悠真Side
翌日の昼休み、いつものベンチでお弁当を食べることになった。
「今日のお弁当、頑張ったんだ! 見て見て!」
そう言いながら、ななはお弁当箱を見せてきた
「ななちゃんのお弁当、カボチャがいっぱい! 美味しそう!」
「クッキーやスープもあるよ! みんなで食べない?」
「いいの!?」
『いただきまーす!』
俺と結徒も一緒になって食べるけど、うん、美味しい
「カボチャの煮物、甘くて美味しい!」
「天ぷらも美味しいです!」
「スープも滑らかで絶品メロ!」
「クッキー、食べるの止まらないプリ!」
「よかった! カボチャって美味しいよね!」
「うんうん! こんなにどうしたの?」
「実は、ジャック・オー・ランタンを作った時に出た材料で作ったんだ!」
ななの言葉を聞いた瞬間、うたの食べる手が止まった
「へ?」
「題して! 『食べて克服! ジャック・オー・ランタンの中身は、ただのカボチャだった!』作戦!」
ななの言葉を聞いて、うたは直ぐさま逃げ出した。ななは慌てて追いかけ、俺も付いていくことに…
「うたちゃーん! 出てきてー!」
なながうたを探していると茂みの中からうたが顔を覗かせていた。
「うたちゃん!うたちゃん…怖がらせて、ごめんね…」
「ううん…ビックリしちゃって…私、カッコ悪いね…」
「私も、うたちゃんの力になりたいのに、全然上手くできない…うたちゃんは、いつも私に勇気をくれるのに…」
「大丈夫だよ! もう、いっぱい勇気をもらってる! まだちょっと怖いけど、ななちゃんとなら頑張れそう!」
「うたちゃん…」
「やれやれ…」
うたも諦めずに頑張るつもりだな。
「ハロウィンの仮装、どうしようかな?」
「あ! その事なんだけど!あのね…」
「おお! それ、いい!」
「いいかな?」
「うん! 今すぐ、こころに相談だ!」
二人の仮装…マジでやるつもりなのか?
「悠真君達の衣装は本当に良いの?」
「俺達は良いよ」
「残念。悠真君の仮装見てみたかったな~」
「……来年は考えておく」
何でちょっと顔を赤らめながら言うんだよ。なな…あとうたも変に興奮するな
そしてハロウィン当日、結麻ははもりちゃんと一緒に街を巡っているため、うたの部屋にいなかった。
「お姉様、お着替えを」
「うん!」
「準備できてるよ!」
プリルンは白い衣装、メロロンは黒い衣装…この衣装は…
「プリルンは天使、メロロンは悪魔だよ!」
「お姉様、素敵…お姉様、最高! お姉様、プリティです!」
「メロロンも素敵だよ!」
「ズッキューン!」
本当にメロロンが一番ハロウィンを楽しんでいるような……
「因みにプリルン達はこの衣装でコンテストに出ませんけどね」
「どういう事だ?」
「それは秘密。うた先輩達は?」
「私達も」
「秘密だよね」
まぁ俺はなな達の仮装に関して、聞いてるから知ってるけど……まぁ秘密だよな…
俺達はコンテストまでの間、街を見学するつもりだが、うたは未だに怖がってる様子だけど…大丈夫か?
チョッキリーヌとアレスの姿があった
「今日は何なんだい?変な格好してる連中が多いけど」
「さぁな」
「たくっ…ん?あそこにいるのは…」
チョッキリーヌが目にしたのは、お菓子を配るある2人の姿
「ハッピーハロウィンですぞ!」
「はい、ザックリトリート!」
「ありがとう!」
「カッティーと、ザックリーじゃないか! 無事だったのかい!」
チョッキリーヌがカッティー達に声をかけようとすると、チョッキリーヌの前に子供達が集まった
「おばさんおばさん!」
「あ? おばさん?」
「ふっ、おばさんか…」
「なんだい!アレス!」
「せーの!」
『トリックオアトリート!』
「何だい、いきなり…」
「おばさん、知らないの? お菓子をくれないとイタズラするぞって意味なんだよ!」
『だよ!』
「ふーん…みんなまとめてイタズラしてやろうか!」
チョッキリーヌが脅かし、子供達が逃げる
「誰がおばさんだよ…あれ!? いない!?アイツら、すっかりキラキラになっちまいやがって…」
「探さないのか?」
「ふん、どうでも良いさ!」
「トリックオアトリート!」
「今度は何だい!?」
「フッフッフ…どうだ、オレの仮装! 名付けて、ジャック・オー・ランダム! これでコンテストはいただきだ!」
そう言って格好つけた瞬間、頭部が割れてしまう
「あ…ああ…オレのジャック・オー・ランダムが…これじゃ、コンテストに出られない…もう、おしまいだ!」
「ふーん、丁度良い闇を見つけた」
チョッキリーヌはそう言って仮装した男をダークランダーに変える
悠真Side
街の見学をしているとプリルンがダークランダーの気配を感じ、俺達は直ぐさまダークランダーの所に向かい、うた達はプリキュアに変身する
