あと一週間もないのに何してんだろ、俺
ナギサが襲われた日から3日後
特にこれと言ったトラブルもなく
「はあ〜暇だなあ」
「何を言っているのですかウォルター、あなたは眼の前の課題が見えないのですか」
「課題と言っても読書感想文でしょこれ、こんなの書く意味ないですって」
「そんな事を言う暇があるなら手を動かしたらどうです?あなた読み終わったのに一文字も書いてないじゃない」
ナギサの言う通り、ウォルターの眼の前にある原稿用紙は先程から真っ白なままである。
対してナギサの方はもう原稿用紙の半分ほどが埋まっていた。
「ほら、あなたも主人を見習ってちゃんと書きなさい。これ以上課題を落として留年なんてしたら恥をかくのは私なんですよ。不出来な従者を持った主人の気持ちも考えてほしいものです」
「あーもう、わかりましたよ書きますから。けどその前にトイレ行ってきてもいいですか」
「…まあ許しましょう、さっさと行って帰ってくるんですよ」
「はーい」
すたこらさっさと逃げていくように去っていくウォルターを訝しげに見ながらもナギサは自身の課題をすすめることにした。
「あれー?ナギちゃんじゃん!」
「あら、ミカさん。ミカさんも課題ですか?」
「いや、私はちょっと本を借りに来ただけで。ナギちゃんはその感じだと読書感想文かな」
「ええ、さっきまでウォルターといっしょに書いていたのですが。彼は今お手洗いの方に行ってしまって」
「ふーん、えっけど私トイレの方から来たけど執事くんとはすれ違わなかったよ」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・やっぱりクビにしようかしら」
「ナギちゃん!?」
「ほんとお嬢様って真面目で素直だねえ、将来悪い男に騙されないか心配だよ」
図書館を抜け出した
日差しは強すぎず弱すぎず風も心地良い程度に吹いている。
まさに絶好のお散歩日和であった。
「こんな天気の良い日にあんなカビ臭いところにこもってちゃもったいないよ、まったく」
ただ課題をしたくないがゆえに図書館を貶すのを通りがかりの図書委員が聞いていれば即座に弾丸の嵐が降り注いだだろうが、あいにくその図書委員は天気の良い日に散歩するような人種ではなかった。
「それにしてもほ〜んと良い天気…って、んん?」
ウォルターが気持ちよさそうに背伸びをした時、目に入ったのはこの学園では異質な
「げ…あれは」
そう呟く間にもその黒い制服の集団…"正義実現委員会"はまっすぐこっちに向かってきておりもう目と鼻の先である。
(いや〜今はあんまり関わりたくないんだよね、まああれがバレることはないだろうけど)
3日前に生徒3人を
「おいそこのお前!少し止まれ」
正実に話しかけられた時は心臓が止まるかと思った。
「…こんにちは正義実現委員会のみなさん、こんな大勢でピクニックにでもいかれるんですか」
「確かにこんな日にはピクニックの一つでもしたいものだが、残念ながら別件だ」
「へえ、じゃあお忙しい正実の皆さんはなぜ僕なんかに声をかけたんですか?」
「それはだな、今日より3日前に生徒3人が行方不明になる事件が起こってな。その行方不明者はもう見つかって保護されているのだが…」
「3人が3人とも誘拐されたと主張していてな」
「その容疑者の特徴が黒髪の
「さて、ここまで聞いてなぜ私が君に話かけたのか理解できたかな?」
獲物を狩る目をした正実委員にいつの間にか周囲を囲まれている。
ウォルターはその頭で自身の悪事がどうしてバレたのかを考えたが
周囲の現況を鑑みて、思考を『この状況をどうするか』というものに変更させた。
「そういうわけだからお前はひとまず委員会室まで来てもらおうか」
「…拒否すると言ったら?」
「そうだな…その場合は」
「強制連行させてもらう!」
その掛け声を合図に二十近くの銃口がウォルターへ向けられる。
ウォルターはそれらを冷静に見つめた後
その場から消え失せた。
「えっどこに行って!」
「いきなり消えた!?」
ぱっつん髪の生徒たちが混乱する中
