人から馬になってウマ娘になってた。 作:意地があんだよ男の子には!
ここからかなりオリジナル風味が強くなります。ウイポも絡んできますので史実剥離もかなりでてくると思います。ご了承ください。
無理と感じると思いますので、その場合は閉じる事をお勧めします。
あと、今回はかなりセンシティブな話題も入ってます。そこもご注意ください。
因みに雑談の方が圧倒的に長いです()
「さてさて、始まるね」
・ウッキウッキ
・始まるぞー
・始まるぞー!
・うひょー!!
すっかり観戦雰囲気になってら。まぁいいか。その為に来たんだからね、パリロンシャンレース場……!
ちょっと無理言って着いてきたんだけど、やっぱ雰囲気違うよな……でも懐かしいな。
《『1番人気はアサート、2番人気にボン サン、3番人気にハーバー__』》
《パドック入りです。我ら日本のウマ娘ハギノカムイオーは5番人気です。皐月賞、日本ダービーを制し、上半期の総決算宝塚記念ではシニア勢をも打ち倒しました。現在無敗でこのロンシャンの地に赴いております。日本ウマ娘の海外遠征はメジロムサシ以来となります》
《今日も絶好調で臨んでいますね。どうか日本のウマ娘の意地を見せて欲しいところです》
現地だとそこまでこっち側の情報が入ってこないからスマホをラジオにして聞いてますよ。現地の放送とかスレ民がわかんないだろうしね。
・ん?
・ファ!?
・ハギノカムイオー!?
・あれ……あれ?
・しかもクラシック期だから82年やんけ!?
・まだルドルフもトレセン入ってないぞ
・というか戦績がバグってる。なんだそのバケモン戦績
・無理させ過ぎだろ
・トレーナーは止めてさしあげろ
・何を根拠にこんな過密スケジュール組んでんだ?いや全部勝ってるのもおかしいんだが……
とまぁ荒れに荒れてるスレだこと。実際史実はどうなのかよく分かんないけど、確かにあんな過密スケジュールでGIを複数とか身体に異常があってもおかしくないよね。
・実績作んないと行かないやろうし多少無理したんじゃない?
・ここまでしないと難しいって?
・まぁ海外戦なんて日本は久しぶりやしな……
・にしてもやない?
・宝塚記念勝ってる時点で日本の中距離最強なのは証明されてるようなもんだからなぁ
・正直な感想言わせてもらうと難しいと思います
・芝質が違うからな。洋芝と野芝じゃなぁ
・最悪シンガリじゃなけりゃいいと思う
・この年で海外ってどんな馬主だよ……というかトレーナーはどんな奴だよ!よく行こうと思ったな!?
・トレーナー「乗るしかない、このビックウェーブに」
・いややり過ぎぃ!!?
あはは、確かに……でも挑戦は良いこと、やってみないと分からないし。
「どうだい?黒松。予想は」
「予想でしたら……負けるとは思います。調子が良くてもなれない洋芝に日本以上のシニア勢の重圧、遠征疲れもあるでしょうし、なによりクラシックウマ娘が短期遠征で勝てるほど甘くもありません。相手は少なくともこのロンシャンの芝に慣れているはず。不利な状況で全力を出せる中で勝つには相手よりも地力が大きく上回ってないと……例え日本で無敗だったとしても、ここでの実力は全体の平均に近いかと思います」
それくらい勝ち上がりが難しいのが海外だ。連覇なんてそうそう出来やしない、できるのは本当に化け物しかいない。思うとその化け物たちと争ってたんだなぁ俺。
「手厳しいが、その通りだな。ふむ……この年で遠征の知識なんてどこで学んだんだ?」
「今どきネットで調べられますからね」
ところどころ嘘でーす、経験も含まれてまーす。まぁネットで調べられるのは本当だし、ネットやスレで復習したからところどころ嘘という判定にしているんだが。
「熱心だな」
「ふふ、期待が膨らむね」
「あはは、プレッシャーがのしかかってくる……」
「スピードシンボリ君は普段はかなり大人しいんだが、君たちのことになると熱心になるみたいだ。良いこと……なのかはわからないがな?」
・やっぱりスーさんからの評価がバカクソ高いなイッチ
・イッチー期待されとるぞー!
