・エスデス
ワルキューレ女学院の剣道部顧問。厳しい性格で稽古では一切手加減をしない。
一方で部員達のケアを促すなど、優しい一面を持つ。
ー八月ー
八月初旬。ワルキューレ女学院は待ちに待った高校のインターハイが行われる会場に来ていた。
アカメ「ついに来た」
翼「ああ、待ちに待ったな」
日向「この日のために、私達は厳しい稽古に励んできた」
エリカ「負ける気がしないね」
ヒノワ「全身全霊で挑む!」
紅玉「ちょっと緊張するけど・・・」
雪乃「絶対に勝つ!」
エスデス「そう言うことだ!行くぞ!」
アカメ達「「「「はい!」」」」
勝利という決意を胸にアカメ達は会場へと足を踏み入れる。
開会式が終わり、先ずは個人戦が行われる。アカメ達は順調に一回戦を突破。その後二回戦で、雪乃と紅玉とエリカが敗退、アカメ、翼、日向、ヒノワは突破する。そして準々決勝で日向、翼が敗退、アカメとヒノワは突破する。
続く準決勝では、アカメとヒノワの同校の試合となり、アカメが勝ち抜く。
ヒノワ「凄いなアカメ!完敗だ」
アカメ「ヒノワも強かったぞ」
そして決勝戦。相手はライバル校【日乃神学園】の高校三年『篁 唯依』である。
唯依「まさか貴女と決勝とはね。個人戦、私が勝つわ」
アカメ「いえ、私が勝ちます。期待に応えるために」
試合が始まると、二人の息つく暇のない打ち合いが繰り広げられる。数ある学校の中でも有名校同士の試合に会場は熱気に包まれる。そして・・・。
アカメ「てぁぁぁ!! ドォォォウッ!」
唯依「ッ!?」
審判「胴あり!勝負あり!」
翼達「「「やったー!!」」」
激しい戦いの末、個人戦はアカメの勝利となった。
唯依「私に勝つとは、見事だアカメ!」
アカメ「私も、頑張っていますから」
唯依「個人戦は私の負けだ。だか団体戦は私達が勝つ」
アカメ「団体戦も獲ります。絶対に!」
個人戦が終わり、次は団体戦が行われる。ワルキューレ女学院の出場メンバーは以下の通り。
先鋒・翼 次鋒・エリカ 中堅・ヒノワ 副将・日向 大将・アカメ である。
昼休憩が終わり団体戦が行われる。アカメ達は順調に勝ち進め、準決勝まで辿り着く。その相手は勿論、日乃神学園である。
日乃神の出場メンバーは、先鋒・摩利 次鋒・箒 中堅・シャルロット 副将・唯依 大将・冥夜 である。
エスデス(ここを乗り越えれば決勝・・・絶対に勝てよ、お前達!)
エスデスはアカメ達の勝利を願う。
そして始まった準決勝。
先鋒の戦いは、翼が優勢に立つも、一瞬の隙をつかれてしまい摩利が勝利。
次鋒の戦いは、副キャプテンのエリカが意地を見せて勝利。
中堅の戦いは、ヒノワの圧勝で終わる。
副将の戦いは、互角の戦いをしたが、唯依が勝利。
2対2の五分五分の戦績で残すは大将戦のみ。アカメの相手はライバルの冥夜である。
冥夜(残るは私とアカメ。負けるわけにはいかない!)
アカメ(必ず勝って決勝に行く!)
それぞれの決意を胸に、大将戦が始まった。
アカメ「はぁぁぁ!!」
冥夜「やぁぁぁ!!」
ガッ!バシッ!ザッ!バシッ!
大将戦だけあって、二人は激しく打ち合い、一歩も引かない戦いを見せる。
翼「行けアカメ!」
雪乃「ファイト!
紅玉「負けないで!」
エリカ「鍛錬の成果を見せな!」
ヒノワ「頑張ってアカメ!」
日向「絶対に勝つのよ!」
翼達はアカメを全力で応援する。その後も二人は互角に立ち回る。そして決着の時が来る。
アカメ「やぁぁぁ!!ドォォォウッ!!」
冥夜の胴にアカメの竹刀が打ち当たる。
審判「胴あり!勝負あり!」
翼達「「「やったー!!」」」
アカメ(・・・勝った)
団体戦準決勝はアカメ達ワルキューレ女学院が決勝へと勝ち上がった。その決勝ではアカメ達が圧勝し、団体戦はアカメ達が優勝した。
こうしてアカメ達は個人、団体ともに表彰台を飾った。
大会後、アカメ達はエスデスの元に集まっていた。
エスデス「個人、団体戦ともに表彰を飾った。先生は嬉しいぞ!」
アカメ達「「「「ありがとうございます!」」」」
エスデス「特にアカメ、お前は私の期待に応えてくれた!よくやった!」
アカメ「・・・はい!」
エスデスはアカメを絶賛する。アカメは期待に応えられた事に嬉しく思う。
エスデス「優勝した褒美として、私の奢りで焼肉を食わせよう!」
雪乃、紅玉「「焼肉!!」」
エリカ「おお!!先生、太っ腹!」
ヒノワ「早く行きましょう!」
アカメ達は焼肉を食べる為、会場を後にする。するとアカメは立ち止まり空を見上げる。そして何かを思うと笑みを浮かべる。
日向「アカメ、行くわよ!」
アカメ「はい!」
アカメは皆の元へと向かった。
インターハイに優勝したアカメ達。彼女達の剣にかける青春に終わりはないだろう。
終わり。
・ご愛読ありがとうございました。次回作にご期待ください。