僕の雄英カチコチ大事件   作:アマテス豆

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第二話 僕の戦闘訓練

雄英高校二日目。

氷河達A組の午前中は、普通の授業を受けていた。

雄英高校ヒーロー科と言っても、もとはただの高校生、なので昨日のような個性を全面的に使う授業だけではなく英語や数学などのオオソドックスな教科も学ばなければならないのだ。

それから氷河は、授業を受け終わり、昼休みを迎え、今はカーラと拳藤、あと偶然近くに座っていた物真寧人と一緒にご飯を食べた。

 

物真「君が、A組の人かい?コレから宜しく。」

氷河「あ、うん宜しく。」

 

ーーーーー

A組の午後は、ヒーロー基礎学だ、その名のとおり、ヒーローについて基礎から学ぶ科目だ。

 

オールマイト「わ~た~し~が~!!普通にドアから~来たー!!」

 

と陽気な感じでクラスに入ってきたのは、No.1ヒーロー・オールマイトだ。この日本いや世界でもで知らない者は居ないぐらい人気なヒーローで、平和の象徴とまで言われるほどの人物。

当然、そんな人が来たので、氷河含め、クラスのみんなのテンションは、MAXになっていた。

 

上鳴「やばくね!普通に!」

蛙吹「ニュースで雄英に来ているの聞いていたけど、まさか私達のクラス担当だなんて。」

麗日「ほ…ホンモノやないかーい!」

 

と言うように……

 

オールマイト「ゴホん、早速だが、今日は、戦闘訓練をしてもらう!」

 

オールマイトが話し始めると、クラスの皆は、私語をやめ、話を聞く。

 

オールマイト「そして、これ!」

 

そう言うと、オールマイトはアタッシュケースを皆の前に出す突き出す。

 

オールマイト「入学前に送ってもらった『個性届け』と『要望』に沿って制作された戦闘服コスチューム!!これを着てグランドβに集まってくれ。」

 

それから、男女それぞれの更衣室で戦闘服に着替え、グラウンドβに集合した。

この戦闘訓練の概要や設定の説明をオールマイトが話し始めた。

いわく、ヒーローとヴィランに分かれての屋内戦を想定した模擬戦を行ない、ヒーロー側は、ヴィランの確保か核兵器の回収、ヴィラン側は、タイムアップ、若しくはヒーローを確保する事で、勝敗を決めるらしい。

くじ引きでチームを決めるので、それぞれくじを引いた。

氷河が引いたのはIのくじだった。

 

氷河「Iか、あのIの人…居ませんか?」

尾白「俺だ、尾白猿夫、宜しく…えと、名前は?」

氷河「龍兵氷河です…宜しくお願いします。」

 

氷河が自己紹介している間にオールマイトによる厳正なくじ引きによって一回戦目の対戦カードが決められた。

 

1回戦目は、緑谷チームと爆豪チームだ。

 

それから、緑谷チームと爆豪チーム以外は、モニタールームに移動し試合を観戦していた。

時間が経ち、1回戦が終わった。緑谷チームが勝ったのだが、身体、建物ともにボロボロ、皆この一回戦で個性の使い方、立ち回りの重要さを理解する事となった。

 

氷河「…僕の個性をうまく活用できる方法考えないと…」

 

それから、2回戦、3回戦が終わり。4回戦目、くじの結果は、氷河チームと轟チーム。

氷河チームはヴィラン側となった。

 

尾白「対戦相手はBチームか。」

氷河「轟さんのチームですね。」

尾白「確か、轟て個性テストで氷使ってた人だよね?」

氷河「そうです。おそらく氷を生成する個性だと思います。尾白さんの個性は、何かの動物系ですか?」

尾白「そんな大層な者じゃないよ、ただの『尻尾』。そういえば氷河は個性テストの時、使ってなかったけど、どんな個性なの?」

氷河「えと……簡単に言えば、周りを凍らせる個性。絶対零度まで冷やせるよ。」

尾白「あぁ、だから、個性テストの時に使わなかったのか…」

氷河「そうなんですよね。いまいち使い方が分からず…」

 