・あのクールなスピードシンボリはどこに……
・にしてもイッチも言うなぁ
・まあ妥当な評価では?
・それはそう
・勝てるとは言えんよな。
・遠征ってやっぱ不利だな
・まぁ勝手来てから入れさせてもらってるだけやし
・招待制のジャパンカップとは違うからな。来て貰ってるわけじゃないし文句垂れる道理はない
・招待制でも断れるしね。行きたくなかったら行かないし
・結局は自己責任だしそれくらいでぶーたれるな
「にしても、海外遠征なんて余程じゃないですが難しいですよね?……その、主に金銭的に」
「ああ、そうなんだが今回は活馬君がね」
「活馬さん……?」
活馬さんか。また懐かしい名前だ。めっちゃお世話になったし、良い人だった。
そういえば、この世界にも主人とか厩舎のおっちゃんたちとか存在するんだよな。主人はともかくおっちゃんたちはどうなってんだろ。少数にごちゃ混ぜ悪魔合体にされてるのかURAの職員でもしてるんだろうか?
「そう、最近URAの役員兼トレーナーとしてウマ娘界隈に参入した人なんだけど、自営業での展開が凄くてね。色々と融通を効かせてくれているんだ。これからの時代、日本の実力を底上げする為、あわよくば海外で勝つ事も視野に入れて活動してくれている」
・誰じゃ?
・モチーフ元わからん
・史実にはいないんじゃねぇかな。こんな史実乖離したことに足突っ込んでるんだから
・もしかしたら転生者か?
・可能性はある
・にしてもはっちゃけ過ぎだろ
「凄いですね……」
「資金に関してはかなり大胆に使ってくれるよ。それこそ、"遠征するのなら支援は必ずする"と言ってのけるんだから」
やっぱりここでも健在か……お金の使い道が半端じゃないよあの人……馬に命懸けてる。今世はウマ娘に全ブッパしてるのか……
・あらヤダイケメン
・ウマ娘の為に自分の身を削る精神……ソイツは紛れもないトレセンのトレーナーだ!
・掌くるくるで芝3000
・実際トレーナー負担なところあるからな。いくらURAや学園からの支援があったとしても、トレーナーがどこかしらで身を削ってるんだ
・これだけ言ってくれるんだから安心出来るやろうな……
・カツバさん人気高そう
「話してみるかい?」
「え?」
「彼、
「え」
えぇ....(困惑)活馬さんアンタかい……短期間にGI取らせすぎでしょ……加減してあげなって……
・ファーーーーーーwwwwwwww
・まーじかお前まじか!!
・アンタかい!!
・あの過密スケジュールはてめぇか!!自制しろ!!やりたそうにしても自制させろ!!
・もう手で土掘れそうなくらい回転してるわ。芝
・とはいえ全勝させるってヤベェな。カムイオー3歳の時振るわなかったのに
・振るわなかったか?3歳(旧4歳)時点で普通に重賞馬やぞ
・大きいのがね……いや普通に京都新聞杯と神戸新聞杯取ってるから強えわ。
・それはそうとGIじゃ勝ちきれんかったのは確かだからな。ようやるわ
・あの、運が絡んだとして無敗で2冠、というか3歳で宝塚はマジで取れるもんじゃないんですが……
・それはそう
・競走経験のあるイッチが言うと重みが違うな
「お、丁度良いところに、おーい!活馬君!!」
「?はーい、呼びましたかー!」
・うお若い
・うせやん。わけぇ兄ちゃんかよ。結構あっさり系な感じだな
・この見た目からあのスケジュールが出てくるの?ギャップ差で風邪引そう
・逆に考えるんだ、一生懸命考え抜いた結果があのスケジュールなんだって
・やり過ぎだバカ
・それでよく脚を壊さなかったな!!カムイオーはよくやったよ。それともカツバの兄ちゃんのケアが良かったのかね?
