インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼 作:どこかの超電磁砲
束からの願いを引き受けた翔真は一度学園へ戻る。ゼノヴィアから待機状態のストライクフリーダムを渡された翔真は一夏や一誠達には内緒でクロエ救出準備に取り掛かる。
「君はお人好しだね」
「例え天災だろうと、泣いている女の子は放っておけない」
「だが翔真、君は行くというのかい?生還は決して簡単じゃない。敵の本拠地に行くという事は死ぬかもしれない」
「大丈夫さ。今回は救出だ……必ず帰るさ」
「……ならば私も行こう」
「何だと?」
ゼノヴィアの同行に翔真は耳を疑う。そんな翔真にゼノヴィアは後ろから抱き締める。
「君の後ろは私が守る。それに約束したはずだ。私は君の剣になると……」
「覚えてくれていたのか……」
「当たり前だ。君が傷付いた時私は誓ったんだ。だから今回は私も行くよ」
「―――二人で内緒話かなァ?」
「シャルロット!?」
「話は聞いてたよ。もう……二人だけで行くなんてズルいよ。それに翔真を守るのはゼノヴィアだけじゃないんだから。ボクも行くよ……だから」
シャルロットもまた翔真に同行する事を決めており、今更言っても彼女が黙っているはずない。翔真はゼノヴィアとシャルロットを連れて学園から出る。
「いいのか?今回は敵の本拠地に乗り込む……今回の任務は大変だぞ?」
「ふっ。あちらの世界に比べたら大した事はないよ」
「サポートは任せて。箒達から亡国機業について情報は聞いてるから」
「了解だ。さて」
翔真、ゼノヴィア、シャルロットが校門前に立っていると空から人参のような形をした輸送機?が着地する。そしてその輸送機から篠ノ之束が出て来る。
「き、君達も協力してくれるの?」
「勘違いはしないでもらおう。私やシャルロットは翔真が心配だから同行するだけだ。君の味方になった訳じゃない」
「翔真に何かあればその時は……」
ゼノヴィアとシャルロットは朝の一件もあり束を信用していない。その為彼女に対して警戒心を見せている。そんな二人に束は少し後ろへ下がるが翔真が口を開く。
「早く行こう。じゃないと千冬さんや一夏達にバレる」
「そうだね。なら乗って」
翔真、ゼノヴィア、シャルロットは輸送機へ入る。そしてそのまま空へ上がり出発する。束は輸送機の中で某国にある亡国機業の本拠地が記載されたデータを見せる。
「このホテルが亡国機業の本拠地。そして何処かにクーちゃんは居る。束さんが独自に探したけど、セキュリティが頑丈過ぎて駄目だった」
「強行突破しかないか……ま、フリーダムとデスティニーがあれば行けるな」
「そうだね」
「一応念の為に言っておくけど、奴等に脅されて束さんが造ったIS ランスロットアルビオンと紅蓮聖天八極式は手強いよ」
ウインドにはランスロットアルビオンと紅蓮聖天八極式の戦闘記録が映し出される。ランスロットアルビオンの操縦者はもう一人……いや、この世界のゼノヴィア。ゼノヴィアは待機状態のデスティニーを握り締め、もう一人の自分との再戦に挑もうとしている。
「えっと……シャルロットちゃんでいいかな?」
「はい……」
「君はあちら側には素性がバレているから、今回は束さんのISを使って。全身装甲型だから顔は隠せる」
「分かりました」
「だけどその前に機体を君専用に調整するから、少し手伝って」
束はインフィニットジャスティスを展開する。そしてシャルロットと調整を始める。そして数時間が経過……某国へ到着し、翔真はストライクフリーダムを、ゼノヴィアはデスティニーを、シャルロットはインフィニットジャスティスを纏う。
「ゼノヴィア、シャルロット……今回はクロエ•クロニクルの救出が最優先だ。無駄な戦闘は避けて、出来るだけ早く帰るぞ」
「ああ」
「うん。インフィニットジャスティス……乗り込なしてみせる」
そして3人は輸送機から飛び立つ。自由、運命、正義の名を持つISが亡国機業の本拠地に降り立つ。