インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼   作:どこかの超電磁砲

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第62話「決別への道」

 

 

「……ゼロ、お前はどうする気だ……この世界を」

 

『壊す。そして、誰もが平等に暮らせる世界を創る。その為に……君をスカウトしに来たのさ』

 

「どのツラ下げてそんな事を…!」

 

 

翔真はゼロと対等していた。ゼロの目的は翔真を仲間に引き入れる事。もちろん翔真はそれを否定して、懐に隠した拳銃を取り出した。

 

 

「お前は一夏達を何度も襲い、束さんを泣かせ、世界を破滅へと導く存在だ。お前の仲間になるくらいなら死んだ方がマシさ」

 

『……俺に恥をかかせるか。だが現状、この世界は女尊男卑の思想が広がり、isによる戦争だって起こっている。ならば一度世界を滅ぼし、新たな世界を創り出す。そして誰もが平等に生きられる世界を構築する事だって出来る』

 

「違う。人は変われる……人は手を取り合って生きていける」

 

『そんな幻想など、何時まで見ている。俺は見て来た……数々の世界を。どの世界でも人は過ちを犯す。人は所詮歴史を繰り返すだけの劣等種だ。だからこそ……君や篠ノ之束の力が必要なのだよ』

 

「……束さんの大切な夢を、利用する事に躊躇いはないのか。例え世界は違ってもお前は愛していたはずだ」

 

 

翔真のその言葉に、ゼロは仮面を取る。

 

 

「俺の愛した束はこの世界の束じゃない。無論シャルも真耶もな」

 

「お前等のせいで、束さんがどれだけ辛い想いをしてると思ってる!束さんは今泣いてるんだぞ!?こんな事になるのが嫌で今泣いてるんだ!何故お前はそれが分からない!」

 

「………知らんな。この世界の篠ノ之束の事など興味ない。俺は創り出す。完全な世界を!だから『翔真君っ!』なに!?」

 

「朱乃さん!?」

 

「翔真君下がって……」

 

 

翔真とゼロの間に割って入ったのは姫島朱乃だ。朱乃は翔真を後ろに、ゼロに雷撃を放つ。ゼロはそれを交わして2人から距離を取る。

 

 

「貴方がゼロ………いくら翔真君と同じ顔をしていても、貴方は翔真君ではありません。翔真君に危害を加えるなら…」

 

「……邪魔者が入ったか。綾崎翔真……俺の誘いを断った事、後悔するぞ。近々学園に奇襲を掛ける……ゼノヴィアと小猫の仇を取らせてもらう」

 

「学園の自由を奪うなら……容赦はしない。ゼロ……お前だけは倒す」

 

「ふっ」

 

 

 

ゼロはそのまま離れてゆく。翔真と朱乃が警戒する中でゼロはブーストレイダーを纏うと上空へ上がる。

 

 

「ならば存分に殺らせてもらうか」

 

《ゼロ様》

 

「君か……君の力が必要になった。学園の事を知る君になら作戦を任せれそうだ。いいかな?」

 

《……はい》

 

「いい子だ。君が少しでも不審な動きを見せればご両親や妹の命はないと思った方がいい」

 

《………》

 

「作戦が成功すれば人質は解放してやる。それまでは付き合ってもらうぞ?"更識楯無"」

 

《っ!……はい》

 

 

ゼロは通信を切る。そして飛行形態へと変形すると会場から離れてゆく。

 

 

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