世界の歪み、散り往く   作:INUv3

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ちなみに、3回目のIS系小説投稿ですが
未だに話の組み立てに苦戦しています
クソ雑魚がよォ…!

あと、アンケートは私が飽きたら閉じて
また新しい質問を書いておきますね☆


天使は壊れ、使徒は眠る

 

アレから、数日がたった、最初は俺と簪の

決闘騒ぎにより、余り、良い空気とは言えなかった

そんな4組は、和気あいあいとしながら…

 

「それで、簪さん、どうやってルオン君を倒す?」

 

「う〜ん…弐式のマルチロックオンシステムが有れば…」

 

「それよね〜、あと、荷電粒子砲のデータも…」

 

「後は、機体の稼働データにーーー……」

 

ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ!!!!

 

何故か、打倒、グレイ・デ・ルオンになっている

 

それで、クラス全体が仲良くなるなら良いか…

…何故、俺が打倒されるのか思い出してみるか…

 


俺が、訓練機とは言え、簪に完勝した

簪が負けたとはいえ、代表になる

簪さん、代表決定おめでとうパーティーが開催

パーティーの最後に、「代表が負けたままじゃ情けない(簪、本人談)」

「なら私達も協力するよ!(俺以外のクラスメイト)」

数日後

「お願いします(ペコリッ)」


 

こんな感じだった筈だ…そうだと思う…

…コレは俺も、頑張らなければならないな

簪の壁となれば、簪は強くなっていく

 

とりあえず、学園に提出する為のレポートを

仕上げなければならない為、俺は分かる範囲の

エクシアの事を書いていくが…

 

「…俺は…エクシア、お前の事を、あまり知らない…教えてくれ、お前は、どれ程の可能性を秘めているんだ?」

 

俺は誰にも聞かれない…その程度の呟きを

吐き出す…そう、意味なんて無い

俺の自問自答の様なものだ…

そんな考えしてしまう…

 

「世界は…歪んでいる…だが、それでも…人の輝きは色褪せない」

 

そうだ、マイナスに考えるな…

世界は歪んではいるが、人類の輝きは

色褪せたこと何て一度も無かった

生きたいという意思は曇る事は無かった

ならば、意思に従え…

 

「俺は、マイスターだ…だから、戦い続ける…ガンダムの意思と共に」

 

イオリア計画…その意志を引き継ぐ

俺は、この世界で、紛争根絶を目指す…

武力による平和では無い、別のアプローチで

 

「武力介入は混乱を産んだ…そして、怒りと悲しみも…」

 

ある男は、ガンダムによって歪み、執着した

ある女は、ガンダムによって歪み、憎悪した

 

「…俺は、過ちを繰り返さない…過ちの歴史を繰り返さない…例え、使命の先が失敗する未来だとしても、その未来に糧として繋がるならば…」

 

そうだ、俺が生きる意味は、これ以外に無い…

生きている意味を見付けれたのだ

なら、それを目指すだけだ…迷うことは無い

 


 

IS基礎学の授業中

 

「…ーーーと言う事で、ルオン君、モンド・グロッソの概要の説明をして

みて」

 

「はい…モンド・グロッソとは、アラスカ条約に参加している国を中心に行われるIS同士での対戦の世界大会であり、格闘・射撃・近接・飛行など部門ごとにさまざまな競技に分かれ、各国の代表が競いあう、言わば世界大会である、各部門の優勝者は[ヴァルキリー](VALKYRIE)と呼ばれ、総合優勝者には最強の称号【ブリュンヒルデ】が与えられている。現状は第一回、第二回共に、当校の教員として働いている、織斑千冬が総合優勝している為、ブリュンヒルデは彼女以外存在していない」

 

「正解よ!皆も知っている通り、織斑千冬先生はブリュンヒルデです。彼女に教えて貰える事は今後の糧になる筈ですから、気になる事が有れば聞いてみましょうね。」

 

そうして、エドワース先生が話しながら

授業は進んでいくと、また問題タイムだが

今度は、俺ではなく、簪の方だ

 

「それでは、次に更識さん、IS運用協定の内容を説明をしてみて」

 

「はい…IS運用協定は、軍事転用が可能になったISコアの国家間で取引などを規制すると同時に、ISの技術を独占的に保有していた、日本への情報開示と、その共有を定めた協定の事です。」

 

「はい、満点の模範的解答です、それとIS学園は、この協定によって建設されたと言っても過言では無いです。皆さんも知っての通りですが、ISの学園は、ここ以外には無い為、この3年間で皆さんは様々な事を知りたい限り、学んで下さいね!」

 

そうして、先生は全員を見渡した後に

軽く微笑みながら、話し始めた

 

「ここまでの内容は学期末の範囲にもなっています。クラス対抗戦や学年別トーナメント、そして臨海学校の後とはいえ、油断しているとあっという間に来てしまいます、みんな気を付けるようにね!」

 

成程…やはりIS学園はISの成績が

特に大事な様だ…頑張らなければならないな

 


 

授業が終わった為、いつも通りの食事を取ろうと

ポケットからカロリーバーと栄養剤を取り出そうとしたが

前からの声で、俺はそれを辞め、前を向いた

 

「あ、ルオン君も一緒に食堂で昼食を食べない?」

 

「…有難い誘いだ、同行する。」

 

「うんうん!なるべく皆で食べた方が美味しいもんね!」

 

「それに、いっつもカロリーバーとか食べてるのしか見てないから心配だもんね〜」

 

「ルオンさん、ちゃんと食事は食べないと駄目ですよ?」

 

