RESIDENT EVIL Tyrant reincarnation 作:ss好き
(何故RE3版のカルロスとタイレルがオリジナル版基準だと思う世界に居るんだ?いや、レベッカがラクーンに居る時点でそういう考えに意味が無いのは分かるんだが・・・)
俺は戸惑いと疑問を感じながらも、二人に自分達の名前と所属、目的を伝えた。
「俺はジョン、所属は特に無い。そして此方が」
「レベッカ・チェンバース。ラクーン市警特殊部隊S.T.A.R.S.の隊員よ。貴方達はアンブレラの人間なの?」
「ああ、と言っても下っ端の下っ端だがな。今回派遣されたのはラクーン市民救助の為に降下したんだが・・・。降下した直後にゾンビの大群に襲われ、部隊は半壊して散り散りになっちまってな。今はどれだけ生き残っているか・・・」
カルロスはやるせない気持ちを吐き出すようにU.B.C.S.の現状を話してくれた。彼らは知る由もないが、部隊の降下はゾンビやイレギュラーミュータント、自社のB.O.Wの性能テストの為のモルモットとして派遣されたのだが、知らぬが吉だろう。レベッカは二人の事を胡散臭そうな顔を向けていた。
「市民救助?虫が良すぎるわ。そもそも街がこうなったのはアンブレラが原因なのよ!」
「落ち着けレベッカ。彼らはアンブレラの人間だがあくまで傭兵だ。其処まで重要な事は何も知らされてないだろ」
俺の言葉に彼女はこちらに顔を向けてきた。その顔は不満というより、分かっているが納得できないという感情が浮かんでいた。レベッカもこの二人がアンブレラ所属でも、あくまで一兵士に過ぎないのは何となく感じ取れたのだろう。それでも怒りが湧いてきて、思わず怒鳴ってしまったのだろう。
「君がアンブレラを信用してないのは分かった。だが俺達は彼が言うように傭兵だ。金で雇われた身分に過ぎない。今回の任務も本当に市民を救う為で、やましい事は何も無い」
「カルロスの言う通りだ。俺達の任務はまだ生き残っている市民を救出して、安全な場所に避難させる事だ。仮に上の連中が何か企んでたとしても、俺達には知らされないだろ。飼い犬に投げたフリスビーを取ってくる理由を教えないだろ?」
カルロスとタイレルはレベッカにそう話し、改めて自分達が下っ端であり傭兵である事を伝えた上で、任務が市民救助である事を彼女に説明した。レベッカは複雑そうな顔をしていたが、一つ深呼吸をしてから改めて彼らに向き直った。
「ごめんなさい、気が立ってたみたいで八つ当たりしちゃったわ。街の為に来てくれたのに・・・」
「良いんだ、気にするな」
「こんな状況じゃ仕方ないさ」
二人はそう言って笑みを浮かべて気にしてない事をレベッカに伝えた。
(やっぱりカルロスもだが、RE3のタイレルも良い奴だな。怒鳴ったり突き放してもおかしくない言葉を投げかけたにかかわらず、笑って許すんだから)
俺は改めてこの二人が信用できる事を確信した。タイレルはRE3では死ぬ最期の時までジルやカルロスの事をサポートしてくれた。心強い味方が増えた。
「ところで君達は何故病院に?怪我をしているようには見えないが、警察署で薬が足りなくなったのか?」
タイレルが俺達が病院に来た理由を聞いてきた為、俺達は理由を話し始めた。仲間の一人が感染してこのままでは死んでしまう為、ワクチンを入手すべくNEST2の出入り口がある病院に来た事を。
「なるほどな。俺達の目的もNEST2のワクチンなんだ。市民を救う一環で此処にワクチンがあると司令部に言われてな、俺とタイレルはそのために来たんだが、さっきの化物に襲われてな」
「入口はもう見つけてある。後はコイツがあれば向かう事が出来る」
そう言ってタイレルが見せてくれた物は、アンブレラのロゴとNEST2という文字が彫られた鍵だった。
「スタッフ専用のエレベーターがあって、其処に差し込めば地下にあるNEST2に向かう事が出来る。君達の目的地も其処なら協力しないか?」
「此方としても味方が増えるのは嬉しいし、目的も一致している。俺は構わないがレベッカは?」
「私もそれで大丈夫。貴方達は信用できそうだし、今は一秒でも早くワクチンを入手して戻らないと」
決まりだった。俺達は改めて二人に対して協力に同意する事を伝え、握手の為に手を差し出した。
「改めてよろしく頼む」
「こっちこそ、よろしく」
(ジョン、カルロス、タイレルと私を入れて四人。一チーム分の人数になったから、探索も警戒も一人あたりの負担が減るから、その分より細かく観察できる。純粋に火力も上がるから、タイラントクラスのB.O.Wじゃなければ大丈夫な筈)
私はそう考えながら病院の廊下をクリアリングしながら歩いていた。最初はアンブレラの人間と言われた時は、嫌悪感が先に出てしまい敵意を剥き出しに接してしまった。しかし、話してみると二人共良い人達だと理解出来た。寧ろ私達側の人間だとも思った。仲間達は勿論の事、市民の犠牲にも心を痛めてくれた。街を救う為ならなんだってやるという強い思いと意志を感じた。
