世界の歪み、散り往く   作:INUv3

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ん〜…欠損足りねぇな…でもなぁ〜…

あ、最近、あずきバーにハマりました
アレ、美味いね、凍ってカチカチのまま
ガリガリ食えるの好きよ


隻腕の使徒は何を想う

 


〜5月中旬〜


 

数日前のクラス対抗戦は中止になったが

今日も、学園はいつも通り動いている。

だが、俺は肉体の一部を失った事を

考慮された為、病室で横になっている

あの無人機は想定外の為、箝口令の関係上

俺は対抗戦での避難誘導中に脚を怪我をして

様子見のために休んでいるという事らしい

それと、この左腕を犠牲に助けた少女は

今、PTSDに悩まされている様だ…

無理もない、死という物を知らない

無垢な存在の目の前に、自身を殺す

死の光が迫って来ていた…俺が居なければ

あの少女は、確実に死んでいただろう。

願わくば、PTSDの症状が消える事を祈ろう

そして、エクシアも、また半壊状態だ

できる事ならば、エクシアを直したいが

この重体では修理する事は不可能だろう

 

「…どうするべきか…いや、大人しくしているか…」

 

この病室に入る事が許可されている人物は

楯無さんと、保険医の志澤さんのみ

俺と、長めに話せる人物が居ない

楯無さんは、生徒会長としての職務と

学園の生徒としての勉学等で、忙しそうだ

保険医も学園の仕事があるから駄目だ

という事で、やる事が無いため

破損したエクシアの状況を整理していこう

左腕は融解した箇所が自動修復機能により

塞がってはいるが装甲と内部フレームは

生身の腕と共に消え去った為

直るのは目安だが、1ヶ月後になるだろう

GN粒子によるGNフィールドが使えない事が

ここまで響く事のか…エクシア…

確かに、エクシアは、最高のガンダムだ

だが、勝利の剣として、武力による根絶に

適しているガンダムだ…やはり必要だ

 

「クアンタ…だが、ヴェーダが…」

 

クアンタシステムは勿論のことだが

ダブルオーに使用される太陽炉の2つ目

それを製造する為にはヴェーダに眠る

膨大なデータに存在する大型船等が必須

そんな技術力も無ければベーダが存在するか

その事実すら、俺は分かっていない

だからこそ、別のアプローチを使用し

太陽炉一基でのクアンタシステムの再現

コレが、現在の道だ…出来るだろうか?

いや、やってみせるんだ、絶対に…

 

「…俺が死ぬ前、その前までに、必ず、世界に争いという負の連鎖を根絶してみせる…それが、俺の生きる意味だ」

 

だからこそ、エクシアの稼働データを取り

ISコアに俺という存在を学習してもらい

エクシアを別の存在へと昇華させなければ

 


〜それから2週間後の朝〜


 

肉体が耐えうる位置まで治った為

医療用ナノマシンを投与されてから

数週間、肉体が完治に向かった事で

この病室から退室出来る許可が出た

となれば、自室に居れる事が決まった

それに伴って、やっと教室に戻れる

あの平穏な日常生活は、俺にとって

相当、気に入った物だった様だ

この2週間程度は、それがストレスだった

 

「2週間の遅れを取り戻さないとだ…行くか」

 

約2週間過ごした、病室に別れを告げ

4組の教室に向かって歩いていく

そう言えば、1組に転校生が2人来ており

1人は男子生徒だと、偶に来ては話す

楯無さんから教えられていたが

出来れば近付かないでと言われたな…

俺と相性が悪い男子生徒なのだろうか?

とはいえ、俺とは余り関係ないだろう

…周りから、やはり視線を浴びるか

今、右手は隠す為、長袖に黒手袋だが

やはり、この夏まじかの春で

黒手袋は周りに比べると浮く物だな…

いや違うな、なんだ?この視線は

分からない…何か…こう

非捕食者を狙う、捕食者の如き視線…

まずいな、こんな所で死にたくない

早歩きで向かおう、そうしよう。

 


〜少年移動中〜


 

何とか、教室まで来た訳なのだが…

 

「誰にも頼らないで、一人で何でもやろうとして…!なんで、頼らないの!?そんなに私達は頼りない!?」

 

更識 簪に怒られている…だが、そうだな…

今回の件は完全に俺が悪い…何も弁明の余地が無い

 

「皆、心配をかけ、本当に済まない…こんな事になったのは俺の不注意だ…箝口令を敷かれている為、言えないだろうが…コレは俺の不注意と、怠慢が招いた結果だ…決して、誰かに巻き込まれた等の結果では無い事を、覚えておいてくれ」

