迷わない刹那・F・セイエイの対比として
自身の力に迷い、世界に迷い、考えに迷う
そんな様々な事象に迷い続ける少年ってのを
書いてみます。
まぁ自分の目的に対しては迷うこと無いし
戦闘行為には覚悟キマッて実力に波が無いタイプなのは
全くと言っていいほどに変わらんですがね。
設定はそうですね…福音後にでも書いときます。
それが何時になるか分かりませんが(白目)
そうして、授業は進み、昼食時になった
俺は、持ってきた物を飲み込んで教室を出た
栄養補給が出来るならば、時間は作れる
俺は…学ぶべき事が、多い
ならば、学び続けるだけだ…幸いな事に
この学園の図書室は様々な分野を取り扱っている
俺は、そこに行き、世界情勢の事等から
学んで行く事にした…
「…白騎士事件…ISという超兵器が世に広まった世紀の事件…紛争の…火種…中東解放戦線によるテロ事件…俺の…両親が巻き込まれ…命を落とした事件…そして、俺が…」
俺は、手を汚し続けた…生きる為に、だが、それは間違いだ…
決して…俺は許されていい存在では無い…
だから、俺は学び鍛え、誰にも負けなくなり…
「…世界と、対話してみせる…それが出来るはずだ…エクシアは…」
紛争根絶、それは永き時を次代に託し続ける
人類が夢見た理想の果て…やれる筈だ
俺が犠牲となってでも、やってみせるんだ…
それが、俺という咎人が唯一出来る…
「自身の罪を許す事は無い…自身を許す事はない……贖罪になるならば……」
その為に…俺は、生きている
「世界は…暖かい…そんな場所に、俺のような存在は…要らない」
…時間は有限なのだ…調べよう
この世界の事を…世界がどんな場所なのかを
知らなければならない…今を
《〜少年、学び中〜》
キーンコーンカーンコーンーーー……
予鈴が鳴った…戻る事にするが
部屋でも調べたい為、数冊の本を借りた
「…行くか」
そうして、図書室から出、教室に戻る
…俺は、サラシキという少女に勝てるのだろうか
分からない、だが戦わなければ分からない
俺は…戦争は嫌いだ、争いも嫌いだ…
だから、対話による根絶を目指す
その為に記録の中にあるシステムが必要だ
《クアンタムシステム》
このシステムが有れば…世界に人の心を…
だが、その為には、俺はエクシアを動かし
データを取得し続ける必要がある…
対話による紛争根絶の為には
戦闘行為による紛争根絶が必要…
(俺は…どうすれば良いんだ…)
…今は、学業に専念しなければならない…
俺は兵士ではない、俺は…学生なのだ
この思考は…放棄しよう
今は、必要な思考回路ではないのだ
私の名前は…
私は、彼の事情とかを何も聞かずに
私の我儘を突き通す様に先生に言って
勝手に代表の座を争う決闘を押し付けた
だから…これはしょうがないとは思う…
「それで?更識 簪、今、私のクラスの馬鹿共が勝手に決闘する!って話になり、学園長や委員会に頭を下げてきた私に対して、何か言いたい事はあるか?ん?」
こ、怖いっ!な、なんで私、織斑先生に怒られてるの!?
え、なんでぇ…?た、助けてほんねぇ〜…(泣)
「それで?何故、わざわざ、相手が戦いたくないと言うのに話し合いで決めず、戦いを売り、面倒な手続きを踏まねばならん、決闘騒ぎを起こした?な〜に安心しろ、今"は"怒っていない…」
「あの…その…おねh…更識楯無先輩と…戦えていたって言うのを聞いて…それで、彼の実力が見てみたくなって…その…」
「成程、成程…それは確かにそうだな、珍しいものな?男性操縦者は?それで?」
「…えっとその…はい…私念でもあります…私の弐式は完成してないの…後から見つかった男性操縦者は完成して持っているって言うのが…」
「気に食わなかったと?「コクッ」そうか…まぁ、それはしょうがないという物だろう、彼奴のISは国単位で造り上げた第二世代だ、お前の弐式の様な第三世代では無いのだからな、完成が速くなるのは普通の事だ」
織斑先生から言われたけど…それでも納得は行かない
何で、頑張って手に入れた代表候補生であり
弐式のパイロットにまで選ばれたというのに
その弐式が完成しないで、他の国とはいえ
後から来たポット出の男性に専用機が渡るの?
第二世代目とはいえ、完成しているの?
それが許せない…!