思うんだ、トレーナーも美男美女が多くないかと。いや、別に悪いとか言わないけど、史実とかそこらって言っちゃ悪いけど結構平凡顔の人が多かったはずなんだよね。え?ビジュがいい方が見栄えがいい?……それは……まぁ、はい。それに関しては俺が1番感じてます。
「どうもスピードシンボリさん、佐岳さん」
「やあ活馬君。ハギノカムイオーも良い調子だね」
「調子は万全、気乗りも十分に整えられました。あとは……彼女の能力に期待します……あの、やはり自己紹介した方が良いですね。初めまして、活馬見輝です。未熟ですがトレーナーをやらせてもらっています」
「私の方で紹介しても良いかい?黒」
「あ、いえ……名前くらいは言わせてください。黒松です。これからお世話になると思います。よろしくお願いします」
今世もよろしくお願いします。絶対遠征行くから確実にお世話になります。
「よろしくお願いします。クロマツさん」
「ということで、この子は今シンボリで預かっている黒松。先輩……シンザンの姪っ子なんだ」
「シンザンですか……私がこの道を目指すきっかけのウマ娘ですね」
「そうなんですか?」
「はい、今でも目標の1つとして挙げてますから。シンザンを越えれるようにと」
そういえばそれなりにシンザン産駒を走らせてたっけな?それなりに成績良かった記憶。
……いや、なんか普通に重賞取ってた気がする。うん、確か取ってたな。
・あのぉハギノカムイオーも大概では?
・既にバケモン生み出してるのにシンザン目標なのか……
・たぶん強火のシンザンファンと予想。たぶん脳焼かれてる。
・ならば何故無敗のまま菊花賞に行かないのだ!
・たし蟹
「シンザン越えなら無敗のまま菊花賞に」
「カムイオーの適性的に長距離は難しいと判断しました。代わりに天皇賞・秋も視野に入れてはいましたが、せっかくなので海外の方にフォーカスを当ててみようと」
・距離かぁ……
・ほな仕方ないか
・史実じゃ最下位だったしな
・日本ダービーいけるから同じ距離の凱旋門賞もいけるやろってコト!?
・距離適性はまぁそうやな
・秋天で満足できんかったんか!?
・やっても宝塚記念とそう変わらんメンバーやろな
・リベンジマッチさせてあげて!
・それを決めるのはカムイオー陣営なので無理です
「因みにカムイオーは二つ返事で了承してくれました」
「なるほど……」
・めっちゃ信頼置いてんじゃん
・クラシックで既に親愛度がカンストしてそう
・はよくっつけ
・ぶーぶー
・至れり尽くせりしてくれてるんだろうなと
外野が騒いでどうするんだよ。というかこの人そういう気が全くないから無理。見てわかる、担当を全力で信頼しているけど恋愛方面に進展させる気が全くない。トレーナーとして担当を支えることしか考えてない。単刀直入に表すと今の活馬さんはワークマン……
「失礼ですけど、ストレートに言います。正直勝てると思いますか?」
「痛いところを突きますね……そうですね、負けると思ってレースに出させるのは酷ですが、正直に勝ちは薄いかと。ですが結果は走った後です、決めるにはまだ早い……カムイオーが逃げ切る可能性はあります。それに、挑戦させることは大事だと私は思っています。大番狂わせもありますからね。やるからには本気で臨むまで……私は出ませんから、その代わりに気持ちだけでも持っておきたいんです」
「凄いだろう?これでまだ最近入ってきた新人なんだ」
「私に聞きますか?」
「君が良いと思えば、大体の子からは良いと思われるだろうさ」
「担当を決めるのはトレーナーですし、トレーナーを決めるのはウマ娘です。双方の同意をもって契約が成立します。評判が良いことに損はそこまでありませんからね。是非とも聞きたいものです……あぁ、強制ではありませんから回答してもらわなくても大丈夫ですよ!」
「はい良い人ですね!」
「だろうだろう!いやぁ、彼が海外に目を向けてくれて本当に助かっているんだ!」
「メイさん、優秀なトレーナーが海外に目を向けてくれる気持ちは分かりますけど上がりすぎですよ」
「あはは、恐縮です。期待を裏切らないよう精進しますね」
合理主義ではなさそう。というかたぶん間をとってる形かな?多少大丈夫と判断したら行かせてあげる感じ。
・この人に担当してもらいたかった(血涙)
・優しいよォ(涙)
・でもこの人は弱いウマ娘を育てるよりも素質のあるウマ娘を伸ばすタイプっぽいんだよね……でも担当して欲しい(願望)
・一般通過ウマ娘ネキ達がワラワラと現れてきてて芝
・コロッと堕ちそう
・普通に優しいんだよなぁ。
《『パドック入りが終わり順次ゲートに入ります』》
「さて、始まりますね。運が付き纏うのがレース。良い方向に傾いて欲しいですが……祈るのはタダですからね。祈ります」
「私たちも、武運を祈るよ」
「これが海外遠征の礎になってくれれば……」
「それこそ嬉しい誤算ですね。正直に申すと物は試し程度に来ていますから」
「やはり君でもそうなるか……」
「やはり海外戦は少し早いと思っています。カムイオーも強い子ですが、あくまで日本競走専門です。なのでこれからに期待をしていますよ。日本のウマ娘が海外のウマ娘を打ち破る事を」
「期待されているらしいね、黒?」
「あの、どうしてそうプレッシャーになることを言うんですか……?」
「期待しているからかな?」
「……あはは」
・なんで期待に期待を乗せてくるんです???????????
