インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼   作:どこかの超電磁砲

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第41話「だから俺は」

 

 

『さすがだな小僧』

 

『我々の攻撃を簡単に交わすとは』

 

「たく……はぁ、はぁ、はぁ……二天龍がこれ程とは」

 

 

翔真の精神世界に建ち並んだビルは崩壊。ドライグとアルビオンはボロボロの翔真を上空から見下ろしていた。二天龍の力を体感した翔真はゆっくりと立ち上がる。

 

 

「まだだ……まだ終わんねぇよっ!」

 

『その意気だ相棒よ!』

 

『んじゃ、次はもっと強烈なの行くか』

 

「へっ!乳龍帝だろうがケツ龍皇だろうが!怖くねぇ!」

 

『おい!その名前を出すのは止めてくれ!我の事ではないが嫌なのだ!』

 

 

 

翔真はドライグとアルビオンに再び挑む。現実に戻って場所は変わり綾崎家。現在紗奈の計らいで篠ノ之束とクロエ•クロニクルが居候している。時雨、愛理、麻衣は最初困惑していたが自然と彼女達を受け入れていた。クロエは愛理と麻衣に懐かれており、彼女達の姉代わりをしている。

 

 

「ありがとうね束ちゃん。色々手伝ってくれて」

 

「別に。ただ……アイツに借りを返すだけだから」

 

「素直じゃないな〜?」

 

「べ、別に!素直とか関係ないからね!?」

 

束は紗奈と家事をしていた。家事スキルは全く駄目だった彼女であったが、紗奈の教えもあり家事はある程度出来るようになっていた。

 

「ねぇ」

 

「ん〜?どうしたの?」

 

「その……綾崎翔真って小さい頃からあんな感じだったの?」

 

「うーん……まあ色々問題は起こすし、自分の事なんてお構い無しに怪我するしで手の掛かる子だけどね……自分の信念は曲げない子よ」

 

紗奈は洗濯物を畳みながら話を続ける。

 

「翔真はね、昔……イジメを受けていた女の子を助けられなかったの」

 

「………」

 

「その頃の翔真は他人に興味なんてなくて、そのイジメの件も翔真が先生に言ったせいで、その女の子のイジメは更にエスカレートしたの」

 

「……その女の子は?」

 

「今はイジメがトラウマで外に出れてないの。翔真が前に会いに行ったらしいけど、会ってくれなかったみたいなの」

 

「そうなんだ」

 

「翔真はその一件以降、弱い人を助けてたかな。いつも学校に呼び出されるのも慣れたもんよ」

 

「ふーん……そっか。ちなみにだけど、その女の子の名前は?」

 

「白雪明日菜ちゃんよ」

 

 

束はそれから色々聞きながら洗濯物を畳み終えた。そして突然立ち上がりリビングを後にする。

 

「アイツには借りもあるからね……こんな事、本来なら束さんの仕事じゃないけど」

 

 

束は愛理、麻衣、クロエの部屋を訪ねる。部屋には本を読んでいるクロエが居た。

 

「クーちゃん!今からちょっと出掛けるよ!」

 

「どちらへ行かれるのですか?」

 

「そうだね……何時までも外に出ようとしないお姫様を説得しに行くんだけど、クーちゃんの力も必要だから」

 

「……なるほど。分かりました」

 

 

束は借りを返す為に独自に動き出す。

 

 

 

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