それから、少しの作戦会議ののち、配置についた。

 

オールマイト『それでは3回戦、スタート。』

 

オールマイトに合図された瞬間、下の階から音がしたと思ったら、数秒で、氷河達の足元を含めビル全体が凍ってしまった。

 

尾白「なっ!足が!」

 

氷河「氷を生成するだけじゃなかったのか…しかも、人が即死しない温度…轟さんの個性は僕の上位互換…」

 

氷河は、足元が凍ったまま、しゃがみ落ち込む。

 

尾白「氷河、落ち込んでる場合じゃないよ!」

氷河「そうだね、尾白さんコレをどうぞ。」

 

氷河は、腰に付けていたボール状のアイテムを尾白に渡す。

 

尾白「これなに?」

 

氷河「氷を溶かすアイテムです。ボタンを押して足元に投げて下さい。」

 

尾白は、言われた通りにすると、アイテムから蒸気が出て足についた氷をみるみる溶かしていった

 

尾白「おぉ、すごいねこれ。」

 

ちなみに、氷河はヒーローコスチュームの靴についている、同等の機能で解凍していた。

 

氷河「おそらく轟さんは、油断してますから奇襲をかけましょう。」

 

尾白「いや、障子くんがいるから俺たちが氷を解いたことが伝わっているかも。」

 

氷河「それはないと思います。轟さんは、あまり人と交流するような人じゃないと思います…昔の僕と同じように…」

 

尾白「わかった、氷河の案に乗るよ。」

 

氷河「ありがとう。この勝負勝ちましょう。」

 

轟は、ビルを凍らす前に障子から聞いていた、氷河達の居場所に直行していた。

 

轟「…居ない…?!」

氷河「居ますよ!」

 

轟が部屋のドアを開けた瞬間、氷河は扉の横から捕縛テープを構えて奇襲をかける。

 

轟は、反射的に氷壁を生成し、氷河の奇襲を防ぐ。

 

氷河「尾白さん!」

 

氷壁に行くてを塞がれた氷河は、インカムで尾白にサインを出す。

 

尾白「ふっ!!」

轟「くっ…!」

 

すると轟の背後から尾白が尻尾を軸に回し蹴りを1発喰らわす。

 

轟「チッ…」

 

そうして、よろけている轟に氷河は、一度捕縛テープを巻こうと足元に突っ込む。

氷河は、尾白に渡したアイテムを使い氷壁を溶かしていたのだ。

だが、轟は、冷静に判断してまた、氷河の方向にさっきより厚めの氷壁を作る。

 

氷河「くっ、」

尾白「氷河!?なら!」

 

尾白は、氷河がすぐ動けないと判断し、轟に自慢の体術でラッシュをかます。

 

尾白「はっ!は!てぇや!」

轟「チッ…」

 

轟は、尾白との距離が近く狭い通路なので、安易に氷壁を出せず、核がある部屋からどんどん離されていっていた。

 

轟「くそ…」

障子「轟!」

 

そこに救世主となる人物が駆けつけた、障子だ。

 

尾白「二対一…やるしかないか。」

 

尾白は、腰に付けていた捕縛テープを取り出し、どちらか一方を捉える方向にチェンジした。

 

だが、

 

障子「は!」

尾白「障子、強い」

 

障子の腕の力が尾白が思っていた数倍強く、とても轟と一緒に相手どれる人ではなかったのだ。

 

轟「障子、ここを頼む。」

 

轟は、その隙を見て、尾白の間を抜け、障子に尾白の相手を任せる。

 

尾白「な!氷河、そっちに轟が、向かった。」

 

尾白は、インカムで氷河にそのことを伝える。

 