・理解が及ばなくて苦笑いしてんの芝
・イッチの頭が宇宙猫になってる
・期待してるからって圧かけスギィ!!?壊れちゃーう!!
・困惑顔すら絵になるとかイッチってやっぱ万能なのでは?最かわやろ
・イッチの困惑顔は唆るわ
・ロリの困惑顔で唆るはもう犯罪者なんよ
普通にプレッシャー凄いんですが?ここまでされたら逃げたくても逃げれないじゃん。逃げないけど、むしろ目標だから突き進むけども。
「困ってるじゃないかスピードシンボリ君……」
「子どもは影響を受けやすいですから、体調を崩す可能性もありますよ。程々にしてくださいね?スピードシンボリさん」
「ぐっ……すまないね、黒……」
「あ、いえ……大丈夫ですよ?」
「そういうのは素直に気をつけてくださいと言った方が言われた方も気が楽ですよ。とはいえ、気を遣う必要性もなさそうですけどね」
「手厳しいな君は……」
「親しそうなものだったので」
「それはそうだが……」
「では私は持ち場に戻りますね。カムイオーの応援お願いします」
「はい!」
「ケアは頼んだよ」
「せっかくの海外遠征組なんだ、全力で応援させてもらうよ!」
そして本番、レース展開はハギノカムイオーの逃げがペースを作りながらそのまま最終局面へ。
・いけるぞカムイオー!!
・まだ先頭、この調子で最後の直線も維持できりゃいける!
・それができたら皆やってるんだよなぁ。がんばれぇ!!
・だいぶ息上がってる
・くっそ、後ろが詰め出した
・キツいなこれ
「いけるかっ……」
「頑張ってくれっ……」
「……_」
《『最後の直線日本のハギノカムイオー先頭しかし後続が一気に伸びてきた、アキイダ狙いを定めるハギノカムイオー伸びずここで先頭アキイダ抜ける!追撃も大きいがアキイダ先頭、後続も続々前にくる!アードロス先頭を奪うかアキイダ粘る粘るアキイダかアードロスか微妙にアキイダが先頭!アキイダ、アキイダ1着!2着にアードロス、3着にアワシフ__』》
〘『最終直線、サガスをセクレトが追う!来たっ大外から上がってきたシンザン!!真ん中にセクレト!!内にサガス!!この3頭が最後の叩き合いだ!!どちらが勝つ!?』〙
《ハギノカムイオー敗れました。13着です……》
《やはり壁は高いですね……最後の直線では脚が持ちませんでした。やはりロンシャンの芝質は日本のウマ娘には厳しいところがありますね》
《しかし、健闘を見せてくれました。お疲れ様ですハギノカムイオー》
・ぐあー!!
・まあわかってた……でも悔しいです!!
・言えたじゃねぇか
・最後バテたなぁ
・でも最下位ではないから……
・おつかれカムイオー!!
