人から馬になってウマ娘になってた。 作:意地があんだよ男の子には!
入学式!とはいえ短いです。
……1ヶ月って早い……
_トレセン学園前_
「遂にかあ……なんとなく早かったね」
「ああ、そうだね」
「とはいえここがゴールじゃねえ。ここからが“スタート”だ」
「わかってるよ」
ほう、トレセン学園の入学とはこういうものか(御大将)。てかシリウスがちゃっかりいるのなんで?特別進学か何か?え、歳一緒?あ、そうなの知らなかった……ミホが1個下だから同じかと思ってたんだけど違うのか……
それにしても、なんか久しいような憂鬱な気がするのは前前世の記憶のせいなんだろうな。中学生活に高校生活……ボッチを極めていた時期だ。結果が孤立ウッ頭が……やめやめ、ここから華々しい学園生活を送ってやるんだ!あ、そういや海外行かないといけないのか()
ちなみに試験はどうだったか?そらバッチリよ。
筆記試験。ここはまあ、いけるいける。頭のおかしい(良し悪し関係なく)スレ民にボコボコにされ、ルドルフ達との頭の出来に滅多打ちにされたけどなんとかできたよ、たぶん。結果なんて見れないからさ……入学出来たってことは上手くいったんだよ!
にしても悲しいかな、馬のときとウマ娘のときでは知能低下がいたたまれない。もし俺がいるゲームのウマ娘って賢いやつになるんかな、少なくとも馬としては賢い判定だろうし。なお中身…………悲しいが人族としての俺は優秀なんて程遠い存在だったのさ。喋ること?もうないよ、勉強は嫌いだ!
能力試験。これは中央なんだから質も要求されるよねって話だね。正直緊張はなかったな。なんでかと言われると、やってることが追い込みと変わらない……
前世のレース前の追い込みとかの光景を人型でやってる感じだからさ。そのせいで浮いてたんだけど。
なんで浮いているのというと、結構みんな気合い入れというか緊張ほぐしというか、落ち着きがない感じになってるじゃん?ルドルフとかシリウスとかも少し調子や雰囲気が変わるのに、俺だけ通常運転してたんだからそりゃ浮くよねって話。
普通に筆記試験の方が恐ろしかったから憂さ晴らしみたいになってた。たぶん能力試験はトップをいける自信はある。いってなかったらショック!そうなるとジュニア期でどうにか頑張るしかない。クラシック期は基礎より芝慣れを重視にしたいしね。
「そういえばルドルフが入学生代表だよね?」
「そうだね、少し緊張はするが上手くやってみせるよ」
「まあ、醜態は晒すなよ」
「わかっているさ」
『入学生代表、シンボリルドルフ』
「はい」
正直新鮮だな。もう何十年も学校行ってなかったし、こんなでっかい入学式なんてそうそうないし、1学年370人近くってなんか凄い……うん、俺地方だからここまで人がいるの見た事ないわ。やっぱ凄いんだな都市部って。ちなみに俺は雰囲気だけを楽しんでる。真面目に聞くと眠くなりそうだから。ごめんなさい皆々様、俺は式典とかもポケーっとしてた阿呆なんです。
『__最後に、我々は競技者であります。ここに集まっている総勢ここからは鎬を削る‘好敵手ライバル’となることでしょう。もちろん、勝負事には勝ち負けはつきます。悔しさや悲しみ、滞りのない怒りを体験していくことでしょう。それを糧にしても構いません、それは自由です。ですが、走ることの楽しさを……我々の本来の感情を忘れないでください。以上です』
ほむほむ……ほむほむ、良いこと言うねー。俺なら言えないやー。
「…………最後、ほぼクロの言ってきたことじゃねえか……」
「ん?」
「お前もボケっと聞くな」
「あてっ」
頭叩かれた。でも痛くは無くて、すごく軽い。ちゃんとしろという意味が込められてる一撃だった。はーい聞きますよ。適当な限度でね。
「こらこら、入学式なんだから、もう少しじっとしているんだぞ」
「バカがボケっとしていたから喝を入れていただけだ」
「はははーまあ、うん」
「ちゃんと聞くようにするんだぞ?」
「はい……」
『理事長、祝辞』
『祝福!!ここに集まっている新入生諸君!シンボリルドルフ君の言っていたように、慎ましく、激しく、そして楽しい学園生活を送ってくれると嬉しい!!!以上!!!!』
短い!さすが中央トレセン学園の理事長!!
