ダンジョンに【真実のガランに憑依した奴】が居るのは間違ってるだろうか   作:プリンマン

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短編 ① デートL 「駆け込み飲酒はお辞め下さい」

 

「それにしても両手に花とはこういう事を言うんだね」

 

 

「でしょ?喜んでいいのよ…若干片方はロリだけど」

 

 

「何言うてんねん、大して歳変わらんやろが、胸が有るからって図にのるなや」

 

 

フレイヤ邸で二次会を開いて1時間経ったが、フレイヤもいい感じに酔ってきた。ロキとの言い合いも少しある物の中々に楽しめている

 

とここで、聞きたいことがあったのだろう、ロキはオリに向かって人差し指を向ける

 

いきなり指を向けられた事にオリは驚いている、フレイヤもいまいち理解できないようだがロキはそんなのお構い無しに口を開く

 

 

 

「ウチな?ガランちゃんのお嫁さんが誰になるのか気になるんよ」

 

 

「それは確かに私も気になるわね……」

 

 

「……なんか凄く答えずらい」

 

 

オリからしたらなんともくだらない話だが、ロキとフレイヤからしたらそうでは無い

 

 

オラリオ誕生から最強と無敵を思うがままにしてきた存在の恋愛事情は神会でも引っ張りだこだ

 

最強の子を孕み産む、一体どれほどの強さを有してるのか誰もが気になる所だが、それとは逆で強力な個体が産まれた場合のことを危険視する者もいる

 

ガランのように殺戮を嫌う存在ならいいのだが、殺戮を好む様にならないとも言いきれない以上、慎重に進めないといけない事案だ

 

 

まぁロキからしたら後者の話はどうでもいいのだろう、純粋に誰を選ぶのか気になる所なのだ

 

フレイヤは特に自分を選んで欲しいことだろう

 

 

「それで……誰や?」

 

「私でしょ?」

 

 

『んーー』

 

 

「女帝か?」

 

「フレイヤ?」

 

 

「女帝かぁ……頑張ってる姿は褒められるだろうが、それ以外があまりにも脳筋すぎる」

 

 

「傲慢で有名なあの女帝が、ガランちゃんに捻られてから随分と従順になったと聞いていたんやけどねぇ、脳筋は変わらずなんやねぇww」

 

「そんな事よりフレイヤよフレイヤ」

 

 

『笑い話じゃないよ?ロキ……あの子ね僕を逆ピー してくるんだ…それさえ無ければ…いや……ヤンデレもセットだった、忘れてたよ』

 

 

「ガランちゃん……一つ忘れてるで?」

 

 

「ん?」

 

 

常識を忘れていたオリにロキはニヤニヤしながらも1番大事なことをオリに伝える訳だが

 

長い付き合いと5000年以上の年月の中で薄れた前世での記憶

 

 

「ファミリアの主神に性格とか少し似るって言われてんの忘れてたんか?」

 

 

「うっわ、なんか聞いたことあるんだけど」

 

 

「ヤンデレ&メンヘラの集合体の様な ヘラの眷属となると、、想像に容易いで?ガランちゃん」

 

 

「ファミリア変えようかな」

 

 

「そんな時はうちのとこ来てや..ヘヘヘ」

 

「フレイヤファミリアの門はいつでも空いてるわよ?」

 

 

「候補に入れとくよ」

 

 

 

頭を抱えたオリはコンバージョンをするべきか考え始めた。しかしロキは時間を無駄にしたくないのか、次々となるはやに進め始める

 

 

「んじゃ、アルフィアたんは?」

 

「とりあえずフレイヤの話題も出しなさいよ誰の部屋だと思ってるの?あなた達」

 

 

「アルフィア……」

 

 

「随分とお熱やし、、、アプローチは掛けてきてるやろ?」

 

 

「アプローチ……?」

 

 

「それっぽい事はやってくるんやろ?教えてや」

 

「そんなの私が聞いていい気分になるわけないわよね?私って空気かしら」

 

 

ロキの言葉にため息を着いたオリは恋愛経験レベル1の為、溜息をつきながらロキに1つずつ説明して行く、それっぽい事を

 