「_……負けましたね」
「やはり難しかったか……」
「くぅ……ノリに乗ってる今代最強のハギノカムイオーですら無理か……!」
圧巻の一言。やっぱりレースは緊張感が凄いな。特に国際GIにいたっては圧がすんごい……
にしても、ここに立つにはまだ覚悟が決まってない。いや、まだ立つには早すぎるけども。前世と今世とじゃまた違うかぁ……はぁー……よし
「……フンッ!」バチンッ!!
・!?
・イッチ!?
・何かあったんか?
・急に頬にビンタしてどないしたん!?
「どうしたんだい黒!?」
「いてて……いえ、ちょっとした意気込みみたいなものです。いつかは、あの場に立つんですから」
「……そうか。だがあまり気置いすぎるなよ?そうやって潰れていったウマ娘は多くいるんだ。君にそうなって欲しくはない」
「わかってます。今から負うことはないのはわかってます。でも、今やっておかないといけない気がしたので」
「黒……」
「スピードシンボリ君。我々がやってることは、こういうことだよ。下手をすれば彼女のキャリアを、彼女自身を潰すものだ。覚悟もいるだろうさ」
「あ、そんな重く捉えなくても大丈夫ですよ?」
「いやしかし」
「大丈夫ですって」
いや、あの、別にそこまで重く捉えてるわけじゃなくて、気が緩んでんなぁ程度ですから。別に今から死ぬ気で頑張りますって訳じゃないからね?スレ民もほらわかってるだろ?
・イッチ……
・ワイらって醜いな
・安価取り下げてもええんやで
・クラシック三冠に変更しようや。ルナちゃんとも競えるから
・あ……そっか……親友との交流が少なくなるのはメンタル的にもキツいよね……
・お前ら……イッチは覚悟入れとるやから今は励ますのが最適ゃろがい!!
・ワイらが始めた物語だろ、責任取ってイッチの行く末を見届けろ
・…………湿っぽい雰囲気のスレ民共だな。本当にスレ民か?
・イッチ……
・それが本心か?本当は怖かったりとかせんの?
・重圧に潰されたら終わりやぞ?
・大丈夫かほんとに。ワイはあんなレースを見たら気が遠くなったぞ
・大丈夫大丈夫。まぁ見とき、必ず勝ってやるからさ
・イッチがそこまで言うんなら……
・無理すんなよ
・そこまで言われちゃあ見届けるしかないか
・期待しとくでイッチ
・あっと言わせたれ
・まぁ頼るときは頼るからよろよろ
・それはそう
・頼れ頼れ
・何時でも待ってるぞ!!
・おっしゃ任せとけ!やってやらぁ!!
……なんでこうも重く捉えられなくちゃならんのだ。
良いじゃん別に頬叩くくらい……軽く気持ち入れ替えるときとか多少刺激があると切り替えやすいとかあるじゃん?
「あ、トレーナーさん!佐岳さんたちだよ!」
「お出迎えは大丈夫と……」
「そう言うなよ。海外挑戦に至っては、私たちは礼を言わないといけない。活馬君、ハギノカムイオー。海外に挑戦をしてくれてありがとう!」
「いえ……海外について色々とご教授してもらった身ですから、こちらこそお礼を言うべきで「トレーナーさん?そこはどういたしましてで済むよね?」え、いやあの別に俺の方が指南されているんだから「謙虚はダメだって言ってるじゃん!」…………ど、どういたしまして……はい、はい。それはそれとして、こちらとしても助かっています」
「あははっ!君は本当に甘いな?」
甘々ですなクォレハ。というかなんだか仲の良い兄妹みたいだな。微笑ましい。
「甘いのは認めます……実際に折れるのは私の方ですし……提案するのは私ですけど……やり過ぎと思っても後の祭りですし……」
「私が曲げてるだけだよ!」
「俺の意見を曲げすぎて折ってるんだよ……駄々っ子め……」
・そこは折れちゃいかんやろがい!!
・甘い、甘過ぎる!!だがッ!!カムイオーが可愛い!!
・何が彼をそう折らせるんだ
・弱みがあるのか?