「…納得の行っていない顔だな、ならば後ろに居る、本人に直接聞いてみればいいだろう」
そう言われた私は、後ろを振り向くと
何冊かの本を左脇に抱えたまま、歩いてきた
同じクラスの世界で二番目の男性操縦者である
グレイ・デ・ルオンだった
「?サラシキ、何故、俺を見ている?それに…俺に参考書を持ってきてくれた、織斑 千冬先生、こんにちは」
そう言う、彼は織斑先生に向けて、日本式の挨拶をした
それに発音も日本人に近い…頑張ってる…
「あぁ、ルオン、ちゃんと挨拶が出来、この短時間で、更に日本語の発音が上手くなっているな、良く練習に励んでいる事が分かる」
「…それで、サラシキ、先程から何故、俺を見ている?」
「あ、いや…あの…何で、あの時、私の決闘を跳ね除けなかったんですか…?」
「…お前が、俺に対して、何の感情を持っているのか、それは分からないが、何か憎悪の様な…そんな感情が分かったからだ、憎悪等の感情は可能な限り吐き出さなければならない…だから、お前が俺に向ける憎悪の様な物、それを受け止めるのは、俺の役割…それだけだ」
彼は、そう平然と言った、まるで何も無い様に…
それが、私から見たら、馬鹿にされている
そんな風に感じてしまった…だから
声を荒らげて、叫んで、彼の頬を叩いてしまった
「(バチンッ!)…貴方に…!貴方に私の感情なんて分かるはずがない!男性操縦者の方に人員が取られて弐式が完成しなかった時の私の感情なんか!私は…!貴方みたいに恵まれていないッ!絶対に倒してみせる!私は、貴方を…!貴方達みたいな男性操縦者を、許さない!…っ!あ、その…」
私の心にあったドス黒い物を吐き出してしまった…
私の問題には全くの無関係な人物に対して
それに気付いた時には、もう戻れない場所に居た…
私より背が高い、男の人に対して…
私は、自身の愚かさを嘆いた…
彼は、空いていた右腕が私に向かってきた…
それを見た、私は、殴られる等から来る
恐怖に怖気付いてしまい、目をつぶってしまった…
だけど、何時まで経っても、殴る等の痛みがなかった
それに…頭の上に、何か乗っている感覚が…
恐る恐る、目を開けると、彼が私の頭に手を置いて
そのまま、軽く撫で始めた…
それを感覚で分かった私は顔が真っ赤になったと思う…
「…お前の、その感情は正しい…確かに、俺は恵まれているだろう、国から無償で専用機は渡された…お前が努力し、築き上げてきた実力によって掴み取った専用機より、先に完成した、それは紛れもない事実だ…だが、お前は専用機という数少ないISコアを持った機体の所持を認められている。それも紛れもない事実なのだ、だから、お前は俺を認めないかもしれない…だが、これでも、俺は先達としてのお前を尊敬している、…だから、問おう、サラシキ・カンザシ、お前は、何を求める?」
彼の目は、変わらない…でも雰囲気は変わった
慈しむ、そんな雰囲気から、人に何かを問う時
その様な、雰囲気になった…
「わ、わたしは…貴方と戦って…それで…勝ってみせる!その果てにある、答えを見るために!」
「そうか、なら、俺は何も言わない、叩かれた事も文句は無い、俺はそれだけの事をした、ならば受け入れる、それだけだ…これ以外には無いな?ならば、先に失礼する。」
そう言って彼は、教室の方に歩いていったけど
途中で、お辞儀してから行った…
その時、私は思い出してしまった
近くに織斑先生が居ることを…
「さて、話しは終わったな?では、手続き等がある、着いてこい」
「は、はぃ…」
私は授業開始直前まで、手続きに追われた
助けてぇ〜…ほんねぇ〜…
その後は、2教科の授業を受けた
まだ、着いて行けるが油断は禁物だ
今日の授業が終わったからと言って
明日の授業内容が、分からない可能性は付き纏う
だから、予習と復習をする為に
さっさと部屋に戻る、1組の男性操縦者との
顔合わせは何時か出来るだろう
今でなくても、余程の事が無い限り会える
つまり、その時間は必要では無い
…そうして、予習・復習が終わった時には
既に就寝時間の10時を回っていたが
俺は、誰も居ない夜の時間帯に外に出て
歩いていき着いたのは第三アリーナ
そのまま、閉まっている中に無断で侵入する
理由は簡単だ、エクシア…この機体のデータ取得
誰も居ない時間帯で無ければ、エクシアは動かしづらい
アリーナは確かに広いが、それでも機動には狭いのだ
「ガンダム・エクシア、起動」
その声と共に、エクシアを呼び起こす
装着が完了したと同時に、GNドライブを起動
浮遊開始と共に、アリーナ内部に出てから
データ取得を開始する為にヘルメット内部に
エクシアの現在の情報等を投写する
「ガンダム・エクシア、データ取得を開始する」
そのまま、エクシアを地表近くまで下ろすが
着地はせずに、浮いたまま回避運動をする
何度も回避運動や近接武装での動きをすると
身体が慣れてくるため、次のフェーズに移行する
「仮想空間投影開始…完了」
今回の相手は…ガンダム・ヴァーチェ
…とあるイノベイドの搭乗機であり
艦隊戦や要塞攻略戦を想定したガンダム…
記録映像からの引用でありデータ上…
つまり、俺の視界以外には映らないとはいえ
GNフィールドは再現されている
つまり、GN粒子を纏えないソードで…
このエクシアで、どれ程、戦えるのか
それを検証する為には、うってつけだろう
「ガンダム・エクシア、目標との交戦を開始する」
俺がGNソードを展開し、動き出すと
ヴァーチェもGNバズーカを使用してくる
撃たれる瞬間に回避するが、避けた場所には
何も残らない、仮想空間だからこそだが
これが現実ならば、アリーナの壁は消えただろう
だが、そんなことを気にしていれば負けるのだ
直ぐに体制を立て直し、ヴァーチェに向かい
ショートブレイド&ロングブレイドを投擲するが
GNフィールドに阻まれ、地上に刺さる…
やはり、フィールドはあるか…ならば!