 

「まず1つ目」

 

 

「ウンウン1つ目1つ目」

 

 

「右手粉砕骨折」

 

 

「ブフォ…コホッコホッ、、、骨折って潰されたァ?!なんでや!!」

 

 

「嫉妬でしょどうせ…飲み屋の子に声掛けられたりするんだもん」

 

 

「あー乙女心わかっとらんなぁ〜ガランちゃんは」

 

 

「やかましい、仲良くしてるだけで一々ヒステリック起こされても困るよ」

 

 

「クズいなぁw『誰がゼウスだ』……モテる男は違うんやねぇ……んで?2つ目は?」

 

 

「はぁ……2つ目だが……トイレ中と入浴中に視線を感じる……多分……いや確実にアルフィアだよ」

 

 

「プププ……ストーカーされとるやんw」

 

 

「買い物でもたまに視線を感じる……全くアルフィアも暇だよほんとに」

 

 

「……てことは今も見られてるんちゃうか?」

 

 

「ッ!!」バッ

 

 

 

ロキの言葉に全身を小刻みに震わせたかと思うと、勢いよく後ろに振り向き部屋の窓を見ているが、そこまで気にすることじゃないだろうに気にしすぎである

 

だがオリの反応はロキの笑いのツボを的確に捉えたようで、涙を流しながら腹を抱えて笑ってしまったが、オリの顔は軽く歪んでいる

 

因みにフレイヤはつまんなそうに髪の毛の先端をクネクネしながらお酒を飲んでいる

 

 

「このドチビ娘が!!」

 

 

「なんやてぇ?!誰がドチビじゃ!」

 

 

「フンッ!」ガシッ!!

 

 

 

コンパクトサイズのロキの頭はオリの手の中にスッポリと埋り、自分の現状を見たロキは神とは思えない情けない姿だ(ざまぁないぜ)

 

 

 

「じょ、冗談やで〜許してや〜」

 

 

 

頭が羽のように軽いロキは高速で手をバタバタと動かしている

 

オリはロキを離すと、この部屋の全ての窓のに着いてあるカーテンを閉め始めた。もちろん酒は片手で持った状態でだ

 

 

 

一通り閉め終えた後、酒の席に戻るオリは自身とロキとフレイヤに酒を注ぎ始める

 

 

「あんまり変なこと言わないでよ、肝が冷えたよ」

 

 

「クスクス……最強無敵のガラン様がこんな事でねw」

 

 

「送還したくなってきたね」コキコキ

 

 

「神殺しはダメやで?」

 

 

「なら僕を煽るなよ、ったく」

 

 

「すまんな?ガランちゃん……あーそやそや大事な話を忘れとったわ」

 

 

『?』

 

 

ロキはニマニマした顔をしたかと思うと、オリにリヴェリアの事を聞き始める

 

実際ロキから見た感じかなり深い関係(ガラングッズ)*1だとは理解出来たらしい、聞きたいのも仕方ないだろう

 

それが本題か、と思ったオリはロキの問いに黙々と答え始めた

 

 

「ママとはどんな関係やったん?」

 

 

「僕が師匠であの子が弟子だよ」

 

 

「……師弟関係であんな歪む思わんけどな……」

 

 

「知らないよ…元々外に出たかったらしいからね…たまたま気が向くままに連れ出してやっただけさ」

 

 

「他には?」

 

 

「無いね、師弟関係と外に連れ出した。このぐらいかな」

 

 

「この前の2人っきりの時になんか話してたんやろ?教えてや」

 

 

「そういうこと言うと思うかい?アホタレバカタレ!!」

 

ゴスッ

 

「ぉぉぉおお……痛いやんけ加減しろや!」スリスリ

 

 

 

踏み込んではいけない領域までズカズカと土足で踏み荒らそうとしてきたロキに鉄拳が落とされたが、頭を押えて苦しんでる姿を見て酒のツマミにするオリはなかなかハードコア(HENTAI)かもしれない

 

 

「痛かったァ……はぁ、まぁええわ……んじゃそろそろ」

 