道中にもあのハンター達が再び現れたが、ジョンがグレネードランチャーの[火炎弾]を使用して先頭のハンターを仕留め、後続も残った炎のダメージで怯んでいる隙に、残った私達三人のサブマシンガンとアサルトライフル[M4A1]で仕留めていく。そうして特に足止めされる事はなく、エレベーターに到着した。乗り込むと操作盤の下に鍵穴があり、タイレルが例の鍵を差し込むとエレベーターはボタンを押していないにも関わらず、勝手に降下し始めた。
『アンブレラ地下研究所、NEST2へようこそ。此処はt-ウイルス応用研究棟であり、技術の実用化とB.O.W製造を主業務としています。又、Tウイルスワクチン・対B.O.W用の特殊兵器の開発も行っています』
アンブレラの狂気の業務内容が合成の女性の声で紹介された。落ち着いた穏やかな声で宣伝PRの様にNEST2での業務内容と実績の紹介をされていく。
「我が雇い主ながら、恐ろしい会社だな・・・」
「ああ全くだ」
カルロスとタイレルは少し顔を引きつらせ、ジョンはマグナムを見つめていた。そういえば彼のマグナムはアンブレラが開発したものだった。グリップにはアンブレラのロゴマークが付けられていた。あれも此処で作られたのだろうか?。そう考えているとエレベーターが停止した、どうやら到着した様だ。
『ようこそNEST2へ、ご訪問を歓迎いたします』
「行くぞ、油断せず素早く正確に」
ジョンがそう全員に声を掛けて、私達はNEST2へと足を踏み入れた。
俺はクリアリングを行いながらNEST2の入口を見回していた。
(RE3のトレーラーが止まっていた場所と同じだな。道路が奥の方まで続いているのを見るに、病院は関係者か来客・ゲスト用で搬入や正規の入口は別にあるって事か。まあ、当然だよな)
あんなエレベーター一つで巨大施設の全てを賄うなど、物理的に無理な話だ。そんな事を考えつつ先へ進んでいくと道中にはゾンビやハンターβが出てきたが、四人の火力の前には其処まで脅威はなかった。俺を含めて全員が専門家のようなもので、対処方法も弱点も分かっている以上、苦戦はなかった。途中巨大な倉庫の様な場所に出た。RE3でニコライが罠を張った場所だった。しかし、制御室のような場所にはニコライは居なかった為、とりあえずは罠やトラップの心配なさそうだった。リフトもヒューズが破損する事もなく、制御室の奥の研究棟に入ることが出来た。研究棟はゲームで見たまんまであり、白い壁と天井、何かの箱や台車のような物でバリケードが作られていた。
「警報は鳴っているが施設自体は生きているな。これなら保管されてなくてもワクチンを作る事も出来そうだな」
「ええ、でも保管されていれば作る手間も省けて直ぐに戻れるけど、無かったら作らなきゃならないし。その時は素材があればいいけど・・・」
(最悪ワクチンが一本でも保管されていれば、回収してマービンを助けられる。二人には悪いが、今はマービンの命が最優先だ)
それから倉庫でマップを見つけ、ワクチン精製機の位置を確認し、道中のゾンビを蹴散らしながら何とか辿り着く事が出来た。精製機も異常はなく、素材を入れ次第簡単な操作で精製する事が出来る状態だった。
「良かった、機械は壊れてる様子は無さそう。でも素材が入ってない。操作もマニュアルモードになってる」
「大丈夫だ、見ろ。この資料によるとこの近くの第一研究室で培地、もう一つ必要な薬品はこの少し先にある培養研究室にある。」
とりあえずはゲーム道理である事に安堵した。ゲームには無い部屋に置かれていたら、迷った挙げ句に時間切れになってしまう可能性もあった。
「レベッカ、君は此処で待機して精製機の防衛と準備を。タイレルは同じく防衛と何とかマニュアルからオートに切り替えて、直ぐに精製を始められるようにしてくれ。カルロス、第一研究室の方を頼む、俺は培養研究室の方へ向かう」
「任せて!」
「了解した、直ぐに取り掛かる」
「任せろ、お使いは得意だ」
「よし!行動開始だ!」
「「「了解!」」」
俺達はワクチンを作るべく行動を開始した。
カルロスとタイレルの装備は以下の通り、
・M4A1(スコープ・タクティカルグリップ・デュアルマガジン)
・G19(ダットサイト・ロングマガジン)
・破片手榴弾×5
・閃光手榴弾×5
・アサルトライフルの弾×470
・ハンドガンの弾×330
・救急スプレー
・三色混合ハーブ×2
になっています。ジョンも含めて武器の装弾数はリメイク版、弾薬の所持数はオリジナル仕様になっています。アイテム欄は4・7・ヴィレッジをイメージして下さい。
レベッカは、
・サムライエッジ
・MP5
・ライトニングホーク(50口径)
・サブマシンガンの弾×640
・マグナムの弾
・ハンドガンの弾×150
・救急スプレー×3
・三色混合ハーブ×5
になってます。
ジョンは、
・8インチアンブレラリボルバー(44口径)
・M870(ロングバレル・ストック)
・Hk-p グレネードランチャー(炸裂弾・火炎弾・硫酸弾・冷凍弾・マインスロアー弾)
です。弾薬は無限弾薬から補充され、必要に応じて仲間にも渡しています。
次回は出来れば戦闘回にしたいと思っています。キャラが増えると話し方の表現が難しくなりますね。不定期ですがよろしくお願いします。