提督「遅いな…」
初月が買い出しに行ってから、もう4時間くらい経っただろうか
もう空は茜色に染まり始めていた。
何かトラブルがあったのだろうか…
あれから更に1時間ほど経った。
未だに初月は帰ってきていない。
提督「流石にこれはおかしいな…」
カチャ
トゥルルル…トゥル
警備『こちら詰所』
提督「提督だが、昼ごろに出て行った艦娘は戻って来ていないか?」
警備『昼頃に出て行った艦娘…?』
提督「ほら、黒髪の…」
警備『ああ、あの娘ですか。そう言えば、まだ戻ってきていないですね』
提督「そうか…分かった、ありがとう」
カチャ
提督「ふむ、これは困ったことになったぞ…」
提督「取り敢えず、位置情報を確認してみるか」
提督「…え?」
なんと、鎮守府を遠く離れて、三次の方にいたのだ。
最悪の事態が起こってしまった。
初月は、何者かによって誘拐されてしまったようだ。
提督「なんてことだ…」
提督「すぐに救出計画を立案しなければ…」
カチ
提督「緊急連絡、緊急連絡」
提督「警備司令官並びにS特指揮官は直ちに提督執務室に集合せよ。連絡以上。」
カチ
提督「ふう…」
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提督「では、これより鎮守府各要員に連絡を実施する。」
提督「警戒配備発令中は、鎮守府及び周辺海域の警備に関する全権限を貴官に委任する。」
警備司令「はっ、了解しました」
提督「指揮官、貴官は先に中庭に行っておいてくれ。」
S特指揮官「了解」
提督「よし…」
カチ
提督「S特A中隊に連絡する。」
提督「非常呼集。繰り返す、非常呼集。」
提督「10分以内に中庭に集合し、各分隊毎に整列して待機せよ」
提督「続いて、艦隊各艦に連絡する。」
提督「現時刻をもって、第二種警戒配備を発令する。」
提督「各艦は所定の計画に従い、迅速に行動せよ。」
提督「なお、発令期間は解除を令するまでとする。以上。」
カチ
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提督「よし、皆集まったな。緊急の任務だ。」
提督「どうやら、我が艦隊の艦娘が何者かによって誘拐されてしまったようだ。」
提督「よって我々は、誘拐者の拠点に対し夜襲をかける。」
提督「4機のチヌークに分乗する。小隊毎に乗機せよ。」
提督「目標地点に到達後降機し、迅速に制圧、救出する。」
提督「敵に少しでも抵抗の意思がありそうなら直ぐに射殺しろ。艦娘のいる部屋にいる奴のみ生け捕りにしろ。」
提督「疑問点のあるものはいるか?」
兵士「敵の兵数や装備は判明しているんですか?」
提督「いや、不明だ。だが、烏合の衆であることは間違いない」
提督「他に質問があるやつは?」
兵士「なぜ1コ中隊もの兵力を投入するんです?」
提督「念の為だ。」
提督「他にはいるか?」
提督「いないな?よし、15分後に出発する。各自、装備の点検をしておけ。」
提督「小便がしたい奴はすぐに行って来い。今夜は長い夜になるぞ…」