・弱みを掴まれたトレーナーは大体籍入れてる定期
・そうなんよね(一般嫁ウマ娘)
・怖……
「手のかかる教え子だな?」
「なんでだろうねーおに「やめてくれる?マジで」はーい」
「はぁ……スピードシンボリさんも茶化さないでください。調子付きます」
「すまないね。ふふっ」
・くらァ!!コイツっ!!
・お兄ちゃん!?お兄さん!?どっちだ!!!
・羨ましいィ!!!!!
・そこはけしからんじゃないのか……
・退け!!俺がお兄様だぞ!!!!
・はいはいライストレは豚箱行きよー
・(´・ω・`)そんなー
・(´・ω・`)そんなー
・(´・ω・`)そんなー
・なんだコイツら!?
・(´・ω・`)らいすとれですー
・(´・ω・`)うえにつづいてー
・(´・ω・`)おにいさまですー
・3人もいる!?
・芝3200
・おい春天やめろ
・コイツは死んでいい人間だ
・ぶっ〇してやる
・氏ね
なるほど、そんな感じか。それはそうと欲に忠実だなおまえら!しかもライストレが3人もいんのか!?あとライスシャワー関連のネタは割と禁忌だから止めとけ、殺されても知らんぞマジで……
「ふふ、随分と入れ込まれてるな?」
「……触れないでくださると嬉しいです」
「それもそうか。ところでカムイオー、調子はどうだい?」
「大丈夫……ならまぁ、はい、流石にあんな負け方したら凹みますね……うぅ、悔しいよ!!お兄ちゃん!!」
「おいこのバカッ……!人前で言うなって言ったろバカ……!!」
「うわぁん痛いよォ!!?グリグリはやめてよォ!!?」
「ははは、微笑ましいね」
「心配は必要ないみたいだ」
・フォォォォォォ!!!!⤴︎⤴︎
・お兄ちゃんっ子やった!!
・お兄ちゃん助かる
・カレンチャントレーナーはいなかったか。まぁ居てもカレンチャンには敵わないか。
・痛そう
・わかる
・頭ぐりぐりは大人すらも黙らせる最強の拘束技だからな
・可愛ええなぁ……ハギノカムイオーといえばイットーからなる良血の御曹司だったな。それはそうとトレーナーがうらやまけしからん
「……ん?クロマツさん」
「はい、どうしました?」
「様子がおかしいですが、なにかありましたか?」
「あはは、そう見えますか?」
確かに、テンションが少しおかしいだろうな。十中八九レースに感化されてる。どうもこうも走りたくてうずうずが止まらないや。
「大丈夫なら良いのですが……」
「大丈夫ですよ。少しのレースあてられたみたいです。にしても、震えました。やっぱりレースは凄いですね」
「でしょでしょ!!わかるよ!その気持ち!!みんな強かったなぁ」
うぉ、勢いが凄い。活発な性格だね。それに負けを悲観しない心持ち……本当に楽しんでるんだなぁ。
「ボロ負けでしたけどね」
「ぶーぶー最後抜かれただけだしー」
「それがボロ負けなんだよ。全く……」
「楽しかったら良いじゃん!」
「それ言える精神に脱帽だよ」
「楽しめって言ったのはお兄……トレーナーさんだからね?」
「あ、言うのやめた」
「クロマツさん、カムイオーが言ったらまたグリグリの刑なので」
「ヒェ……相変わらず怖いよトレーナーさん……!」
「この程度痛いにならないでしょうに……」
確かに、人にバシバシされる程度じゃ馬って痛くないどころか反応すらしないもんね。ウマ娘もそんな感じなのか?いや、いまさっきのビンタ痛かったな……にしても、ちょっと打ち解けてる感じがあるよね。
「親戚なんですか?」
「遠いですけどね。父が交流盛んな人で、私が中央のトレーナーに受かった事を結構自慢として言いまくっていたらしく……ははは、それを聞きつけたカムイオーの両親に話を持ちかけられまして。一族の集まりでも挨拶程度だったのですが」
「良い人ってお母さんもお父さんも言ってたから、安心かなって。親戚だから手も出されないだろうって」
「……過保護ですね。その、生々しい理由含めて」
「そうでしょう、大切に育てておりましたから。若干箱入り娘な部分もありましたからね。ある程度矯正しましたが、まだまだ残ってます」
「こうしてるのはおに……トレーナーさんだけだからね?なんならお……トレーナーさんが貰ってくれたらなぁとか……思ってたりね?」
・ぬぉ!?急に来たぞ!?
