インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼   作:どこかの超電磁砲

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デデン!


第37話「任務遂行」

 

 

亡国機業が本拠地としているホテル……幹部達や実働部隊が待機する中で突如として爆発音と同時にホテルが揺れる。ファントムペインのゼノヴィアと塔城小猫は1階のロビーへ走る。そこには翔真側のゼノヴィアが纏うデスティニーとシャルロットが纏うインフィニットジャスティスが立っていた。

 

 

「あの機体……まさか奇襲を掛けるとはなァ!」

 

「私と紅蓮なら」

 

 

亡国のゼノヴィアと小猫はランスロットアルビオンと紅蓮聖天八極式を纏う。対する翔真側のゼノヴィアとシャルロットは紅蓮の操縦者が小猫である事に驚く。

 

「まさかもう一人の小猫ちゃんなんてね……時間はあまりないよ」

 

「分かっているさ。もう一人の私よ、最速でケリを着ける」

 

『ふっ……舐められたものだっ!』

 

『行きます』

 

 

ゼノヴィアとシャルロットが戦いの最中、翔真は壁を突き破り、更には天井を突き破り部屋を破壊しながらクロエを片っ端から探していた。

 

 

「(感じるぞ……だがこの気配はラウラに似ている?)」

 

 

ラウラに似た感覚……翔真は精神を研ぎ澄まして集中する。そして閃きが駆け抜ける。

 

「そこかっ!」

 

ストライクフリーダムを纏う翔真は高エネルギービームライフルで壁を破壊する。その部屋には手錠を掛けられた銀髪の少女、クロエ•クロニクルが居た。翔真はストライクフリーダムを解除する。

 

「貴方は……」

 

「綾崎翔真だ。篠ノ之束からの依頼でな。君を連れ戻しに来たんだ」

 

「束様の…」

 

「さあ行くぞ、早くしないと――『わざわざ自分からやって来るとはな』ゼロか」

 

 

クロエの手錠を外す。しかし部屋の扉が開き、ゼロとスコール&オータムが入り、続くように亡国機業に属する戦闘隊員達が銃を構えてゾロゾロと入って来る。

 

「さあ、お遊びはこれでおしまいよ。クロエ•クロニクルをこちらに渡しなさい、綾崎翔真」

 

「テメー……無事に帰れると思うなよ。アタシ等のアジトを無茶苦茶にした報いを受けな」

 

「おいおい、お前等だって散々学園に奇襲掛けといてそれはないだろ。一夏達が世話になったらしいな」

 

 

翔真はクロエを後ろに、スコールとオータムと対等している。静まり返る空間でゼロが口を開く。

 

『綾崎翔真。君の目的がクロエ•クロニクルの奪還なら生かして帰す事は出来ない。篠ノ之束には我々の為にまだ働いてもらわないと困るのでね』

 

「……ゼロ。いくら世界が違えど篠ノ之束を泣かせる事に躊躇いはないのか?」

 

『………』

 

「お前は愛していたんだろ……」

 

『黙れ。俺が知る篠ノ之束はもう居ない。利用出来るなら最大限に活かすだけだ』

 

「お前は綾崎翔真なのかもしれない。だがお前は俺じゃない。平気で女の子を泣かせるような外道に同じ名前を語ってもらいたくないね」

 

 

翔真は手に持った起爆装置を起動させる。すると爆発が起きてホテルが揺れる。更にゼロ達の立っている床が崩れ去ってゆく。

 

『な、なに!?』

 

「馬鹿なっ!」

 

「うわああァァァ!?」

 

「わりぃな。ここに来る前に爆弾を幾つか仕掛けさせて貰ったよ。足場崩しは得意でな。行くぞクロエ」

 

「は、はい!」

 

翔真は背中から”白龍皇の光翼”を広げる。そのまま落ちてゆくゼロ達を見届けるとそのまま去る。そしてシャルロットとゼノヴィアに通信を繋げる。

 

「シャルロット、ゼノヴィア。作戦は成功した!撤退だ」

 

〘了解だよ〙

 

〘さすがだ。仕事が早い〙

 

 

通信を切り、一足先に翔真は上空の輸送機の中へ入る。そして……

 

 

「クーちゃん!クーちゃァァァん!」

 

「束様っ!」

 

 

久しぶりの再会。翔真は白龍皇の光翼を解く。そして戦闘を切り上げたシャルロットとゼノヴィアが戻る。輸送機はそのまま亡国機業の本拠地から離れてゆく。

 

 

 

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