 

「随分早いね」

 

 

「ちゃうちゃう……ん〜どこにやったっけ……」ゴソゴソ

 

 

ロキは自分のバックの中をいじり始める、お目当ての物が出てこない事に困っているようだが、ガランからしたら何をしているのか理解できない

 

プレゼント、、、という訳でもなく、バックの中から取りだしたのは、良くは分からない箱だ

 

 

ロキはこれこれと言うと先程まで酒を飲んでいた机の上に置き始める

 

 

「?なぁにそれ」

 

 

「ちーと知り合いに頼んで作ってもらった魔道具やで」

 

 

「能力は?」

 

 

「音が外に出ないように、完全遮断する魔道具や」

 

 

ロキが何故このようなものを作ったのか分からないガラン

 

神界でも型にハマらずトリックスターと言われてきたロキ、そんな奴がこんな魔道具をわざわざ出してきた。という事は碌な事にならないのは目に見えてる訳であって、すぐにでも立ち去りたいだろうオリは何とか踏ん張り、こちらに向かって「知ってるんだぞ?」と言いたげな顔で見つめてくるロキを見返す

 

 

「本題に入ろうや」

 

 

「さっきのが本題だと思ってたけど……」

 

 

「残念やけどママの件はちゃいマース!うちが1番気になることはガランちゃん、君やで?」

 

 

「僕?」

 

 

今更自分の事などどうでもいいだろうに、と思ってるオリは、今更何を言えばいいのか悩んでいる

 

 

しかし能天気なオリが思っているほどこの世界はそんなに甘くない

 

無闇矢鱈に詮索しないヘラといたから神に対してそこまで警戒していなかったが、曲がりなりにも彼ら彼女らは神だ、タダの人間とは違くあらゆる視点から物事を見ることができる

 

そんな中、神々で異端なのが ロキだ。彼女は謎多きオリのまだ話してない隠してる物に目をつけている

 

それにこの世界に現れた少し前の厄介共の件も相まって、オリの謎は深まるばかりだ

 

 

ロキの射るような眼光はオリをとらえ続ける

 

フレイヤに関しては相手にされないからか寂しそうにオリの腕に抱きついて眠っている

 

まぁ前回の話で寝てるところを乱入したのだ酒も飲んだし眠いだろう

 

 

「ガランちゃん……うちもほんの少しは知ってるんやけどね?」

 

 

「何を?」

 

 

「この世界以外の世界の事」

 

 

「それが?」

 

 

「この前あった金髪の少年から()の力を感じたで?」

 

 

「メリオダスの事か……色々と訳ありなんだ……本来の彼ならあの力は行使できないんだ」

 

 

「嘘やないんやねぇ……本来ってのが気になるけど……まぁそれはええんよ」

 

 

「その探るような喋り方辞めてほしいね、普通に聞いてくれる?」

 

 

「流石真実のガラン……んじゃ単刀直入に聞くんやけど、ガランちゃんは()()()()()()したんや?」

 

 

「……どうだろう、果てしない?とだけ答えとくよ」

 

 

「そうなんや……んふふふふ」

 

 

「悪いんだけど、今のロキ少し気持ち悪いよ?」

 

 

「だって誰でもおかしいと思うやろ?色んな世界に行ってるのに5000年ポッチしか生きてないなんて」

 

 

「……めんどくさいんだよね数えるのって、だから5000年以上生きてる、で固定してるんだ」

 

 

「自白するんかい」

 

 

「はぁ……別に嘘はついてないじゃないか、『5000』年以上生きてる、と言ってるるんだから……』

 

 

「…それはええけどなぁ…うちな思う事があんねん」

 

 

ロキは指を1本立てると口を再度開き始める

 

 

「この前少しだけだけど、あったやろ?ガランちゃんの旧友と」

 

 

「モンスピートとデリエリだね」

 

 

「ガランちゃんの世界から来たってのが既におかしいのは置いといて、あの二人がメリオダスちゃんと旧知の仲なのは分かったんやけどね……なんかなぁ」

 

 

