キミとアイドルプリキュア♪ 双魔の戦士   作:水甲

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今回は悠真Sideのお話です!


73 1人だけど1人じゃない

悠真Side

 

俺達はアイアイ島のある村にいたが、どうにもこのアイアイ島は俺達が知っている場所とは何処か違う。

 

「村の人達の話から色々考えると、もしかしたらここは過去のアイアイ島なんじゃないかなって思うの」

 

「えっ?」

 

「プリ?」

 

「女神様が石像になったのは、1000年前の厄災の時でしょう?それがなくてちゃんと女神様がいると言うことは、それより前って事になるんじゃないかな」

 

「可能性としてはあるな」

 

今、この場にいるのは俺、なな、こころ、プリルン、高柳妹、飼い猫のシニエだけ。結徒たちもこの時代にいるとしたら…

 

「ってことは私たち、時空を超えちゃったってことですか!?」

 

「プリ~!とにかくうたとメロロンを探すプリ!早く行くプリ!早く行くプリ!」

 

プリルンが慌てる中、ななが止めに入る

 

「慌てないで。うたちゃんたちならきっと大丈夫」

 

「プリ…」

 

「それに気になるのは…」

 

「あの人達だな」

 

俺は家の入り口の所にいるシグナムさんを見た

 

「最初に会ったときに言ったが、私は…いや、私達はお前たちの事を知らない」

 

「ここが過去なら知らなくてもしょうが無いことだと思う。ただ…」

 

だとしてもシグナムさんたちは何故見た目が変わってないんだ?いや、変わっているとしたら服装くらいだけど…こういう時結徒がいれば教えてくれそうだけど……

 

「お待たせ!お昼出来たよ」

 

すると俺達を保護してくれた緑髪の女性、ミドリさんがお昼を持ってきてくれた

 

「うわ~美味しそう!」

 

「ミドリさん、何から何までありがとうございます」

 

「な~に、慣れてるさ。女神様のアイドル様もあんた達と同じようにこの浜に流れ着いてね。あたしらが見つけてお世話をしたんだよ」

 

「えっ?」

 

「あの…アイドル様?巫女様じゃなくて?」

 

「そうか1000年前なら…」

 

「あたしらも最初はそうお呼びしてたんだけどね。自分のように歌って踊る者は、元の世界じゃアイドルって呼ばれてたんだって。自分で言いなさったのさ。確か『ショーワ』ってとこから来たとか言ってたかな」

 

「えっ?」

 

「ショーワ?」

 

「ショーワ……つまり昭和だな」

 

「伝説のアイドルはここに流れ着いた…ショーワのアイドルだったの!?」

 

昭和のアイドル…色々と気になるけど、心配なのは…

 

「高柳妹は大丈夫か?」

 

「う、うん…ちょっと落ちついた」

 

「苺さん、ずっと不安そうにしてたみたいですけど、落ちついて良かった」

 

「ごめんなさい。こういうの慣れてないから…」

 

「大丈夫ですよ。こういうハプニング、慣れてる方がおかしいですから…未唯さんも大丈夫でしょうか?」

 

「未唯姉なら多分大丈夫。慣れてるから」

 

慣れてるって…高柳姉は何者なんだよ…

まぁ気にしてないのはもう一人…いや、もう一匹…

 

「みー」

 

「シニエ、もう落ちついたから大丈夫だよ」

 

シニエは高柳妹を心配そうにしていていたけど、今の状況よりも主人のことを心配してるんだろうな

 

 

 

 

 

 

うたSide

 

これは…夢?

 

『大丈夫?』

 

『ここは…』

 

『アイアイ島だ』

 

『アイアイ島?』

 

目の前には神秘的な女性がいた

 

『あなたが島に流れ着いたと言う人ね?』

 

『はい!女神アマスさま』

 

『あなたは何者なの?』

 

『私は…アイドルです!』

 

そこで目を覚まし、起き上がると顔に何かが張り付いた。これって…魚?

 

「生臭い~」

 

「うた!目が覚めたメロ?」

 

メロロンが抱き付いてきた

 

「うん…」

 

「大変だったメロ!ホント……生臭いメロ~」

 

「やれやれ」

 

「うた、目を覚ましたみたいだな」

 

「良かった」

 

「テラちゃん、結徒くん、未唯さん」

 

「体調は?」

 

「大丈夫だよ」

 

私の言葉を聞いて安堵する結徒くんと未唯さん。本当に心配掛けてごめんね

 

 

 

 

 

結徒Side

 

うたが無事目を覚まし、テラが辺りを見回りに出掛ける中、僕らは未唯さんの話を聞いていた

 

「同好会が廃部になりかけてたのを未唯さんが撤回させたの!?」

 

「あはは、まぁ…ね」

 

「生徒会長に直談判して、撤回って…どんな話をしたんだよ」

 

「うーん、私的には手札を全部使った感じかな?おかしいことをしっかり指摘したり、教師…って言うより理事長に報告するって言ったり…」

 

「それで納得させたメロ?」

 

「うん、納得させたよ」

 

何というか未唯さんのやり方を聞いてると本当に凄いな…

 

「でもその生徒会長さんと仲悪くなってたりしないの?」

 

「最初はちょっとギスギスしてたというか…でも今じゃ大切な人だよ」

 

未唯さんが照れくさそうにしていた。大切な人か…こころは大丈夫かな?結麻もこころたちと一緒にいるかな?

 

「私は大切なものの為なら何でもするからね」

 

「未唯さん、格好いい…」

 

「大切なもののために…結徒と悠真と同じメロ」

 

「まぁ…そうだな」

 

「まぁさっきも言ったように、私は持っている手札を駆使していくけど、私の友達はもっとすごいよ」

 

「そうなの!?」

 

「何せ使える手を全部使うからね」

 

その友達って…ビリビリペンをあげた人じゃ…

 

「そういえば未唯さんは…虹ヶ咲のスクールアイドルってソロステージ中心なんですか?」

 

「そうだよ。たまに皆でステージに立ったりするけど」

 

「ソロって何だか寂しくないですか?」

 

「寂しくないよ。ステージでは1人だけど1人じゃない。ちゃんと繋がってるからね」

 

「繋がってる…」

 

「メロ…」

 

未唯さんの話を聞いて、何か学んだみたいだな…

 




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