インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼   作:どこかの超電磁砲

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第30話「綾崎家へ 中編」

 

 

紗奈の手招きにより家の中へ入る翔真達。しばらく紗奈との雑談をしていると妹である綾崎愛理、綾崎麻衣が中学校から帰宅する。黒髪セミロングの少女が愛理、ポニーテールの少女が麻衣である。

 

「兄さんっ!」

 

「お兄ちゃん!」

 

「久しぶりだな。わりぃな、帰って来るのが遅くなってよ」

 

 

久しぶりに見た兄翔真の姿……愛理と麻衣は駆け寄る。

 

 

「馬鹿ぁ!兄さんの馬鹿ぁ!」

 

「お兄ちゃん…!お兄ちゃん…!」

 

「心配掛けちまったな」

 

 

1年前のあの日以降、死んだと思われていた翔真が生きていた。ニュースで生存していたと知った愛理と麻衣は毎日翔真に会いたいと願っていた。そして今こうして再会出来た事は綾崎姉妹にとって願いが叶った瞬間だった。

 

「良かったね、翔真……」

 

 

シャルロット達はその光景をただ見守る。そして愛理と麻衣は泣き止み翔真と話した後、シャルロット達と挨拶を交わして話をしていた。

 

「あの……兄さんはそちらで何もしていませんか?ご迷惑とか掛けてませんか?」

 

「うーん。まあ、たまにスケベだけど翔真は優しいよ」

 

「愛理、私はいづれ君達の姉になるかもしれないよ?だから私の事はお姉ちゃんと呼んでくれ」

 

「ゼノヴィア?それはボクもなんだけどな〜?」

 

「ふぇ?お、お姉ちゃん……ま、まさか兄さんの婚約者が二人なんて!?」

 

「ちょっと待たんかい!人が居ない時に状況を進めるな!」

 

翔真がいがみ合うシャルロットとゼノヴィアの間に入りながら愛理を宥めていた。

 

 

「簪さんも特撮見るんですか!?」

 

「うん。麻衣ちゃんも見るの?」

 

「はい!私の部屋に行きませんか!コレクションもあるんですよ!」

 

「見に行きたい!」

 

麻衣と簪は趣味が合い話が弾んでいた。一方で朱乃は紗奈の料理を手伝っていた。

 

「ありがとうね朱乃ちゃん。お客様なのに手伝わせちゃって」

 

「大丈夫ですわお母様。お一人では大変でしょうから」

 

「助かるわ……ねぇ朱乃ちゃん」

 

「はい?」

 

「その……朱乃ちゃんも翔真の事が好きなの?シャルロットちゃんやゼノヴィアちゃんは見れば分かるんだけどさ」

 

 

紗奈の質問に朱乃は包丁を置いた。

 

 

「好き……とは違います。翔真君は時々無茶をするんです。いくら私や皆が止めても彼は戦う事を辞めなかった。私は翔真君がこれ以上無茶しないように見守るんです」

 

「……翔真に何があったか、聞かせてくれるんだよね?」

 

「はい。その為に今日私も来たんです……翔真君が言うにはお父様が帰って来てから皆さんに説明致しますわ。だからそれまではまだ待っていてください、お母様」

 

「そう……翔真は変わらないのね」

 

「え?」

 

「何となくだけど……ほら、翔真は一度決めたら曲げない子だから。もしかしてだけど迷惑掛けてる?」

 

「うふふ。スケベで少しズボラな所もあります……でも、翔真君は皆が傷付かない為に自分を犠牲にしようとしています。だから……」

 

朱乃が話す途中、リビングの扉が開く。

 

「翔真……」

 

「オヤジ……」

 

黒髪をオールバックにし、ビジネススーツを着用した男性…綾崎時雨。翔真の父親であり、翔真は1年ぶりに父である時雨と再会した。

 

 

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