インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼   作:どこかの超電磁砲

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第44話「BEYOND THE TIME」

 

なのは(束)Side

 

 

数ある世界を渡り歩いた。どの世界線でも辿り着く未来は同じだった。違う可能性の世界も見てきた……しかし結果として彼は自らを責めてしまう結果になった。どの世界でもシーくんは死んでしまう道を選んでしまう。せめて私達の愛したシーくんだけでも生きておいて欲しいから……なのはさんはこの世界へ招いた。

 

 

でもシーくんは全てに絶望した。彼も並行世界を渡り歩いて見てしまったから。自分が愛する者達を守れなかった所を。シーくんはゼロとして過去を捨てて、今この世界を崩そうとしている。全ての世界を巻き込んで、リセットする計画を。ゼロを止めないとこの世界は崩壊する……だからなのはさんはこの世界に存在するシーくんに全てを託した。なのはさんは近々消えてしまうから……だから私なりにやる事はやって来た。あのシーくんなら大丈夫……私は見る事しか出来ないけど……頼んだよ、自由の使者 白龍皇。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

臨海学校を2日目を迎えた早朝。旅館から離れた無人島ではゼロの直属部隊のメンバーである塔城小猫とゼノヴィア、そしてスコール•ミューゼルが待機していた。

 

「いい2人共。あくまで目標は綾崎翔真よ。彼と専用機であるフリーダムは何としても捕らえるのよ」

 

「了解です。ですがスコール、他の生徒達はどうするのですか?」

 

「別にどうしようと構わないわ。それは貴女達に任せるわ」

 

「成る程。もう一人の私と戦えないのは残念だが……邪魔になる前に排除する」

 

「旅館への奇襲は私がやるわ。現在この臨海学校には専用機持ちは綾崎翔真しか居ないみたいだしね」

 

 

スコール、小猫、ゼノヴィアはそれぞれ機体を纏う。そして旅館に向けて発進する。一方でとある別の地域では白い翼を持つ全身装甲型のISが緑の粒子を散布する青い全身装甲型のISと交戦していた。

 

 

「こいつ!何処かで見た動きを!?」

 

「その台詞、そのまま返すぜ!」

 

 

 

一方的に白いISが押されている。青いISは右腕に装備された実体剣を展開すると斬り掛かる。

 

 

『翔真無事!?援護射撃するわよ!』

 

「すまねぇ千鶴!」

 

『シーくん…!』

 

「束か!?」

 

 

白いISと青いISが刃を交える。すると互いに動きが止まる…やがて2人は膝から崩れ落ちる。

 

「あ、頭がっ!」

 

「な、なんだ!ゼロ……何が言いたい!」

 

「翔真!」

 

「シーくん…!」

 

白いISから青いISに伝わる世界の情報。やがて起こりうる世界の滅亡を見た2人は機体を解除する。彼等と共にこの世界に来た篠ノ之束と水原千鶴は驚愕する。

 

「嘘……翔真が2人!?」

 

「シーくんが……2人居るの?」

 

「……まさかな。戦っていた相手が自分自身とはな」

 

「それはこちらの台詞だ。どうやら黒幕が居るらしいが……まずは君達の事も聞きたいな」

 

 

白いISを操っていた翔真が振り向く……そこには白式を纏う一夏と紅椿を纏う箒が居た。更には赤龍帝の鎧を纏う一誠とシスター服に身を包んだアーシアまでもが居た。

 

「箒ちゃん?」

 

「……束お姉様なのですか?」

 

「へ!?お、お姉様!?」

 

「教えて欲しい。拙者達は……気付けばここに居た」

 

「何がどうなってやがる?……クソ」

 

「イッセーさん、乱暴な言葉はダメですよ?」

 

「こりゃ……面倒な事になったな」

 

 

取り敢えず翔真達一行は戦闘区域から姿を消す事にした。

 

 

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