インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼 作:どこかの超電磁砲
「つまり……専用機の開発が中止になり、自分で組み立てようとしていると?」
「うん」
「(厄介な事になっちまったな……しかも開発中止が白式と黒式のせいとは)」
翔真は簪と話をしていた。簪は毎日ここで専用機を組み立てていた。元々は開発元が倉持技研なのだが白式と黒式の開発で彼女の打鉄弐式は開発中止となったが、簪は自分で建造してプログラムなどを構築して1人でやっていたのだがここ最近は行き詰まり、苦戦しているとの事だ。
「更識さん。事情は何であれ済まなかった」
「別に……謝って欲しい訳じゃないから……でも…私はやらなきゃいけない。あの人のように」
「もしかして生徒会長の事?」
「……はい。お姉ちゃんは自分でISを組み立てて、全てが完璧だから。それに比べて私は何も出来ないし才能もないから……」
「……仕方ない。ま、原因は俺にもあるし……更識さん。一緒に機体を完成させないか?」
「え……」
「ISってのは1人では出来ない事が多い。だけど、2人や3人いれば機体は出来る」
「でも……」
「なら、いい物を見せよう」
翔真はスタインの隣にストライクフリーダムを出現させる。そして機体を起動させてフリーダムはVPS装甲を展開してカラーが染まる。
「凄い……格好いい」
「これが翔真のフリーダム……」
「翔真の強さを現した機体だ」
簪がフリーダムに見惚れ、シャルロットが初めてフリーダムを目の当たりにしゼノヴィアは自慢気にそう言った。
「ストライクフリーダムは本来なら見せないつもりだったが、更識さんの為にサービスだ。更識さん、機体の状態は?」
「完成にはまだ程遠い……50%ぐらい」
「50か……いや、それなら今日の夜には完成出来る。シャルロット悪いが、整備ドッグの使用延長を職員室に出しに行ってくれるか?」
「了解だよ」
「ゼノヴィアは更識さんのサポートだ。俺はスタインと更識さんの機体の調整をする」
「任せてくれたまえ」
「綾崎君……デュノアさん、クァルタさん……ありがとう!」
「どう致しましてだ。さあ更識さんは『簪…』え?」
「下の名前でいい。上の名前は嫌だから……」
「了解。ならやるぞ……簪」
「うん!」
そこから翔真はスタインの武装を完成させ、更に片手間で打鉄弐式のプログラムを構築。シャルロットはスタインをメインに整備、ゼノヴィアは打鉄弐式を簪と共に整備する。
「ふぅ……出来たか?」
ストライクフリーダムの隣にはビームライフルやビームサーベルを装備し調整が済まされたシナンジュスタインが鎮座。更に隣には全ての行程を済ませて完成した打鉄弐式が鎮座している。
「皆……ありがとう!」
「気にするな」
「これで2機共完成だね」
「さすがに疲れたが、いい経験が出来て良かった」
「んじゃ、機体完成記念に飯でも行くか!簪も一緒にどうだ?」
「い、いいの!?私達今日出会ったばかりなのに……」
「何言ってんだ。出会った時から俺達友達だろ?」
友達……簪にとっては気の許せる友達は布仏本音しかいない。他の女子生徒は姉が有名人だからと近付く者が多かった。しかし翔真やシャルロット、ゼノヴィアはこの短時間で自分を1人の人間として見てくれている事に簪は内心喜んでいた。だからこそ友達と言われた事が嬉しかった。
「うん!行く!」
「なら決まりだ!」
「ねぇ翔真、折角ならあっちの世界について聞きたいな。色々ゼノヴィアから聞いてたけど、翔真からも聞きたいよ」
「おういいぜ。摩訶不思議な世界を話してやら」
「皆、早くしないと食堂が閉まるぞ!」
「んじゃ、行きますか」
翔真、簪、シャルロット、ゼノヴィアは食堂へ向かう。そこで簪は翔真が何故生存していたのかを知り、更には悪魔などが実在するという事実に目を輝かせながら話を聞いた。
次回は翔真、一夏、一夏ヒロインズメイン