今回は改稿後の第四章の前書きにも書きましたが、元々の第二章が二話分に分割されております! 内容そのものはそこまで変化はありませんのでご了承ください。
そして、明日も元々の現状『第5章』となっているものを分割してから改稿いたします。そのため、明日も更新予定ですので、見に来てくだされば嬉しいです。
それでは、ここから本編開始です!
屋敷に着いた俺たちは、荷物を置いたり、布団を敷いたりした後、それぞれ深夜まで各自談笑することになったので、俺は、ベランダでのんびりしているニケと話してみることにした。
「おっす、ニケ。お疲れさん。すまんな、アクアのせいでトラブルに巻き込んじゃって。」
「あ、カズマ。いや、このぐらいなら別にいいよ。昼間は助けてもらったから、お互い様だし。」
「そっか、それなら良かった。正直、俺たちのせいで迷惑かけちゃったようなもんだったからさ。ちょっと不安だったんだよ。」
「あー、そうだったのか。まぁ、アクアが今回の事件の原因を起こしてたってのは、ちょっとびっくりしたけど……」
まぁ、そうだよな。俺だって少し驚いたし。
俺がそう思っていると、ニケが俺に意外な話をしてきた。
「……あ、そうだ。せっかくだし、カズマにちょっと話したいことがあったんだけどさ。」
「え、話したいこと?」
「あぁ、うん。オレたち、いつかは元の世界に戻らなきゃだけど、なんとなくだけど、しばらくは戻れなそうな気がしてさ。」
「あー、そういや、アクアがなんか言ってたな。あの本がニケとククリをこの世界に連れてきたかもって。」
「そうそう。その話でちょっとククリと二人で少し話したんだよ。今後のことについてさ。……で、ちょっと頼みなんだけど、しばらくカズマのパーティーにオレたちを入れてくれないかな?」
え、ニケたちが俺たちのパーティーに? え、大丈夫か?
「……それ自体は構わないけど、俺たち、色々あって大量の借金もあるんだが、それでも大丈夫か?」
「え? 借金?」
「あぁ、アクアが魔王軍幹部のデュラハンを倒すのに大洪水を起こしちゃってさ……」
「あ、アクア……。今回の一件もそうだけど、どんだけトラブル起こしてるんだ、あの人は。」
「まぁ、そんな感じで、俺のいるパーティーは、結構トラブルに遭うんだけど、それでも大丈夫か? めぐみんは頭のおかしい爆裂狂だし、ダクネスはドMの変態で結構暴走するんだけど……」
「め、めぐみんやダクネスってそんな感じなのか……。いや、まぁ、オレはその辺気にしないけど……。」
俺たちがそんなことを話していると、どこから会話を聞いていたのか、ムッとした表情のめぐみんと呆れた表情のククリが突然会話に入ってきた。
「……全く、誰が『頭のおかしい爆裂狂』ですか。」
「あ、やっべ。めぐみん、聞いてたのか!」
「めぐみん、ククリ! いつの間に!」
俺たちがそう言うと、ククリが呆れたような表情で言った。
「カズマさんが借金がどうとか言ってたぐらいからいたよ。」
「あー……結構聞かれてたのか。すまん、めぐみん。」
俺がすぐにめぐみんに謝ると、彼女はため息をつきながら言った。
「……まぁ、カズマもすぐに謝ってくれましたし、今回のことは不問にしましょう。それより、まさか、ニケもククリと同じことを頼んでくるとは……。」
「え、ククリもめぐみんに同じことを言ってたのか?」
「えぇ、彼女もしばらく戻れなさそうですし、それに、例え借金があろうが癖の強い人たちばかりでしょうが、私たちなら信用できると言ってくれたんですよ。」
なるほど、そうだったのか。それはそれで照れるな。
「それで、カズマさん。あたし、足手まといにならないよう頑張るから……!」
「改めてだけど、オレからも頼む! カズマたちとなら、この世界での冒険がもっと充実したものになる気がするんだ!」
俺が二人の目を見ると、彼らの目は決意を持った澄んだ目をしていた。どうやら、間違いなく本気で加入したいようだな。
俺は、二人に覚悟を問うため、彼らの意思をもう一度聞き直した。
「……もう一度聞くぞ。その選択で本当にいいんだな?」
「あぁ、もちろんだ!」
「うん! 後悔なんてしないよ!」
……そうか。まぁ、二人がそう言うんだったら……。
俺は、めぐみんにこう言った。
「よし、わかった。めぐみん、アクアとダクネスにこう言ってくれ。うちのパーティーメンバーを二人増やしたいってな。」
俺がそう言うと、めぐみんは頷き、ニケとククリは嬉しそうな顔をしていた。
「「……!」」
「まぁ、そういうことですので、二人ともこれからよろしくお願いします。アクアやダクネスも多分了承してくれるはずですから。」
「あ、あぁ、よろしくな。」
「二人ともよろしくね!」
彼らがそう新たな決意を込めて話していると、突然ダクネスが慌てた様子でこっちにやってきた。
「み、皆! 大変だ、ほ、本が突然合体して……!」
「はい? ほ、本が合体……?」
「だ、ダクネス、それ本当なのか?」
「あ、あぁ! もちろんだ!」
ダクネスの慌てた様子から察するに、マジで本当のようだな。
「と、とにかく、大広間まで来てくれ! アクアたちもそこにいて、だいぶパニックになってるんだ!」
「わ、わかった!」
「とにかく、すぐに向かおう!」
俺たちがダクネスと共に大広間に向かうと、そこには、一つになった本の近くに青い鈴を首につけた足が三本の白い烏が翼を広げていた。
「お、やっと来たのだな。待っていたぞ、勇者たち。」
「「「「しゃ、喋ってる!?」」」」
こうして、新たなパーティーメンバーにニケとククリが加わることになりそうなのだが、この白い烏が、俺たちを数多くの異世界人との出逢いや厄災との戦いとの縁を結んでくれることになるだなんて、この時、誰も考えていなかったのだった
皆様、最後までお読みいただきありがとうございます!
いかがだったでしょうか。
前置きでも話しましたが、明日も『第5章』の回を分割して改稿予定ですので、もしよろしければ応援してくださると嬉しいです!
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