「グレイ…ご飯はちゃんと食べた方が良いよ…?」

 

「…あぁ」

 

「うん、それじゃあ、行こう」

 

そうして、簪に手を引かれ、食堂に歩き出した

楯無先輩もだが、姉妹だからなのか

何故か、俺は手を引かれる事が多い

そんな考え事をしていると、簪が

俺の手を強く引いた

 

「ほら早く、グレイ、行くよ!」

 

「あぁ」

 

歩く速度を、彼女に合わせながら考える…

俺は、学園に来てから、食堂を利用した事が無い

…使い方は前の人物の動きを観察して判断しよう

 

「グレイ、ここが食堂だよ」

 

「あぁ、ありがとう、簪」

 

「うん、彼処に並んで自分の番になったら券売機で食券を買ってから、調理してる人に渡してね」

 

「分かった、何から何まで助かる」

 

「大丈夫、グレイはイタリアから来たばかりだから、日本式は慣れてないでしょ?」

 

「そうだな…分からない事が多い」

 

「そういう時は、私とかクラスの皆に頼ってね」

 

「あぁ、分かった、ありがとう、簪」

 

「それじゃあ、並ぼうか」

 

「(コクリッ)」

 

俺は、簪に言われた通り、簪が並んだ後に

後ろに並んで待っていく…

そうして数分後、購入の仕方を見て覚えた為

券売機に1000円を入れ、ホットドッグの券を購入

そのまま、横に移動し、食券を調理人に渡す

 

「あら!アンタが2人目の男性操縦者かい?」

 

「そうだ…」

 

「そうかい!初めての利用でしょ?(コクリッ)やっぱりね!味に惚れたら、何時でも来な!何でも使ってやっからねぇ〜!はい!ホットドッグだよ!」

 

「分かった…ありがとう、シニョリーナ」

 

「あいよ!ほらほら!さっさと席に着いて食べちゃいな!」

 

「(コクリッ)」

 

俺は、促されるように歩き出し

空いている席を探していると、4組のクラスメイトが

声をかけ、手を振っていた為、そちらに歩き出す

 

「ルオン君!こっちこっち!」

 

「分かった」

 

「って、ルオン君、これで足りるの!?」

 

「あぁ…」

 

「もしかして、そんなに食べない系…?」

 

「そうだ…」

 

確かに、俺は普段から食事は

栄養を補給する為の物だと思っている…

だが、両親の作ってくれたペペロンチーノの

味は記憶の中でも…確かに覚えている

 

「少食で、アレだけの動きできるって…凄いわね」

 

「…(モグモグッ)」

 

「うん、相変わらずの無言&無表情!」

 

「それじゃあ、話題は180度所か、完全に変わるけど、ちょうど付近には4組の皆しか居ないし、ルオン君に色々質問しましょ!」

 

「良いね!」「賛成!」「私も聞きたーい!」

 

「ルオン君、大丈夫?」

 

「あぁ…大丈夫だ」

 

「本人から許可も貰えたので、ここに皆から集めた、お便りがあります!」

 

そう言うと、クラスメイトの1人が

何処からか、お便り箱っと描かれた

紙製の箱を取り出すと、ゴソゴソ漁り出した

 

「ではでは、まず一つ目!え〜、ルオンさんは何で、そんなに無口なんですか?」

 

「…元来の性格でもある…とある1件でそれが増長した」

 

「成程〜、え〜次は、更識さんに勝ちましたが、何処で、それだけの技術を納めたのですか?、コレは私も気になる!」

 

「…剣の扱い方等は独学で身に付けた、射撃はISの補助が大きい、俺は射撃が苦手なようだ、後は機体性能で勝っただけで、他は完全に簪に敗北していた」

 

「成程ね〜、そこの所、簪さんはどう思う?」

 

「剣の扱いは完全に、グレイに負けた、あんな変幻自在に扱うのは無理、それに機体性能で勝ったって言ってるけど、綺麗に避けたり、防がれたり、迎撃された…だから、操縦技術も凄いと思う。」

 

「ほほぉ…それで?ルオン君の回答は?」

 

「エクシアは機体の追従性と柔軟性に特化した近接機だ、幾ら国家代表候補生が相手とは言え、得意距離ならば勝つ確率があった、それを運良く掴めただけだ…もう一度、戦った場合、対策として逃げながら交戦される、二度目は無理だろう。」

 

そうだ、アレをもう一度出来るとは思えない

武装出力を上げ、武装も全て使って

ようやく勝てる…そんな状態になるだろう

 

「そうなんだ〜、それじゃあ次!え〜、グレイ君のエクシアって何処で開発されたの?」

 

「機体の稼働データ以外の閲覧は国家レベルの機密事項だ、見る事も話す事も出来ない…話した場合、俺と共にイタリアに行き、牢屋で余生を過ごす事になる。」

 

「怖い!」 「え?一緒の牢屋とか…?アリカモ」 「その思考は駄目よ!」

 

「え〜、何だか不穏な空気になりましたが、気を取り直して、次の質問です!ルオン君の誕生日は何時ですか!それと、良ければ血液型と身長も、お願いします!」

 

「誕生日は4月9日だ、血液型はA、身長は162だ」

 

「やっぱり、日本の平均身長より小さい?」

 

「確かに小さいな…成長期というのが、来なかった」

 

「それ大丈夫なの?」

 

「だが、声だけは低くなった…」

 

「ま、まだ、成長期あるよきっと!大丈夫だよ!」

 

「そうか…」

 