・トレーナーよくっつけ!
・手遅れになっても知らんぞ!!
・トレーナーの顔は全く動かないな……
「すいませんが、私はNOと答えておきます。まだ伴侶は必要ないと思っていますし、家庭を持つ余裕も暫くはありませんからね。それに私より良い人はいます」
まぁうん、そこら辺りは考えてるよね……というか中央のトレーナーとかそんなことするのかね……地方ですらあれだけ苦悩してるのに。
「むぅ……たぶんトレーナーさん程老後が安心な人いないと思うんだけど」
「老後以前にこのまま家庭を持つと過労死します」
「それは嫌だからやめる!」
「そうしてくれ。というか、お前は妹くらいにしか思ってないからなカムイオー?」
「うへへぇ〜やっぱりなでなで上手いねお兄ちゃん……」
「だから……いや、これくらいは許すか」
・はぇー強い
・これは初恋キラーでは?
・ウマ娘初恋キラーとかバケモンか?
・てか、トレーナーによるウマ娘の性被害って起こるのか?
・わかんね。でも、トレーナーってかなりストレス溜まりそうだし、途中でやってしまうとかあるかもしれん
「……あの、実際にトレーナーが性加害者になったりするんですか?」
「日本でもなくはありませんがまぁ稀も稀です。海外に比べれば圧倒的にないと思いますよ?海外は年少の性被害が高いですから、それに比例して多い感じですかね……ストレスも溜まる仕事ですから余計に歯止めが効かないのも原因でしょう。トレーナーに関わらず一般人による複数人犯行で無名ウマ娘を襲う事件なんかもありますから、一般の性犯罪も未だに各国は問題視していますね」
なるほど、前世も前前世も海外の性被害はあったが、今世もあまり変わらない感じか。やっぱ日本がおかしいだけか……平和なんだなぁ……
「前にはなりますが、歴史的ウマ娘も誘拐されてますから」
「え、誘拐されたその後は」
「大抵が行方不明です。悪い目に合っていなければいいですね」
・ヒェッ
・怖い
・やっぱ人間はヤバいやっちゃ……
・業が深すぎる
・イッチも気をつけないとな……
馬をウマ娘に置き換えてるだけで絵面がヤバい。まだ馬なら剥製程度……いや十分ヤバいけど、ウマ娘って……なによ。そういう趣味に回されるのか、まさか馬と同じ剥製……?うぉえッ……やばい考えちゃいかん。考えんどこ……
「あの、顔色悪いですが大丈夫ですか?」
「いえ、末路を考えてしまって……」
「考えてはいけませんよ。おぞましいので私も触れてません」
そうよな。考えたらキリがないし、なによりおぞまし過ぎて脳が拒否してる。国民的人気アイドルなウマ娘を誘拐した挙句、辱めてるのは明らかにやばいんですが……
「考えないようにします」
「賢明な判断かと思います……そろそろですね。カムイオー、退出の準備をしますよ」
「もうこんな時間か、長く話していたな」
「私たちもこれ以上いる訳にもいきませんね」
「佐岳さん、スピードシンボリさんも、ありがとうございます!」
「ああ、また挑んでくれ!」
「私たちも、少ないながら支援させてもらうよ」
「えーっと、あクロマツちゃんもまたね!!」
「はい、来年はよろしくお願いします!」
「あれ?来年なの?じゃあまた会えるね!」
「そうですね」
「私の逃げを伝授してあげよう!!トレーナーさんが!」
「そこはお前がしろ」
「ということなんで私がするね〜!」
「時間がありましたらお願いします」
「うん!期待しててね!」
ふぅ、なんだかんだ濃い2人だったな……疲れた。でもなんだかんだお似合いなコンビだった。俺もあんな感じでトレーナーとやれたら楽だろうな。まぁ、迷惑掛けるのは確定事項なんですがね。
「どうだったかい?あの子らは」
「良いですね。私も見習おうと思います。良い所は」
「悪い所はあったみたいだ」
「ハギノカムイオーは箱入り娘。そう話していたと思うが事実、あの子をあそこまで社交的に育て上げたのも彼だ。イチフジイサミを始め多くのウマ娘から得た経験や失敗を元に育てた。そして今も彼はハギノカムイオーを通して大きくなるだろうね」
「イチフジイサミ……」
・イチフジイサミか。
・大物やん。春天取ってるし
・となると、かなりヤバいんじゃ?
