とあるバーにて、チョッキリーヌがカウンターに座りながらテレビを見ていた
『謎はすべてズンドコ解けたぞな!』
『ポンペコ!』
『犯人は、針と糸と氷とハムスターを使ったトリックで、現場を密室にしたぞな!』
「はぁ…こういう名探偵に依頼すれば、いなくなったカッティーやザックリーをズンドコ見つけてくれるのかね…」
「フフ、そんなの夢物語ですよ。」
いつの間にかチョッキリーヌの隣に座っていたジョギ。チョッキリーヌはよく分からない奴と言うと…
「え? 分からないというのは、もっと僕の事を知りたいという意味ですか?」
「お前は多くを語らなすぎるから、そう言う印象を受けるのだろう」
更にジョギの隣に座るシキウス。
「フン! アンタの相手なんかやってらんないよ!シキウス、今回はあんたが来るんだろう!行くよ」
「はいはい」
結徒Side
僕たちは田中さんが調べたとある常連さんの家の前に来ていた
「小原井ヒロシさん…」
「当時のパトロール日誌によれば、グリッターに頻繁に通っていたのがこちらの小原井ヒロシさん、会社員、趣味はお笑い、特技は卓球。好きな食べ物は、もつ鍋、嫌いな食べ物はパクチー、犬派・猫派でいえば犬派」
「その犬派とかいる?」
「このおうち、誰も住んでないみたいだけど」
「小原井さんなら、いないよ」
気が付くと見知らぬおばあさんが僕らの後ろにいた。と言うか気配すら感じさせないなんて…
「今どこにいるか分かりませんか?」
「さぁね、芸人として売れたら、帰ってくると言ってたけどねぇ」
「そう言い残して、10年以上、音沙汰なしということは…」
「「「もう帰ってこない~!」」」
これは…詰んだか?
結麻Side
私達は何故か伝説の料理を作るために材料の買い出しをしていた。うん、なんでそうなったの?
「伝説のお料理を作るために食材を揃えるぞな!」
「えーと、あと必要なものは…」
「相棒、どうしたぞな?」
「おお! 伝説のじゃがいもが、こんな所に!」
「でかしたぞな、相棒!」
伝説のじゃがいもって、普通にお店で売ってるものなの?
そんな事を思っているとうたお姉ちゃん達がしょんぼりした状態で歩いていた。とりあえず詳しい話を聞くために公園のベンチに移動した。
どうにも謎のメニューについて知ってる人がいたけど、今はどこにいるのが分からないらしい。うたお姉ちゃん達はその常連さんの写真を蓮おじいさんに見せると
「おお! 見た事があるぞ! わしが常連1号なら、彼は2号だった! 彼であれば、古いメニューを知ってるかもしれん!」
「わぁー! 相棒! どうしたぞな?」
突然きゅーちゃんが走り出すとそこには…
「よーしよし! 可愛いね!」
「そ、そなたは?」
まさか例の常連さんと出会した。私達は早速塗りつぶしたメニューについて聞くことに
「これは!」
「その黒く塗り潰されたメニューが何だか知ってるぞな?」
「ああ、これは…俺が都会に行くきっかけをくれたメニュー…ずっと夢だったお笑い芸人に挑戦する勇気をくれたメニューなんだ…」
「勇気を…それって、どんなメニューだったんですか?」
「これは食べ物じゃないんだ…」
「ガーン! ひらめきの蓮司、ひらめき違いだったか…」
「食べ物じゃないなら、飲み物ぞな?」
「飲み物でもない…」
「ガーン!」
「じゃあ、キラッキランランなスマイルとか!」
「それも違う…」
「ガーン!」
「そうだ! こんな事してる場合じゃない! グリッターのマスターにお礼を言わなきゃ!」
「結局、メニューは何なのぞな?」
追い掛けるお姉ちゃん達。お兄ちゃんと悠真お兄ちゃんは…
「何か魔法で足止めしたらダメか?」
「気持ちは分かるけど、止めておこう」
「悠真お兄ちゃん、物騒だよ」
私達も追い掛けることに…
追い掛けていくと常連さんがダークランダーに変えられていた。うたお姉ちゃん達は早速プリキュアに変身する
「プリキュア! ライトアップ!キラキラ、ドレスチェンジ! YEAH!キミと~! YEAH!一緒に~! YEAH!キミと歌う、ハートのキラキラ! 笑顔ニッコリ、キュアアイドル!」
「プリキュア! ライトアップ!キラキラ、ドレスチェンジ! YEAH!キミと~! YEAH!一緒に~! YEAH!キミと瞬く、ハートの勇気! お目目パッチン、キュアウインク!」
「プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ドレスチェンジ! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!キミと踊るハートのリズム! 心キュンキュン、キュアキュンキュン!」
