カレコレの二次創作あまり無いなと感じ、衝動書きしちゃった小説です。
西暦2000年、地球は異世界転移した。
地球にいる何者かが、では無く、
それから数十年、人類は生態系の頂点ではなくなったにしろ、それでも繁栄を続けている、古代から有る人類の強み────
今も問題は多々あるが人類は大人しく、緩やかに進んで行く、まるで異宙が側に在るのが
しかし、
鳥の翼から飛行機を生み出し、イカの神経から神経伝達の構造を模倣してみたり、人類は今まで全てを利用して頂点に立ってきた。だから、だから
今は変異の時なのだ、人類が新たな領域にたどり着くための変異なのだ。────今回も乗り切る、乗り切ってみせる。
人類のために、今日も捕食者は働く。
捕食者らしく全てを喰らって、糧にして。
異宙も、人も、何もかもを利用して、そう────全ては人類のために。
人里離れた森林にある、とある施設。
病院と呼ぶにはいささか巨大すぎる施設で、異常と言えるほど白く、清潔に管理されている。そしてその中は、更に異常であった。
その中は当然のように清潔に管理されているが、ところどころ血飛沫が付着している、壁や天井、地面やパネルにさえも。
巨大な三つ目の狼の頭が血溜まりを作り沈んでいた。
妖精の様な異宙人の首から上が無かった。
巨大な骸骨の身体が、ことごとく粉砕されていた。
無数の小鬼の身体が引き裂かれていた。
まさに異様で、異常であった。
「おーい、早速この子の適合率、調べるぞ」
「あ、はーい」
さっき正規品の
正規品の性能調査のために虐殺された死体だが、これも貴重なサンプルだ、なにせコイツらの外皮は現代武器では貫けないのだから……そう思いつつ、人工子宮の中から、泣き声を上げる乳児を取り出す。
「じゃあ読み上げますよ……対象乳児の体重2890g、性別は雄、出産期間295日……」
「うん、うん」
人工子宮により算出されたデータを伝え、先輩はそれをコンピュータにカタカタと打ち込む。そうして打ち込み終わったのか、先輩は乳児を台に拘束し、専用の機械のスイッチを押した。
ごおん、と低い起動音があたりに響き、乳児を乗せた台はどんどん機械に吸い込まれていく、乳児は恐怖を感じているのか泣き声を更に張り上げながら、その小さな手脚を動かしている。
そんな様子をよそに、ただただこの光景をじっと見つめる僕と先輩、先輩は何を考えているのかよく分からないが、僕に関しては"なんだかCTスキャンみたいだなー"と、呑気な事を考えていた。
「今度の混血児はどうなるかな……」
口を開いたのは、先輩。
「どう、とは?」
「そのままさ、
「僕的にはどっちでも良いんですけどねー」
「?正規品のが良いに決まってんだろ、なんでどっちでも良いんだ────」
「いや、だってそうでしょ。失敗作だとしても僕等が
「………お前って時々こえーよな、そんな熱量俺にはねーぜ……」
しまった、つい喋り過ぎた。
僕の語りに先輩がドン引きしている、少し良くない空気になってしまった。
ここは楽しい話をして空気を変えなければ。
「そういえば今日異宙人の死体を解剖した時ですね──」
「いや、もういいわグロい話は、そろそろ結果でそうだし」
そう言われ機械の方に目をやると、ピッーっと耳を穿つ様な鋭い機械音がして、同時に上部のランプも緑色に染まっている。
これは検査が滞りなく成功した合図だ。
「………さあて、適合率はいくら…!?なに!!まさか……こんな数値が!!」
「──ッッ!?ははは、マジすかこれ……」
その数値はまさに規格外であった。
一般的に混血児の新生児死亡率は高い、胎児に異なる二種のDNAを入れる実験、デュアルコアプランにより混血児の造り方は確立したが、やはり異なる二種というのは胎児に凄まじい負担をかける。
その負担に、未熟な胎児は耐えられない。
運良く生存したとしても、その殆どが適合率30%未満、正規品には程遠い。
人類を救う、素晴らしい
「適合率………85%だと……!?」
「先輩!僕はその、そう報告書!!上に提出する報告書を書いて来ます!!」
「これは…間違いなく正規品!────十一番目の正規品、
歓喜と驚きがまじり合う実験室。
その実験室の中心で、兵器の赤子は泣き叫ぶ。
おぎゃあおぎゃあと、静かな実験室で鳴り響いていた。
◼︎研究者
トッププレデター所属の研究者、後輩はマッドサイエンティスト気味
◼︎混血児の赤子
正規品に見劣りしない適合率を持った赤子、DNAは???×???