インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼 作:どこかの超電磁砲
試合は中断。ロランの専用機 オーランディ・ブルームは教員立ち会いの元、整備を兼ねて検査をしている状況だ。そして翔真達も臨海学校から戻って来た。互いに大変な状況である事に変わりなかった。しかし翔真の身に異変は起こっていた。
「翔真!?本当に翔真なのかよ!?」
「いやー、まさか身体が縮むとは思わなかったぜ」
一奈が驚くのも無理もない。翔真は白龍皇の光翼を禁手した副作用で身体が小学生まで縮んでいた。これにはシャルロット達も驚いていた。
〘心配しなくてもこれは一時的だ。明日には戻るだろ。それにしてもドライグよ……そちらも大変だったな〙
〘大した事ない。ま、何とかなったさ〙
白龍皇の光翼と赤龍帝の籠手を通してアルビオンとドライグも互いを労う。翔真は臨海学校での一連を語り、一奈もロランの一件を話した。
「ま、大変だったな……さて」
「あ、そうだ一奈。これ」
「これって、アザゼル先生の性別変換銃じゃないか?」
「お前が持っておけよ。さすがに女子の身体だと不便だろ?」
「日常生活は大丈夫なんだけど、戦闘だと体力が続かねぇからありがたい。んじゃ翔真、また後でな」
「どっか行くのか?」
「ああ。ちょっとお見舞いにな」
一奈は空き教室へ。そして祐美を連れて、2人はジャージに着替えて保健室へ向かう。保健室のベッドにはロランが横たわっていた。
「君達か。すまないね……どうやら迷惑を掛けたようだ」
「気にすんなよ。だがよ……俺達はお前に謝らなきゃならない事があるんだ」
「え?謝る?何を……」
一奈は性別変換銃を自分と祐美に当てる。すると身体は男へ戻る。兵藤一奈から兵藤一誠に。祐美は木場祐斗へ戻る。
「な!?お、男!?一体何がどうなって!」
「あんま喋るなよ?結構真面目な話だからよ」
一誠は自分と祐斗やリアス達が共に異世界から来た事や翔真の事を話す。最初はあまりにもぶっ飛んだ内容だったが、一誠と祐斗は悪魔の翼を見せた事で、ロランは一誠達が異世界から来た事を改めて実感した。
「世界は広いね……そうか、あの綾崎翔真が生きていたニュースにはそんな裏事情があったなんて」
「ごめんなさいロランさん。騙すつもりは無かったんだ。だけど君にはちゃんと話しておきたいと思ってね」
「祐美……いいや、祐斗でいいのかな?私の方こそ感情的になって迷惑を掛けたんだ。おあいこさ」
「ま、そういう事だからさ!だから俺達の事は秘密で頼むぜ!」
「分かったよ。だけどまた聞かせてくれないかな?君達の世界について。聞いていて興味が湧いたよ」
「俺はもちろんいいぜ?木場は?」
「僕も大丈夫だよ、一誠君」
「ありがとう2人共……それと」
ロランは顔を赤らめる……そして
「わ、私と……友達になってくれないか?男は最低な生き物だと認識していた。だけど一誠や祐斗、織斑一夏を見て自分の認識が間違っている事に気付いた。だから……」
「何言ってんだよロラン。俺達はもう友達だろ?」
「一誠……」
「そうですよ。綾崎君が言ってました……最初に出会ったのならもう友達だって」
「祐斗……一誠……ありがとう」
夕日に照らされたロランの笑顔は何処か吹っ切れてとても美しかった。一方で一誠達が打ち解けている頃、翔真はシャルロットと簪から衝撃のカミングアウトをされていた。
「シャル?簪?……マジなのか!?」
「……いいよね、簪」
「うん」
シャルロットと簪の背中から悪魔の翼が現れる。
〘これは一波乱起きそうだな〙
「いや、もう起きる寸前だぞ……」
他人事のアルビオンにツッコミを入れる翔真だが、シャルロットと簪は転生悪魔となっていた。