一歩分の距離(書き直し中) 作:青い月
あとがきでも書いたがまだここで書き足すつもりだが区切りが少し良かったので投稿しておく、今回は結構いい感じだと思うから楽しんでくれ!
※ 書き足したというより結構書き直してしまったかもしれない...やっぱり呼び方とか距離感に違和感があったので修正しました文字数もそこまで増えてないし本当にすみませんでした(ノ_ _)ノ
優しい朝日が顔にあたり指定した目覚ましより早く目が覚めた、今日から春休みが明け新学期がはじまる。
私はベッドから降り部屋の鏡の前で外に跳ねた寝ぐせを直しリビングへと向かう。
「おはよう」
「千夏今日は朝練ないのに少し早いわね、珍しく寝ぐせも付いてないし」
「いつも付いてないよ」
(流石に男の子に寝ぐせ見られるの恥ずかしい)
少しごまかし彼の存在を確認をしながらコップに水を注ぎリビングの椅子に座る。
すると玄関からドアが開く音がした。
「佳織さんいま帰りました、千夏さんもおはようございます」
挨拶してきた彼の額にはうっすらと汗をかいていた。
「おはよう...青井くん朝から走ってきたの?」
「はい、朝走るの日課なんです」
そう言って彼は母にお風呂を借りますと断りをいれ汗を流しに行った。
そして彼がお風呂が出たタイミングで食卓にはご飯が並び始め全員で朝ごはんを囲む。
「それじゃみんなご飯たべちゃって」
「「いただきます」」
各々手を合わせ食事を始める、お皿の中身が半分くらいになった時お母さんが話を切り出した。
「そういえば結翔くん栄明中学までの行き方分からないわよね?」
「恥ずかしながら転校手続きで一度行ったのですがここからの行き方は分からないかもしれません」
「そうよね、初日は職員室に行くんでしょ?千夏あなたが案内してあげて」
「すみませんがよろしくお願いできますか?」
「そんなにかしこまらないで、青井くん一緒にいこっか」
(私花恋以外の誰かと一緒に登校するのって初めてだなぁ)
一瞬そんな思考がよぎったがいつもより少しだけ早く登校する為にご飯を食べるスピードを上げ私も学校へ行く準備を始めた。
そして私は身支度を整え桜でできた絨毯のような学路を1歩私が前に出る形で青井くんと一緒に登校する。
「そういえばいまから学校に2人で行くけど私たちの関係ってなんて説明しよっか?」
「そうですね失念していました、変な噂になって千夏さんに迷惑かけてしまうのは申し訳ないですし、どうしましょうか...」
転校してきて余裕がないはずの彼は私の心配をしていた。
「私は全然大丈夫だよ」
いい案がないかお互いに考えてみる...
「お姉ちゃんまってよぉ」
「勝っちゃんが遅いんだよ」
小学生の低学年の姉弟と思われるその子たちは私たちの横を走り抜けていった。
(そうだ)
「親戚のお姉ちゃんって事にしておくとか?」
「親戚のお姉ちゃんですか?」
「そう、それなら最悪青井君と一緒に住んでいる事が知られても大丈夫だし一緒にいる事が多くてもそこまで変じゃないと思うんだけど...嫌だったかな?」
青井くんは立ち止まりその表情は少し戸惑いの顔が見え隠れしていた気がして私は気に障るような事を言ってしまったのか心配になってしまう。
「いえ変な顔をしてしまいましたよね申し訳ございません、そうですね...実は僕の父と母以外には親族との関わりというものがなく少しだけ戸惑ってしまいました、でも」
彼の表情は先ほどとはうってかわり優しい笑みに変わり少し見上げるような形で目線がぶつかる。
「お姉ちゃんが出来るのは嬉しいかもしれません」
私はその笑みを見て一瞬固まるが鼓動は逆に少しだけ早くなったがその事を隠すように通学路を再び歩き始めるが、玄関を出た時と違って1歩分下がり彼の隣を歩いていく。
「でもそれだとお互い呼び方が少し不自然かもね」
「そうかもしれないですね」
「じゃ結翔くんって呼んでもいい?」
「はい名前で呼ばれるの好きなので嬉しいです、じゃあ僕は千夏さんって呼んでもいいですか?」
「うーん、さん付けだと少し硬いかも?」
「それじゃ...千夏姉さん?」
「うんその呼び方にしよっか」
結翔くんは照れてしまったのか小さく私を姉さんと呼んでくれその言葉がそのまま消えていかないように平然を装い返事をしたが私もその言葉で胸の方がくすぐったくなっていた。
そんな通学路を歩く2人の後ろ姿はいつの間にか青年の方が背が小さいのも相まり遠目から見ると本物の姉弟の用に写っていた。
英明の正門にはまだ学校が始まるには早いが部活生や学校に用事があろう生徒達と一緒に門を潜り職員室への向かう。
「着いた此処が職員室だよ」
此処に来るまであまり人とすれ違わなかったがその大半が隣を歩く彼女を目で追っていた事に気づきその事に僕は納得していた。
(千夏姉さんって優しいし可愛いから人気があるんだろうな)
「ありがとうございます、千夏姉さん」
「どういたしまして、結翔くんはこの後ってどうするの?」
「新学期初日ですが一応2年生から転校という事もあり朝に紹介していただけると聞いています」
「そっかじゃここで一旦解散だね」
「そうですね改めてありがとうございました」
僕は頭を下げてお礼をし姿勢を戻すと彼女が僕の耳元まで顔を近づけヒソヒソ話を始める。
「そういえば帰りは私部活あるけどどうしよっか」
「僕も練習あるって聞いてはいます」
「そっかじゃ一緒に帰るよね?」
優しい彼女はさも当たり前のように一緒に帰ることを提案してくれるが人気者の彼女の時間を奪ってしまっては申し訳ないので断っておく。
「ありがとうございます、ですが家から此処までは多分覚えたので一人で帰れると思いますし心配して頂かなくても大丈夫ですよ、それにもし自分の方が部活で遅れてしまっては申し訳ないですから」
「分かった」
表情は見えなかったがその言葉にはいつもとは違う声音が混じっていた気がして何か言おうとした時...
「でも部活終わり時間がたまたま一緒だったら一緒に帰ろうね」
そう言って僕の返事は聞かずに彼女はどこかへ歩いて行きそれを見送った後僕は職員室の扉をノックした。
うーんなんか書いてて分かったことは一人称が行き来きしすぎて変なのかって思ったので今回から7対3位で主人公視点7のその他キャラクター3で描いていこうと思います。多分原作キャラが好きすぎて心情描写を考えていたらこうなってしまったと思う。
次回 自己紹介と親友達との出会いみたいな感じかな?