質問の時間が終わった為、食事を再開する

ホットドッグは…日本の方が主食感が強い

ソーセージは塩分が強めだ

ホットドッグを食べ進めていると

 

「ねぇ、ココに4組の代表が居るって聞いたんだけど、アンタが代表?」

 

そう声をかけられたが、俺は代表では無い為

首を横に振って、彼女の言葉を否定する。

 

「そ、じゃあ、誰が代表なのよ?」

 

「私です」

 

「へぇ…アンタが、そこの男じゃないのが癪だけど、クラス対抗戦であたしと当たったら負けるだけだから、アンタも覚悟しておくことね!」

 

そういうと、良く分からない彼女は

自身の名前も告げずに自身の席に戻っていった

 

「な、なんだったんだろう?」

 

「ん〜分かんない!」 「同じく〜」 「宣戦布告とか?」

 

「…(モグモグッ)」

 

良く分からない為、気にすることでは無い

俺は、やっと半分に到達したホットドッグを

食べ進めていく…多いな

 


《ー第三アリーナ整備室ー》


 

授業が終わった為、部屋に戻ろうと準備していると

クラスメイト達にあっという間に拘束され、連行された

何故、彼女達は俺を簀巻きにしたのだろうか?

…考えても分からない、今も連行されているが

 

「ルオン君かる〜い!」

「ちゃんと食べてる〜?」

「あの身長でこの軽さ…羨ましい!」

 

数名に何故か嫉妬の目を向けられながら

俺は、整備室まで運ばれてきた…

すると、俺はうつ伏せになる様、降ろされた

そして、目の前には何故か簪が居る

簪の後ろには、見慣れないISがあった

更に、上級生や同級生に囲まれている。

…俺は、何をされるのだろうか?

 

ほら!簪さん!ルオン君を連れて来たよ!

 

で、でも…

 

今がチャンスなんだよ!?ここで逃したら、また完成が伸びちゃうよ!?

 

う、うぅ…分かりました…

 

横になっているからか、簪達の会話が聞こえずらい

何を話しているのだろうか?

…俺は、何か、怒らせる事をしただろうか?

分からない、俺は特に何もしていない

簪を負かしたが、アレは関係は無いはずだ

思い当たる節が全くない…

聞いてみるしかないだろう

 

「…簪、俺は何か、君を怒らせただろうか?」

俺は彼女を見れない状態だが聞いた

 

「ううん…違うの…私が頼もうと思っていたけど…それを聞いた、皆が暴走しちゃって…それで、グレイを簀巻きにしてから連れてきたの…」

 

彼女は、俺が問いた事を否定した

…簀巻きになっているから、彼女が見えない

うつ伏せの状態では見えない

 

「…俺は、怒らせてはいない…そういう事なのか?」

 

「う、うん…そうだよ」

 

「分かった…要件を教えてくれ、可能な限り尽力する」

 

「ありがとう…それでね、グレイに来て?もらったのは…ーーーーー」

 

要約すると、彼女がISである打鉄弐式は

7割感性とは言え、それは外装だけであり

武装、稼働データ等、足りていない為

そのデータを特に持っている事と

同じクラスの専用機持ちとして呼ばれた

俺は、武装等は難しいが、稼働データならば

渡せると答える事にした

 

「話は了解した、だが、俺が使っているエクシアは機密事項の塊だ、エクシアの荷電粒子砲は特殊な機能を使用している、だから武装の設計図、詳細なデータ等は渡せないが、ISの稼働データ、別理論の設計図になるが荷電粒子砲ならば渡せる。」

 

「ううん、十二分だよ、本当に助かる…ありがとう、グレイ」

 

「あぁ、約に立てたならば良い、少し奥を借りるが、全員、覗き見はやめてくれ、イタリアに連れて行かなければなくなる。」

 

「「「「「は〜い!」」」」」

 

忠告をしてから、奥に行き、首から下げている

ソレスタルビーイングのペンダントを取り出し

台座に置き、エクシアを展開し、コードを取り出してから

エクシアのGNドライブ付近のコードに繋いでから

自分用のノートPCを取り出し、それに繋ぐ

すると、エクシアの情報が出るが、主査選択し

稼働データと荷電粒子砲の設計図のみに絞込み

懐から取りだした、外付けSSDに送り込む

 

[データ送信中………完了]

 

その画面を見てから、外付けSSDを取り外し

コード等を完全に抜き取ってからエクシアを戻し

首に下げ直してから簪の方に向かって歩いていく

 

「簪」

 

「グレイ、終わったの?」

 

「コレだ」

 

「うん、ありがとう、今、見てもいい?」

 

「あぁ、大丈夫だ」

 

その後は、俺は完全に蚊帳の外になった為

昼食の時に残した、ホットドッグを食べながら

弐式の制作工程を見届けていた

弐式は完成こそしなかったが

俺のデータで相当、進んだと言っていた

 


 

アレから数日、簪の弐式は

マルチロックオンシステムこそ無いが

ISとして、戦えるレベルになったと聞いた

だが、何故、今度はロープで捉えられ

運ばれているのだろうか?

 

「…俺は、何故、運ばれているのだろうか」

 

「それはね、レイレイが目を離したら、直ぐにお部屋に帰っちゃうからだよ! 〜」

 

そう答えたのは、1年1組の生徒であり、簪の友人

布仏 本音(のほとけ ほんね)

 

「…俺は、また簪を怒らせたのだろうか?」

 

「違うよ!今日は、簪さんのテスト飛行でしょ?それで、ルオン君も手伝ったから、見て欲しいんだって!だから連れてくの〜」

 

「分かった」

 

「レイレイは相変わらず、無表情だねぇ〜」

 

そうして、俺は、本音とクラスメイトに数名に

運ばれた…途中で、織斑一夏とすれ違ったが

物凄い表情で見られた、何故だろうか?

