたメロ!」
「本当に便利ね…」
「後であげるよ。使い方も教えるから」
「えぇ」
電気漁って…いや、気にしたら負けだよな
魚を食べ終える中、うたは何処か調子が悪そうだった
「ご馳走様でした…おなかいっぱい…なんか…」
うたはそう言ってそのまま倒れてしまった。
「うた!?」
「怪我したの!?」
テラはうたの左足首にハンカチが巻かれていたのに気が付いた。
「すごく派手な色のお魚がいて、ちょっとかすっただけだから…」
「七色毒カサゴだ。トゲに触ったな」
「メロ!?」
「大丈夫。ちょっと寝れば…すぐ…」
うたはそのまま気を失う。マズいな、毒が回ってきてるのか
「うた!しっかりするメロ!」
「まったく!世話の焼ける!」
テラは海に飛び込み、暫くして金色の海藻を持って、戻ってきた
「この海藻を傷口に」
「分かったメロ!」
「ホントにもう!」
うたの状態が少し落ちついてきたけど、他のみんなの事も心配だ…
27日…プレイするの28日、ポケモン楽しみだなー
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