提督とケッコンして何日か経った頃、提督にどこか旅行でも行かないか、と言われた。
特に断る理由もなかったので、二つ返事で承諾した。
提督はすでにプランを考えていたらしいが、当日のお楽しみ、と言って教えてくれなかった。
次の日、提督と服を買いに行った。
僕は別に制服でも良かったんだが、提督に反対されてしまった。
僕は自分に似合っている服がわからなかったので、店員さんにいくつか見繕ってもらうことにした。
提督にも意見を聞いてみたが、僕がどんな服を着ても「似合ってるよ」としか言わなかったので、あまり参考にはならなかった。
結局、店員さんにおすすめされたのを何着か買って帰った。
旅行の前日、いつものように提督と工廠に行った。
提督「明石、いるか?」
明石「はい…居ますよ」ゲッソリ
提督「…何か、疲れていそうだな」
明石「ちょっと夜通し作業してまして…」
初月「また変なものを作ろうとしているんじゃないだろうな?」
明石「いやいや、そんなわけないじゃないですか!」
提督「…まあ、程々にな。」
明石「もちろん、分かってますよ!」
明石「で、今日はどの装備を改修しますか?」
提督「そうだな…高射装置の改修を頼めるか?」
明石「もっちろんです!」
なんやかんやあって
明石「改修、成功しました!」
提督「そうか、それはよかった。」
提督「よし、じゃあ戻るとするか。」
初月「ああ、そうだな。」
明石「…あ!」
提督「何だ?」
明石「提督、ちょっと初月ちゃんをお借りしてもいいですか?」
提督「…まあ別にいいが…あまり変なことはするなよ。」
明石「分かってますよ!」
初月「…で、何の用だ?」
明石「いやあ、噂で聞いたんですけど、明日から提督と旅行に行くらしいじゃないですか!」
初月「まあ、そうだが…」
明石「流石の初月ちゃんでも、疲れることもあるでしょう!」
初月「まあ、そうかもな。というかちゃん呼びはやめてくれないか」
明石「そこで!」
初月(完全スルーか)
明石「こちらの!ヒロウトレールV2の出番です!」
初月「…すごい怪しいな。」
明石「失礼な!これは私が徹夜して作ったんですよ!」
初月(さっき言ってた作業っていうのはこれのことか。)
初月「こんなのを作るために徹夜したのか…」
明石「それはともかく!絶対飲んでくださいね!」
明石「実験をした…ゲフンゲフン効果を検証したいので!」
初月「普通に嫌なんだが…」
見るからに怪しい飲み物を明石から半ば強制的に渡されてしまった。
まあ、一応持っていくか…
前日譚 終わり(1日目に続く)