インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼 作:どこかの超電磁砲
「何故姉さんが翔真の実家に居るんですか!?」
「あり?もしかして箒ちゃんに話してなかったの?」
「忘れてた……箒、ちょっちいいか」
翔真は混乱する箒を連れて自室へ案内する。そして経緯を全て話した。箒は困惑していたが同時に少し安堵していた。
「そうか。翔真、お前にはまた助けられてしまったな。私は姉さんに専用機を頼んだ……なのに私は姉さんとちゃんと向き合おうとしなかった……感謝する」
「ま、これを機に向き合えよ。難しいなら俺がサポートしてやるからよ」
「……うむ。借りがまた出来てしまった」
そこから2人はリビングへ戻る。前に比べて社交的になった束はシャルロット達と鈴やラウラとも話すようになっていた。これには翔真、箒、一夏も驚いていた。皆で昼ご飯であるそうめんを食べ終えて勉強会が開催される。
「鈴、代表候補生ならこれくらい出来なきゃヤバいだろ」
「うっさいわね!アタシなりに頑張ったけど無理なのよ!?」
「開き直るな!『翔真助けてくれ!』お前は自分で解く努力をしろ一夏」
「さすがだねラウラ」
「軍人たるもの、勉強など当たり前だ」
「ゼノヴィアは……苦戦中かな?箒は大丈夫そうだね」
「やはりISは色々難しい……」
「仕方ない。私が見てやろう」
翔真は鈴と一夏を教え、シャルロットはラウラとゼノヴィア、箒を見ていた。朱乃や簪は既に全てを終えて愛理と麻衣と女子会していた。
「なあ鈴……ちょっと近くないか?」
「別にいいじゃない」
「(密着されると……色々困るんだが……)」
一夏は先程から鈴の距離が近い事に気付いた。いくら鈍感な一夏でも鈴の髪から香るジャンプーの香りと女の子特有の匂いに鼻腔が刺激され、少しばかりドキドキしていた。
「(ヤバい……鈴、なんでこんなにいい匂いなんだよ!)」
「どうかしたの?」
「いや!な、何でもないぞ!!」
「変な一夏ね……ん?なるほどね〜?」
「な、何だよ?」
「アンタ、アタシが密着してるからドキドキしてるんでしょ?」
「そ、そんな事ないぞ!?」
「顔真っ赤にしても説得力ゼロよ?」
鈴の言葉に一夏は何も言えなかったが、初めて鈴を異性として認識した事には間違いなかった。今まで女子生徒達や箒達がどんなにアプローチしても勘違いで全てが空振りに終わっていた。
「(やりましたよ紗奈さん!アタシが一歩リードよ!)」
「(な!鈴……どうやらお前を甘く見ていたようだ)」
「(先を越された……だが巻き返せばいい!)」
実は勉強会前に翔真の母親である紗奈から箒、鈴、ラウラはアドバイスを受けていた。鈴は密着して一夏をイチコロにするという作戦で少しだけ一夏に異性として見てもらえた事に喜ぶ。箒、ラウラは負けられないと次の一手を考える。
「うーん、なんか空気がどんよりしてないか?」
「気の所為だよ」
そう言う翔真にシャルロットは気の所為だと返す。