リーダー格の生徒はウォルターを見失ってはいなかった。
「狼狽えるな!上だ!街灯の上にいるぞ!」
その場の全員が上を向きウォルターの姿を探す頃にはウォルターは次の街頭へと飛び移っていた。
「あいつ、あんなところまで!」
「どうやって飛んでんのよあれ!」
「お前たちは一旦戻って車を持って来い、私は奴を追う。逐一場所を送るからトランシーバーは常につけておけ」
「わかりました委員長!」
リーダー格の生徒…委員長と呼ばれた生徒は猛禽類に似た翼を広げ踏み出しと同時に大きく羽ばたかせた。
(さて、これからどうしようか)
一方その頃ウォルターは街灯の間を糸で飛び移りながら考え続けていた。
(バレたことに関しては良い、今問題なのは僕が捕まってるその間にお嬢様が襲撃されること
つまり僕が捕まらない、それが最低条件)
ウォルターは左手で糸を操りながらおもむろにポケットからスマホを取り出す。
(だけど僕だって永遠に逃げられるわけじゃない。何しろこっちはただの人間だ。だから正実が僕を追ってこなくなるようにしなければならない)
スマホに高速で何かを入力し最後にウォルターは送信ボタンを押した。
「よし、これで心置きなく…」
ウォルターは街灯を飛び続け木々の生い茂る公園まで来てようやく立ち止まった。
スマホをしまい、両手を広げそこにあった5つのベンチへと糸を張る。
「ヤりあえる!」
そして後ろに追ってきていた委員長めがけて思いっきりベンチを投げつけた。
「!」
ハンマー投げの要領で放たれたベンチは寸分たがわず委員長に迫る。
それを見た委員長はスピードを緩めるどころか街灯を破壊する勢いで飛んでベンチをすべて回避し
ウォルターとの距離を詰めようとした。
「ま、避けられるよねっ!」
ウォルターがベンチに張った糸を操り、ベンチの軌道がすべて委員長へと集約する。
「何のこれしき!」
空中で回避しきれないと判断した委員長は愛銃のショットガンを取り出し迎撃する。
一つ
二つ
三つ
四つ
五つ
すべてのベンチが撃ち落とされ木製のガラクタに変えられたところで委員長は自身が撃ち落としたガラクタに足をかけ、同時に翼を大きくはためかせてウォルターへと一直線に突っ込んだ。
「おいおいまじかよ」
急加速で接近した委員長にウォルターはなすすべ無く蹴り飛ばされる。
ショットガンの弾が切れていたのは不幸中の幸いであろう。
しかしウォルターはただでやられる男ではなかった。
「これはいt───」
蹴り飛ばされた先でウォルターは標識に糸を巻き付けて地面との衝突を回避し
委員長の蹴った方の足に糸を巻き付けておいた。
「さあ、いらっしゃいっ!」
委員長を糸で素早く糸で引き寄せ同時に標識を根本で断ち切りバットのように構える。
そして委員長めがけフルスイングをかました。
「ッ!」
公園の案内板が顔を直撃する寸前に委員長はなんとか自身の翼を滑り込ませる。
凄まじい金属音と共に標識はひしゃげ委員長の体は野球ボールのように弾き飛ばされた。
「まだまだぁ!」
再度足に絡めた糸を引き寄せただの鉄棒となった標識を槍のように突き出す。
だが相手はトリニティ最大の治安維持組織、それのトップ。
そう何度も同じ手が通用する相手ではない。
「舐めるな!」
隠し持っていたピストルを取り出し引き金を引く。
無理な体勢から放たれた弾丸でもそれは吸い込まれるようにウォルターに直撃し
槍の先端が少しズレた。
「痛ッ」
ウォルターは右肩を被弾し、委員長は脇腹をかすめるに留まった。
引き寄せられた勢いのまま委員長は腕を振りかぶりそのままウォルターへ振り下ろす。
それをウォルターは事前に後ろへ張っていた糸を引き寄せることで避ける。
十数m離れたところでお互いに動きを止めた。
「はは、あの体勢から撃ってくるとはさすがは委員長ってとこかな?」
「そっちこそなかなか珍しい
お互いに睨み合って相手の次の行動を探り合っている。
(相手の武装はショットガンにピストルが一丁、ショットガンの方は一発でも喰らえばアウト
このまま攻め続けてリロードをさせなければ僕の勝ちかな?)
