インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼 作:どこかの超電磁砲
『だったら……俺がお前を守ってやる!学園を出た後ぐらいシャルロットを守るさ!』
『いいの?ボクはワガママだよ?』
『関係ない。何であろうと俺は一度言った事は撤回しない!俺が君を……君を守るから!』
『うん……うん!』
シャルロット•デュノア。デュノア社社長と愛人との間に生まれた少女は母が他界した後、駒として使われて社長の本妻に虐待されるなど散々な扱いをされた彼女はIS適性が高かった。そしてシャルロットは父から男と偽り、一夏と翔真のISのデータを盗む事を理由にIS学園へ編入したが、お風呂に入っているのを翔真に目撃された。シャルロットは自ら素性などを明かしたが、翔真は守ると言ってくれた……母が死んでから人の温かさを感じたシャルロットは翔真に信頼を寄せる。
『もう……翔真のエッチ』
『いや!決しておっぱいが大きいなとか思ってないぞ!?』
『バレバレだよもう……ふふっ』
翔真とシャルロットは何時しか互いに惹かれ合う。しかしあの福音事件で翔真が行方不明になった事で彼女は荒れてしまい、千冬の計らいで休学となり部屋に籠もる生活を送っていた。
「翔真……ボクも……そっちに行くから……だから待ってて」
IS学園指定のジャージはボロボロで手入れされていた金髪の髪は乱れてボサボサで、彼女は睡眠薬を手に今自らも翔真の元へ行こうとしていた。
「耐えられないよ……翔真ァ……」
「―――――呼んだか?シャル」
「え……」
いつの間にか部屋の扉が壊されていた。鈴が見守る中で黒いコートに身を包み、声を掛ける黒髪の青年。忘れるはずもない……自分を守ると言ってくれた綾崎翔真なのだから。
「翔真……なの?」
「ごめん。こんな状態になるまで……本当にごめんな」
「生きてるの?……翔真……本当にっ!」
「ああ。帰りたくても帰れなかったんだ……もう1人にしないよ。絶対に」
「っ!うん……うん!」
翔真は悪魔の翼を広げて彼女を包み込み、シャルロットは翔真が本当に生きている事を実感して泣き続ける。
「鈴。千冬さんには……」
「分かってるわよ。時間はなんとかしてあげるから、今はシャルロットの側に居なさいよ?」
「ありがとう。さて、部屋を掃除しますかね……」
泣き止んだシャルロットを風呂に入らせて、翔真は散らかった部屋を掃除する。ホテルの一室のように綺麗になった部屋に身だしなみを整えたシャルロットと翔真はベットに腰を下ろす。翔真は自分が別世界に居た事などを彼女に話す。
「信じられないけど……本当なんだよね?」
「この悪魔の翼を見たら信じるだろ?」
「うん……でも、これからは一緒に居られるんだよね」
「それは分からない。一応世間では俺は死んでいるからな……その辺を千冬さんがどうするかだ……」
「――――随分遅いから様子を見に来れば、女の子をナンパかな?」
「ゼノヴィア!?おま!?何処から来てんだよ!」
なかなか戻らない翔真を心配して窓から現れたゼノヴィアは片手にエクスデュランダルを持ち、ハイライトの消えた瞳で翔真とシャルロットを見る。
「君がシャルロット•デュノアかな?初めましてだな。私は翔真の”婚約者”ゼノヴィア•クァルタだ。宜しく」
「何時婚約者になったよ!?『翔真?』は、はい…」
「彼女がゼノヴィアさんだよね?ボクの空耳かな……婚約者とか聞こえたけど」
「私はいづれ翔真と家庭を持つ。だから君は安心してくれ」
「聞き捨てならないね?いきなり現れて宣戦布告なんていい度胸だよ」
「なんでこうなるんだよ……」
婚約者を強調したゼノヴィアにシャルロットは今にもラファールを展開しようとしていた。翔真は二人を止めて取り敢えずその場は収まったが………
「さあ翔真!」
「ボクとゼノヴィアさん……どっちが大切なのかな!」
「勘弁してくれぇぇぇぇぇぇ!」
翔真は頭を抱える。