インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼 作:どこかの超電磁砲
亡国機業の襲撃から数日後。アリーナの復旧作業は完了し女子生徒達は襲撃の事も忘れて日常を謳歌している中で翔真はシャルロット、ゼノヴィア、簪、更には朱乃が付き添いでとある住宅街へ来ていた。
「……」
「翔真、さっきからやけに静かだね」
「体調でも悪いの?」
先程から黙り続ける翔真にゼノヴィアとシャルロットが心配する。
「いや……その……母さんや父さん、妹達には1年ぶりぐらいに会うから……」
「そっか。確か翔真が生存しているって知ったご両親が訪ねて来たんだよね」
シャルロットが言うには翔真が生きていたという事実を聞いた翔真の母親と父親が学園を訪ねたが、学園側は諸々の事情と説明し面会は叶わなかったのだ。しかし千冬から顔を見せて来いという事で、軽く変装してシャルロット達を護衛に実家にやって来た。
「ていうか、何で朱乃さんまで?」
「うふふ。色々事情を説明するには私が居た方がスムーズに進むと思いまして」
「確かに……助かりますけど。悪いなシャル、ゼノヴィア、簪……付き合わせて」
「ううん。ボクは大丈夫だよ!それにご両親に挨拶しなきゃ…将来の為に」
「シャルロット、抜け駆けはいけないね」
「何の事かな?」
「(なんで不穏な空気なんだ?)」
「翔真…気付いてないのかな?」
「あらあら」
翔真、シャルロット、ゼノヴィア、簪、朱乃はとある3階建ての一軒家に到着した。そうここが翔真の実家である。インターホンを鳴らし、玄関から黒髪のセミロングヘアーの女性が出て来る。
「はーい、どちら様ですか?」
「その……久しぶりだな……お袋」
「え……」
ビジネススーツに黒コートを着用し、更にはサングラスを掛けている翔真はゆっくりとサングラスを外した。女性は顔を見るなり涙を浮かべる。
「ごめん。色々事情が合って……た、ただいま」
「翔真……本当にっ!翔真ァァァ!」
「……すまね」
翔真の母親である綾崎紗奈は翔真を抱き締める。1年前に消息不明で、事実上死亡とまで言われ紗奈は憔悴していた。しかし今こうして目の前に我が子がいる。紗奈は涙を払いながら再び翔真の顔を見る。
「本当に生きてるのね!本当に……!」
「ごめんな。会いに行くのが遅くなって……学園側からようやく外出許可が出てさ」
「うん!うん!……翔真が生きているなら何でもいいよ!」
「えと……だから、今日は久しぶりに帰って来たんだ。勿論泊まるんだけどさ……他にも居るんだけど、いいかな?」
「え?……あらあら!」
紗奈はシャルロット達に視線を向ける。するとパアっと表情が明るくなり紗奈はシャルロット達の前に移動する。
「ごめんなさいね、恥ずかしい所見せちゃって」
「い、いえ!大丈夫です!…シャルロット•デュノアです。宜しくお願いします!」
「貴女が翔真の……ゼノヴィア•クァルタだ。宜しく」
「さ、更識簪です!」
「姫島朱乃です。宜しくお願いしますわお母様」
「泊まり……大丈夫かな?」
「問題ないわよ!なら、お父さんや愛理、麻衣にも連絡しなきゃね♪翔真がお嫁さん達を連れて来たって!」
「はい!?」
「お、お嫁さん……公認でいいのかな!」
「ふむ。これはいい方向に進むな」
「わ、わわ私がお嫁さん……」
「うふふ、照れてしまいすわ」
翔真は紗奈のお嫁さん発言に驚き、シャルロット達は赤面しつつも満更ではなかった。