【助けて】ゴブリンの巣穴から脱出する方法
1:青髪ロリ
助けてくださいみんなゴブリンに殺されてわたしと妹は捕まって洞窟に連れてこられて乱暴されてピンク髪の妹は死んじゃって今わたししかいなくて
2:神の玩具
落ち着け
3:神の玩具
せやせや
ほら、〈ひっひっふー〉やで^^
4:神の玩具
お、元気なゴブリンを生むイメトレか?
5:神の玩具
ぐう畜すぎて草
6:神の玩具
>>5
でもロリの異種出産シーンを想像して興奮してるんでしょう?
7:神の玩具
>>6
それはそう
8:青髪ロリ
あの、ほんとに大変な状況なんです
9:神の玩具
きったねぇ死に損ないが一丁前におこってやがる
10:神の玩具
まぁまぁ
話ぐらい聞いてやろうぜ
11:神の玩具
まずは正確なスペックと状況だな
これがわからないと何も言えんし、できん
12:神の玩具
おう、あくしろよ>>1
13:青髪ロリ
スペックと言われても、わたしは小さな村の普通の子供ですけど
妹と違ってこれといった特徴のない、どこにでもいる女の子です
14:神の玩具
年齢は?
15:青髪ロリ
わたしも妹も九歳です
16:神の玩具
>>1
てことは、魔法も使えなければ身体能力に優れているわけでもなく、何か特別なスキルがあるわけでもないんだな?
17:青髪ロリ
>>16
はい
こうやって文字を理解できるようになったのも、神様から掲示板アクセス権限を頂いてからですし
18:神の玩具
時系列順に並べると、こんな感じか?
イッチ姉妹の村がゴブリンの群れに襲われる
村人はイッチ姉妹を残して全滅
イッチ姉妹、巣穴の洞窟に誘拐される
強姦監禁生活で妹が死亡
それにより巣穴で存命中なのはイッチだけになる
イッチは神から掲示板アクセス権限を与えられ、藁にもすがる思いでスレ立て←今ここ
19:青髪ロリ
そうです
20:神の玩具
ぐう有能
21:神の玩具
ふむ
ちょっと気になったことがあるんだが、いいか?>>1
22:青髪ロリ
何ですか
23:神の玩具
イッチも犯されたってことでいいんだよな?
24:神の玩具
どうでもよくて草
25:神の玩具
いやいや、膜の有無で売値が全然違ってくるから(奴隷商並感)
生きてても端金にしかならないゴブリンのお下がりを助けても意味ないだろ? 常識的に考えて
26:神の玩具
うーんこのナチュラルボーンサイコパス
27:神の玩具
でも、イッチのその証言を確かめる術がないじゃん
この掲示板、神製のくせに視覚撮影魔法にも五感共有魔法にも対応してないみたいだし
28:神の玩具
こっちはこっちで人を信じないのがデフォw
29:神の玩具
んなことより状況だって
イッチは洞窟の中の人間監禁部屋? みたいなとこにいるってことでいいのか?
30:青髪ロリ
たぶんそうです
わたしのおうちよりは広いですけど、村長のおうちよりは狭いです
端のほうには女の人たちの死体がたくさん重ねられています
31:神の玩具
衣服は?
32:青髪ロリ
わたしは子供用のチュニックを着てますけど、ほかの人はいろいろです
裸の人もいますし、ボロ布だけの人や普通の格好に近い人もいます
人っていうか死体ですけど
33:神の玩具
ベッドとか家具の類いはあるのか?
34:青髪ロリ
壁に明かりの発光魔石があるだけでほかには何もありません
入り口にかんぬき付きの両開きの扉を拵えただけのただの洞窟です
35:神の玩具
となると使えるものは、衣服、発光魔石、イッチの体、死体、だけか
36:神の玩具
ゴブリンは全部で何匹いるんだ?
37:青髪ロリ
指の数よりいっぱいです
38:神の玩具
草
39:神の玩具
これだから低級国民はよ
40:神の玩具
ん、つーか拉致られてからどれくらい経ってんだ?
飯とかトイレとかもしなきゃならないだろ?
それはどうしてんだ?
41:青髪ロリ
正確にはわかりませんけど、たぶん三日くらいだと思います
水はたまにゴブリンが飲ませてくれますけど、食べ物は何もくれません
だから何も食べてません
トイレは隅のほうの少し凹んでる所にしてます
42:神の玩具
水だけで三日か
そろそろヤベーな
かなりボーッとしてきてるだろ?
