今回は新しい話を投稿いたします! ちょっとゆっくりかもですが、話の方は着実に進めますので、応援してくださると嬉しいです!
ローマ数字は、改稿が全て終わり次第、漢数字に戻します! ご了承下さい!
それでは、ここから本編開始です!
翌日、俺たちはエクスを探してギルドや街中を聞き込みして回った。……にもかかわらず、手がかりはほんの一ミリどころか影も形もなかった。
「いや、これは想定外すぎるんだが。こんなに探して手がかりゼロはどういうことだよ!」
「……本当にな! あんだけ探して何もねぇって、マジで意味がわかんねぇぞ! 何者だよ、あの人!」
他の街ならいざ知らず、いい意味でも悪い意味でも、この街でめぐみんそっくりの女の子がいれば、誰かしら覚えていてもよさそうなものだ。あんな爆裂娘似なら、俺は絶対に忘れない。
俺がそんな風に考えていると、めぐみんとニケが眉をひそめながら言った。
「他の街ならともかく、私にそっくりならば、誰かしら覚えているはずなのですが、本当に変ですね……。」
「しかも、ダクネス家のメイドさんたちが言うには、一度見たら絶対に忘れないような乗り物に乗ってたみたいだしな。」
そこもまた妙なところだ。メイドさんたちの話を聞く限り、その乗り物は、どうやらバイクのような乗り物だったらしいが、それにしたって痕跡ゼロはおかしい。
現代日本ならともかく、この世界にバイクのような目立つ乗り物が走っていたら、メイドさんたちのようにインパクトに残っているはずだし、タイヤの跡すら見つからないのはどう考えても変だ。
俺は、その事実にため息をつきながらつぶやいた。
「……マジで何者なんだ。そんな乗り物、SF映画か特撮の類でしか聞いたことないぞ。」
「どう考えても、この世界になさそうな代物ですよね。いえ、デストロイヤーがあったので、なんとも言えませんけど。」
「そうなんだよな。この世界、たまに変にメカメカしいもんあるからな。」
うーん、本当にどうしたもんかな。これだけ捜して見つからないのは異常だし……
かすみのその言葉をきっかけに、俺たちが歩きながらずっと頭を悩ませていた。そんな中、ウィズ魔道具店の近くで、めぐみんがふいに立ち止まり、俺たちに言った。
「……とりあえず、わからないものは一旦置いておいて。ちょっと爆裂散歩に行って、気分転換しませんか? 私も悩みすぎて、爆裂魔法でも撃ってすっきりしたいですし。」
「……そうだな。それも悪くないかもな。」
俺が軽い感じでそう言うと、かすみたち三人がそろって首を傾げてきた。
「……? あの、すみません。爆裂散歩とは一体? めぐみんさんに関するものですよね?」
かすみが、きょとんとした顔で俺やめぐみんの方を見比べた。
……あぁ、そういや、うっかり忘れてた。この世界に来たばっかで、爆裂散歩なんて知ってるはずないな。
俺がすぐに説明しようと思っていると、めぐみんがその前にどこか誇らしげに、ない胸を張りながら説明していた。
「えぇ、クエストがない日は、街の外にあるやたら頑丈な廃城に、一日一爆裂をしにいくのです。撃った後はかなり爽快感があって最高ですよ?」
めぐみんが得意げにそう言うと、かすみは少し苦笑いしながら肩をすくめた。
「そ、そんな一日一善みたいなノリで行くんですか……?」
その言葉に、俺は思わず吹き出しそうになった。
「まぁな。クエストがない日はほぼ毎日な。……って、かすみ。さらっと今うまいこと言ったな。」
俺が思わずそう言うと、かすみはハッとして驚いた後、慌てた様子で手を前で振った。
「あ、いえ、今のは別に狙ったわけでは……!」
「いや、わかってるけど! 単純に上手いなと思ってさ!」
俺たちが焦るかすみをなだめつつ、そんな風に話していたその時だった。
ガサガサと木陰から音がしたので、俺たちは少し身構えつつ後ろを振り向いた。
すると、道の街路樹の木陰から、どこか緊張した表情をして、めぐみんに似た黒いローブを身に纏った紅い瞳の魔法使いの美少女が、パンの袋を抱えて、俺たちの目の前に現れた。
どこか息切れも少ししてたので、買い物帰りのついでに、慌ててこちらに来たのだろうか。
乱れる呼吸を抑えるため、深呼吸した後、彼女はめぐみんに対してこう言った。
「……! あ、め、めぐみん! ひ、久しぶりね!」
こうして、俺たちは、新たな謎の少女に出逢うこととなった。だが、この少女がとんでもない手がかりを持っていたことを知るのは、そう遠くない先のことだった。
最後までお読みいただきありがとうございます!
いかがだったでしょうか。ちょっと短かったかもですが、少しずつではありますが、改稿と並行して、物語は進めていきますので楽しんでいただけると幸いです。
感想、意見、コメントなどはいつでもお待ちしております。
それでは、また次の話でよろしくお願いいたします。
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