「あの二人から何か感じ取ったのかな?」

 

 

ロキはあの時少しだけあったはずの2人の行動に違和感を覚えていた。

 

 

 

「ふむふむ……どうしてそんなに悩むのかな」

 

 

「なんかなぁ…2人共少しビクつくっていうんか、なんて言うんかわから……あぁ怯えや」

 

 

「怯え?」

 

ロキの言葉であの時の事を思い出そうとしたが、正直覚えてないし思い出したくもない

 

 

答えを出したロキの言葉をオリは理解できないでいる

 

それもそのはずあの時は確実に暴走状態から復帰したてのようなものだ。モンスピートとデリエリの反応までこと細かく目が届くわけが無い

 

それに暴走の反動から、例え復帰したとは言え疲労困憊に変わりは無い。あの後の1悶着もオリはほぼ上の空だった。

 

でもこっぴどくシバキ上げられたことだけは根に持っているのか覚えているようだ。

 

 

 

「メリオダスちゃんを見る2人の目はどこか怯えていたで?」

 

「怯えてるねぇ……」

 

 

メリオダスを見る目、そして怯え……原作では十戒統率者としてのメリオダスを皆恐れていた、とエスタロッサ が口に出していたが

話を聞く限りそれだけでは無いようだな……

 

 

オリは酒が入ったジョッキを飲み干すと、ロキに真剣な眼差しで語り掛ける

 

 

 

「ねぇロキ」

 

「なんや?ガランちゃん」

 

 

 

「もしこの世界と真逆の物語を辿った世界があったとしたら、君はどう思う?、それもそんなのが2、3個あったら」

 

 

「そんなん、、めちゃくちゃ気になるやんけ!」

 

 

「だよねぇ」

 

 

「も、もしかして、あのデリエリとモンスピートは違う世界線なんか?パラレルワールドか!?」

 

 

「分からないんですねぇ……これが」

 

 

「えぇ?!どゆこと?」

 

 

「僕はね3人のメリオダスと会ってんのよ。説明するってなるとめんどくさいからさ簡単になるけどね?」

 

 

「うんうん!はよ教えて!!」

 

 

「この前あってたのは僕の知ってる世界線に近いメリオダスで、もう1つは全く異なる世界線、そして最後にほぼギャグのようなおかしな世界線さ」

 

 

「その全員に会いたいんやけど?!紹介してや!」

 

 

「紹介……ね」

 

 

「な、なんや??なんか……ヤバインカ?」

 

 

急に渋い顔をし始めたオリにロキは何かを感じとったのか、小声で話しかけ始めた

 

まるで内緒話でもするようにだ。

 

 

「実は……」

 

「じ、実は?」

 

「ーーーこれが困ったことに、全く連絡とってないのよぉ〜」

 

 

「……今の期待を返してくれやガランちゃん」

 

 

「ごめんごめん、でもぶっちゃけね?()()()の世界線ならまだしも、()()()世界線のメリオダスにあったら8()0()%()()()()()()()()()()()

 

 

「……こ、殺される?……」

 

 

「……うん……なんかごめんね……シリアスになりそうだからここら辺でこの話題辞めない?」

 

 

 

自分から話を広げておきながら、強制的に終わらせたオリだが、ロキもその方がいいと話題を変える

 

 

「あんま聞かん方がええもんもあるんやねぇ……それにしても」チラ

 

 

フレイヤに至っては鼻提灯を作りながら爆睡してる始末だ

 

そんな姿を見たロキは優しそうな顔に変わる

 

 

「フレイヤは随分と気持ちよさそうに寝てるやん」

 

 

「そうだね、、、」

「むにゃむにゃ……もう食べれにゃい……スゥスゥ」

 

 

「なんや?さっきの3人よりフレイヤの方がええのか?」

 

 

「……」

 

 

「……マジで??」

 

 

「どうなんだろう、、、ぶっちゃけ愛するとかもうしたくないんだよね」

 

 

「?ど、どういう事や?!他にも女いるか?ワレ!」

 

 

