インフィニット•ストラトス D×D世界から帰還する自由の翼 作:どこかの超電磁砲
「いきなり帰って来てこれかよ!くっ!」
「翔真!右だ!」
「ちぃ…!」
『……少し本気を出しましょうか』
翔真とゼノヴィアは赤いISと交戦に入る。翔真は機動兵装ウイングから8基のドラグーンを射出する。そしてビームの雨を避けながらゼノヴィアがアロンダイトを振り下ろす。
「ゼノヴィア!前に出過ぎだ!」
「すまない!」
翔真はターゲットを定めてハイマットフルバーストを繰り出す。赤いISは被弾しつつも再び迫る。
福音事件は翔真を犠牲にして作戦は成功した。しかし翔真という友を失い、一夏達は悲しんだ。特に翔真と関わりがあったシャルロットは臨海学校を機に引きこもりになってしまい精神を病んでいた。一夏や箒は自分を責めてしまいあの頃の元気はなくセシリアや鈴、ラウラは心配していた。千冬や副担任の山田真耶もあの事件を機に覇気が無くなっていた。やがて一夏達は2年生に進級し、専用機持ち達が同じクラスになる。
「皆さん…今日からISにおける本格的な実習が始まります。頑張りましょう……」
担任となった真耶の表情は暗い。世間では翔真は死んだ事になっており、当時は色々大変な時期であった。クラスメイト達が静まる中で鈴は窓の景色を見る。
「(アイツがいなくなってそんなに経つのね……翔真、あれから一夏や箒は自分を責めてる。シャルロットもアンタが居なくなってから引きこもりになるし……ねぇ、アンタは)」
鈴が翔真に対して語る。だがその時、学園内に緊急事態を知らせるサイレンが響く。同時に一夏、箒、セシリア、鈴、ラウラの待機状態の専用機がディスプレイを開く。
〘黒式反応確認〙
「「「「「……!?」」」」」
「皆さんどうしたんですか?」
「黒式の反応がある!翔真が!翔真が…!」
「だ、だが!翔真はあの時!」
「ならこの表示はなんだよ!……くっ!」
一夏が驚くも箒が翔真は居ないと言うが、一夏は教室から出る。そして箒達もそれに続く。
「一体何が……」
「山田先生っ!」
「織斑先生!?一体この騒ぎは!」
「学園の海域で未確認ISが交戦している!更に……綾崎の専用機である黒式の反応が出ている!」
「まさか…!」
一方でIS学園の海域では翔真とゼノヴィアがフォーメーションで赤いISを追い詰める。
「学園に被害を出す訳には!」
腹部に搭載されたカリドゥス複相ビーム砲を放つ。赤いISはそれを回避するがゼノヴィアが光の翼を展開して残像を残して迫る。
「これでぇ!」
『くっ!』
掌の平に内蔵されたパルマフィオキーナを直撃させる。赤いISはそれを食らい、海へ落ちる。
「なんとか退けたかな……」
「(あの戦い方……似ていた。微かにだが……塔城に)」
翔真は赤いISの操縦者の戦い方に疑問を抱く。戦い方から仕草まで翔真の知る人物に似ていた。赤いISについて考えているとゼノヴィアが声を掛ける。
「翔真、この近くに熱源が5つ接近している!」
「……大丈夫だ。懐かしい奴等だ」
ウインドが表示され、5機のISの名前が公開されるが翔真は知っている。そして白式を纏う一夏と紅椿を纏う箒が現れる。
「……」
「……」
一夏と箒が警戒する。懐かしい2人に笑みを溢す翔真は背部の機動兵装ウイングのみを残し、全身装甲を解除する。
「久しぶりだな。一夏に箒……元気にしてたか?」
「翔真……翔真なのか!?本当に!」
「生きていた……本当に……」
「言っておくがちゃんと生きてるぞ?まあ死に損ないだが―『翔真っ!』おっと、すまないな」
ゼノヴィアの一喝に翔真は彼女に謝る。やがてセシリア、鈴、ラウラも駆け付ける。
「翔真さん……本当に翔真さんなのですか!?」
「アンタ……生きて……」
「綾崎翔真……」
「地獄から帰って来たぜ……さて、学園へ案内してくれるか?仲間もいるし」
「君達が翔真の友か。自己紹介は後かな?」
翔真はゼノヴィアと共に一夏達と学園へ帰投する。