「ハァァァァァッッ!!!!」
GNソードを持ちながら、背後に廻り
背部のGNフィールド発生装置でありながら
強力な武装である、GNキャノンを破壊しようとするが
「くっ…!やはり、GNフィールドを纏っていないソードでは…!…!?」
ヴァーチェがバックパックからGNキャノンを抜き取った
俺は、それを見て、反射的に避けたが
当たっていれば、負けていた!
「まだ、何かやれるはずだ!行けるだろう…エクシアァ!」
ヴァーチェから撃たれるビーム砲を避けながら
近付いては、GNソードで切り付けるを繰り返すが
フィールドを突破出来ない…!
ブレイドも回収したが…決定打が無い!
!?不味い!思考に時間を割きすぎた!
バズーカ…!回避…ッ!無理だ!
「グゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」
盾で受け止めれたが、不味い…!
今の一撃で、エネルギーが4割減った
何度も被弾しては負ける、速く決めなければ
そう思い、目の前を見た瞬間
俺の目の前には巨大なエネルギーの塊
バーストモードの一撃…それがあった
咄嗟に盾を構えたが…耐え切れるかどうか…
そうして、俺は光に飲まれ、気付いた頃には
エクシアは壁に打ち付けられた…!…だが、まだだ!
まだ、GNドライブは動く!まだ、機体は動く筈だ!
「まだ…まだだ…!動けエクシア…動いてくれ…!ガンダァァァァァアアアアアアアム!!!!!」
(フォォォキュィィィィィィン!!)
俺の声に応えるかのように、エクシアは息を吹き返し
GNドライブは動き出した!
「!…そうか、応えてくれるか…!エクシア!」
俺の目の前には、1つの表示が出た
[武装へのGN粒子供給開始ー…ー成功]
その答えと共に、GNソードの表面に
GNフィールドが展開された
「ありがとう…ガンダム…俺は、勝ってみせる!」
GNソードを畳み、ライフルに変更
そのまま、射撃を開始!
当たらなくとも!
「彼の様に狙い打てなくとも、当たらなくとも牽制にはなる!」
GNフィールドの維持にGN粒子を割いている!
今がチャンスだ!腰背部からダガーを取り出す!
「GNダガーセット!はぁ!」
そのまま、投げ付け、隙を作る!
次は、両腰のラッチからブレイドを取り出し
投擲し、フィールド事、背部のGNキャノンを破壊
ドライブの出力を上げ、加速させる!
慣性により強烈なGがかかるが!