「まあ、長々と話されるよりはマシだな……」
「とても元気のある理事長だな」
「これも中央のクオリティ……!!」
「おい」
「いいじゃないかシリウス」
「はあ……アホに色ボケかよ……」
「じー……」
お、誰かこっち見てる。見てる……もしかしてアイツかな?毛色的にも当てはまるし、何より懐かしいしぐさだ。
「ねえ、お名前は?」
「あ、失礼御無礼。僕は“スズパレード”って言うよ!!よろしくね!!」
「うん、よろしく!」
「全く、君は友達を作るのが早いな」
「知り合っただけだろまだ。友人ってのはもう少し__」
「今度、いやこの後走ろう!!!」
「よし来た!!」
「…………」
「今回はシリウスの負けみたいだね」
「勝負はふっかけてねえ……!!」
ということでグラウンド。広っ!デカ!芝ダート完備!!ウマ娘としては羨ましいところだろうな。これが最高峰の学び舎……恐ろしや恐ろしや。
え?前世もこうだったろって?いやまあ……そうだけど。ウマ娘としてはここまでの設備の学校なんて見たことないし……え?まともに保育施設とか行ってたかって……?……………行ってません(真顔)
「あはは、コロコロ顔が変わって面白いね。えーっと」
「え、そんなに顔に出てた……?ってそういえば言っていなかったよね。私、シンザンブラックって言うんだ」
そんなに顔に出てんだ俺。いや、前世もわかりやすいって言われてたわ。賢いけど阿呆だって言われたな。間違ってないからぐうとしか言えなかった。因みにぐうの音を吐いたら驚かれた。
「へーシンザンブラック…………えシンザン!!?あ、あのシンザン……?」
「そうそのシンザン」
「……は、はえーやっぱり中央ってすごいなあ……」
やっぱ親父って凄いらしい。親父、なんか誇らしいぞ親父。流石ルドルフ台頭まで越えろと言われ続けた存在。これから比較されまくるんだろうな。まあ、超えてみせるんですけどね。目指せ親越え。そのための海外挑戦。ルドルフ越える方が早くないかって言われてもルドルフは三冠馬だからルドルフなんだよ(オールドタイプ)。
「でもでも、私はルドルフ位しか知らないからさ」
「シンボリルドルフ……さん」
「そこはちゃんじゃないのか……」
「だってだって、どう見たって僕みたいな一般ピープルと違ってお嬢様じゃん……ってそうじゃん君もじゃん!!!?」
「いやまあ……なんというか、気質はお嬢様じゃないから私的には間違いじゃないと思うけど」
なんなら何十年前のド田舎娘かっ!って言われるようなことしてたからな……今もやろうと思えばやれるけど、戻りたくはないかな流石に。
「ルドルフもああ見えて友達は欲しいからさ」
「うーん……」
「そもそも、ここはお嬢様学校と言っても差し支えないでしょ?いつかは他の子ともコミュニティは作るはずだし、練習するのも良いと思うよ」
「あー……うー……確かに……」
「勇気出して」
「うー……」
某吸血鬼にならんでもろて。とはいえね、流石にね、やっぱ恐いよね。わ か る 。やってらんねえったらありゃしない。ほんとにどうかしてると思うよ。みんなスペック高くて萎えそうだもん。チートやチート!!あ、(チート持ってるのは)俺だわ。
「まあ、まずは話そう。それからだよ」
「……シブちゃんが言うなら、やるよ!」
『シ』ンザン『ブ』ラックで『シブ』。懐かしいな、シブ。他だとシンブラとか呼ばれてたっけか。
「んー……あははっ♪」
「……え、僕なにかおかしいこと言った?」
「いーや?この名前であだ名が初めてだったからさ。なんか、嬉しいって言うか……なんだろうね」
懐かしさだろうなー。みんな先にいっちゃったし、シンザンなんて呼ばれるのなんか俺だけになったから、最後の方はあだ名で呼んでくれる人なんてほとんど居なかったな。
「ここじゃ初めての友達だね。よろしくねスズ」
「うん!よろしくねシブ!じゃあ走ろう!!」
「わかった!!じゃあみんな呼んでくる!!」
「うえ!?シブちゃーん!!?」
誰が2人で走ると言ったか!この際全員で走るぞ!呼べるだけ呼んでひとっ走りだー!
「クロ、いや……今はシンザンブラックだったね。ともかく、大声で走るのは迷惑になるよ」
「はい……」
「あと、野良レースは基本的に昼間はできないよ」
「……はぃ……」
「……一応夜に予定入れておくから、待ってくれないかな?」
「ありがとう、ございます……ッ!!」
活馬さんに注意されました……!!!!
