インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼 作:どこかの超電磁砲
「君にしか頼めない……いっくんやちーちゃん達を助けて。束さんは…見守る事しか出来ないから」
「束さん……」
束により改修が施されたストライクフリーダム弐式。束は最後の願いを翔真に託す。最終テストも兼ねて翔真はストライクフリーダム弐式を纏いアリーナへと向かった。
「(前に比べたら操縦性が桁違いだ。やっぱりisの生みの親は違う…ん?)」
機動兵装ウイングを広げて飛行する中、翔真の背後に近付く赤い影。赤い鎧を纏う者はエネルギー波を放つ。翔真はドラグーンを飛ばしてバリアを形成してガードする。
「はっ。白龍皇の力…どんなもんか見せてもらうぜぇ!」
「一誠!?いや……お前はもう2人の俺と一緒に来た奴か?」
「御名答。お前、白龍皇なんだってなァ?ならちょっとツラ貸せやァ!」
「くっ!」
目の前の一誠は2人の翔真達と一緒にやって来た並行世界の一誠…いやイッセーだった。イッセーは殴り飛ばすとそのまま拳による打撃を繰り返す。翔真は腕をクロスして防御する……そして翔真は背部から白龍皇の光翼を出現させる。
「たく、乱暴だな…!」
《あの赤龍帝の小僧。我らの知る小僧とは違い、戦闘経験が豊富と見た》
《そりゃ褒め言葉か?白いの》
《我の知るドライグではないな。ドライグ、今我の相棒である翔真は負傷中だ。生憎相手は出来ないが?》
《悪いな白いの。うちの相棒は何を言ったって聞きやしない。諦める事だ》
「そういう事だ……さあ、喧嘩だ喧嘩だ!」
イッセーは背部の翼を羽ばたかせて接近する。
「撃滅のォ!セカンドブリットォォ!!!」
「いい加減にっ!」
イッセーの拳を翔真もまた拳で受け止める。受け止めた衝撃により爆風が発生しアリーナの壁に亀裂が入り、地面が揺れる。
「いいねいいねぇ!そういうのだ!やっぱり並行世界には面白い奴が沢山居るってのはあながち間違いじゃねぇか!もっと俺を満足させろ!」
「この喧嘩馬鹿っ!」
翔真は距離を離すとそのままハイマットフルバーストを放つ。イッセーはそれを交わして地上へ降りる。そして魔力を解放すると再び翔真に近付く。
「抹殺のォォォォ……ラストブリットォォォォ!!!」
《相棒来るぞ!》
「やれやれっ!」
イッセーが襲い掛かる……しかし翔真の前に見慣れた人物が間に入る。
《Boost!》
「俺のダチに手を出すな……翔真は俺が倒す相手だ。いくらもう一人の自分であろうと渡さねぇ」
「チィ…邪魔すんな…テメーに用はねぇ」
"真紅の赫龍帝"へと姿を遂げた赤龍帝の鎧を纏う一誠がイッセーの拳を止める。
「女共に囲まれてデレデレしてる奴に用はねぇ」
「……なら試してみるかよ。翔真は手を出すな。アイツは俺が……」
「気を付けろよ一誠。アイツ、まじで狂ってやがる……」
「なら見せてみろ……テメーの力をなァァァァァァ!!」
イッセーは一誠に拳を振りかざす。