父上は姓は呂。名は布。日本語読みでは「りょふ」。中国読みではレイホー。字は奉先。天下無双の人物で方画戟を装備する日本人でも中国人でも畏敬し、畏怖する武将であった。実際に父上は戟の槍術他、剣術、弓術、馬術も得意であった。
性格に難ありと言われていたが実際に会うと良い父親なのが分かる。性格は寡黙で滅多に喋らず黙って考えていることのほうが多い。また武力一辺倒と言われがちだったがどうやら書物も読んだり、花見も楽しむもよう。父は丁原に仕えていたが見限り、今、董卓に仕えていた。
その董卓のほうが若干、性格に難あった。若い頃はイケメンな人だったが今では見る影もない肥大化した身体をもつおじさんであった。どうやら董卓は肥満体質なもようだった。
ただ女性については見る目があるが、お手付きにすることは少なかった。お父さん曰く孫娘である董白の方が賢いもよう。
ただ董白に関しても性格に癖があり、女性を愛するしかも同性愛者であり、Sが強い人なので同じ女性なのに女性を使って擬似的S◯Xを毎夜楽しんでいたそうだ。また李傕や郭汜よりも拷問に強い人物でキングダムの桓騎を思い出す性格の人物。
そんな董家だが私が董白様に気に入られたそうだ。嫌だと思っても口が裂けても言えない。
そんな夜は董白様の破廉恥的な性格が仇となり、私だけでなく侍女数名困らせた。
日本だと現代の小姓に近い。現代の武家も形式上とはいえ少年少女を住まわせて小姓にしている。その代わりに小姓は同性でなくてはならない決まりがある。つまり女性武士は女性小姓を持つことになる。それと同じである。
つまり私は父呂布の名がつく一方、侍女のような存在なのだ。悪く言えば人質とも言える。董白様のような性格の人は日本の現代にもいるので私は珍しくない。事実、生前、私の女性先輩が同性婚していたし、須佐之男命様も神道を信仰する者は男色は駄目だが女色はOKとのことだったので問題はない。(伊邪那美命、伊耶那美命の国産みの真理から外れてしまうためだとされる。)
ただ董白様は度々、私の部屋に来ては毎回、強姦してくる。流石に困ったため、董白様に美味しいお菓子とは代わりに強姦してくるなと頼んだのだ。だが..............それでも私を見ると少し興奮するらしいので1週間に1回ぐらいは相手になろうと条件を付けたら董白様は喜んで受けたのだ。
「董白様、もう少しで着きます。」
「妾も楽しいぞ。玲綺。」
「ほう、これが洛陽の都ですか。」
「うむ。爺様曰くここは天下の都みたいだ。」
「董白様、天子様の件もあります。」
「うむ。だが玲綺よ。皇帝と言えども力を失っているのは事実無根のこと。ただ董家が盛りたてるにすぎない。」
「どうすると仰るので?」
「玲綺よ。妾に力を支えてはくれぬか?」
「なぜ?董卓様も入れないのですか?」
「爺様は見てのとおり50代でアレだ。加えて我が父は既に他界している。」
その後、史実では王允が貂蝉を使って我が父呂布が董卓を殺したのだが.............私は董白様の天下の仕立て人になることにした。というのも董白様の同性愛というのは現代で見ると先進的で梅毒にも多分、ならず、夫は飾りを立てれば良いという董白様の言葉に乗ったのだ。
というのも私が転生する生前、ロマンス詐欺に一回出くわしたのである。その時は回避できず、結果、最終的に振り込みを無視した。
「なので早急に膿を落とすべきだろう。」
と覇気覇気した声で董白様が言うので間違いないだろう。
どうやら董白様は性格に難があっても董卓よりは若さの差で有能なのだ。
後に董卓が隠居すると実権は董白様に徐々に移っていた。
しかし、そこで問題が一つ発生する。
それは史実にもあった反董卓連合軍の結成であった。
「王允さん既に処刑されてるのに..........」
実際、董白様もこれには頭を抱えた。どうやら曹操と袁紹、袁術や公孫瓚が結託したらしい。
「公孫瓚って河北の北平太守じゃなかったか..............」
実際、馬騰も連合軍に参戦し、董家と呂家は挟撃される形となって勢力は弱体化していった。特に洛陽周りは酷かった。私はデパート・スパーキングというスキルがある。
これを使って買い占めていたのは鉄である。しかも1個につき60円と超安かった。
これで武器などを揃えていたことにより、連合軍を撃退。三国志の世界では鉄、青銅、銅が主な武器だが今回は鉄を多く買っていて助かった感じだ。
「うむ。妾もびっくりしたがまさかの諸侯があんなに爺様を嫌っているとは.............。」
「多分、それだけではないでしょう。おそらく董白様の出方を見るために連合軍を結成したかと思われます。」
「玲綺。いつも助かるのだが...............。たまには休め、休日を与える。呂布殿と話をしてこい。」
★呂布の政務室
「失礼します。」
「玲綺か?入っていいぞ。」
「うむ。だいぶ疲れているようだが無理もない。12歳でこんな疲れようだからおそらく寝れば回復するはずだ。仮眠を取りなさい。」
「父上、その前に重大なお話があります。」
「お父様は潼関、函谷関など関所を知っていますか?」
「うむ。存じておるが.............玲綺?まさかの俺に出陣して欲しいのか?」
「父上は一騎当千、天下無双の武を持っています。関所に籠もればなんとか戦えます。ぜひ、ご下知を。」
「うむ。分かったおまえがそこまで言うなら洛陽の太守、李儒様に取り次いでみよう。」
「おまえは今はゆっくり休め、時は残酷だが.............おまえが幸せにすごしているのなら俺は俺で言うことは何もない。」
茨木にいた時はこんなこと言われなかった。ああ、呂布は良い父親なんだなあ。
そう思うと呂布は退出し、李儒のところへ向かった。私は董白様のところへ戻る。
董白様は夜は私と寝るので私の部屋は董白様と兼用だ。
しかも最近は裸同士になって寝ることがほとんどになっている。
そんな感じで1日が過ぎた。
父上である呂布は3万5000人の兵士を率いて出陣し、史実では孫堅軍に演義では関羽に討たれてしまった華雄将軍は1万2000人、徐栄将軍は5000人率いて汜水関に向かった。
董家としても呂家としても一大事の時なので父上に頑張ってもらいたい。
私はそっと朝日を見てそう思った。