申し訳ありませんでしたァ!!どうにもこうにも気分が上がっていたばかりに仕事を増やしてしまった……俺の阿呆が!!大変ご迷惑おかけしましたァ!!
「まあまあ、まだ入学したてだし、仕方ないってトレーナーさん。私だって入学したての時はこんなだったろ?」
「エース……彼女にここまで反省されるとは思っていなかった……と言えば、納得してくれるかな……」
「すみません……気分が上がって……どうしようもなく大声で走りに誘っていました……申し訳ありませんでした」
「どうするんだよこれ……」
「反省しているからこれで放そうとは思っているんだが……うーむ、周りから色々と目線が……とくにスカウトの目線が」
「一旦こっちで連れていくか!」
「そうだな……ん?」
「優しいですね」
「……ああ、ちゃんとしてるよ」
「ちなみに、そこまで気にしてないですけど、いつ気づきますかね」
「さぁ……?心配性だからねエースは」
「あ、あれ、シブちゃん?」
「ごめんなさい」
「あ、あのこれは一体……」
「迷惑を掛けてしまったことに対しての反省というか……そこまで強気で言い放った訳でも……ないと思うんだけど……」
「そこは心配ないぜ。私がちゃんと見てるからな」
「しばらくメンタルケアをお願いできるかな……私じゃ少し……いやかなり難しそうだからね……トレーナーを名乗っていいものだろうか……」
「アンタもネガティブになったらいけないだろ!!」
「お、お疲れ様です……ってあー!カツラギエース先輩!」
「ん?私のこと知ってるのか?」
「僕スズパレードって言います!ホープフルステークス見ました!凄かったです!!」
「ああ!ありがとな!ほら、シンザンブラックも、いつまでクヨクヨしてるんだ。せっかくの顔が台無しになるぞ」
「はい、誠に申し訳ございません」
「……シブちゃん?」
「……どうした?」
「いえ……口元が緩んでるような」
「……本当か?」
「滅相もございません、エース先輩。そのようなことがあろうはずがございません」
「…………」
「…………てへ!」
バレちった!!たぶん今めっちゃ悪い顔してんだ俺!乗らされる方が悪いんですよーエース先輩!
「このっシンザンブラックゥ!!」
「だァァ〜!??ごめんなさぁい!!いい感じにエース先輩があたふたしてたのが良いなあってぇ!!ですよね活馬さん!!」
「!?……おいトレーナーさん……?トレーナーさんも乗ったのか?なあ、トレーナーさん??おーい???」
「……くくっ……ごめん……ふふっ」
「うぉぉぉい心配して損したんだが!!!!?」
「?????」
「気にしない気にしない。エース先輩が優しいのが分かったでしょ?」
「それはそうだね」
「ぐッ……んんッ、お世辞は兎も角シンザンブラック。後で追い込みに付き合ってもらうからな」
「いやエース、今日のトレーニングは__」
「今日は私のやりたいようにやらせてもらうからな!!ふーんだ!!」
「…………どうやらやり過ぎたみたいだ。付き合ってくれるかい?代わりに予定は取り付けておく。調子がいい1年生たちでいいかい?」
「お願いします。じゃあ、スズ。走ろっか!」
「え?」
はいガシッと。もう逃がさないからな。いきなりで悪いが道連れといこう。タノシイタノシイ遠足の時間だ!!
「よーし行こう!!」
「私は大歓迎だぞ!」
「あ、え、うぇぇえぇぇ!?!!?」ズルズルズル……!!
この後、おおよそ15バ身差でぶっちぎられた。やっぱ本格化って凄いんだなと。これからまた伸びるってマジ?ちなみにスズと俺の差は4バ身くらい。俺もだけどもっと力付けないとスズ。聞いてる?ああ、ただのしかばねのようだ(仰向け息切れ状態)。
ここから色々と始まりますね。
年代的に今年がジュニア、来年がクラシックとなりますが、そこ辺りはどうしましょうか……。1、2年開けてやるか、このまま行くのか……まあこのままジュニアに行ったとしても、1年ありますから色々書けるとは思います。ですが入学したてどいきなりとなると急成長が過ぎないかとも思ってしまったり。本格化したといえばそこまでですが……
アンケでも取りますか。果たして見てくれる人がいるのだろうか……作者自体が少し駆け足気味かな?とは少し思ってたりして。そんなことないと思ってる人もいそう……もうよくわからないのだ(ずん〇もん)。
このまま進めるか、1、2年置くか(とはいえ1、2年は駆け足気味)
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このままで良いやろ
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1年置いてもいいんじゃない?
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2年くらいの方が良い気がする
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ええから書けやボケナス!!(おまかせ)