インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼   作:どこかの超電磁砲

58 / 78
第55話「イクゾー!(絶望)」

 

 

エクリプスの調整に時間が掛かり、深夜まで作業に追われていた翔真の働きぶりはまさに社畜サラリーマン顔負けである。翔真は待機状態のエクリプスを首に掛けると整備ドッグを出る。

 

「深夜まで作業とは、あまり感心出来ないな」

 

「あらら、織斑先生まだ起きてたんですか」

 

「生徒の誰かがこんな時間まで起きていると、私も寝れない」

 

「コーヒーでも奢りますよ」

 

 

翔真と千冬はそのまま深夜の食堂へ入る。自販機でコーヒーを買うと、それを千冬に手渡す。

 

「はい。いつもご苦労様です」

 

「すまないな。しかしあの束がお前に専用機とはな。何かしたのか?」

 

「別に。ただ……彼女を救いたかったから、対話しただけですよ」

 

「デュノアから経緯は聞いている。あの束を説得するとはお前は凄いのかもしれんな」

 

「凄くなんてないっすよ。ただ……束さんはずっと何処かで1人ぼっちだったんです。誰もが皆自分の事を見てくれない……唯一自分を見てくれる織斑先生や一夏、箒にしか興味ないのは仕方ないのかも」

 

「私は親友失格だな。アイツの闇を知ろうとしなかった。綾崎、感謝する。お前には随分借りが出来てしまった」

 

「気にしないでください。俺は……全世界の女の子達に笑顔で居てほしいんすよ。味方敵関係なくね」

 

「ロマンチストだな?だが……」

 

「分かってますよ。亡国機業……厄介な相手だ」

 

「綾崎。何もお前1人が背負う事はない。私達を頼れ……もう福音の時のような事は御免だ」

 

「肝に銘じておきますよ」

 

 

千冬と少し話した翔真は部屋に帰り、就寝――――そして各自がキャノンボール・ファストに向けて訓練をする中で一般生徒枠でリアス、祐美、アーシアの参加が決まる。やがてキャノンボール・ファスト当日。会場の席は埋まっている……翔真、一夏、一奈、シャルロット、ゼノヴィア、箒、セシリア、鈴、ラウラ、ヴィシュヌ……そして生徒会長である楯無も参加する事になり、会場は盛り上がる。簪とロランは今回不参加であり、翔真はエクリプスを纏い最終調整を施す。

 

「(よし、行ける……)」

 

(相棒……どうやらこの大会、波乱の幕開けだな)

 

「(何だよアルビオン、急に)」

 

(いや。赤龍帝を含めて……複数の敵意を感じる。それも相棒に注がれている)

 

「(ま、一夏や一誠…いや、一奈相手なら問題ないさ)」

 

(……だといいがな)

 

 

〘それでは各自位置に着いて下さい!〙

 

真耶のアナウンスが響く。リアス、祐美、アーシアは訓練機であるラファールを纏い準備は万端だ。ゼノヴィア、一夏や箒、一奈を除く専用機持ち達はこの大会に備えて、増設スラスターなどを装備していた。

 

 

〘それでは!スタートです!〙

 

 

一斉にスタート……だが、発進したと同時に一夏、箒、鈴、ラウラ、一奈、楯無が翔真に襲い掛かる。

 

「翔真、行くぞ!」

 

「翔真……私の力を実感するのだ!」

 

「アンタにはタッグ戦の借りがあるわ!今日こそは!」

 

「見せてみろ翔真!お前の強さを!」

 

「翔真狙われすぎだろ!?」

 

「この時を待ってたわよ〜?あ・や・さ・き・君?」

 

「おおい!?マジかよ!?行くしかねぇか!」

 

翔真は咄嗟にSEEDを発動する。青い眼差しの先に箒が迫る。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。