「声大きいよ?フレイヤ寝てるんだから、まぁでも語弊のある言い方だったね」

 

 

「あぁ、すまんすまん……それにしても愛したくないってどういう事や?」

 

 

 

ロキの問いにオリは困った顔をすると独りでに語り始める

 

 

「僕ってさ、長寿って言うか……ぶっちゃけ不老不死みたいなもんなんだよ」

 

 

「……」

 

 

「だから、今までの人生で果てしない数の世界を旅してきたんだ」

 

 

オリの話をロキは黙って聞いている

 

 

「となるとね、まぁ人並みに誰かを好きになるってのはあった訳なんだよ、男女関係なくね?一応言っておくけど、『お付き合い』はした事は無いからね?あと僕ノーマルだから、ぶっちゃけ 逆ピー はされてるけどもそれは置いとく」

 

 

「……」コクリ

 

 

「話戻すけど、誰かを好きになるってね?すごく残酷なんだよ」

 

 

「残酷?」

 

 

「愛って、()()なんだ、一生付き纏ってくる物でね人間は長く生きても80〜100歳だよね、でも僕は果てしなく生きてきてる()()が生きている限り永遠と積み重なるんだよ」

 

 

「だから残酷なんか?」

 

 

「うん、必ず訪れるんだよ、、どんな長寿の子達でも()()という物が」

 

 

「別れる……死は避けられないものだからな仕方ないっちゃ仕方ないんやけどね」

 

 

「その通りだよロキ、君の言う通りだ避けられない。でも置いてかれる僕は辛いんだよ……凄く辛いんだ………それでも僕が誰かを愛することは辞められないんだよね」

 

 

「うむ……」

 

 

「時間の流れが変わる物もある、僕たちのこの世界での1年が、他の世界では1秒であるように、こちらの1秒が他の世界では1年の場合もあるんだ」

 

 

「ガランちゃんにも色々な考えがあるんかぁ……なんか言っちゃ悪いんやけどね……ガランちゃんすごく人間っぽいこと言うw」

 

 

「……僕は元人間だよ」

 

 

「……は?」

 

 

「僕は元から魔神族じゃない……元々は人間なんだ」

 

 

「ど、どないしたん?酔ってるんか?酔ってるんよな?それホンマやったら中々のビックニュースやで」

 

 

「そうだね、少し酔ったみたいだ……ちょっと酔い覚ましにオッタルは引きずり回してくるね」

 

 

「お、おう、オッタル可哀想やな」

 

 

 

 

ーーーーーー

 

 

 

 

オリがフレイヤの部屋から出てきたことに驚いているオッタルを引きずってどこかに行った頃だろうか、ロキは細い目をさらに細くして1人の人物に目をやる

 

 

「いつまで狸寝入りしとんねん」

 

 

「あら、やっぱりバレてたのね」

 

 

「ガランちゃんは酔ってて気付いてなかったけども、うちは気付いとったで」

 

 

「そのようね、今日はすごく羽目を外してる気がするわ……私やアルフィアとのデートより随分と楽しそうで妬けちゃうもの」

 

 

「そりゃこんなにドエロい女と飲める「はいはい」って、最後まで言わせんかい!」

 

 

「ふふふ……まぁそれはいいのよ」

 

 

「ワレほんまに腹立つわ」

 

 

「嬉しいな〜、私の事が1番なのね〜」

 

 

「いや、1番とは言っとらんで?」

 

 

「でもさっきの話考えてみなさいよ」

 

 

「?」

 

 

「私達は不老不死よ、だから別れは起きない」

 

 

「なんやねんそれ、女帝とママタンとアルフィアタンは元々の土俵に立ててないんかい」

 

 

「まぁ、とりあえず一歩リードって所ね?」ニヤ

 

 

「クックックッ……流石に性格悪すぎワロタやで」

 

 

 

 

一人で舞い上がっているアバズ…クソア…フレイヤ(クズ)とロキは気付いていない

 

不届き者が窓の外で隠密を使って聞き耳を立てている事に……

 

 

 

 

 

「…………不老不死……」ボソッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

ギィィィイイ

 

 

