雄英から合否通知が送られてきた。実技に関してはあまり心配していないけど、筆記のほうがかなりギリギリっぽいのよねえ。心配してても仕方ないわ。女は度胸よ! 思い切って開封する。あれ? てっきり紙が入っているかと思ってたらこれは何かしら? 機械?
『私が投影された!!!』
オールマイト⁉ どうしてナンバーワンヒーローが登場するの?
混乱しているうちにオールマイトが喋っているが、今年から雄英に勤めることになったらしい。合格してたらオールマイト直々に教えてもらえたりしちゃうのかしら?
『結論から言おう! 松本少女、君は合格だ!!』
よし! ある程度はわかっていたけど改めて言われると凄く嬉しいわね!
『実技の成績はほぼ言うことなし! 最後の0ポイント
思っていたよりも実技の成績が良いわね。レスキューポイントとやらがだいぶ加算されたのかしら? 筆記試験はやっぱりギリギリかー。これでも中学の成績はかなり良かったんだけど、やっぱり雄英はレベルが高いわね。まあ何はともあれ合格したんだし良しとしますか! お母さんたちにも教えないとね。
***
「実技総合成績出ました」
時は少し遡り、乱菊が雄英高校合格に喜ぶ少し前、雄英教師陣は今年の合格者について話しあっていた。
「今年は粒ぞろいですね。特に1位の爆豪君。レスキューポイント0でトップだなんて……」
「それに8位の緑谷君は0ポイント
雄英教師たちの議論は過熱していく。そんな中、相澤消太も好き勝手言っている教師たちに呆れながら試験結果について考えていた。
「相澤君はどう思う?今回の試験結果」
ミッドナイトから相澤に質問が投げかけられた。
「そうですね。一人気になった受験生がいます。総合6位で合格した松本乱菊です」
「どれどれ…… うわっ最低…… あなたの女性の好みってこういうタイプの子だったのね。確かに大人っぽい子だけど」
「なんだよ消太~ 考え込んでると思いきやそんなこと考えてたのかよ~」
そこにプレゼントマイクまで便乗する。
「そんなわけないだろ山田。彼女の個性は正直対ロボ向きじゃない。どちらかといえば対人向きの個性だ。なのにヴィランポイントもレスキューポイントもバランスよく高得点。0ポイント
「相澤君がそんなに褒めるなんて珍しい。えっとこの子のクラスは……A組か。相澤君のクラスじゃない」
「ええ。俺のクラスになったからにはビシバシしごいてやりますよ」
「今年はやりすぎないでね? 去年の除籍騒動もたいへんだったんだから……」
「そうだぜ消太。流石に2年連続は校長もかばえなくなるぞ」
「ヒーローに適性があれば除籍はしないさ。逆に不適格なら除籍する。それが本人のためだ」
そんな会話がありつつも入学の日が迫っていた。