インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼   作:どこかの超電磁砲

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第10話「シナンジュ•スタイン」

 

 

楯無に案内されアリーナの地下へやって来た翔真、ゼノヴィア、シャルロット。翔真達を出迎えたのは複数のケーブルに繋がれた全身装甲型のIS。グレーを基調として、背部にスラスターが露わになり、袖や胸部分にはエンビレービングが施されている。赤いデュアルアイがこちらを見ている。

 

 

「綾崎君とは全力で戦いたいの。だから貴方にはこの機体のテストパイロットを務めてもらうわ。そして私と再戦して欲しい」

 

「………」

 

「ふむ。この機体……何処かデスティニーやストライクフリーダムにも似ているような気がするね」

 

「生徒会長、この機体は?」

 

「詳しくは話せないけど……まあ、仕事を頑張った褒美かしらね。でもね、この機体はなかなかクセが強くて私ですら扱えなかった。けれど翔真君ならこの機体を扱えると思うの。貴方の戦い方は把握したし」

 

 

ゼノヴィアとシャルロットが機体を見る中で翔真が口を開く。

 

 

「なら、上手く扱えればこの機体は頂けるのか?」

 

「貴方の頑張り次第ね。この機体はあの白騎士を模倣して造られたの。だけど、あまりにも高スペックに仕上がったせいで誰にも扱えない機体になってしまった」

 

「ストライクフリーダムは私用には使えないから丁度いい。機体の名前は?」

 

「シナンジュ•スタインよ」

 

 

シナンジュ•スタイン。楯無自身繋がりがあるとある会社から譲り受けた機体。白騎士に似せて造られた機体は技術者達が各国のISを参考にして高スペックに仕上げたが、結果として誰にも扱えない機体になってしまった。楯無が譲り受けたが、楯無自身も扱えなかった経験を持つ。

 

 

「フリーダムのデータを少し流用すればいけるか。会長、スタインの武装は?」

 

「複合兵装を搭載したシールドのみよ」

 

「そうか。なら俺専用に調整したいんだが…いいか?」

 

「ええ、いいわよ。なら、また今度再戦お願いするわね」

 

 

楯無からシナンジュ•スタインを預かった翔真は待機状態にすると整備ドッグへ運び、再びシナンジュ•スタインを展開する。

 

 

「丁度、専用機の話があったから助かった。ゼノヴィア、シャルロット手伝ってくれるか?」

 

「任せてくれ」

 

「うん、いいよ!ボクのラファールのデータも使って?」

 

「ありがとうよ」

 

 

翔真はストライクフリーダムとラファールリヴァイヴカスタムⅡのデータを用いてOSを調整して各部可動確認しながらビーム兵装作製に取り掛かる。ゼノヴィアとシャルロットは翔真の指示に従いながら機体をメンテナンスする。

 

 

「あの……」

 

「ん?君は……」

 

「私もここを使おうと思って」

 

整備ドッグにやって来たのは水色の髪に眼鏡を掛けた少女だった。

 

「もしかして……綾崎翔真?」

 

「君は?」

 

「”更識簪”……」

 

「(更識?……まさか)」

 

 

現れた少女は更識楯無の妹、更識簪だった。翔真は取り敢えず簪を迎え入れる。

 

 

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