・やろうな……コイツ新人にしてはエグい戦績してるぞ
・てか10年は新人じゃない定期。いや、ウマ娘世界だしそこまでか?もしやサザエさん時空?コナン時空の方が正しいか?
・永遠の新人
・ソシャゲのタグかよ
「あの、活馬さんってそれなりにトレーナーをやっているんじゃ」
「……彼なんだが、実は研修で中央に訪れていた時にイチフジイサミを担当した際に拗れてしまってね。トレーナーになってからは新人の看板を被ったままさ。イチフジイサミの失敗を引き摺っているんだろう……態度はある程度立ち直れているが、自分に対しての評価は未だに新人の域を出ていないとさ」
「引き摺って?」
「勝たせられなかったのさ。大きな舞台も勝てたであろうイチフジイサミを」
・研修とかあるんや……しかもウマ娘の担当を任せるとか……怖いトレーナー業怖い……人手不足でも研修生にさせてええんか?
・いや、流石にね……?一部だけだと思うよ?相当優秀じゃないとたぶん任せられないだろうし……
・研修でウマ娘任されるの、だいぶ精神的にくるんじゃ……
・やろうな
・GIを勝たせてあげられなかったか?重賞でも凄いんだが、流石に史実GI馬だし、ポテンシャルはあったろうからな
・実力があったにもかかわらずに勝てないか……そりゃ引き摺る。俺だったらトラウマでトレーナーなれんわ。
・イチフジイサミといえば同年代はタケホープとハイセイコー……うーむ辛いな
・古馬戦でも衰え知らずのこの2頭……しかも古馬戦にはタニノチカラがいるし……
・マイルに路線変更すりゃとれたかもな。やってて負けたなら……引き摺るわな
・やっぱ運だよな。そのままにならないのが競馬や
「狭き門ですね」
「全くだよ」
やっぱりトレーナーって拗れるんだな……いやまず研修で担当任される重圧がヤバそうだし過酷どころじゃないよね……アプリ版のトレーナーがほぼ全員健気にやれてるのってやっぱり超人なんだなぁ…………
・キャラ紹介
活馬見輝 (かつば けんき)
中央トレーニングセンターのトレーナー兼業のURAの職員。
紛うことなきウイポの主人公(10基準)。
とはいえトレーナーでやりたい放題してる訳でもなく、事業と家柄にも追われている。兼業しているのでとにかく仕事量がえげつない。
事業についてはURAとの連携のもと、グッズ販売の促進や地方レースの盛り上げ、レース場の再整備等を行っている。そして一番の力の入れようが海外への展開である。
遠征だけでなく、現地での受け入れや、日本に引き入れ等を目的に行動を起こしてるため、URAとは別に独自で海外とコンタクトをとったりもしている。
今後も出番はあると思われる。
ハギノカムイオー
現在 13戦12勝
主な勝鞍
・ホープフルS
・皐月賞
・NHKマイル
・東京優駿(日本ダービー)
・宝塚記念
活発な性格で明るい。先頭民族予備軍(というかたぶん先頭民族)。
良家出身であり、両親共に溺愛していたため箱入り娘な部分があった。そのためトレーナーであり親戚でもある活馬トレーナーの矯正により、ある程度常識は叩き込まれた。
走るのは好きだが勉強は苦手。
1個下に逃げると光りそうな後輩に目を付けている。
今後出番があるかはわからない。
グダグダになってズルズル引き摺っていたら2週間過ぎてました……うごごご()
ウイポ要素としてオリウマ出てきますが、基本的にオリ主視点なので基本名前と戦績程度ですね。あとは一部事実よりも強化されてる史実ウマ娘が出ることでしょうか……
こんななんかもうよくわからない作品を見てくれてありがとうございます。