 

「とうちゃ〜く!」

 

その掛け声と共に、第三アリーナのピットに

降ろされた後、皆は観客席に移動した為

その場に座りながら、アリーナ内部を見ていると

後ろから声をかけられた為、後ろを振り向く

 

「グレイ…?なんで、ロープで縛られながら地面に座ってるの…?」

 

「簪か…連れられて来たかと思えば、置いていかれた」

 

「…?何となく…分かった…?」

 

「そうか…」

 

「とりあえず、発進の時に危ないから、あそこのベンチに座りながら見てて」

 

「了解」

 

その場から立ち上がり、後ろのベンチに向かう

そのまま、座り、アリーナ内部を見るが

 

「(…見えずらいな)」

 

だが、見えないという訳では無い為

そのまま、アリーナの方向を向いておく

 

「…来て、弐式」

 

そう、簪が呟くと、彼女の周りを

光が覆い、専用機である、打鉄・弐式が展開される

そのまま、簪はカタパルトに乗り

 

「更識 簪、打鉄・弐式…出ます!」

 

飛び出して行った為、俺は良く見える場所…

先程の場所に行く為、立ち上がり移動する

すると一瞬…脳に激痛が走った為

少し立ち眩んだが、持ち直した…

アレは一体、何だったのだろうか?

 

「…」

 

考えても分からない、何だったのだろうか?

…疲れが溜まっているのかもしれない

体調には気を付けなければ…

そうして、俺はアリーナ内部を見た

 

「…簪…良かったな」

 

簪は、楽しそうに、嬉しそうに

アリーナ内部を飛行していた…

それを見届けた為、部屋に戻ろうと思い

歩き出す…縄はGNソードで切って

ベンチの上に置いてきた

 


《〜1週間後の本番〜》


 

『父さん…神は、俺を見てくれてるのかな?』

 

『さぁな…だが、必ず、お前にも分かるだろう』

 

『可能性の先…人間は神となる…』

 

『そうだ…我々、人類は、新たなステージに上がる…だが、それは何時になるかは分からない…だから、我々は祈るんだ…』

 

『そっか…分かったよ、父さん』

 


 

ピビピピピピピピッ

 

「(ゴソッ)……父さん…」

 

懐かしい夢を見た…まだ、俺が幼い

この記憶が…本当に懐かしく…手が届かない

その景色…だが、俺は迷わない…決めたのだ

横を見ると、電子時計は5:00分を示していた

 

「…行くか」

 

動きやすい服に着替え、自作の鞘に入っている

木製の投げナイフと短刀とタオルを持ち

寮を後にし、外運動場に向かう

 


 

何だか、早く起きた為、ランニングしようと

外に出て、運動場を目指していると

誰か居るのか、不規則に風を切る音がする

…剣道部とかが、練習してるのかな?

 

「まぁ、分からないし、とりあえず行ってみるか!」

 

俺は、そう言って、外運動場に入ると

世界で二番目の男性操縦者の

グレイ・デ・ルオンが居たんだが、なんか…

 

「素振りか?う〜ん…なんか変だな〜」

 

そう、お世辞にも綺麗な動きではなく

どちらかと言うと、ただ相手に食らいつく

そんな感じの動きであり、見る物というより

 

「戦う為の技…?」

 

あまり、剣の道に精通しているとは言えずに

辞めた、織斑 一夏(おりむら いちか)にとって

判別は出来ないが、その技は実戦で培った

戦争を生き抜く為の技であるが

それを見ている一夏にとっては、その動きが

何故か、気になると同時に苛立つのだ

 

その理由は、クラス代表決定戦の時に

グレイ・デ・ルオンが、相手の更識 簪を

*1一方的にいたぶっている様に見えたからだ

確かに、正々堂々、正面から戦っていたが

圧倒的な実力を持つならば、いたぶるなんて事はせず

女の子に華を持たせる為、攻撃の機会をあげれば…

そう思っていたのだ

 

「…よし!ココは話してみるか!」

 

だが、彼は馬鹿で無鉄砲では無いのだ

ちゃんと対話をする位の理性は持ち合わせている

手を出すのは二の次三の次位である

 

「なぁ!ルオン!少し良いか!」

 

「…織斑一夏、どうかしたか」

 

「いや、ちょっと話があるんだけどさ…クラス代表決定戦の時に、何でアソコまで追い込む様な戦い方をしたんだ?」

 

「俺は追い込む様な戦い方はしていないと思っている。」

 

「いや、だけどさ…「俺は弱い」え?」

 

「もし、簪が専用機を扱えたならば、俺は負けていた、それ程までに簪とは技術力に差がある、だから俺は安全策を取り続けた…それだけだ」

 

「そうなのか…」

 

それを聞いた時、彼もまた、同じく

学園に入ったばかりという事を思い出した

 

「ごめん!俺、そんな事、知らないで…」

 

「気にする事はない、そう思われる様な戦い方をしたのは本当だ…もし、次に簪と戦う事があれば…俺は必ず負けるだろう」

 

「そうなのか?」

 

「あぁ」

 

「そっか…んじゃ、俺、ランニングしてくるから、何かあったら呼んでくれ!同じ男子生徒だからさ!遠慮しないでくれよ!」

 

「あぁ分かった、織斑一夏、お前も、頼るべき時には必ず誰かを頼れ…」

 

「おう!その時は頼むぜ!それと、グレイって呼んでいいか?」

 

「あぁ、好きに呼べ、織斑一夏」

 

「ありがとうな!俺の事も一夏って呼んでくれ!」

 

「了承した、一夏」

 

「それじゃあなぁ〜!」

 

そうして、俺は運動場から離れて学園を

見て回る為にも、ランニングを始めた

グレイって話してみると、案外良い奴だな〜!