妹さんが死んだのはいつなんだ?>>1
43:青髪ロリ
さっきですけど
44:神の玩具
なら、新鮮なうちに妹さんを食っとけ
45:神の玩具
たしかにな
助けが来るかわかんねぇが、非力なガキが少しでも生還確率を上げるにはそうするしかねぇよな
46:青髪ロリ
そんなことできありはな
47:神の玩具
おや?
48:神の玩具
何かあったか?
49:神の玩具
種付けタイムかね
50:神の玩具
明け透けー!
51:神の玩具
こんな掃き溜めで繕ってもしゃーねぇーだろ
52:神の玩具
そうそう
つーわけでイッチ、異種姦実況よろ
53:神の玩具
(人の心はないんか?)
54:神の玩具
(パンツ脱いでるくせによく言うよ……ふぅ)
55:神の玩具
早すぎぃ!
56:青髪ロリ
ごめんなさい
急にゴブリンが来てしまって
57:神の玩具
何しに来たんだよ
58:青髪ロリ
死体を一体、車輪が四つ付いた荷車に入れて持っていきました
一日に二回、死体を確認して腐敗が進んでいるのを運び出すんです
59:神の玩具
ああ、なるほど
放置するとアンデット化するから、ヤバそうなのは捨ててるんだな
60:神の玩具
ひらめいた
61:神の玩具
何をだよ
62:神の玩具
>>60
通報しといたほうがいいか?
63:神の玩具
ちげぇよボケ
イッチの脱出方法をひらめいたんだっつーの
64:神の玩具
ほーん
65:神の玩具
マ?
66:青髪ロリ
教えて! ください!
◆
気分がいい。
さびれた村を襲って新しく手に入れた苗床の具合がいいのだ。
特に青いほう。
人間の年齢のことはよく知らないが、おそらくまだ成体ではないのだろう、彼女の穴は狭くてきつい──とはいえ、ゴブリンの精なら無理やり妊娠させられる。
彼女の魅力は穴だけではない。強引に突き込まれて激痛に喘ぐ声も、唇を噛んで涙をたたえる顔も非常にそそる。最高だった。
名もなきゴブリンは、青髪の少女のいる部屋へ足早に向かいながら期待と獣欲に一物を怒張させていた。
早く交わりたい。早く注ぎ込みたい。早く孕ませたい。
逸る気持ち──劣情のままにかんぬきを外し、ドアを開ける。
と、ゴブリンは目を見張った。と同時に、心臓に直接氷魔法を掛けられたかのような凍てつく戦慄が全身を駆け抜けた。
「ゴ、ゴブ」
部屋の奥、ごみ山のすぐ隣の辺りに横たわる、自身と同じくらいの小さな影に緑の小鬼は駆け寄る。たたた、という足音がいやに静かな空間に硬く響く。
影の間近で立ち止まった。空のように鮮やかだった青髪が、艶を失って無造作に垂れていた。うっすらと目を開けたままの少女は、微動だにしない。
しゃがみ込んでゴブリンは、少女の頬を──あるいは恐る恐る──叩いた。
「ゴブッ、ゴブッ」
返事はなく、肌は冷たい。
口元に手のひらをかざすが、呼吸もない。明らかに絶命していた。
濁った双眸を覆う瞼がもぞもぞと動いた。ゴブリンの心臓が跳ねた。生きているのか?
しかし、少女の瞼が再び開かれることはなく、その裏から蛆が這い出てきただけだった。
ゴブリンは息を吐いた。
彼は、胸中に吹き荒れる未知の情動に戸惑っていた。しかし、それが何を意味するのか見当もつかない。
そして、その不可解な感情──切ない痛みを伴う──は長続きはしない。モンスターの生存本能が、過酷な環境を生き抜くために、彼の思考を、その精神を否応なく最適化してしまったのだ。
ゴブリンは、ほんの数秒前まで狂おしいほどに求めていた少女の体への興味を完全に失っていた。彼のつぶらな瞳には、その冷たい物体はもうただの生ごみとしか映らない。
いらない。邪魔だ。
モンスターは生ごみを抱えると、死体の山にぞんざいに放り投げた。べちゃ、と血肉のぶつかる湿った音がした。
ついでに腐乱死体を回収していくか、と思い立った。部屋の外、入り口横に停めてある荷車を引いてくると、死体を物色しはじめた。
そうして、ふと、視界の端にわずかな違和感が引っかかった。
何だろう?