コツコツコツコツ

 

 

豪華な装飾をされた大きな扉が自動で開くと、その先から2人の魔神族が歩いて入ってくる

 

1人は、付き人で青色の長髪を腰まで垂らした男、顎には赤色の丸い刺青らしきものを入れている

 

その隣にいるのは不細工でもなければイケメンでもない、平凡な顔に両目に1本ずつ稲妻の形をした紫色の刺青らしき模様を入れている、身長も平均的な男だ。

 

ただし、その平凡的な男から放たれる魔力は想像を絶する程で、隣の男も何も悪いことをしていないのに冷や汗をかいている

 

 

「桜ですか……」

 

 

「……らしいな……」

 

 

「……っ」ゴクリ

 

 

つ扉から入ってきた男は付き人の声を聞いて辺りを見回すと不機嫌を顔に惜しげも無く出しており

 

そんな様子を見た付き人の男は平然を装いながらも口を開き始めると共に男に歩幅を合わせるように歩き始める

 

 

「……桜はお嫌いで?」

 

 

付き人の言葉に軽く振り向いた男は肩に乗っている桜を手で払う

 

 

「あぁ……反吐が出る」

 

 

心底嫌そうに喋り始めた男は近くの池らしき所に目をやる

 

そこに映し出された顔は、欲しかったプレゼントととは違った物を与えられた時の子供のように拗ねている

 

 

「新趣向のゲストルームが出来たと言うので来てみれば……とんだゴミだな……使えん奴だ……」

 

 

男はまるでいい案でも思い付いたかのように顔をニヤつかせる

 

 

「奴は、武器を持たせて前線行きだな」チラッ

 

 

「?」

 

 

「戦う重役と言うのも面白いだろ?」

 

 

「確かに」コクリ

 

 

ここで1人死ぬのが確定した訳だが、それは置いといて

 

付き人は純粋に疑問に思ったことを桜の木を見ながら男に伝える

 

 

「しかし、なぜお嫌いなのですか?……桜はただの木です」

 

 

「本物の桜は1週間弱でその命を散らせる……この花を好む馬鹿どもは、その儚さが桜の美しさだとほざく……」

 

 

「儚さが…いい、ですか」

 

 

「お前はどう思う」

 

 

「……ふむ」

 

 

男の言葉に下を向き一瞬だけ考えた付き人は、考えが纏まったのか再度男を見る

 

 

 

「自然に美しいも醜いもありません……風が吹く事で花が散る……ただそれだけでしょう」

 

 

「フッ」

 

 

 

付き人の言葉に機嫌を良くした男は再度歩き出すと、付き人もそれに追従していく

 

 

少し歩いた頃だろうか、付き人に思念が飛ばされた

 

飛ばされた内容は重要な要件らしく、不満げに辺りを見回しながら歩いていた男に声を掛ける

 

 

「〇〇様……〇〇様が到着された様です」

 

 

「遅刻か…ふざけやがって」

 

 

「ど、どうされますか?」

 

 

「はぁ、まぁいい……ゲストルームに連れてこい」

 

 

「かしこまりました」

 

 

付き人がその場を後にしようと後ろに振り返った時、男に声を掛けられる

 

 

「粗相の無いようにな…」

 

 

「もちろんでございます」

 

 

「お前とはまた共に歩みたいと思っている、我が弟子よ」

 

 

「なんとお礼を申し上げればよいか……」

 

 

「……俺はお前には期待してるんだぞ……共にこの支配された糞のような世界を変えよう」

 

 

「っ!!はっ!!」

 

 

 

男の言葉に浮つく顔を何とか隠しとうしたベルリオンはその場から音もなく姿を消す

 

 

そんなベルリオンの姿を見届けた男は桜の木に目をやるとまるで何かを思い出したかのようにその場で立ち止まる

 

 

 

「桜……か……」

 

 

だが立ち止まるのも一瞬で「くだらん」と言葉に出すとゲストルームに歩みを進める

 

 

波打つ漆黒のコートを漂わせて

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

⚠️酒カス魔神族による異世界放浪記 その8

 

 

もしも 呪術廻戦 の世界に『オリ主製ガラン』が旅に出てしまっていたら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

痛ぇ……クソ痛ぇ……あのジジイ俺を殺す気か……糞が巫山戯やがって呪力がないからってゴミのように扱いやがって……俺が何をしたって言うんだ……許せねぇ

 

 

 

「契約する……」

 

 

ほぉ…契約するか?