 


 

運動場を移動し、近接戦闘用の的がある

第2アリーナに到着した為

そのまま、中に入り、アリーナの設定から

空間投影型の移動的を出し

投擲の訓練を開始した

 

「そこだ!」

 

まず、後ろに出現した的に振り返りながら

2本投擲し、破壊する、そして更に奥に出た

2つの的に、ポケットから取り出した2投擲し

全て破壊した後、更に出現し、接近してくる

4つの的を手に持った投げナイフで此方から

接近し、破壊していくが、2つ破壊した所で

的を追えず、破壊出来なかった…

 

「…足りない…彼の様に、目で追えていない…やはり、足りないのか」

 

投擲したナイフを回収し、何度も繰り返すが

やはり、1つや2つ切り飛ばした所で

感覚でも追えず、破壊は難しかった…

 

「何が足りない…彼の記録にも無い…何かが欠けている…求めなければ」

 

俺は汗を持ってきたタオルで拭きながら

寮に戻って行く…何が足りないのだろうか

部屋に入り、全て脱いでいく…

そのまま汗を含んだ服を洗濯機に入れ

シャワールームに入り、温水をかける

壁に額を付けたまま、考える…

 

「探さねば…俺に何が足りないかを…見付けなければ…!」

 

ふと、鏡を見ると、目が光った様に見えたが…

そんなわけが無い…っと思い、汗を洗い流していく

 


《〜少年シャワー中〜》


 

シャワーを終わらせ、洗濯物を洗濯機に入れ

洗濯を開始してから、制服に着替え

ベッドなどを直し、サプリメントを摂取し

椅子に座り、数十分待っていると

洗濯と乾燥が終わった為、部屋に干してから

7:00になった

 

「…行ってくる」

 

俺はそう言って、自室から出てクラス代表戦がある

第3アリーナに向けて歩き出した

アリーナに着いた為、誰も居ない観客席で

持ってきた紙媒体の本を読んでいると

8:30にとある人物に話しかけられた

 

「アレ?グレイ…早いね」

 

「あぁ」

 

俺が属している4組の代表である、簪だ

 

「どうして、こんなに早く来たの?」

 

「朝早く起きたが、やる事が無くなった、だから来ただけだ」

 

「…だから、朝食の時に居なかったんだ…」

 

そう言った、簪の顔は不機嫌そうだ…

何故だろうか…

 

「何故、怒っているんだ?」

 

「グレイがちゃんとご飯を食べないからだよ」

 

「すまない…昼はちゃんと食べよう…」

 

「うん、それでいい…お昼は一緒に食べよう」

 

「…分かった」

 

簪から昼食を食べる約束を取り付けられた…

ちゃんと食事は食べる様にしなければ

何故か、大変な事になる…そんな気がしてならない

 

「それじゃあ、私は弐式の調整をしてくるから…」

 

「あぁ…勝て、そして証明してみせるんだ、簪」

 

「うん、私は勝つよ…そして証明してみせる」

 

そう言って簪は整備室がある方に歩いて行った

俺は、再度、本を読み読んでいくと

俺の周りにクラスメイトが集まっていく

 

「ねぇねぇ!グレイくん!簪さん勝つかな!?」

 

「…俺は、他クラスの代表は分からない…だが、簪は強い…勝ってくれるだろう。」

 

「そうだよね!それにクラス代表戦で勝ったら…!」

 

「食堂のスイーツ半年間無料券が貰える!」

 

「夢よね!スイーツ食べ放題は!」

 

「だけど、体重には気を付けないと…」

 

「言わないでぇ!!!」

 

そうこう、クラスメイト達と話していると

早速、一試合目、1組の代表と2組の代表戦の

時間に近付いてきた

 

「…1組は、織斑一夏…彼がなったんだな」

 

「え!?グレイくん、知らなかったの…?」

 

「あぁ…気にしていなかった…」

 

「えぇ〜意外だ〜、グレイくんは情報収集が得意だと思ってた〜」

 

「俺は、そこまで得意ではない…闘うことも無いと思っているからな」

 

「それなら、しょうがないかな〜?」

 

「それじゃあさ!グレイくんは1組の織斑くんと2組の凰さん、どっちが勝つと思う!?」

 

「凰という少女が、専用機持ちの代表候補生ならば、其方だろう…」

 

「そっか〜!」

 

そうしていると、凰鈴音が先に出てきたが機体は…

 

「…専用機…それも第三世代か」

 

「グレイくん、知ってるの?」

 

「あぁ…中国の第三世代試作機、甲龍(シェンロン)、近接パワータイプだ、本機最大の特徴は、非固定浮遊武装(アンロックユニット)である、空間に圧力をかけ、発射する衝撃砲の龍砲だろう、不可視の弾丸…それだけでも、強力だが、第三世代特有の燃費の悪さが無い、低燃費になった機体と言えるだろう、近接武装として大型の青龍刀である、双天牙月がある、コレは斬るといより、重量で叩き斬る様に設計されている。そして、2基装備されており、つなげることでブーメランとしても使える様だ」

 

「なるほど〜!」 「教えてくれて有難う!」 「感謝〜」

 

説明をしていると、織斑一夏も出てきた

 

「…貴様は、どう思い、闘う…織斑一夏」

 

俺はそう思いながら、彼を見定め始めた

 


 

[カタパルトオンライン… カタパルト接続を確認、何時でも行けますよ!]