 

ちゃんとした誠意を相手に見せなければ

日本では許されないと教わっている

だから、俺は頭を下げ、キチンと心からの

謝罪を口にする、全ては俺の怠慢が招いた結果だ

誰が悪いと言うならば、俺以外には居ないだろう

 

「そう言われたら…許すしかないけど…次に、無茶をしたら折檻する」

 

「そうだよぉ!」

「一人で無茶しちゃ駄目!」

「ちゃんと誰かに相談する事!」

 

「あぁ…了解した」

 

そこから、皆から心配の声等を貰いながら

授業が終わろうとした頃…何故か、クラスの皆が

俺を簀巻きにし、簪の目の前に置かれている…

既視感がアリアリと存在するのだが、何故だ?

 

「さて…ルオン君、ここに運ばれた意味…分かるよね?」

 

そう言ったのは、俺の隣の席に座る

クラスメイトの、荒坂 由美さんだ

黒髪ロングでお淑やかな見た目だが

おちゃらけた発言とエセお嬢様言語を

良く話す、面白い人だ…と本人が言っていた

 

「いや…何も分からないのだが…」

 

「ふっふっふっ…それはねぇ〜…ルオン君が居なかった時に話が戻るんだけど〜」

 

そこから話された内容は驚きの連続だった

今までのIS学園ではトーナメント形式の

学年別全員参加型の戦闘模擬戦が存在したが

今回は何故か、タッグマッチトーナメントへと

変化していた事や、転校生が2人入ったのだが

その片方がフランスの男の子だと言う話や

タッグマッチトーナメントで優勝した場合には

そのどちらかと付き合える等の話が流し込まれた

…それでも、なんで俺はココに連れられたんだ?

 

「それで、何故ココに連れてきたのか…それは!クラス別代表対抗戦が中止になった影響で発生した、学園食堂スイーツ半年間無制限無料食べ放題チケットのクラス分が、優勝景品になってるの!」

 

「そうなのか…だが、別クラス同士でのタッグが優勝となった場合はどうなるんだ?」

 

「別クラス同士でのタッグ優勝になったら、無効になるんだけど、同クラス同士なら、貰えるって訳!だから、このクラスで優勝候補で代表の簪さんと、クラスの中で、簪さんの技量に併せられて尚且つ、組んだら無敵だと考えたら、絶対に専用機持ちのルオン君じゃないと駄目って訳!」

 

「だから、お願い!簪さんと一緒に優勝してきて!」

 

「私達に自由なるスイーツパラダイスを!」

 

「天使様ァ!!!!!」

 

「…グレイ、ごめんね、そういう訳なんだ、だから、一緒に出てくれないかな?」

 

そう言われたが…俺のエクシアは片腕が戻っていない

それに、俺自身も片腕を失った後にエクシアを扱えるか

その問題も存在してくる…だが、皆の視線と期待を

受け持つのも…俺の役目になるのだろう…

簀巻きから何とか出せた右腕を前に居る簪に差し出す

 

「…わかった、未熟者だが、よろしく頼む、簪」

 

簪は、その手を…受け持ってくれた

 

「うん、前衛を張れる人は少ないし、勝つ確率は1番高いと思うから…スイーツパラダイスの為にも、よろしくね、グレイ」

 

「あぁ、受け持ったならば、最善手を打ち、必ず勝利を掴み取ってみせる」

 

「これで、4組の優勝は確定だよ!」

 

「スイーツ同盟結成だァ!」

 

「「「頑張ってね!簪さん!ルオンくん!」」」

 

そうして、俺は簪とのスイーツ同盟と言う

良く分からない、物を結成する事になった

…だが、1つの目標に対して、皆と結託する

コレは初めての事だった為、ワクワクしている

 


〜それから1週間後〜


 

タッグマッチトーナメントが始まった

この間は、一夏に紹介された転校生であり

フランス代表候補生のデュノアと少し話した以外

総て、簪の専用機、弐式制作の為に奔走していた

…その間に修復されていた俺のエクシアの修復率は…

 

「えっと…その…グレイ、大丈夫?」

 

「…大丈夫…だと思うが…」

 

「うん…グレイがそう言うなら大丈夫だと思うけど…片腕が無い状態だと、機体制御が難しいと思う…」

 