 

 

「あぁ…この腐ったクズ共に痛い目見せてやる」

 

 

契約の内容は?

 

 

「お前の力の一端を貸せ」

 

 

代償は……

 

 

「俺の死後の魂をくれてやる」

 

 

お主の魂など毛ほども要らん…

 

 

「なら何なら受ける」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

哮ろ獄門刀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォォォオオオンッッッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺の気分に救われたな…だがその救われたお前らが呪術も使えない俺みたいな猿に見逃されたって事を長生きしたきゃ忘れんな ド屑共が」

 

 

 

 

 

 

 

○○○○年○○月○○日 ○○時○○分○○秒

 

 

目を黒く染め上げた禪院甚爾の一撃により禪院の家屋を込、約6割を焼失させる 鎮火するまでに2日を要したが死者は零である、逃亡した禪院甚爾への接触を金輪際許さず なお禪院甚爾の近くには調伏したか式神か分からないが、空間が歪んで見えるほどの呪霊が着いていたと言う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数年後……

 

 

 

 

 

 

 

「甚爾く〜ん?」プンプン

 

 

「……あ〜原因がわからねぇが、怒ってるな?」

 

 

「そうだよ!私怒ってるの!」

 

 

「なんで怒ってるんだ?」

 

 

「もぉぉぉ!!見てよ!これをッ!」

 

 

「あぁ……それはガランがやったな」ポリポリ

 

 

伏黒ママが恵を抱き抱えながら怒っているのは、ガランのせいで散らかったリビングを見たからだ。

 

ガランには返しきれない恩があるから頭が上がらない訳だが、それとこれとは話が違う、妻には勝てないのが夫の立ち位置、甚爾は自分に怒りの弓が向く前にチンコロした訳だが今頃ガランは何をしているのだろうか

 

 

「おじいちゃんは帰ってきたら縛るとして、ご飯作るから恵の面倒見てよね!」

 

 

「ガキ産んで少し経ったばっかなんだから俺が作るよ、お前は恵の面倒見てくれ」

 

 

「ダメ!甚爾くんはウインナーかベーコンか卵焼くだけなので栄養が偏っちゃいます!なので私が作ります〜!!」

 

 

「わーったよ、おら来いよガキ」

 

 

「ゥ~」ギュ

 

 

「……あれ?恵〜?パパでちゅよ〜?」

 

 

 

やっぱおかしいよな俺パパなんだけど、なんでこんな渋そうな顔してんの恵の奴

 

 

「恵〜ジェットコースターしてやるぞ〜」棒

 

「ゥッ」プイッ

 

「アハハハハ……」

 

 

「……俺が作る」

 

甚爾は見るからにしょぼくれたオーラを出しているが、ゆっくりと立ち上がるとキッチンに向かっていく

 

 

「お願いね甚爾くん」

 

 

 

 

 

ガチャ

 

 

 

 

『今帰ったぞい!儂帰ったぞい!』ヒック

 

 

「……恵はここで休んでてねぇ」

 

 

諸悪の根源が帰ってきた為、絶対零度の笑顔のまま恵をベビーベットに置く伏黒ママは料理をして巻き込まれないようにしている甚爾に手を差し出す

 

 

「程々にしとけよ」スッ…

 

 

そう言って甚爾が格納呪霊から出した物は『特級呪具 万里ノ鎖』だ

 

それの端を持ってガランに近づいて行く(ママ)は笑顔のままガランの前に立つ

 

 

「おかえり」

 

 

伏黒ママのただならぬオーラにガランの声は震える

 

 

『た、ただいまぁ……』

 

 

「おじいちゃん?どうしてリビングがこんなに散らかってるのかな?」

 