 

「織斑一夏、白式いきますっ!」

 

一夏は白式を纏ってカタパルトから飛び出した

既にアリーナには自身の専用機である

【甲龍】を纏った鈴が浮遊している…

 

[今、謝るなら、痛めるのは辞めてあげるわよ?]

 

[そんなのいらないよ!全力でこい!]

 

[…一応、言っておくけど、絶対防御も完璧じゃないのよ、シールドを突破する威力があれば、殺さずにいたぶる事は可能なの]

 

「分かってるさ」

 

そう、鈴に返すと、アナウンスが鳴った

 

 

[それでは両者、試合を開始してください]

 

 

[そう…なら、言うことは何も無いわ!存分に泣かされなさい!]

 

 

両手に青龍刀を持って鈴が突撃してきた

それを雪片弐型で弾く、千冬ねぇに教えられた事を

思い出しながら…!

 

「はぁ!っ!やるな!鈴!」

 

パワーは明らかに、鈴の方が上だ…!

これは1回、距離を取った方がいい!

 

[逃げても無駄よ!吹っ飛ばしてやるんだから!]

 

すると、鈴のISの非固定浮遊部位(アンロックユニット)の装甲部位が開き

内部に光が収束された瞬間、ウィング部分に当たった

それと同時に何かに殴られた様な衝撃が襲うが

空中で何とか体勢を立て直せれた…

 

「グゥゥ!何だ、今のは!?」

 

[んふふ、今のはジャブだからね〜]

 

「…見えない弾…圧縮…衝撃…何だ、何が当たったんだ、考えろ、考えるんだ織斑一夏…!」

 

俺は鈴から放たれる見えない弾丸を

速度と不規則な動きで翻弄しながら考えるが

纏まらない!勉強した内容に無い!

!…これなら!

 

[ふふん!地上に逃げたって事は降参かしら?]

 

「いいや、違うさ…対象法を思い付いただけだ!」

 

一気に白式のスラスターを吹かし【土煙】を

広範囲に発生させる、ハイパーセンサーで位置は分かる

それは、鈴も同じ…だけど、俺の目的は別だ!

 

[目眩し?そんなもの!ISには通用しないわ!]

 

鈴は、また見えない弾を撃ってくるけど

今度は見える!いや、見えない弾には変わりないが

 

「土煙が教えてくれる!」

 

弾の風圧によって、通過部分だけ土煙が消える!

そこから、弾道を予測し続ける!後は…

見えない弾丸が来ない瞬間に一撃を与える!

 

「はぁぁぁぁ!!」

 

[幾ら避けれるからって、その突撃は見え見えなのよ!]

 

鈴は連結した青龍刀で、俺を弾きにかかる

だけど!俺は、それを待っていたんだ!

千冬ねぇと、散々練習したアレを決める!

 

[な!?瞬間加速(イグニッションブースト)!?]

 

「行っけえええぇ!!!!」

 

会場のボルテージが最高潮になった瞬間、

アリーナに突如、一筋の赤い光により

すさまじい衝撃が走った。

 


 

「何!?攻撃が逸れたの!?」

 

「地震…!?」

 

「爆発!?」

 

…今のは、ビームだ

間違いない、ビーム兵器、だが、何故だ?

GN粒子が発生していない…?

 

「分からないが…今は、避難指示が適切か」

 

後ろを向くと、クラスメイト達が不安そうに

顔を見合せている…まずは、声が届くか、そこからだ

 

「皆、聞いて欲しい、コレは予期せぬ襲撃だ、自然の事故では無い、今、この場に留まるのは危険だ、一刻も早く、避難し、外に出なければならない、出来るか?」

 

そう言うと皆が反応する

ならば、通路に誘導する

 

「う、うん!」 「分かったよ!」 「どっちに行けば良いかな!?」

 

「このまま、入ってきた道を行く、着いてきてくれ」

 

すぐ様、歩き出し、避難経路に誘導していくが

目の前には多数の人間の壁があった

何事かと、身長の高い生徒に聞いてみた所

出口がしまっていると回答が帰ってきた

俺は後ろを着いてきたクラスメイト達に

話し始めた

 

「皆、落ち着いて聞いてくれ、この先の出入口が完全に閉まっている、俺は迂回通路が無いか、調べてくる、もし、出口が空いて外に出られた時、俺が戻っていなくとも、避難を続行してくれ、聞こえていない者は居ないか?」

 

「う、うん、聞こえたよ!」「大丈夫だけど…」「グレイくんは大丈夫なの…?」

 

「心配はいらない、では、俺は行く」

 

俺は、クラスメイト達に空けてもらった

通路を抜けて行き観客席の方に向かっていく

 


 

乱入してきた謎のISと攻防を繰り広げているが

俺と鈴は攻めあぐねていた。

とにかく相手のスラスター出力が尋常じゃない。

白式を超えるスラスターなんだぜ?

その所為で、鈴がどれだけ引き付けても

俺の斬撃をするりと躱してしまうのだ。

 

「一夏、アンタのSE残量は?」

 

「そろそろ60を切りそうだ。そっちは?」

 

「185ってところね」

 

なにせ試合中、それも最後の方に乱入されたから

お互いSEの余裕なんて全くない。

しかも俺の場合、バリアー無効化でSEをガンガン消耗する

もう、カツカツだ。おそらく、攻撃はあと1回が限界だろう。

その1回に賭けるために、再度集中力を高め…ん?