「そんなもの!あってないようなもの!」
そのまま、背後に回り、GNソードを展開
ヴァーチェの背部パックを掴みながら
逃げられないようにし…
「そのフィールド事、貴様を断ち切る!」
GN粒子を纏ったソードはヴァーチェを
背部から胴体にかけて貫いた
その瞬間に、仮想空間から出た…
「… ミッション終了…エクシア、帰還する」
…GNソード、これは危険だ…だが、扱う時は
「覚悟は…もう、ある」
仮想空間とはいえ、疲労は溜まる
速く、部屋に戻り、汗を流し、寝るとしよう…
いや、何時も通り、日記は書くべきだ…
忘れない様にしなければ…
俺は、あの後、同じ様な生活をした
教室に行っては勉学に励み、空いている時間には
世界の事を調べていく、夜は予習・復習をし
エクシアを動かしデータを取る
最近は…エクシアとのミラー戦を良くしている
俺自身が扱う機体の癖などを調べるのに良い
最後に、その日にあった事を日記に記入し寝る、
日本語は調べ続けた結果、大体、分かってきた
今は何とかクラスメイトの名前を覚えている最中だ
そんな順風満帆な生活をして、1週間程経った為
俺は第三アリーナの男子更衣室に来ていた
何故かと言うとエドワース・フランシィ先生から連絡で
『1週間後にクラス代表決定戦をするから準備してね!』と
言われていた為だ
そうして、更衣室で着替え終わった為
ヘルメットを傍らに置き、エクシアの待機形態
ソレスタルビーイングのロゴを眺めていた…
このロゴを眺めるとき、俺は"彼"の記録を
深く読み込んで行く…だが、意識を強く持てば
彼に塗り潰される事は無い
「ガンダム…マイスター…俺は、なれるのだろうか…マイスターに」
そうして、天井を見上げていると
不意に、更衣室の扉が空いた為、警戒しながら
其方を見た…
「はぁ…何で、俺の専用機が届いてないんだよ…」
そうして、入ってきたのは、1人目の男性操縦者である
織斑 一夏だった、初めて会うな
だが、何故、彼がここに居る?
もう既に授業は終わり、放課後だ、それに彼はまだ
専用機が届いていないのもあるが
今日の第三アリーナは貸切状態の筈…どういう事だ?
「ってぇ!?だ、誰だ!」
彼は俺をみて驚いていた…何故だろうか?
テレビに俺の名前や写真は映っていたと思うが
…知らない相手には挨拶をしろと本に書いてあったな
ならば、挨拶をするのが道理だろう
俺は立ち上がってから、織斑一夏に向き合って話す
「…初めましてだな、織斑 一夏、男性操縦者のグレイ・デ・ルオンだ、よろしく頼む」
「え?俺以外の男性操縦者…ってもう学園に居たのか?」
「…織斑一夏、お前はテレビ等を見ないのか?結構なニュースになっていたと思ったが…勘違いだったか?」
「え?そうなのか?…いや、てっきり、千冬ねぇのクラスで受け持つんだと思ってて…」
「そうなのか…俺は、4組だ、それと今日のこの時間帯は4組の決闘で第三アリーナを使うっと書いてあったが…何故、織斑一夏、お前も居る?」
「え?俺の方も今の時間帯に決闘をするって事になってた筈…」
「そうか…ならば、俺は聞いてくる、お前は着替えておけ」
そう言って、俺はヘルメットを持ち
織斑一夏の隣を抜けて、更衣室から出ようとした所で
織斑一夏から呼び止められた
「あ、ちょっと待ってくれ!挨拶を返してなかったからさ!俺の名前は織斑一夏って言うんだ!数少ない男性操縦者同士、仲良くしようぜ!」
「あぁ、そうだな…クラスが違うから関わりは少なくなるだろうが、よろしく頼む」
そうして、俺は織斑一夏と別れ、エドワーズ先生の元に向かった
《〜少年、教師陣の元に移動中〜》
管制室に向かって歩いていると、その途中で
俺をこの学園まで連れて来た人物…
楯無先輩が、壁に寄りかかりながら
俺を呼び止めた
「はぁ〜い♪グレイ君、すと〜っぷ」
「分かった」
「う〜ん、相変わらず、清々しい程の無表情ね…それで、ストップの理由を教えると、連絡が遅れていたから、その連絡事項を教える為よ☆」
「そうか、分かった」
「うんうん!話の分かる子は好きよ〜、それで理由は至極単純、時間が無いから、グレイ君と簪ちゃん、2人の対戦後に織斑君とオルコットちゃんの対戦って事になるわね」
「…任務、了解」
「えぇ、それじゃあ、期待しておくわ(パッ)」
楯無先輩は、そう言いながら扇子を開くと
達筆?というのか、そんな字で
[目指せ、学年最強!]っと書いてあった
そのまま、楯無先輩は歩いて去っていった
…俺は、勝っても辞退するつもりだ
エクシアは、紛争根絶の為の機体であり
紛争を助長する様な行動は謹むべきだ…
「…更識 簪…どの様な思いなのかは分からない、だが、俺は、お前の気持ちを受け止めきってみせる…」
そう呟きながら、元の場所に歩いて戻り
更衣室にまだ居るであろう、織斑一夏に
「俺と更識の試合後になる」と伝えてから
ピットに移動し、そこでエクシアを展開してから
カタパルトに乗り込み待機していた…
《〜少年、待機中〜》
そうして、待っていると、エドワーズ先生から
通信が入った為、答えた
[ルオン君、聞こえますか?]