 

『……歳をとったせいかのォ最近物忘れが多くて』

 

 

「……」

 

 

『テヘ』キャピ

 

 

伏黒ママが嫌うものは、嘘と誤魔化しだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウワァァアァァアッッッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「いただきます」」

 

「キャッキャッ!!」

 

 

 

『そろそろ下ろしてくれんか(ゆかり)よ』プラーン

 

 

物の見事に天井から吊るされているガランは鎖で締め上げられている

 

ガランは目をうるつかせると、甚爾に目をやるが見られている本人は呆れ顔だ。

 

 

「縁の前で誤魔化したのが運の尽きだな」

 

『そんな事言わずに助けておくれ』

 

「はぁ……そろそろいいんじ「ダメです」……諦めろガラン」モグモグ

 

『わ、儂救ってきたんじゃ!』

 

「何を救ったんだよ」

 

『山奥にいる祟り神になりそうな神を1匹な』

 

「だから許してって言うの?おじいちゃん」

 

『え?あ、いやそういう訳じゃ』

 

「まぁ神を救ったんなら仕方ないか」

 

『じゃろ?だか「とでも言うと思ったの?」えぇ……』

 

 

縁は指を1本立てると口を開き始める訳だが、甚爾はまた説教タイムだとため息を着くんだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日

 

 

 

 

ガランの姿は一般人には見えない、というより見えないようにしている

ただし一定量の呪力がある者はガランを見ることが出来るがそれがクリアに見えるかぼやけて見えるかはまちまちだ。

 

しかし、甚爾と近い人間には見えてしまう、正確には甚爾に邪な考えを湧かないものという訳だが

 

 

 

『お主も相変わらず構ってちゃんじゃなぁ』

 

 

「ええやん!叔父貴!俺にも甚爾くんの様に戦い方教えてや!」キラキラ

 

 

『はぁ……ちゃんと女の子に優しくできておるか?』

 

 

「そんなん当たり前やん!女の子を男の三歩後ろで歩かせる!守れる為に!」

 

 

『よぉ言った!!』

 

 

「当たり前やで!禪院はクソ!酒カスでも叔父貴は俺のパパとは大違いやで」

 

 

『……上げて落とすんじゃないわい……というより下げられてるけど張り合う相手が奴ではなぁ……上げられた気がせん』

 

 

「ごめんちゃい、ほんま堪忍な?」

 

 

『ったく……そう言えば、真希と真衣はどうじゃ?』

 

 

「2人とも会いたがっとったで?俺みたいに簡単に外出できへんもん」ニヒヒ

 

 

『儂が禪院の家に行ってることは禪院家の連中にはバレとらんな?』

 

 

「根回し済みやで」ケヒヒ

 

 

『お主も悪よのぉ』クックックッ

 

 

「あっ、でも今ある人にはバレたで?」

 

 

『?誰じゃ?』

 

 

ガランの問いに直哉はゆっくりと指をガランの後ろに向ける

 

 

「へぇ…最近ってか、ちょくちょく夜中に抜け出すと思ったら…そういう事かガラン」

 

 

『……何故バレた』

 

 

「俺の耳は特別製なんだよ、そこんとこ忘れてたか」スッ…

 

 

甚爾がゆっくりと格納呪霊から武器を出す、その武器を見たガランは大汗をかいてしまっている

 

 

『そ、それは 天逆鉾改!! なんてものを出すんじゃバカ息子』

 

 

「バカ息子とか言ってるけどなぁ!だったら俺にも相談ぐらいしろクソジジイ!!」

 

 

 

ペチペチボコ……グサグサグサグサ

 

 

 

 

 

ギャァァァッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日は俺の稽古日やった気がするんやけど、なんかバトってるわおもろw」

 

*1
危険なリヴェリア視聴推奨




次回は2章に入ります

投稿は遅めになると思いますので、おねんね待機して欲しいです


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グラクロキャラを入れてもいい?

  • 入れても良いぞ
  • 入れるな!
  • 考えるな感じろ
  • 投稿が遅すぎる〇すぞ
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