「「プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ショータイム! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!」」
「ハートをプリっとロックオン! キミとズッキュン、キュアズキューン!」
「ハートをメロっとひとりじめ! キミと口づけ、キュアキッス!」
『ウィアー!キミとアイドルプリキュア!』
私達もバリアジャケットを纏うとキッスがハートガーデンを展開させる
「いくよ~!」
「ランダー!」
アイドルお姉ちゃんが早速攻撃を仕掛けようとすると、ダークランダーが頭を下げて挨拶していた
「えっ?こ…これはご丁寧に」
アイドルお姉ちゃんが頭を下げた瞬間、ダークランダーが強烈な頭突きを喰らわし、更にウインクお姉ちゃんたちもダークランダーの頭突きを喰らっていた
「みんな!」
「お前たちの相手は俺だ」
助けに行こうとするとえっと、シキウス…
「シキウスおじちゃん!」
「誰がおじちゃんだ!」
シキウスおじちゃんが杖を取り出すと空から石が降り注いできた
「魔力が続く限り、降り注ぐ!さぁ!どうする!」
「全部撃ち落とすか?」
「いや、それでも数が多いぞ!」
「私もアレだけの石を召喚するのは…」
シキウスおじちゃんの攻撃に手が出せない中、アイドルお姉ちゃんたちは…
「あの動きは『なんでやねん』の角度です!」
「『なんでやねん』?」
「なんでやねん! なんでやねん!」
ダークランダーが無差別に頭突きをしているけど、確実にアイドルお姉ちゃん達にダメージを与えてる
「いいぞ! 今日こそ勝つのはアタシだ!」
「なんでやねん!」
「アタシにツッコんでどうするんだい!」
何かコントしてる?
「仲間割れしてる?」
「チャンスです!」
今度は金だらいが降り注いできた。
「どうだい? 上からたらいが落ちてくる古のお笑い攻撃だよ!」
金だらいがチョッキリーヌに当たる
「だから、アタシに当ててんじゃないよ!」
やっぱりコントしてる?
「余所見をしているとは余裕だな!」
更に降り注ぐ石。更に金だらい…むぅ、こうなったら…
「全部吸い込んじゃえ!」
本を開き、巨大な掃除機を出し、石と金だらいを吸い込んでいくけど、直ぐに掃除機のタンクが満タンに…
「バカが!限界が早かったな!」
「そうかな?」
満タンになった掃除機を浮かび上がらせると…
「インフレア!ブロー!」
悠真お兄ちゃんが掃除機を殴るとシキウスおじちゃんとダークランダーに石と金だらいが降り注ぎ、更に
「チル!行くぞ!」
「はい!」
お兄ちゃんとチルの魔力弾が降り注ぐ
「今だ!みんな!」
『クライマックスは私達!プリキュア!キラッキランラン・フォーユー!』
キラッキランラン・フォーユーでダークランダーを浄化するのであった
「ちっ!帰るよ!」
「くっ!小娘め…」
無事ダークランダーを浄化し終わり、私達は改めて謎のメニューについて話を聞くことに
『ええーっ!?』
「『お』で始まって『グ』で終わるメニューって、面白い一発ギャグだったぞな!?」
「うん…」
まさか過ぎるオチだった
「一発ギャグ…」
「そう! マスター渾身の一発ギャグ!」
「うちに来たお客さんが笑顔になってくれるようにってね」
「それって、どんな?」
「俺が聞いたのは、こういうのだった」
「ふとんが、ふっとんだ! 枕もなくして、お先真っ暗!」
……夏なのに寒くなった
「今のを、うた先輩のお父さんがやったんですか?」
「うん…」
「それでスベって恥ずかしくなって、メニューを封印したのよ…」
「でも、嬉しいよ! 僕のギャグを見て、お笑い芸人になったお客さんがいたなんて!」
「はい! 全然面白くなかったけど、それでも、あんなに堂々とできるのがすごいなって、勇気をもらいました!」
「いやあ、照れちゃうな!」
「だから、もう一度お願いします! あの『おもしろい一発ギャグ』を!」
「そう? じゃあ…」
「ダメよ、あなた!」
「え?」
「だって、ほら。今は、うたが…」
「え?」
「そうか…今は僕じゃなくて、うたがお客さんを笑顔にしてるから…」
「娘さんですか?」
「ええ! うちの看板娘! 看板アイドルなの!」
「確かにうたお姉ちゃんの歌声聞くと凄く笑顔になる!」
するといつもの常連さんも来て、うたお姉ちゃんのステージが始まるのであった
「これにて、ズンドコ一件落着ぞな!」
感想待ってます!