氷河「分かりました…ちょっと試したい事があるので障子さんをそこで相手していて下さい。」

 

氷河は、尾白からの返信を返し、核がある部屋で、轟を待っていた。

 

氷河「アイテムは、あと一個…個性を制御しないと、轟さんの下位互換なままだし、この勝負にも勝てない。」

 

氷河は、額のリングに手をかける。

その時、扉の方向から氷の棘が氷河と核を分断するように地面から何個も生えて来た。

 

氷河「こんな芸当まで…」

轟「どうやって、氷を溶かしたか知らねーが、勝たせてもらう。」

 

轟は、分断したことを確認すると、部屋に入って来た。

氷河は、入って来た轟を見て、さっきまで考えていたことの確信を得る。

 

氷河「轟さんの弱点て、個性を使うと体温が下がる事だよね。」

轟「………」

氷河「そして、体温が下がるほど、個性が出にくくなる。」

轟「…知った所で…何か対策できんのか?」

 

氷河「一か八かやるだけだよ。」

 

氷河は、額のリングを半分くらい抜く…

 

轟「は?」

 

轟は、一瞬理解ができなかった。何故なら、当たり一面が一瞬にして凍ったからである。ビル全体は元々凍っていた、その上で凍ったのである。

空気中の不純物や、二酸化炭素が空中に小さい球として姿を見せる。

 

遅れて轟は、寒さを感じる。

 

氷河「やばい…やばい…やりすぎちゃった。轟さん、生きてるよね!」

 

氷河は、個性の制御を誤ってしまい、核の部屋の温度を一気に-85°にしてしまったのである。

 

氷河「アイテム…アイテム…一個残しておいてよかった。」

 

氷河は、アイテムを轟に使用する。

 

轟「ゴホ、ゴホ、コレが氷河の個性か?」

 

氷河「そう、周りの温度を最大絶対零度まで下げる個性……て、あぁアイテムひとつじゃ足りない…どうしよう。」

 

一つでは足りず、半身しか轟の周りの氷を溶かすことができなかった。

そしてそのまま、タイムアップで氷河は、勝利したが…喜べる気にはなれなかった。

 

ーーーーーー

 

オールマイト『タイムアップ!!!勝者!!ヴィランチーム!!」

 

オールマイトの宣言が無線から流れ、障子と尾白は、戦闘を止める。

 

尾白「ふう…障子だっけ、なかなかの腕だね。」

障子「ありがとう、尾白だったな、今度その体術を教えてくれ。」

尾白「もちろん。」

 

そんな事を言い合いながら二人は握手を交わす。

 

障子「轟達、遅いな少し様子を見にいいか?」

尾白「そうだね、見にいってみよう。」

 

少しして、降りてくるのが遅い氷河と轟を心配し障子達が部屋に向かう。

 

一方、部屋では…

 

氷河「ほんとごめん!ちょっと待ってね、今足の蒸気再チャージ中だから。」

 

轟「大丈夫…右腕が使えるようになったから。」

 

轟は、右腕から炎を出す。

 

氷河「え…え…個性「氷」じゃなかったの…炎も出せる、、、僕、下位互換ですらなかった……」

 

障子「轟!氷河!大丈夫か?!」

尾白「ドアが開かない…ふ!…」

 

氷河「尾白さん、障子さん!待って今開けると……」

 

尾白「会いた!…さぶ!!」

障子「体に氷が…」

 

部屋の温度は轟が温めた事で推定-20°まで下がったが、それでも氷がじわじわ溶け湿度が上がっていたしていた外に一気に冷たい空気が流れれば、人の体が氷付くのは、当たり前だった。

 

氷河「…僕の個性の被害、多すぎる…」

 

その後、オールマイトが事態を察して、火炎放射器を積んだ、多目的ロボを出動させ、皆無事に救出されました。




氷河のヒーローコスチュームは、カチコチ大冒険に出てきた、南極探検セットの服をイメージして下さい。

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