「此方、グレイ・デ・ルオン、通信良好」
[分かったわ!それじゃあ、要件を言うと、まだ更識さんの方が準備終わってないみたいだから、先に出ちゃって〜!]
「了解」
通信が切れたと同時に、また別の誰かから
通信が来た為、返答した
[あ、ルオン君、繋がっていますか?]
「此方、グレイ・デ・ルオン、通信良好」
[良かったです!あ、私の名前は山田真耶と言います!よろしくお願いしますね!]
「了解、山田真耶先生、よろしくお願いします。」
[はい!それでは、早速ですが、カタパルトの出撃準備を…]
「いや、カタパルトは不要だ先に出る」
[え?ちょっと待ってくださi]
「GNドライブ起動…ガンダム・エクシア、グレイ・デ・ルオン、出る!」
俺はGNドライブの推力を使い
アリーナ内部に飛び出ると、中央に位置度ってから
待機する為に、その場で浮遊した
「アレが、2人目の操縦者の…」
「顔が見えないわ…全身装甲?」
「古いISなのかな?誰かデータない?」
「…蒼い…天使…?」
「綺麗…」
様々な反応があったが、俺は目の前に出てくるだろう
更識 簪が来る事を待つ…彼女は必ず来るだろう。
そうして、数分間待っていると、彼女が出てきた
機体は…打鉄だが、装甲が少ない
「…更識 簪、準備は良いか?」
「うん、待たせてごめんなさい…それと、準備は万端」
「そうか…待たせた事は気にする事はない」
今、この場には言葉は不要だ
戦い、勝つか負けるか、それだけなのだ…
試合開始の合図が鳴った。
「グレイ・デ・ルオン、目標を撃墜する!」
「貴方に勝ってみせる…そして、私はその先を見る!」
俺は今回の試合で使用する武装には制限をかけた
GNソードにはフィールドを纏わせず
武装への出力も抑えてある…万一が無いように
更に、武装はGNシールド、GNソード、GNバルカン
この3つのみにする、武装が無い状態で戦えるのか
自身を見極めなければならない
だが、この状態でも負けるとは思っていない
それでも、エクシアは…ガンダムは負けられない!
私は、相対している相手…グレイ・デ・ルオンからの
射撃に苦戦していた、その理由は…
(ビームを使ってくるなんて…聞いていない…!)
それに、焔*1を撃ち込むけど
全て、最小限の動きで回避され続ける…!
だけど、彼から放たれるビームは少ない!
これなら…!私は
彼に向かって左手に持っていた焔日を持って斬りかかる
「やぁぁぁぁぁぁああああっ!!!!!」
「はァァァっ!」
彼は大型の複合武装の大剣部分で
私と鍔迫り合いをしてきた…!
IS搭乗1週間とかそこらが出来る動きじゃない…!
間違いなく彼は、天才だ!
それに機体出力は完全に負けている!
すると、彼は空いている左手に着けてある
大型の盾の尖っている先端部分を
私に向けて、打ち込んできた為、それを回避すると
大剣を振るってきたと思ったら
凄い速度で、変幻自在な連撃を放ってきた…!
横薙、縦、刺突、縦回転切り、本当に速い
扱い慣れている薙刀だから捌けるけど…!
どんどんとシールドエネルギーが削られる!
「受け切れない…!っ!きゃぁぁぁぁあああ!!!」
すると、先程より強力な一撃を受け
焔日が盾に切断されたと同時に蹴られて
私は地面に落とされた…!
「くっ…!まだ、私は、負けられない…!」
そうして空に浮いている彼を見た…
その姿は、私が、良く見ていた絵と同じ…
「勝利の…天使…?」
「…」
彼は、そのまま、私が昇ってくるまで
見下ろしていた…シールドエネルギーは
残り僅か…一撃でも貰ったら負ける…それでも…!
「私は…貴方に…勝ってみせる!」
「…」
「だから、これが最後!」
何も言わない、本当に無口な人なんだ…
私は、6連装ミサイルランチャーを取り出してから
一気に撃ち尽くして煙幕にしてから
対物狙撃銃[叢雲]を取り出し、彼が居た地点に撃ち込んで
アサルトライフル[焔]を取り出してから、全部の弾丸を撃ち尽くす
最初のミサイルは、全部、バルカンで落とされたけど
他は当たった筈、でも油断はしない…!
最後に残った武装である、葵を構えて待つ
すると、爆煙の中から、緑色の光と共に
彼が大剣を振るいながら突撃してきた!
「はぁ…はぁ…はぁ……っ!」
「貰ったアアアァァァァアアッ!!!!!!」
「ぐぅ!葵…!でも、まだっ!」
葵で相殺しようとしたけど、葵は一撃で
限界に達していた…だけど!負けられない!