そう、エクシアは未だに修復が完遂していない

GNシールドは構造の単純性により修復は完了したが

左腕は融解部こそ塞がる様、形成まではされているが

左腕本体は形成されず存在していない為、使えない事

それによってGN粒子が流出する可能性を考慮された為

機体各部に存在するGN粒子供給コードにGN粒子を届かぬ様

遮断した結果としてGNソードの表面フィールドが発生せず

GNビームサーベル、ライフル等が扱えない事が決定した

そして、バランサー等が無い為、機体重量が右に傾き

操作性での不安定化が加速している事が分かった

幾らGN粒子が万能だからと言え、出来ない事は出来ない

今は、応急処置とし、対ビームコーティングを施した

大きなマントを使用し、破損箇所を隠してあるとは言え

その部分を狙われた場合、絶対防御が発動するだろう…

 

「…だが、それでも、エクシア本体の性能は第三世代ISに勝るとも劣らない、完成度で言えば、第2世代筆頭になるだろう…ならば、勝てない道理は無い…だからこそ、勝たねばならない…」

 

「…うん、分かった、私が頑張る、だけど、私だけだと勝てない…だから、グレイ、前衛はお願い」

 

「あぁ…了解した、任せろ、簪」

 

簪の専用機である弐式もまた未完成で終わっている

最大の問題点はマルチロックオンシステムであり

現在の状況では、狙いに不備があり過ぎると判断し

制御AIにOSはロックをかけてある他

荷電粒子砲のエネルギー分配能力に懸念点がある為

連射は不可能である事から、切り札として使用

そんな状況である為、アサルトライフルである焔を

メイン射撃武装として使用する事に決まった

後は、俺がどれ程、近接戦闘で粘れるかが鍵となる…

 

「抗ってみせる…エクシアと共に…」

 


 

最初の試合は2組と3組の生徒によるマッチだったが

この試合は、ラファール・リヴァイブの速度を主軸とし

退避しながら射撃による牽制を続け、対面の打鉄を

速攻で脱落させた3組の戦略勝ちだろう。

2組の片方はラファール・リヴァイブだったが

やはり、練度は出るものだ、上手く扱えず援護も行けず

3組の受け身な打鉄使いに抑え込まれていた…

現場の戦術士に勝るとも劣らない、防衛戦術を編み出し

それを敢行できる練度まで短期間で至るには並々ならぬ

想いと、それを発揮出来る程の練習を重ねたのだろう

俺が彼女らの相手ならば、負けていた…そう思ってしまう

その様に試合が進んでいくと、1年生の部のメインマッチ

織斑 一夏&シャルル・デュノア

vs

ラウラ・ボーデヴィッヒ&篠ノ之 箒

という、1年の専用機持ち3人という構成に

凄まじい試合が起こるのではと騒ぎになっていた

何故、この場所だけ専用機持ちが固まったのかなどは

偶然と言われているが…それは分からない。

とは言え…

 

「凄まじいな…アレが、ドイツの…」

 

「うん…第三世代IS試作機のパイロットで、ドイツの代表候補生…」

 

「…怒り…いや、嫉妬と傲慢…?…分からない…混ざりあった感情と表情がチグハグだ…まるで、自身を定義出来ていない…」

 

「…グレイ、映像越しでも感情が分かるの?」

 

「いや、目を見た時、その存在が奥底に置いている物が何なのかを想像で憶測を作り上げているだけだ…25%も当たれば、良い方だろう…」

 

「そっか…あ、打鉄の子が、倒されちゃった」

 

「フレンドリーファイアを考慮しない攻撃にも巻き込まれ、ラファール・リヴァイブに似ているISにすら攻撃されていた事を考慮すれば、良く戦え、そして耐えた…キチンとした武術の心得と、打鉄の耐久性の高さに救われていたな」

 

「うん、でも、何で射撃に移行しなかったんだろう?」

 

「分からない…射撃が恐ろしく酷い可能性もあるが、俺のエクシアの様にアシスト無しではない筈だが…」

 

「相変わらず、エクシアにはアシスト系は着いてないんだね…」

 

「あぁ…エクシアの背部に搭載されている、特殊ジェネレーターの制御をする為、コアの容量を使用されている…他に回す程の余裕が無かったのだろう…」

 

「どれだけ、凄いのを積んだの?」

 

「…企業秘密だが、偶然出来た設計書も無い物だ…だが、何時か…そう、何時か、必ず、人類が到達する、そのような技術を内包している…」

 

「そっか、その時になったら、教えてくれる?」

 