 

「なぁ鈴。あいつの動き、おかしくないか?」

 

「はぁ? おかしいって何がよ?」

 

「なんつーか……機械じみてるっていうか、俺達が話してる間は攻撃してこないしさ…」

 

「それはそうだけど、元々、ISは機械でしょ」

 

「いや、そうじゃなくて……あれ、本当に人が乗ってるのか?」

 

「何言ってるのよ、人が乗らなきゃISは動かな…」

 

そこまで言って、鈴の言葉が止まり

俺を見ながら話し始めた

 

「……つまり、あれは無人機だって言いたいの?」

 

「もしかしたら、な。……織斑より管制室」

 

[織斑君ですか!? まだやられてないですよね!? 凰さんも平気ですか!?]

 

管制室に通信したら

山田先生の慌てた声が聞こえた。

 

「こっちは大丈夫です。それより山田先生、お願いがあります。あの正体不明のISに生体スキャンをかけてもらえませんか?」

 

[へ? 生体スキャンですか? できますけど……]

 

「お願いします!」

 

[わ、分かりました! スキャン開始……え?]

 

「山田先生?」

 

[せ、生体反応、無し……!]

 

「そうか、やっぱりか!」

 

「一夏の見立て通りってわけね」

 

あのISに、人が乗ってないなら

雪片弐型を全力で振るっても問題ない。

最悪の事態を考えなくていいからな。

 

「それで? 無人機なのは分かったけど、これからどうするの? アンタの攻撃が当たらないのは変わらないわよ」

 

「あぁ、俺に策がある」

 

「へぇ、聞かせなさい」

 

俺の返答に、鈴がにやりと不敵に笑った。

この笑顔はアレだ、悪い事考えた時の鈴だ

一緒に居た時は良く見てたから覚えてる

 

「それで?あたしは何をすればいい?」

 

「俺が合図したら、あいつに向かって衝撃砲を撃ってくれ。最大威力で」

 

「いいけど、それじゃ当たらないだろうけど…まぁいいわ。一夏の"策"とやらに期待するわ」

 

「おう、任せろ…!」

 

俺は雪片弐型を構えて向き直った

瞬間に、その狙いは消えた

 

「――――一夏ぁッッ!!」

 

「箒!?あの馬鹿!」

 

「はぁ…!はぁ…!男なら!男なら、それくらいの敵に勝てなくてなんとする!」

 

すると、無人機が箒の居る中継点に

両手のビーム砲を向けた為

直ぐに、思考を変え、箒を護る方にシフトした

 

「鈴、やれ!」

 

鈴に合図を送ると共に

突撃姿勢に移行、瞬時に加速する。

 

「ちょっと馬鹿!?何してるのよ! どきなさいよ!」

 

鈴の慌てた声が聞こえてくる。

それはそうだ。何故なら俺は無人機と鈴の間

つまり衝撃砲の射線上にいるんだから。

だが…!

 

「いいから撃て!」

 

「!ああもう! どうなっても知らないわよ!」

 

背後から放たれた衝撃を受ける瞬間

俺は瞬時加速(イグニッション・ブースト)を作動させた。

俺の攻撃じゃ、無人機に躱される。

瞬時加速で加速したとしても

おそらく、変わらない、同じだろう。

なら、外部要因である衝撃砲を

食らうことによって加速した場合は?

背中に衝撃砲を食らった瞬間の痛みと

ミシミシと体が軋む感覚に耐えながら

無人機との距離が一気に縮まっていく

そしてその距離が雪片弐型の有効範囲に入ったところで

 

「うおぉぉぉぉぉ!!」

 

エネルギー刃を形成した必殺の一撃は

無人機の頭と右腕を切り飛ばした。

無人機は残った左腕で殴られ

吹き飛ばされた

 

「いちかぁ!!」

 

だけど、コレでいい!

俺に狙いが向いている!

 

「ふっ、狙いは?」

 

[完璧ですわ]

 

その一言後に、無人機の頭部に空いた隙間に

一筋の光が撃ち込まれ、そのまま爆発した

 

「ギリギリのタイミングですわね」

 

「やった…!」

 

「あぁ、終わったんだな…」

 

俺も鈴も、満身創痍だったからな

一瞬上見た時に、セシリアが居てくれたから

頼ったけどさ…ホント、勝ててよかった…

 

[織斑君! 凰さん! 大丈夫ですか!?]

 

あ、そういえば管制室に繋ぎっぱなしだった。

 

「はい、こっちは何とか……」

 

[良かったです! こちらも遮蔽シールドとドアロックが解除されたところです!]