対物狙撃銃[叢雲]を取り出して
彼に向けて射とうとしたけど、その前に
大剣が私を斬り飛ばした…
[ビーーーーーーーーーー!!!!!]
その一撃と共に打鉄のシールドエネルギーは
0となり、試合が終わった…
負けちゃった…な
私は過度な緊張状態から解放されたからか
意識が朦朧とし、そのまま…暗闇に飲み込まれた
更識 簪は強かった、量産型の打鉄で
俺のエクシアを追い込んだ…
最後の追い込み、アレは細身のエクシアだから
全て避ける事が出来た…他の機体では無理だった
GNソードの一撃により試合は終了したが
突然、更識 簪が打鉄を解除し、落下した為
GNシールドとGNソードを拡張領域に収納してから
GNドライブの出力を上げ、先回りをしながら
彼女を優しく受け止めた…
「…無理をする…あまり、褒められた物ではないな…だが、更識 簪、確かにお前の思い、それは俺のISに届いていた、シールドエネルギーを4割減らしたのだ、強い女性だな…まるで彼女のように…」
思い出すのは…やめよう、これは彼の記録だ
俺の記憶では無い、これ以上は駄目だ
彼と言う存在に置換される、ならば駄目だ
管制室に保健室に運ぶと連絡を入れてから
更識を落とさないよう、注意しながら
ピットに戻る、ベンチに一度、彼女を置き
エクシアを解除し、更識を横抱きにしながら
保健室に走って向かっている
途中ですれ違った女生徒達が笑顔だったが
どういう事なのだろうか?
まぁ…良い、今は人命が優先なのだ
暫く走ると保健室に着いた為
中に保健医が居るかを確認する
「済まない、保健医は居るだろうか?」
「はい、居ますよ?どうしましたか〜?」
「気絶者が出た、今、両手が塞がっていて扉にアクセス出来ないため、開けて貰えないだろうか?」
「わかりました、少しお待ちを」
そうして、数十秒待つと扉が空いた為
中に入ると、保健医の
「志澤 優香先生、気絶者の名前は更識 簪、1年4組の生徒です。最後に意識があったであろう時間は、17時45分19秒、その後、意識を失い、ISを解除し落下、地面に墜落こそしていないが、救助した時に頭部などに怪我の可能性がある為、見てやって欲しい、俺はベッドに寝かせたら、保健室の外で待つ。」
「分かったわ、それじゃあ、お願いね?」
「了解」
案内されたベッドな更識を寝かせた後
直ぐに扉の方に歩き出してから
一度、扉の前に止まってから
「失礼しました」っと言って出た
挨拶は大事だと教えられたからな。
あれから、数分間、保健室の扉横で
ヘルメットを脱いで、拡張領域から取り出した
タオルで汗を拭き、待っていると
隣から話しかけられた…いつの間に居たんだ
「お疲れ様、良く簪ちゃんに勝ったわね、グレイ君♪」
「…いや…俺は負けていた、コレはエクシアだから勝てただけだ…エクシア以外ならば負けていた」
「そうなのね〜、それでも勝てたのは凄いと思うわよ?」
「俺は、代表にはならない、そんな存在では無い…俺が誰かを導く事なんて、出来る訳が無い」
「そうかしら?何事もやってみる事が大切なのよ?」
「俺の手は汚れ過ぎた、無垢なる人類を導くなんて言う高尚な目的も無い、人の総意の器になるなんて考えもない…俺には、何も無い…」
「それでも、貴方は何かを目指している、私はそう思っているわ」
「そうだ、俺は…対話による紛争の根絶を目的としている…だから、俺は…!」
「はいはい、落ち着いてね〜、グレイ君、貴方、普段は何事にも迷ってる感じなのに、変な所で覚悟決まってるわよね〜」
「…そうなのか」
「えぇ、そうよ、でも、直ぐに落ち着く所は良い点かしらね〜…それと、簪ちゃんのこと、ありがとうね」
「…?どういう事だ?楯無先輩と更識 簪は何か繋がりがあるのか?」
「あ、そっか、グレイ君に話していなかったわね。簪ちゃん、更識 簪は私の大事な大事な妹なのよ!(ふんすっ!)」
「成程…だから、更識と言う、苗字を使っているのか…教えてくれてありがとう」
「いえいえ〜、それより、本当にありがとうね、簪ちゃんの我儘に応えてくれて…助けてくれてね」
「…俺は、彼女に恨まれていた…その思いを吐き出し、ぶつける相手が、俺ならば問題ない」
「それは…「他の人に言い、その後に争いの火種にならなければ俺は、何も言わない」…そうね…貴方はそんな感じだものね…」
「すまない…俺は、これ以外に生きる方法を知らない…」
「いいえ、大丈夫よ、それ以外の生きる方法を学ぶのも学園よ!だから、貴方ももっと人と関わりを持ち、世界を広く見てあげて、良いわね?」
「あぁ…分かった、ありがとう、楯無先輩」
「よろしい♪それじゃあ、お礼も言えたし、私は失礼するわね。簪ちゃんにヨロシクね♪」
「あぁ、分かった…」
そう言って、楯無先輩は忽然と姿を消した…
何かの技なのか分からないが、凄い技術だ
「…人と関わる…どうすればいいのか分からない…俺は…」
俺は、"人と関わる"という事が分からない
だから、保健医に呼ばれても悩み続けてしまった
だが…俺が、誰かと関わり続けて…良いのだろうか?
