インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼   作:どこかの超電磁砲

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第34話「ハルノヒ」

 

 

『君は邪魔なんだよっ!!ちーちゃん達以外に要らない!消えなよイレギュラー!』

 

「くっ!」

 

 

束は纏うインフィニットジャスティスの武装であるシュペールラケルタビームサーベルを二本抜いて、それを連結してアンビデクストラハルバードにして襲い掛かる。翔真もまたシュペールラケルタビームサーベルを二本抜いて二刀流で斬撃を食い止める。

 

「アンタには渡せないっ!」

 

『そうやって……皆……束さんの夢なんて……結局力としか見てない!お前だってそうだ!束さんがどんな想いでこの子達を生み出したと思ってるの!?』

 

「確かに……アンタの造ったISは凄いさ。一歩間違えれば全てを手に出来る最強の兵器だ。だけど俺は知ってる!アンタがどんな想いでISを造ったか!」

 

翔真は蹴り飛ばす。そして機動兵装ウイングからドラグーンを飛ばす。降り注ぐビームの雨を束は交わしてゆくが翔真は続ける。

 

「アンタは無限の翼で宇宙へ行きたかったんだろ…!だけど誰もアンタの夢を聞き入れなかった。辛かったんだよな……誰も篠ノ之束として見てくれない事に」

 

『っ!……知った風に言うなよ……束さんだってこんな事になるなんて思わなかったっ!!箒ちゃん、お母さん、お父さんをバラバラにして!今更どうしろって言うのさ!』

 

 

束はビームの雨をくぐり抜けて翔真に近付く。翔真はガリドゥス複相ビーム砲を放つ。

 

「まだやり直せるっ!だから諦めんな!そして逃げるな!人から……皆から!辛いのなら吐き出せ全て!」

 

『黙れぇぇぇぇぇ!!』

 

束は膝下から足先に装備されたグリフォンビームブレードを展開して蹴りを入れようとしたが、翔真はビームシールドを展開して防御する。

 

「人は一人じゃ何も出来ない!一人では全てを見失う!俺もそうだったさ!だけど、俺には仲間が出来た…好きな人達もいる!人は変われる!だから!」

 

『うるさい……うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!』

 

「何時からだってやり直せる!だから篠ノ之束!もう一度笑ってくれ……心の底から!アルビオン!」

 

(ああ!)

 

 

翔真は白龍皇の光翼を発現させた。そして彼女を抱き締めて全てを包み込む。彼女から流れ出す悲しみと憎しみの感情……彼女は孤独だった。ずっと一人で生きて、誰にも夢を受け入れて貰えずに彼女は泣いていた。そんな彼女の想いが翔真の中に流れ込んだ。

 

「篠ノ之束……すぐにとは言わない。だけど、人生は何時からだってやり直せる……もし、それでも不安なら俺が傍に居てやる。だから泣くな」

 

「……初めてだよ……束さんにそこまで言った人……」

 

「人は一人じゃ何も出来ない。でも、仲間が居れば何度だって立ち上がれる」

 

「君……不思議だよ……束さん、君を殺そうとしたんだよ?なのに……なのに!」

 

インフィニットジャスティスは解除され、束は翔真の言葉に涙を流す。

 

「全ての女の子には笑っていて欲しいんだよ。例え敵だろうと天災だろうとな」

 

「馬鹿だね君は……きっと後悔するよ?束さんの味方したら」

 

「それでもいいよ」

 

 

翔真は地上へ降りる。ストライクフリーダムを解除し、白龍皇の光翼を解くと翔真は束を抱える。

 

「俺は不可能を可能にすんだよ。だからさ……笑ってくれよ。本当の笑顔でさ」

 

「……そこまで言ったなら、束さんを笑顔にしてよ……それが出来なかったら今度こそ命を貰うからね?」

 

「怖い怖い。あと少ししたら朝ご飯だが……食いに来るか?母さんの朝ご飯は絶品だぜ?」

 

「ふーん……なら行ってあげる。なら、今日1日君を観察するよ。だから覚悟しなよ?」

 

「ああ」

 

 

翔真は束と共に自宅へ戻る。もちろんシャルロット達は翔真があの天災 篠ノ之束と共に帰って来たので慌てたのは言うまでもない。

 

 

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