「あぁ、約束する、必ず教えると」

 

「うん、分かった…あ、フランス候補生が、ドイツの方にパイルバンカーを…2回も使った」

 

「これで、一夏とデュノアは2回戦に行ける…つまり、俺達と戦う可能性が更に増えた」

 

「うん…できるなら、当たりたいし、勝ちたい」

 

「そうか…そこまで勝ちたいのか?織斑一夏に」

 

「うん…コレは私のタダのワガママ…ヤケっぱちで、彼には何の非も無いけど…それでも私と弐式、この2つで、必ず勝ちたい…私の負の感情との決別の為に…織斑くんには、悪いけど、それでも」

 

「そうか…当たるならば決勝、その時は…俺がデュノアを抑える、その間に決闘をするんだ」

 

「うん、ならまずは勝ち進まないとね」

 

簪がそう言った為、俺は拡張領域から取り出した

ヘルメットを被り、先に待機室を出ると

簪も、出てきた…

 

「グレイ、まだ時間あるけど、どうしたの?」

 

「…嫌な予感がする…いや、杞憂かもしれないけど…だが、猛烈な違和感が…」

 

その違和感は、俺の左腕からとかでは無い…

何故か…そう、いや、分からない…だが…

確実にとも言えないが…何か憎悪を具現化し

自身の見に及ぶ危険を孕むような…

俺が、何かを言う前に、その緊張感は霧散した

鳴り響く緊急警報、突然の事態に困惑する者を

誘導する避難誘導の音声と、モニターに映る

緊急時に対応する為に待機していた

教師陣がアリーナに突入し、ISを取り囲んでいる

だが、アリーナを見て、直感が働いた、アレでは無いと

ドイツの代表候補生が乗っていたISが泥のような

黒い粘着性のある物によって包み込まれた瞬間に

ISが変化していき、謎の未知なるISへと変化した

それでも、俺の直感はアレではない、そう判断したが

今は、避難が先決だと理性が判断している…

 

「…簪、アレは教師陣で対処するだろう…俺達は避難をしつつ、逃げ遅れた生徒等の誘導を行うのが先決だと判断した、異論は無いか?」

 

「う、うん…大丈夫、分かった…大丈夫…ぅん、大丈夫…動く」

 

「無理はするな…焦りは禁物、増して、恐怖によるストレスは思考を鈍らせ、判断力が削ぎ落とされる、我慢は禁物、無理だと判断した場合、速やかに俺に報告しろ…見捨てはしない」

 

「うん…ありがとう、グレイ、行こう」

 

明らかに無理をしている簪を見たが

戦場では、動ける者が、動けぬ者を助ける…

それをしなければ、ならない時が多かった

だからこそ、今は…今だけは我慢し動いてもらう

…次に食堂に行けたならば、何か奢ろう…

未だに、俺の直感が煩く警告を発している事が

余りにも不穏すぎる事で生き残れるかは疑問だが

 


 

簪と共に、避難経路を確認しながら

素早く外に出たまでは良かったんだが

簪は、弐式を持つ日本代表候補生なので

織斑千冬先生の元まで行く事になった…

俺のエクシアよりは、動けるだろうが

未完成の弐式を、どう扱うつもりだ?

教師陣が倒せないとなった場合ならば

簪を出すよりは、他の完成済みの専用機を

持つ者達を出し頭数を揃えながら

楯無先輩を出した方が良いと思うが…

 

「簪、何かあれば、エクシアへの個人秘匿回線を使え…直ぐに向かう」

 

「うん、分かった、グレイも何かあれば、ちゃんと言ってね…?」

 

「あぁ…約束する、ではな」

 

「うん、気を付けてね」

 

簪と別れたが…さて、どうするべきか

とりあえずは…この嫌な予感に従うとしよう

それが、最善手であり…俺以外には無理だ

そう…戦場に生きた、俺を導き続けた

この、感覚に従うしか、手は無いのだから

 

「…行くしか無い…いや、行かなければならない、これが…未来を切り開く為の歩みになるのだから…」

 

欠損は最初から想定していた事だ

それが早まり、片腕だったというだけ

何も、迷う事は無い…行き先は決まった

 

「…エクシア、目標との交戦領域へと移る」

 

ここからは…グレイ・デ・ルオンでは無い…

ガンダムマイスターでも無いが…それでも

俺は、行く…未来を切り開く為の名無しとして

走り出す…例え、これが破滅へと道だとしても

 


 

