インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼   作:どこかの超電磁砲

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今作のSEED=種割れは独自設定を含みます。ヒロイン一部変更して朱乃さんにしてます。


第22話「覚醒する種 後編」

 

 

『SEED…?』

 

『ああ。これは言わば人間や……悪魔や堕天使、天使達が次のステージへ進む為の力なんだ』

 

 

アザゼルが翔真に話した事があった。翔真は時折頭がクリアになり知覚や飛躍的に運動神経や反射神経が向上するなどの感覚を覚えていた。アザゼルが言う”SEED”とは覚醒の力だと言うのだ。

 

 

正式名称はSuperior Evolutionary Element Destined-Factorであり、それぞれの頭文字を取りSEEDと略される。更にこのSEEDは周囲にも影響を及ぼし、他者にも覚醒を促す作用があるのだと言う。現に姫島朱乃もその1人だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……っ!」

 

 

朱乃の中で”種”が開花する。そこから機体の軌道が読めなくなり翔真はビームサーベルを振り下ろすが、朱乃はそれを近接ブレード葵で受け止め、アサルトライフル焔備を放つ。

 

「朱乃さん、まさか!」

 

「………」

 

「(間違いない……なら!)」

 

翔真もまた久々に”種”を開花させる。

 

「簪!回り込んでミサイルを放て!」

 

「う、うん!」

 

 

簪は言われるがまま打鉄弐式に搭載されたマルチロックオンシステム山嵐を用いて一斉砲撃。しかし朱乃はそれ等を交わしながらアサルトライフル焔備を2丁構えて発砲する。ミサイルが撃破―――ハイライトの消えた瞳に簪を捉える朱乃は銃口を向ける。

 

「やらせるかよ!」

 

翔真はスラスターを吹かして、朱乃に体当たり。そしてシールドに装備されたビーム・アックスを連結して朱乃に迫る。対する朱乃は無言で近接ブレード葵でビーム・アックスを受け止める。

 

「甘いですわ」

 

「ちぃ!」

 

「翔真!」

 

 

そこから譲る事なく翔真と朱乃は斬撃を繰り返す。簪が距離を取ろうとするが朱乃は翔真を相手にしつつ、アサルトライフル焔備を拾い、放つ。

 

 

「キャアァァァァァァ!?」

 

「やってくれる!」

 

「これが戦場なら、綾崎君達はとっくに死んでいますわ」

 

 

普段の優しい朱乃から一転して冷酷に告げる朱乃はそのまま翔真を押してゆく。

 

「(このままじゃ……翔真が……翔真が!)」

 

 

練習試合などではない……もはやこれは戦いだ。簪は恐怖と緊張に押し潰されそうになる。そして朱乃は雷撃を繰り出す。まさに絶対絶命の瞬間だった―――

 

「(私は負けたくない……ここで負けたらお姉ちゃんにっ!届かないからっ!)」

 

 

簪に眠る”種”が開花する。簪は即座に背中に装備された荷電粒子砲春雷を放つ。春雷を放ち続けながら、朱乃に近付くと近接武器である超振動薙刀夢現でアサルトライフルを破壊する。

 

「(簪の動きが変わった!?)」

 

「あらあら……」

 

「翔真ァ!」

 

「了解だ」

 

 

翔真はビーム•アックスを振り回して、打鉄の装甲を破壊する。そして翔真と簪はフォーメーションを取り砲撃してゆく。気付けば朱乃の打鉄はシールドエネルギーが底を尽く。

 

「ふぅ……どうやら私の負けね」

 

「はぁ……はぁ……わ、私……何がどうなって……」

 

「(簪のあの動き……俺と朱乃さんの戦いに触れたから覚醒した?…まさか)」

 

試合が終わるも、朱乃の指導を受けた二人は特訓に励む。その中で簪は先程の一瞬にして感じた力に戸惑いを見せていた。

 

 

 

 

 

 

 

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