(全くめんどくさい相手だ、どこに糸を張ったのかわかったもんじゃない。あれを完全に防ぐのは
無理だな、だがもう慣れた)
(いや思い出せ、僕の目的は捕まらないこと。何もこいつに勝つ必要はないだからここは…)
(次糸を張ってみろ完璧にカウンターを叩き込んでやる)
睨み合うこと数十秒
二人の間に木の葉が落ちてきた瞬間、両者は同時に動いた。
委員長はショットガンのリロードで糸を誘発し
ウォルターは脇目も振らず逃げ出した
「…はあ?」
突然のことに委員長は一瞬フリーズするがすぐに意識を切り替えて走り出す。
そしてウォルターがわざわざ自分と戦う必要がないことに今更気づくと舌打ちを漏らした。
「クソッ!このまま逃げ切るつもりか!」
糸を使い逃げるウォルターだが被弾した影響か、その速度は遅く
負傷した羽という重りのついた委員長でもギリギリ追いつけそうな速さだった。
(この速さだったらショットガンがギリギリ届く!あと10mくらいか!)
走りながらも速度を落とさず愛銃のリロードを済ませる。
(あと5m!)
徐々に近づく背中に標準を合わせる。
(あと3m!)
もう後は引き金を引くだけである。
(1m!)
そして次の瞬間その目が捉えたのは手袋をした拳であった。
(は?)
そう疑問に思ったのは5mほど殴り飛ばされた後である。
そのまま流れるような速さで糸が全身に巻き付き
委員長が我に返ったときには一切身動きのとれない状態で吊るされていた。
「あ〜痛った、これ何本か指折れてんじゃないの?」
右手をさすりながらそう嘆息するウォルターを見て委員長は己の敗北を悟った。
「ああ…私の負けか」
「あんたあれ顔面に食らって意識あるの?怖〜」
「教えてくれ、最後のあれは何なんだ?」
「ああ、あれ?あれはただのゴム糸だよ、といっても完全オーダーメイドの高級品だけどね」
「…なるほど、お前がそれで跳ね返ったところに私が全速力で突っ込んできたというわけか」
「その通り!まあしばらくそこで吊るされててよ、10分もすればお仲間達も来るだろうし」
そう言ってウォルターはその場を後にした。
しかしウォルターは最後の最後で見逃してしまった。
委員長の持つトランシーバーが未だについたままだということを…
公園を出てすぐにウォルターは自身のスマホを取り出した。
「連絡は…まだか、しかたないどこか隠れる場所を探すか」
委員長を退けたとはいえウォルターは未だ追われる身、このまま道を歩いていようものなら即お縄が確定である。
近くに服屋があるのを思い出し、とりあえずこの目立つスーツを交換しようと思い立ったその時
ウォルターは完全に油断していた。
故に先程から聞こえていたバイクの音が近づいてくるのに気づくのが遅れた。
「何n…」
「キエエエエエエエエエ!!」
まともに当たるのを避けたのは全くの偶然であった。
もし振り向くタイミングが少しでも違えば最高速度のバイクと熱いハグを交わしていただろう。
無意識に右腕でかばったことで右腕から鈍い音と鋭い痛みが生じる。
「クソ…一体、何が」
直撃は避けかすめる程度とはいえ、痛めていた右腕に当った事で右腕は完全に骨折してしまった。
そして突っ込んできたバイクはもちろん止まることなく運転手ごと壁に激突し、瓦礫の山に埋もれている。
そんな状態ではいくらキヴォトス人とはいえ無事では済まない。
もっともそれは運転手が
「クケケケケ、見つけた。犯罪者」
瓦礫からゾンビのように這い出てきたのは一年生を表す学年証をつけた正実の部員であった。
しかし注目すべきはそこではなく、衝突でできた傷が見てわかる速度で塞がっている事である。
「ここに来てこんなイカれた奴と出会うなんて今日はツイてないな」
右腕が折れてなお余裕の表情を見せるウォルターだがその額には汗が滲み無理をしているのは明らかだ。
(クソッ!こんな奴いるなら先に言えよ!こんな状態じゃ逃げ切れるかわからん。いやしかし、こいつ一人なら制圧できるか?)
