悠真Side
相花の話を聞いて凄いどころか呆れが出てきた中、相花は俺達にあることを聞いてきた
「それで未唯さん達は何でここに?私達と合流しに来たわけじゃないですよね?」
「そうだった。実はかくかくしかじかで…」
「なるほど、伝説のアイドルを探しに…」
「でもここにいたのは紗桜莉さん達だけですから…」
「あの、うたお姉ちゃん。私達は島の周りだけしか見てないから、島の中心部はまだ見てないですよ」
「だとしたら島の中心部にいる可能性があるのか…」
「それだったら…」
相花は森の入り口らしき場所に案内してくれたが、そこは獣道のようなものだった。俺達は獣道を歩いて行く中、こころは…
「たった一人でこんな所に住めるのでしょうか?」
「でもとにかく行ってみよう!」
「任せてプリ!」
プリルンがオールを取り出し、激しく回転させながら道を切り開いていく。村での椰子の実を取ってたときのが活きてるな…
「未唯さん、ちょっと気になったのですが…」
俺達が進む中、相花は高柳姉にあることを聞いていた
「その伝説のアイドルはいつからいなくなったんですか?」
「……紗桜莉ちゃん、この森の入り口を見た感じ、人が入った形跡は?」
「……そう言うのは詳しくないですけど、見た限りでは…」
この2人は何の話をしているんだ?いや、結徒も薄々勘づいている。俺は気付いた上で見て見ぬ振りをしていた。
そして俺達は島の中心部らしき場所にたどり着いた。そこは白い花畑…奥には簡易的なテントらしきものがあった
「あれかな?」
「ねぇ、こころちゃん。私ずっと違和感があったの。伝説のアイドルって一体いつからこの島に来たの?そしてどのくらいの間女神様といたんだろう?」
トットさんとの話が頭によぎる。10年に1度の開催のフェスが頻繁と言ったこと、1000年と言う長い時をあまりピンと来ていなかったことを……
こころもななの言葉を聞いて気付いた
「珊瑚礁の寿命は1000年単位…」
簡易テントにはボロボロのメモ帳が置かれていた。うたはそれを拾い上げ、開く。
「女神様やサンゴの精たちも同じように長生きだとしたら…女神様がアイドル様と共に過ごした時間も彼女がいなくなったのも、私達が思うよりずっと……」
ずっと…長かった……
うたはメモ帳に書かれていたものを読み終え、その目には涙が…
「ちゃんと残してたんだね」
「うん、そうみたいだね」
「未唯姉、紗桜莉ちゃん…」
「みー」
高柳たちも伝説のアイドルが残した想いを受け止めていた。そしてうたは涙を拭き…
「キミの想い受け取ったよ」
その時、地響きが鳴り響き、俺達は砂浜に戻るとアイアイ島の中心部に土煙が上がっていた
「噴火!?」
『ウオオオオーーー!』
土煙が晴れるとそこには巨大な女神のようなものがいた。あれはまさか…
「あれは?」
「恐らくアマスさん…」
「「えっ!?」」
俺達は急いでアイアイ島に戻る。
アイアイ島の村にはヤミクラゲが住人を襲っていた。うた達はプリキュアに変身し、ヤミクラゲを撃退していく中、ミドリさんたちを見つけた
「今のうちに避難を!」
「うん!」
「アイドル様には会えたのかい?」
「あの…急に失礼なことを聞いてごめんなさい。ミドリさんって何歳なんですか?」
「300を越えたくらいだけど…それがどうかしたのかい?」
「いいえ、ありがとうございます」
やっぱりか…それにしても…
「シグナムさん達は?」
「あの人達なら女神様の所に…」
先にどうにかしようと動いてるのか?気が付くと島の木々が白に染まっていく。ヤミクラゲの侵食が始まってるのか…
「未唯さん達も避難を…」
「ううん、悪いけど最後まで付き合うよ」
結徒が避難を促すが高柳たちは俺達に着いていく様子だった。高柳たちの目を見る限り説得は難しいな…
「足手まといになるなよ…俺達もいつでも守れるわけじゃないからな」
「悠真…」
「どう言っても着いていくだろ。それなら一緒にいた方がいい」
俺の言葉に結徒たちは頷き、一緒に島の中心部に向かう。そこには闇に染まったアマスとその前には動かないシグナムさん達の姿があった
「お前たちか私の邪魔をしたのは」
アマスの胸の結晶の中にはテラの姿があった。
「テラちゃん!」
アマスはレーザーを発射し、俺達は避けていく
「テラちゃん!テラちゃーん!」
『あっ!キュアアイドル!』
「絶対助けるからね!」
俺達は一斉にアマスに向かっていくが、アマスは俺達を自身の中に飲み込む
気が付くとそこはいくつもの絵が描かれた空間。ここは?