少し真剣に生ごみの山を観察したら、その正体はすぐに判明した。
「?」
が、その理由はわからなかった。ある死体──いつかさらってきた成体の頭部の頭蓋骨がすっかり露出していたのだ。
腐って皮膚が溶けてしまったわけではないことは、いまだ丸々と膨れ上がった胴体から窺えた。この段階ならまだ肉体が溶解するほどではないはずだった。
だからこその違和感。
ではなぜ、と再び思案に沈み──あ、と気づいた。
きっと、生ごみになる前の少女が食べてしまったのだ。
元々このごみ山は苗床の餌として置いてあるものだ、したがって何も問題はない。
気を取り直したゴブリンは、物色を再開し、結局、白骨化の初期段階に差しかかりかけている丸々と太った女の死体を捨てることに決めた。
太っているだけあってほかの生ごみより重いが、しかしモンスターの膂力ならば問題にはならない。
荷車に載せるとゴブリンは、気怠い足取りで部屋を後にした。
そして洞窟に程近い崖まで来ると、女の死体をその下の川に投げ落とした。
──ひゃわっ。
妙な声が聞こえた気がしたが、たぶん気のせいだろう。
◇
──ばしゃっ、ばしゃっ……。
洞窟からしばらく下った川のほとり、水の流れに抗うようにもがいていた青髪の少女のか細い指先が、川原の砂利をかすめた。
この機を逃したら──もう体力の限界──死。
少女は必死で抗った。重たい水流に、残酷な運命に──あと、掲示板で草を生やしちらかしている意地悪なスレ民たちの戯れ言に。
ちっ。
寂しさと不安に負けて掲示板と脳の接続を切れない自分が悪いのだが、ムカつくものはムカつく。
やがて少女は、白い石が広がる川原に這い上がることができた。
「はぁはぁ、はぁっ、げほっ、げほっ」
仰向けに寝転がった少女の息はかつてないほど乱れ、時折咳も交じる。泳ぐためにとっさに衣服を脱ぎ捨てたせいで全裸だった。背中に石の硬い感触があって少し痛いが、もう動けない。
でも、どうにか生き延びた。
高く晴れ渡る空を眺めていると生の実感が湧いてきた。じわじわと涙がこみ上げてきて、彼方の青がにじんだ。
『お前さっき、自分は〈妹と違ってこれといった特徴のない、どこにでもいる女の子です〉って言ってたよな?』
ひらめいたと言ったスレ民は、そんなことを聞いてきた。肯定を伝えると、彼あるいは彼女は、
『ってことは、お前の住む地域では青髪ってのはありふれてるわけだ
つまり、死体の山にもお前と同じ青髪がいる』
『そうですけど』
『で、お前と妹は共に九歳
一卵性か二卵性かどっちだ? それとも腹違いなのか?
いや、これじゃわからねぇか
てめぇら姉妹の面や体は似てんのか? って聞いたほうが早いな』
『髪色以外はほとんど一緒ですよ』
『よし
じゃあお前、妹のピンク髪を頭皮ごと剥げ
そんで死体から剥いだ青髪頭皮を妹の頭蓋骨に被せてお前の死体に偽装しろ』
『は? え、何で、無理です』
いくら何でも怖すぎるし、妹が不憫すぎる。
しかしそのスレ民は少女の声を当たり前のように無視して、こう続けた。
『で、それが終わったら、体のデカい腐りかけの死体の腹を裂いて臓物を掻き出せ
そしたらほかの死体の腹の中にでもその臓物とピンク髪頭皮を隠し、お前はデカ死体の腹ん中に隠れてろ
もうわかってると思うが、上着なりを腐りかけデカ死体に着せて外からは見えないようにしろよ』
そのスレ民の言いたいことは、たしかにすでに察していた。
妹の死体を青髪の少女の死体に偽装することで自分がいない状況に見せかけの整合性を持たせ、そのうえで外に捨てられる直前の腐乱死体に隠れておき、ゴブリンにそうと認識させずに巣穴から解放させる。
たしかに上手くいくかもしれない、と思わせるだけの説得力はあった。
というより、生還するためにはやるしかなかった。
残していくことになる妹に後ろ髪を引かれているようで心苦しかったが、少女は決断した。
果たして、生を掴み取った。
崖から川に落とされるとは予想外の極みだったが、何とかなった。
とりあえず少女は報告を心待ちにしているスレ民たちのために掲示板に書き込んだ。
『助かりました!
ありがとうございました!』
こういうファンタジーミステリーに需要があるのかマジでわからないです
次のネタはありますが、書くかは未定です