確かに周りを見る限りは他の正実の部員はいない。
しかしもう5分もすればここら一帯の正実の部員が集まって来るだろう、その前に眼の前の脅威を排除し逃げなければならない。
「クククク、犯罪者は鏖殺だァ!」
「
己を鼓舞するように叫びウォルターは左腕のみで糸を張る。
それに対してその部員は委員長と同じショットガンを構え一直線に距離を詰める。
「シッ!」
近くのマンホールを糸で手繰り寄せ、相手の頭めがけて横薙ぎに振り回す。
まっすぐに来ていた部員は避けれずモロに食らってしまう
が、彼女の銃身がブレることはない。
のけぞった状態で標準を合わせ引き金を引いた。
それをウォルターはマンホールを高速で手元に引き寄せることで防ぎ切る。
(だめだ、マンホールじゃ5発は保たない!)
2発目を防いだところでウォルターはマンホールを蹴り飛ばし部員の視線を遮る。
「ギシャアア!」
部員は素手でマンホールを振り払い、銃を構え直すが目線の先に標的の姿はない
「どごに────」
現状を理解される前に攻め続ける。
ウォルターは街灯を使い後ろへ回り込むと糸で部員の体を縛り上げた。
「そぉれっ!」
振りかぶって思い切り投げられている。
それを部員が理解したのはビルの壁に激突する1秒前であった。
「よし、これで今のうちに…」
部員が頭からビルに突っ込んだのを確認した後ウォルターは急いでその場を離れる。
相手はバイクで突っ込んで軽症ですむ化け物だ、おそらくまだ意識があるし5秒もすれば復帰するだろう。
しかし5秒もあればバイクという移動手段を失った相手に逃げ切ることは可能である。
そうして近くのビルへ糸を張りいざ逃げようとした瞬間
一発の弾丸がウォルターの左足を撃ち抜いた。
(?????)
意識外からの狙撃に対する困惑と驚きと思考と分析と対処は
遅れてやってきた激痛にすべて吹き飛ばされてしまった。
「……──!!!!!!」
「一応致命傷となる部位は避けました。これ以上痛い思いをしたくなかったら大人しく投降してください」
ウォルターの元へ一人の生徒が舞い降りてくる。
その正実部員が構える身長ほどもある銃、そこから放たれた銃弾が足を穿ったのだろう。
元々突っ込んできたバイクは二人乗り用である。
それがわかれば二人目の存在を予測することもできただろう。
しかしウォルターがバイクを見たのは真横を掠めていった一瞬だけであり
眼の前の脅威に気を取られもう一人いることに思い至らなかったのは仕方のないことである。
(ここに来て二人目…相性の悪いスナイパー、それにさっきの化け物も残ってる)
対してウォルターの今の状態は
右肩に被弾しバイクとの衝突で右腕も折れ完全に使い物にならなくなっている
そこへ更に左足を撃ち抜かれたことでまともに立つこともままならない
そしてショットガンを構える姿が煙塵の中から現れる。
「ははは・・・今日はほんとにツイてない」
もはや笑うしかない絶望的な状況
しかしその目はまだ諦めていない
足と肩の傷を糸で無理やり塞ぎ
動かない足を激痛に耐えながら右腕で糸を操り動かす。
「・・・いいぜ、来なよ。二人まとめてかかってこい」
桐藤ナギサを守る。
そのためならばウォルターは自分のすべてを犠牲にするつもりだ。
一体何がウォルターをそこまでさせるのか、それは彼のみぞ知ることである。
「・・・!ハスミ、動きを止めたら私に構わず撃て」
「は、はい。わかりました」
ウォルターの決死の覚悟、その圧に一人はたじろぎもう一人は自らも同じ様に覚悟した。
(この男は危険だ。ここで確実に止めなければ)
(逆に考えろ、スナイパーが眼の前にいるのならもう狙撃を警戒する必要はないということ)
互いに一歩、強く踏み出す。
(問題は男の耐久性、ハスミの狙撃から見るにまともに当てれば死んでしまうだろう。それはこちらとしても不本意だ)
(もう無傷で済ませようとは思わない。だが確実に仕留めてやる!)