「プリキュア! ライトアップ!キラキラ、ドレスチェンジ! YEAH!キミと~! YEAH!一緒に~! YEAH!キミと歌う、ハートのキラキラ! 笑顔ニッコリ、キュアアイドル!」
「プリキュア! ライトアップ!キラキラ、ドレスチェンジ! YEAH!キミと~! YEAH!一緒に~! YEAH!キミと瞬く、ハートの勇気! お目目パッチン、キュアウインク!」
「プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ドレスチェンジ! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!キミと踊るハートのリズム! 心キュンキュン、キュアキュンキュン!」
「「プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ショータイム! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!」」
「ハートをプリっとロックオン! キミとズッキュン、キュアズキューン!」
「ハートをメロっとひとりじめ! キミと口づけ、キュアキッス!」
『ウィアー!キミとアイドルプリキュア!』
俺と結徒はバリアジャケットを纏い、キッスがハートガーデンを展開させる。アイドル達はダークランダーに挑む中、俺と結徒は…
「アレス!」
「来い!」
アレスが俺に向かって殴りかかる。俺も殴りかかり、互いの拳がぶつかり合う隙をついて、結徒がチルと合わせて魔力弾を放つ。アレスが魔力弾を拳で打ち消す中、俺はアレスの腹部に一撃を入れる
「ほう、コンビネーションで俺と戦うか」
「卑怯とか言うなよ?」
「言わぬさ。とは言えお前たちがコンビネーションが出来ていても…向こうはどうかな?」
アレスが向いた方を見るとアイドルがダークランダーから逃げていた。そういえば今回のダークランダーって…ジャック・オー・ランタン……そりゃ逃げ出すよな。
キッスはキッスショックでダークランダーを動きを止め、その隙にズキューンがズキューンバズーカーでダークランダーを吹き飛ばすが、アイドルは攻撃できず動けないでいた。
その間にダークランダーが起き上がり、アイドルに突撃を仕掛ける。ウインクはバリアでダークランダーの攻撃を防ぎ、気合でダークランダーを押し返した
「アイドル、動ける?」
「ごめん、ウインク…私、みんなの足を引っ張って…」
「全然そんな事ない。私も、ここに、一緒にいるよ。怖くても大丈夫!今度は、私が勇気をあげる番!アイドルは目をつぶってて。私が合図するから!」
「え?」
「大丈夫! アイドルならできるよ!」
「うん!」
「ふん、恐怖か」
「お前は恐怖を感じないとか言うつもりか?」
「怖がるの仕方ないけど、乗り越えたときは…」
「知っているさ。恐怖を…」
アレスの言葉を聞き、俺達は動きを止めた瞬間、アレスの鋭い蹴りが俺達を襲い、俺達は吹き飛ばされる。
「興が冷めた」
アレスは姿を消す。何なんだ?アイツは……
俺達は立ち上がるとアイドルが目を閉じながら、ウインクの声に合わせて、向かってくるダークランダーの攻撃を避け、アイドルグータッチを喰らわし…
「アイドルハートリボンスタイル!クライマックスは私!盛り上がっていくよ!プリキュア! アイドルスマイリングエコー!」
ダークランダーを浄化し、チョッキリーヌは撤退する。
ダークランダーを浄化し終えた後、俺と結徒はコンテスト会場でうた達の出番を待っていた。
「はなみちハロウィンの仮装コンテスト、続いての挑戦者の登場です!」
「うたちゃん、行こう!」
「うん!」
2人がステージに立つ。2人は頭にバナナのかぶり物を被り…
「「私達、一歩踏み出すバナバナバナナ!」」
そう言いながらポーズを決める
「何でそうなる…」
「まぁ2人が楽しんでるなら…」
それからコンテストが進み……
「皆さん、お待たせしました! 投票結果が出ました! 仮装コンテストの優勝者は!紫雨こころさん!…お手製のズキューンキッスの仮装をした、ぬいぐるみの2人です!」
「ええ!? そっち!?」
本当にアリなんだ…
「ななちゃん、私、初めてハロウィン楽しかった! ありがとう!」
「私も、うたちゃんと一緒に、好きなバナナの格好できて、ウィンウィンハロウィンだよ!」
「うん!」
「「2人で一緒に! バナバナバナナ!」」
何だかんだうたも苦手を克服したみたいだな……
「先輩、どうでしたか?私の衣装」
「うん、可愛かったよ」
「来年は先輩と出たいです!」
「あー、うん…恥ずかしいけど頑張るよ」
結徒とこころの2人はイチャイチャしてるし、俺はもう少ししたらまた街をブラつくか…ななと……
「ん?」
何でななと何だ?
感想待っています!