少し歩いていくとそこには泣きじゃくる1人の女性の姿が…あれは女神アマス…それじゃここはアマスの心の中?
「どうして泣いてるの?」
「寂しくて辛いの。ずっとヤミクラゲから島を…世界を守ってきた。何百年、何千年、島は平和で住人は増え…けれど私は孤独だった。ずっと平和を祈り続ける。ただそれだけ…ずっとずっと一人で…でもあの日、彼女と出会った。ああ…ああ…なんてかわいいんだろう。なんて生きる力に溢れてるんだろう。なんて人に愛されようとし、人を愛することに精一杯な存在なんだろうって…その全てが私にとって衝撃で…愛しくて愛しくて愛しくて…あの頃の私にとってあの娘は全てだった。約束したの!」
俺には分かる。自分にとって大切な存在になってた人がいなくなる事を……
「ずっとずっと一緒にいようねって、あの娘も私のために歌ってくれるって!なのに…あの娘は行ってしまった。きっと私のことが嫌いになったから…」
「違う!違うよアマスさん。嫌いになんかなってない!」
「なら会わせて…あの娘に…そしてもう一度私のために歌って!」
「それは…」
「はっ!うう…」
アマスの持つ本が怪しく光ると同時に俺達はアマスの中から強制的にはじき出された
「知ってる…誰も私を愛してくれない!だから私ももう…ウオオオオーーー!」
アマスが巨大なハンマーを作り出し、アイドル達を吹き飛ばす。俺、結徒、結麻は何とか避け、アマスに向かっていくが…
「……紫電一閃!」
「ラーケテンハンマー!!!」
「オオオオオ!!!」
俺はシグナムさんに、結徒はヴィータさん、結麻はザフィーラに吹き飛ばされ、地面に倒れた俺達。俺はシグナムさんを睨む
「何で…」
「すまない…我らは…」
「騎士達よ!私と共に!」
「そう言うことだ…あたしらは主である女神アマス様には…」
「逆らえぬ」
「だからごめんなさい」
悲しそうにしながら言うなよ…くそ…
「騎士達よ。先ずはそこの魔導師達を…やれ」
シグナムさんが剣を振りかざす。まずい…まだ動けない…このままじゃ…
その時だった。俺達の前に高柳姉が守るようにシグナムさんたちの前に出た
未唯Side
咄嗟に前に出た私。シグナムさんは振り落とした剣を止めていた
「邪魔をするな。お前を傷つけるようには…」
「邪魔するに決まってるよ!」
私の声にたじろぐシグナムさんたち。私はアマスさんを見つめた
「私には聞こえてた。貴方の悲しみが…」
「小娘が…」
どうして聞こえたのか分からない。あるとすれば私が持つものによってだ。
気が付くと苺、シニエ、紗桜莉ちゃんが後ろに並んでいた
「私に出来ることは少ない。だけど想いを届けることは出来る…その力が私にある!」
私はポケットからペンを取り出した。これは想いを届ける私の力…私はペンを…ミラージュペンと虹色のスカイトーンを握り締め…
「ここからはヒーローとして、アイドルとして!私も戦う!」
私はプリキュアに変身する
「スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!エンジェル!」
髪が長く伸び、白いワンピースドレスを身に纏い
「きらめきHOPホップ、さわやかSTEPステップ、はればれJUMPジャンプ」
両手には黒いリボンが、背中には12色のリボンがつけられ、胸の中心には虹色のリボンがあしらわれる。
「みんなの心を救う。虹色の天使!キュアエンジェル!」
「未唯さんが…プリキュアに?」
「なったと言うよりなれたの?」
「エンジェル…」
うたちゃん達が驚く中、苺、紗桜莉ちゃんがミラージュペンを取り出していた
「未唯姉、私も…一緒に!」
「残してくれた想いを紡いでいかないとね」
2人がそう言った瞬間、苺のミラージュペンが眩い光と共にパクトに変わり、苺とシニエの元に、紗桜莉ちゃんのミラージュペンも同じように眩い光と共にうたちゃん達の持つブローチに変わる。更にシニエのパクトが光ると同時に黒髪ロングに、白いワンピースを着た幼い少女に変わった。
「シニエ?」
「私も…お姉ちゃん達と一緒に」
「何か変わっちゃったけど…いっか」
苺とシニエが変身する。
「シャイニーキャッツパクト!プリキュア! マイエボリューション!目元にきらめき!リップはキュートに!みんなの想いを守る黒天使!キュアスール!」
「シャイニーキャッツパクト!プリキュア! マイエボリューション!目元にきらめき!リップはキュートに!貰った想いを大切にしていく天使!キュアシニエ!」
「プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ドレスチェンジ! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!キミと踊るハートのリズム! 結び、謡い躍る灰色の姫!キュアシンデレラ!」
「「「「スクールアイドル!プリキュア!」」」」
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