ー4月ー
午後の授業が終わり、生徒達はそれぞれの部活で精を出していた頃、武道場にはアカメと翼の他に、4人の部員達が剣道着姿で集まっていた。
アカメ「今日からクロメと一緒に稽古・・・気分が昂る!」
???「嬉しそうね。見ていてわかるわ」
剣道部員の一人で上下白の剣道着を着た高校3年の剣道部キャプテンの『坂口 日向』はアカメを見てそう言う。
???「「失礼します」」
するとそこへアカメと同じ上下黒の剣道着を着た女子生徒と白の剣道着に紺の袴を着た女子生徒が道場に入ってくる。
???「来たよお姉ちゃん!」
アカメ「『クロメ』!!」
来たのはアカメの妹で中学1年の新入部員の『クロメ』であった。アカメはクロメの元へ行くとクロメにハグする。
アカメ「よく来たなクロメ!お姉ちゃんは嬉しいぞ!」
クロメ「本当!?嬉しい!」
翼「仲睦まじいなぁ」
日向「本当に」
そんな二人を見て翼と日向は微笑む。
日向「それで、もう一人のアナタは?」
???「はい!中学2年の『騎咲レイ』です!」
新入部員の『騎咲レイ』はアカメ達に挨拶する。
レイ「今日から宜しくお願いします!」
日向「ええ、宜しく」
???「それにしても、先生は何してるのかしら?」
???「時間に厳しいあの人が遅れるなんて・・・何かあったかな?」
留学生の『練 紅玉』と高校2年の『橘 雪乃』は未だに道場に来ない顧問の先生の事を気にしていた。
???「まぁいない方が良いよ。あの人の稽古厳し過ぎるし」
剣道部の副キャプテンで高校2年の『千葉 エリカ』がそう言ったその時!
???「ほぉ〜、それはどう言う事だ?」
アカメ達(クロメとレイを除く)「「「「「ッ!?」」」」」
突如として聞こえた女性の声にアカメ達はビクッとなる。そしてエリカは恐る恐る自身の後ろを振り向く。そこには膝よりも長い水色の長髪に上下白の剣道着を着た女性が立っていた。
エリカ「え、『エスデス』先生!!」
クロメ「この人が・・・!」
この女性こそ、ワルキューレ女学院の剣道部顧問『エスデス』である。
エスデス「よく来たな新人達。顧問のエスデスだ。私は新人であろうと手加減はしない。いいな?」
クロメ、レイ「「は、はい!」」
エスデス「よろしい。ところで・・・」
エリカ「ギクッ!?」
エスデスは鋭い目つきで輪を見る。
エスデス「私の稽古に文句があるようだな?」
エリカ「いや、あの〜、それは・・・その〜・・・」
エスデス「お前はどうやら今の稽古じゃ不満のようだな」
エリカ「えっ・・・?」
エスデス「良かろう!今日から稽古を今までよりもっと厳しくしてやろう!」
アカメ達「「「ええーーーッ!?」」」
その言葉にアカメ達は驚く。
紅玉「今までの方が十分キツいのに・・・」
雪乃「エリカが余計なこと言うから!」
エリカ「ごめん・・・」
日向「あの先生?いくらなんでも新人達にはキツいんじゃ?」
エスデス「言っただろ!私は新人であろうと手加減はしないと!先ずは早素振り1000回だ!」
クロメ、レイ「「1000回!?」」
翼「これはもう止まらないな」
アカメ「そうだな」
エスデス「何をしている!とっととやらんか!」
アカメ達「「「「「は、はい!!」」」」」
こうして新たに二人の部員が加入した剣道部は、エスデスの厳しい稽古に励むのであった
続く・・・
次回
第三話『キャプテンと最恐の顧問』お楽しみに。