インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼   作:どこかの超電磁砲

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第12話「友の背中」

 

 

シナンジュスタインを完成させ、簪とも仲良くなり翔真はゼノヴィアとシャルロットと学園生活を満喫していた。授業も問題なく付いて行けており、不自由ない生活を送っていた。そんな中で翔真は一夏に呼ばれて屋上に居た。

 

「お前変わったよな……」

 

「俺は変わらんよ。綾崎翔真……それ以上でもそれ以下でもない」

 

「翔真……お前が別世界に居た時の映像を見て思ったんだ。どうやったら強くなれる?」

 

「強くねぇよ。大切な者を守る為に戦っていただけだ」

 

「大切な者……」

 

「ああ。俺はあの世界で馬鹿二人と出会った。でもそいつ等は己の信じる正義の為に戦っていた。俺もそいつ等の影響を受けた……けど」

 

「けど?」

 

「俺は一度過ちを犯した。命を奪った」

 

「っ!」

 

 

赤い龍の力と白い龍の力を持つ青年二人の姿が脳裏に過る。その二人は己の掲げる信念の為に戦っていた。あの世界でフリーダムという力で数々の強敵を倒し、いづれは二人に並ぶ為に戦っていた……しかし翔真は怒りや憎しみに囚われて一度命を奪った。

 

 

「不殺を貫けなかった。闇は晴れたけど……抜け出すのに時間は掛かったよ」

 

「……翔真」

 

「闇に堕ちかけたけど、助けてくれたのはゼノヴィアやオカルト研究部の皆だ。いくら力があっても、1人じゃ何も出来ない。それで、影でこそこそ聞いてる箒達は何時まで隠れてるつもりだ?」

 

「え!?」

 

「す、すまない……盗み聞きする訳ではなかったのだが」

 

「この状況では出るに出られませんわ……」

 

「アンタ…本当に翔真なの?」

 

「私達の気配を感じるとは……」

 

 

箒、セシリア、鈴、ラウラが出て来る。翔真は溜め息を付きながら横になる。すると箒が翔真に近付く。

 

「翔真………私はお前に謝る事がある」

 

「福音の件は気にするな」

 

「しかし!」

 

「もう終わった事だ。力を持って浮かれるのは分かる。でもお前は力の使い方を学んだろ?」

 

「……ああ」

 

「なら、もし俺が今度ピンチになったら助けてくれよ。それで過去は水に流そう」

 

「翔真……ああ、任せろ。今の私はあの頃より強いぞ?」

 

「頼もしい……んで、今日はピンクか?」

 

「ピンク……っ!」

 

 

ピンクと言われ一瞬考えた箒……しかし意味が分かると箒は顔を赤くしてスカートを抑える。

 

「アンタ真面目な話しておいて、なにちゃっかりスカート覗いてる訳!?最低っ!」

 

「うおおい!?武装展開は無しだろ!?」

 

「翔真さん……相変わらずですわね……」

 

「翔真の奴、真面目なのかスケベなのかよく分からん」

 

 

鈴に追いかけられる翔真は必死に逃げる。あの頃と同じようにスケベな事をやらかして鈴にお仕置きされるのがお約束だ。

 

 

「(なんだ……翔真の奴、あの頃と同じだな)」

 

「おおい一夏ァ!笑ってないで早くこの貧乳止めろよ!」

 

「!貧乳って言ったわね!?絶対殺すからっ!」

 

 

 

別世界から帰還した時、翔真は別人のようで近寄り難い雰囲気だった。しかし今目の前であの頃のように振る舞う翔真を見て一夏は安堵する。

 

 

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