もう一歩、さらにもう一歩、だんだん距離が縮まる。
(しかし今の男は殺す気でやらないとこっちがやられる!)
(死ぬつもりはさらさらないが、死ぬ気でやってやる!)
お互いの射程距離まであと一歩となったところで
両者の姿が掻き消えた。
「ヒャハアアアアァァァ!」
「シィィ!」
常人では目で追うのが不可能なほどの高速戦闘
肉体が踏み込みのパワーに耐えきれず足が破裂するが
一方は破裂するそばから再生させ
一方は破裂するそばから糸で縫い合わせていた。
断続的に聞こえる風切り音と銃声、それらがなるたびに木は倒れ地面は抉られる
その戦いは一見互角に思える。
しかし手負いの人間が万全なキヴォトス人に勝てるほど現実は甘くない
所詮人間は人外に比べか弱い存在でしかないのである。
しかし、だからこそ人間は美しい
勝敗を分けた原因は至ってシンプルなものだった。
同じ武器を使うがゆえにできた同じ悪癖、ウォルターはそこを突いた。
(ここだ…!)
癖によって生まれた一瞬の隙にウォルターは隠し持っていたゴム糸で一気に距離を詰める。
おそらく最初で最後のチャンス、これで仕留め損なえば次は通用しない
その確信がウォルターにはあった。
ウォルターと部員が一瞬交差する。
部員の周囲に糸が漂い、キリキリと締まり始める。
アドレナリンでスローになった視界で部員が縛られ…
勝敗を分けたのは部員がウォルターの考えていた以上に化け物であった、ただそれだけである。
人型の生物ではありえない速度と曲がり方でウォルターに腕が迫る。
部員は依然前を向いたままである。
腕だけが
「ハスミ!撃て!」
ウォルターは足を捕まれ当然動きが止まる。
ハスミはすでに標準を合わせている。
もうウォルターに避ける暇はない
引き金に手をかけて、指に力を込め
ハスミの狙撃は…
「ハスミ、そこまでだ」
委員長によって止められた。
「い、委員長!どうしてここに!?」
突然の乱入者にハスミは銃を下ろし
ウォルターを掴んでいた部員も思わず手を離した。
「ガッ!」
地面に崩れ落ちたウォルターは誰が見ても重傷である。
しかしそれでも委員長と目が合うと手をついて立ち上がろうとしていた。
「落ち着け、私達はもうあんたと戦う理由がなくなった」
「・・・?」
「犯人がついさっき自主した。黒毛の羊男だったそうだ」
(ああ…うまく、いったのか…)
意識が朦朧とし、眼の前がぼやけて見える。
それでもウォルターは立ち上がった。
「お嬢・・・行かな・・きゃ・・・」
しかし数歩歩いて倒れそうになりそれを委員長が抱き支えた。
「・・・足の傷がひどいな、すぐに医務室へ向かうぞ」
ちょうど追いついてきた他の部員の車に乗せられたところでウォルターはついに意識を失った。
テスト?知るかボケェ!今の内に書かないと書く気なくなっちまうんだよ!
それにしてもおかしいな、第二話はちょっとウォルターが傷つく程度を想定してたんだけどな
いつの間にかすごいことになってる
俺はリョ●ラーでショタ●ンの鬼畜野郎だった…?
ウォルター:戦闘経験(あんまり)ナシ、ヘイローナシ、(対生徒への捕縛以外の)有効打ナシ
もう生きていけないよ〜
戦闘方法は基本的に原作を参考にしますが、まだまだ若いのと糸による切断が生徒に
使えないのでスパイダーマンみたいな戦い方になってます。と言っても糸がくっつか
ないので全然蜘蛛男より弱いです。
委員長:オリ生徒。名前はとりあえず出さなかったんですがやっぱり出していいかも
設定(妄想)として口調が荒いのは貧困家庭の出身だからで、持っている武器がツルギと
一緒なのはツルギの方から真似ているからというのがあります。
こういう前作主人公というか架空の過去キャラを妄想するのって楽しいっすね。