こんな、血に汚れきった手で…やはり、俺は…
誰とも、関わらない方が、良いだろう…
全ては…来るべき対話の為に…
いつか…いつか…訪れる…その日の為に
「ん…んぅ…ふぁぁぁっ…あれ?何で、私、ベッドに…」
私は目を覚ますと、何故かベッドの上に居た
おかしい…私はさっきまで、戦っていたはずなのに…
そこで、私は思い出した、私は負けた事
そして、私が気絶した事を…
なら、誰かが、私を運んでくれたのだと思い
御礼だけでも言わないとっと思い
ベッドから出ようとしたら
保健医の志澤先生がカーテンを開いて来た
「あら、更識さん、起きたんですね?体調は大丈夫ですか?痛い所等は?」
「い、いえ、大丈夫です…」
「そうですか、それでは少し待ってくださいね。今、貴方を運んで来てくれた子を呼んできますから」
「あ、大丈夫です、自分で会いに…」
「ずっと保健室の前で待っててくれてるから呼んだ方が早いわよ〜」
そうして、志澤先生は、保健室のドアを開けて
助けてくれた後に待っててくれた誰かを読びに行った
私は、髪とかを軽く整えておく…
助けてくれた恩人に対して、みすぼらしい格好は駄目だから
数分間位待つと、先生が戻ってきた足音と誰かの足音
この2つが聞こえてきた
「更識さん、入るけど大丈夫かしら?」
「はい、大丈夫です。」
「それじゃあ、入っちゃいなさいな!」
そうして、カーテンが開くと
…私を助けてくれた人が入ってきた
「…失礼する」
「ルオン…さん…」
「…体調は問題ないか、更識 簪」
「は、はい…大…丈夫です…」
「そうか…確かに助けたのは俺だが、俺が苦手ならば、今直ぐに出て行こう」
そう言うと、彼は振り返って直ぐに
出ていこうとした為、私は焦って呼び止めた
「ま、待って!お願い!何も言えてない!だから…お願い…します…」
「…了解した」
そうして、彼は私が顔を軽く上げれば見える距離
気を使って、離れた場所に居てくれた…
今の私には…その距離は、心苦しく感じてしまった…
「あの…その…私を助けてくれて、本当にありがとうございます…それで、あの…何か、出来ることが有れば何でも教えて下さい!役に立ってみせます!」
「…そこまで気負うな、更識 簪、お前は何も間違っていない…それに、人の善意はそれ程、現金でもない…それと自身の身体は大切しろ…だから、今はただ、感謝を述べればいい…」
私は、それを聞いた時、自分の発言に気付き
顔を赤らめたと思うけど…それでも感謝は述べれた
「は、はい…ありがとうございます…」
「…更識 簪、何か、して欲しい事などはあるか?」
「…あの、その、何で、私の事をフルネームで呼ぶんですか…?」
「…癖だ、許して欲しい…更識 簪、何と呼べばいい?」
「更識って呼ばれるのは…苦手だから」
「了解した、簪、他には何かないか?」
「あの、その…私は、強かった、ですか?」
「…強かった、訓練機であり量産型の打鉄を使い、エクシアのエネルギーを4割減らした…エクシア以外ならば俺は負けていただろう。それ程までに強かった」
「そっか…うん…ありがとう、あの、私も、グレイって…呼んで良いですか?」
「あぁ、大丈夫だ、それに敬語は不要だ」
「あ、ありがとう」
「あぁ」
彼は、そう言って私を見つめてくる
いや、見つめていると言うより…
(私を…見定めている?)