走り出し…誰も居ない砂浜まで往けば後は

単純な作業となる…エクシアを部分展開で起動

GNドライブを搭載してある、胴体と支えでもある

脚のみを出現させ、歩いて行き水中に入る

目標は、1km以上、先であると感が告げている…

そのまま、水中の深い水域まで侵入が出来た

ここならば問題にはならない…エクシアを完全展開し

GN粒子を散布しながら、GNドライブを起動…

 

「…エクシア、目標エリアへの移動を開始する」

 

数十分も飛んでいれば、自ずと目標を確認出来る…

出来るだろうか?いや…やらねば、ならない…

エクシアは半壊済みだとは言え、やらねば生き残れない

これが定めだ、これが運命なのだ…

 

「…今だからこそ…この記録に感謝する…エクシア、目標を破壊するッ!!!」

 

脳内に染み付いた、この記録は俺の記憶を塗り潰す

だが、今だけは…この記録に感謝する事になった

歪みだ…歪みは許してはならない…!

 

「この美しい世界のために…!貴様を倒さなければ、俺は…!進めない!」

 

GNソードを展開し、一気に加速する

狙うは胴体…!殺害する事になったとしても!

 

「くっ!外した!バランサーか!」

 

胴体を両断するつもりが、バランサーの不備

相手の反応速度、左手が無い事により

奴の右腕を斬り飛ばす程度にまで

落ち込んでしまった

 

「…だが、勝たなければならない…!」

 

全身ライトグレーの機体色に

頭部はアンテナの類が無く四つ目に

しゃくれ顎となっている…そして

X字状に配置されたGN粒子発生装置

特徴的な…いや、記録にとっては

不吉な色なのだろう…拒絶する赤

見間違える訳が無い…正規軍のガンダム…

 

「GN-X…貴様をこの世に存在させてはならない…そのドライブから発生するGN粒子の毒性は、やがて人を喰らい尽くす…そんな事を許してはならない…!だから、歪みである貴様を破壊する!」

 

赤いエネルギーが発生したのを確認し

すぐ様、回避行動を取りながら

GNソードを折り畳み、射撃を開始する

だが、飽くまで牽制用でしかない

大体の射撃は、回避され、当たる物も

盾で受け流されて終わっている…

…だが、やはり…

 

「GN-Xタイプ…ガンダムと同性能の傑作、マイスターでも無い、俺ではキツいものがあるが…それでも、勝たねばならない!」

 

射撃を受け、マントが剥がれ落ちたが

そんな事は折り込み済み、マントを前に突き出し

一気に加速し、GNソードを展開する

そのまま、相手に向かって腕を振るうが

 

「止められるか、技量差でも負けている」

 

幾ら、エクシアが近接戦闘特化のガンダムとは言え

俺は、ガンダムマイスターでは無い、タダの男

同性能の機体となれば技量差では完全に負ける

1度距離を取り、空かさず接近し切り結びながら

奴に蹴りを入れるが、やはり、力不足か

…ならば、予想だにしない攻撃を入れる

 

「フゥッ!ハァァァァァ!!」

 

回転斬りをし、距離を取らせた瞬間に

腰部から無理やり取り出したSブレイドを投擲し

視点誘導し、Lブレイドを頭部に突き刺すが

GN-Xは諦める事なく、GNビームサーベルを

頭部に向けて、突き刺そうとするが体を屈ませ

無理やり回避しながらGNソードを展開する

 

「モォォラッタァァッッッツ!!!!」

 

相手の右胴体にソードを突き当てながら

左に向かってに動かし、胴体を分断しながら

横を通り過ぎ、ソードを折り畳み

背中のGNドライブτに向けて、ビームを乱射する

コレは…コレだけは遺してはならない…!

GNドライブを起点としながら、GN-Xは

爆散し、ドライブも粉々にまで破損した…

 

「…エクシア、目標を駆逐完了、コレより帰投する」

 

GN粒子を散布しながら、学園がある領域まで

海中深度500m程度を航行潜水を開始する

…負ける可能性の方が高かった、運が良かった

最初の攻撃が、奴に当たっていなければ

俺は確実に負けていた

 

 

皆さんに質問です。ISの織斑ヒロインの中で誰が1番好き?

  • 篠ノ之 箒
  • セシリア・オルコット
  • 凰 鈴音
  • シャルロット・デュノア
  • ラウラ・ボーデヴィッヒ
  • 更識 簪
  • 更識 楯無
  • 五反田 蘭
  • アイリス・トワイライト・ルクーゼンブルク
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