インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼   作:どこかの超電磁砲

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第33話「思わぬ来客」

 

 

『ケツ龍皇……なんと不名誉な。そんな事で和解するとはわたし自身が情けない』

 

「まあ、色々あったしな」

 

 

翔真の話を聞きアルビオンは翔真側のアルビオンに対して失望していた。やれケツ龍皇だの色々言われ、ドライグは幼児退行しアルビオンは失語病となり散々だった。その経緯があり二天龍がこうした形で和解した事にアルビオンは呆れていた。

 

『相棒、また話を聞かせてくれ。聞いていて面白かった』

 

「いいぜ。ならアルビオン、引き換え条件として精神世界で俺を鍛えてくれよ」

 

『構わん。元々わたしはお前を強くするつもりだ』

 

「そいつはありがたい。俺はヴァーリとは違う路線で強くなりたい」

 

『お前はどのように強くなりたいのだ?』

 

「ヴァーリはひたすら自分の為に強さを求めた。だが俺は……皆やシャル達を守る為に強くなりたい。アルビオン、生温い手解きはいらない。だから本気で鍛えてくれ」

 

『良かろう。相棒……これから頼む』

 

「こちらこそだ、アルビオン」

 

 

やがて精神世界から離れた翔真は現実世界にて目を覚ました。時刻は朝の5時30分……喉が渇き、翔真は2階から降りてキッチンへ。冷蔵庫からお茶を取り出してそれを飲み干す。だがその時、閃きが駆け抜ける……翔真はゆっくりと後ろを向いた。

 

「へぇ……千冬さん、一夏や箒にしか興味ない貴女が俺みたいな凡人に何の用ですか?篠ノ之束博士」

 

「――へぇ、凡人にしてはやるね。束さんの気配を分かるなんてさ」

 

 

そこにはISの生みの親 篠ノ之束が居た。もちろんあの夢に登場した篠ノ之束ではない。翔真は警戒しながら彼女から距離を取る。

 

「殺しに来たって訳かい?」

 

「そう。君は邪魔だからさ……それに君の持つ青い翼の機体頂くよ。君が持っていい物じゃない」

 

「ストライクフリーダムは渡せないな。この機体は託された。例えISの生みの親であるアンタには渡せない」

 

「いい度胸してるね?でも、君だってその力を自分の為に使うだけでしょ?そうなる前に束さんが保護するだけだよ」

 

「場所を変えないか?戦うなら余所でやるぞ」

 

「いいよ。待っててあげる。だから早く支度しなよ」

 

「(こいつは……死ぬかもな)」

 

 

篠ノ之束から時間を貰い翔真は自室へ。私服に着替えて洗面所で顔を洗い歯磨きを終えて外へ出る為に玄関へ向かった。

 

(相棒、やる気か?)

 

「(アルビオンか……ああ)」

 

(あの篠ノ之束は殺る気だぞ。それでも戦うのか?)

 

「(やるさ。それに確かめたい事もあるしな)」

 

(確かめたい事だと?)

 

「(彼女の凍り付いた心を溶かしてみる。いくら天災だろうと女の子を傷付けるのは宜しくないしな)」

 

(ふっ。敵でありながらそう言うとは。それもお前の知る赤龍帝の影響か?)

 

「(まあな。それにあの天災にまだ人の心があるなら…賭けてみたいんだ……そして見てみたい……彼女の笑顔を)」

 

(そうか。相棒もしもの時は……)

 

「(分かってるさ)」

 

 

玄関の扉を開ける。篠ノ之束は紅い機体を纏っていた。それは箒の紅椿とは違う赤の全身装甲型の機体。背部にリフレクターを装備し、トサカのようなセンサーが取り付けられ、フェイスマスクはフリーダムやデスティニーに似たデザインになっていた。

 

『このインフィニットジャスティスで葬ってあげるよ』

 

「無限の正義か。負けない……フリーダム」

 

翔真はストライクフリーダムを纏う。青い翼を広げた翔真は上空へ。束も上空へ上がる。

 

『あのゼロが設計した機体……君には十分だ』

 

「行くぞ!」

 

『殺してあげるよ!』

 

日が昇る空に正義と自由がぶつかる。

 

 

 

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