…分からない、でも、その…
「あの…その…あんまり見られると…」
「すまない…怪我等が無いか見ていた…無さそうだな、俺は帰る」
「あ、うん、ありがとう…」
「あぁ」
そう言って、グレイは帰って行った…
…不器用だし、無愛想…だけど、優しい
そんな…変な人…でも…
「最後に…優しく撫でてくれた…」
あの手から…優しさが溢れていた…
良いな…あの手…
「…そう言えば、あんまり緊張しないで話せた…初めてかも…お父さん以外の男の人と、こんな風に話せたの」
私は今、山田先生と共に映像を分析し
データ化していた…
「山田先生、そちらはどうですか?」
「此方も結果が出ました…ですが…」
「…やはり、彼奴の機体から放出されていた粒子は分からない…っと出ましたか?」
「はい…」
ふむ…やはり、分からないか…かといって
本人に聞いても分からない事だろう…
それに、イタリアに掛け合っても無回答
正に八方塞がりって状態だが…
「…山田先生は、奴が本気を出していなかったと思いますか?」
「?いえ、更識さんも彼を追い込んでいましたし、そうは思いませんが…何故ですか?」
「…奴は腰の武装を制限し、更に更識姉と戦闘した時より、算出したデータのエネルギー上昇量が低かった…動きも更識姉の時は積極的に近接戦闘に移行していたが、今回は苦手であろう射撃を織り交ぜていた、等の不自然な点が多かったからです。」
「なるほど〜…でも、それは更識さんが訓練機を使ったから、ルオン君も手加減したのでは…?」
「…山田先生…貴方も代表候補生の時の思考が抜けていませんね。」
「えぇ!?ど、どういうことですか?」
「簡単な事です、更識は私達の代程では無いにしろ、代表候補生の中でも代表争いが出来る候補生ですよ?そんな相手が幾ら訓練機を使っているとはいえ、初心者が手加減をしながら勝てると思いますか?」
「む、無理ですね…という事は…!」
「そうですね、奴は間違いなく、候補生クラスです。」
「そんな凄い子が…何故…?」
「…戦場に居たからですよ。彼奴は戦争を生き抜いたから、ここまでの戦闘能力を有したんでしょう。」
「…少年兵…ですか」
「えぇ、そうです…はぁ…コレは本当に、どうしたら良いんだ…」
「で、ですね…」
私と山田先生は、算出されたデータを元に
報告書を書き上げていくが、本当に…
「今年は面倒な生徒が多過ぎる…」
《〜次の日〜》
「はいっ、という訳で、今年の1年4組代表は更識さんとなりました!」
「「「「おめでと〜!」」」」パチパチパチパチパチパチッ!!!!
「…」パチパチパチッ
「あ、あの!私、負けたんですけど…」
…何故、俺を見るんだ?
俺が言えっという事なのだろうか?
「…俺は、専用機持ちだが、何の後ろ盾も無い…だからこそ、代表候補生である、簪、お前に任せた方が良いと考えた…それに、俺のような奴より、先日の試合でクラスの皆から認められている、簪、お前の方が必ず良い方向に事が進む」
俺はそう言って、簪の目線をクラス全員に
行き渡らせる様、目線を逸らしてやる
全員が頷いている光景を見て
覚悟を決めたのだろう…
「わ、分かりました…私、頑張ってみます!」
そう言うと、クラスメイトは暖かい言葉で
彼女の就任を祝い始めた
「うんうん!頑張ってね!私達も手伝うからさ!」
「何か困ったら、相談してね!」
「更識さん!今度、ISの動かし方教えて〜!」
「1年間頑張ろうね〜!」
「強い代表候補生に、強い男子生徒…4組は安泰ね!」
「ん〜、私も頑張らないと!」
「タカキも頑張ってるし!」
「タカキって誰!?」
等をクラスメイトが言ってホームルームは終わった。
そうして、何気なくも平穏な日常は…幕を開けた
ちなみに、IS1期のヒロインは既定路線です。
みんな織斑、行きなんだよな〜
いや、別に嫌いでは無いんですよ?
でも…せっちゃんモドキに惚れるかって言われたら…
更識 簪が使用した打鉄は
打鉄のパッケージである、高機動型パッケージを
装着しながらも、腕等の装甲を外し
弐式に近い仕様にしている機体です。
武装
打鉄の標準武装であるアサルトライフルの焔
打鉄の標準武装である大太刀の葵
夢現の試作武装である、薙刀[焔日]
これ以降出ないスナイパーライフルの対物狙撃銃[叢雲]
山嵐の試作武装である、6連装ミサイルランチャー
あと匂わせしときます。
ハッピーエンドは好きかね?
皆さんに質問です。ISの織斑ヒロインの中で誰が1番好き?
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篠ノ之 箒
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セシリア・オルコット
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凰 鈴音
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シャルロット・デュノア
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ラウラ・ボーデヴィッヒ
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更識 簪
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更識 楯無
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五反田 蘭
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アイリス・トワイライト・ルクーゼンブルク