 

観客席の方を見ると、隔壁のようなシールドが

どんどん上がっていくのが見えた。

 

「ふぅ。これで終わった――」

 

ーー警告 敵ISの再起動を確認ーー

 

「なっ…!?」

 

突然の警告に気付いた時には

無人機に残っていた左腕が

最後の力とばかりにビームを

撃ち出した後だった。

遮蔽シールドが上がったばかりの

観客席に当たってしまった…

 


 

遮断シールドが上がる…つまりは

 

「無人機を倒したのか…やるな、織斑一夏」

 

そう言いながら、別の通路探しを辞め

出口に歩いて行くと、突然、エクシアが

警告を出し始めた、だから、展開した

右を見ると、脚を怪我したのか動けない少女が居た

ならば、エクシアで連れて行こうと思った瞬間に

その思考を止めた、アリーナ中央から

膨大なエネルギー出力を検知したからだ

俺は、少女の前に立ち、左手のGNシールドを使い

迫り来るビームを跳ね除けるが…

 

「ぐぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!」

 

既にシールドが完全に壊れた

命に関わるようなものでもない為

絶対防御も起動せず、俺はジリジリと

肌を焼く熱に耐えづづけた

 

「うぁおぉぉぉぉぉ...!」

 

左腕の装甲が融解し始め…吹き飛ばされた

俺の左腕も消し飛んだが、問題では無い

ビームの熱により、傷口は焼かれ血は出ない

それと同時にビームは途絶えた為

後ろを見ると、少女は気絶していた…

傷などは無さそうだな

 

「良かった…だが、左腕が無くなっ…てしまっ…たな」

 

不味いな…意識が飛ぶ…

 

「セキュ、リティ…ロック…」

 

コレで、後顧の憂いは無い…

設定し終わった直後にエクシアは解除され

俺は意識を失って、俺は少女を庇う様に

倒れ込んだ…

 


 

「…っ…ふぅ…夕方…か」

 

左腕から来る痛みにより、目を覚ます

周りを見渡すと、白いカーテンで

仕切りがされてる空間

病室の様な場所のベッドに寝てるようだ。

全身の至る所に包帯が巻かれていたが

動けない程では無い

 

「…帰るか」

 

右手の机にエクシアの待機形態である

ペンダントがある為、それを取り

首にかけた後、ISの拡張領域内に

存在してある義肢を展開する

見た目はエクシアの腕にそっくりである

コレは何故かエクシアのみにある機能であり

義肢は、擬似神経と接続されている為

生身の腕と変わらずに使用出来る。

そのまま、義肢を軽く慣らした後に

立ち上がり、病室を出ようとした所

俺が扉を開ける前に、開かれた

 

「グレイくん?貴方、重傷人なのに何故、病室を出ようとしているのかしら?」

 

そこに居たのは、楯無先輩だった

…何故か、物凄く怒っているのが分かる

いや、顔は笑顔なのだが…雰囲気で分かる

 

「その義肢の事とか色々、聞きたい事はあるけど、とりあえず、ベッドに戻りなさい?」

 

「…了解した」

 

俺は言われた通り、ベッドに戻り

その上に座わりながら横に居る

楯無先輩を見る…怒っている

 

「さて、とりあえず、まずは貴方の腕の事よ…それ、どういう事かしら?」

 

「少女を助ける為、無人機のビームを防いだ、その時に失った」

 

「…っ!そう…それじゃあ、次ね、その義肢は何かしら?見た所、貴方のIS、エクシアと類似してるけど」

 

「その通りだ、この義肢はエクシア…その腕をダウンサイズした物だ、擬似神経接続により、普通の腕として動かせる」

 

「…えぇ、なるほどね…それで?何で、そんな無茶をしたのかしら?」

 

「少女を運び出すには時間が無かった、それだけだ」

 

「なるほどね…とりあえず、腕の事は分かったわ、というより、貴方の場合は、それ以外ないって話だけど…」

 

そう言った、楯無先輩は俺の無くなり

義肢となった左腕に触れた…

 

「…冷たい…貴方の温もりが無くなってしまったわね…」

 

「…」

 

「…痛みとかは無い?」

 

「無い」

 

「そっか…ねぇ?グレイ君、もう、こんな無茶をしないって約束出来るかしら?」

 

「…あぁ、約束する」

 

「そっか…それじゃあ、お願いね…」

 

そう言ったきり、楯無先輩は何も言わず

俺の義肢を撫で続けていた…

ソレに意味があるのか分からないが

俺は、この事を反省しなければならない

そう…思った

*1
一夏の主観で





後書きという名の補足説明

弐式の荷電粒子砲はGN粒子を使わない
本当の荷電粒子砲として制作されました
GNドライブτも無いのでね。

現状のグレイ&エクシアは、専用気を使う代表候補生には
武装の威力等を下げる関係上、8割の確率で負けます。
しょうがないね、威力過多だから、殺人ダメ絶対()

織斑 一夏が何故、ここまで、ちゃんとしているかは
転生者という存在が居るから出来たIFの結果です。

グレイが、少しでも思考が刹那に寄っていたら
破滅するまで、武力介入による紛争根絶をしてましたね。
誰にも止められず、誰にも見付けられず
擦り切れてしまった後にボロ雑巾のように死ぬ
そんな未来が待っていましたね。
仲間も彼女もヴェーダも神も居ないのでね。

あ、容姿ですが、せっちゃん(1.stシーズン)を
少し肌白にしただけです。マジでそれだけ
刹那のままにすると、解釈不一致が…!

ちなみに更識姉妹もヒロイン候補ではありません。
というか、ヒロインは決まっています。


そして、コレで、下準備は揃いました。


学園や委員会「貴方のとこから来た、男子生徒の機体が凄いんですけど、アレなんですか?(要約:はよ情報よこさんかいワレェ!)」

イタリア「え?何それ…知らん…怖(真面目に知らない)」

皆さんに質問です。ISの織斑ヒロインの中で誰が1番好き?

  • 篠ノ之 箒
  • セシリア・オルコット
  • 凰 鈴音
  • シャルロット・デュノア
  • ラウラ・ボーデヴィッヒ
  • 更識 簪
  • 更識 楯無
  • 五反田 蘭
  • アイリス・トワイライト・ルクーゼンブルク
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