この素晴らしい世界たちに魔法陣を!   作:スマラカタ

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お読みいただきありがとうございます!
今回の話から、ついに、カズマやニケたち以外の世界の住人が対面で登場します!
今回のキャラの登場に驚いてくださると嬉しいです!
※ちなみに、今回の話を読む際、カズマの世界の年代を二〇一三年から二〇一四年ぐらいの想定で書いております。予め、ご了承ください。


第7章 この夢魔との出逢いに祝福を!

 翌日、俺は、めぐみんに約束通り、声をかけて一緒に出掛けることにした。軽く準備を終えて、外に出かけようとした時、横からダクネスに声をかけられた。

 

「あ、二人とも。これから、外に行く予定か?」

「あぁ、ちょっと買い物も兼ねて、昨日の件の迷いものを探しにな。」

 

 俺がそう言うと、彼女が俺たちに頼みごとをしてきた。

 

「なるほど。……ちょうどいい。それならついでに、一つ頼まれてくれ。ニケとククリを冒険者ギルドに連れていってくれないか?」

「え、ギルドに?」

「あぁ、今後、この街で冒険をすることになる以上、確実に冒険者カードが必要になるだろうからな。登録料の二千エリスは、私の懐から出すから、あの二人をそこに連れていってほしい。詳しい説明などは、受付嬢のルナが彼らに教えてくれるはずだが、一応な。」

 

 あぁ、それは大事なことだな。俺としたことが、危うく忘れるところだった。

 俺がそんなことを考えていると、隣にいためぐみんがダクネスに尋ねた。

 

「ちなみに、ダクネスやアクアたちは今回同行できないんですか?」

「……私は、少し実家の方に呼ばれてな。今日の昼はそこに向かわねばならないのだ。アクアの場合だと、私が渡した登録料をうっかり酒代に変えかねないし、ムスビはこの世界に来てからまだ日が浅いだろう?」

「あぁ、確かに……」

 

 まぁ、アクアならやりかねないな。俺でもそう思うし。

 

「そうなると、俺たちが適任になるのか。」

「今日の夜にはおそらく帰れるはずなのだが……二人とも、この件を引き受けてはくれないだろうか。」

 

 ダクネスの話を聞き、俺たちはすぐに了承することにした。

それを見て、彼女は嬉しそうな顔で通貨の入った袋を手渡してきた。

 

「感謝する。では、先に登録料を手渡しておこう。五千エリスだ。」

「五千エリス……って、ちょっと多くないか?」

「日頃の感謝の意も込めてだ。余った金は、必要な道具を買ったり、借金の返済の足しにしたり、お前たちの好きにしてくれ。」

 

 おぉ、ありがたい! ダクネスって、意外と太っ腹のところもあるんだな。

 

「では、私はあの二人を呼んできますね。」

 

 そんなわけで、俺たちは、最初にニケたちと一緒に冒険者ギルドに向かうことにした。

 

「なんか申し訳ないな。カズマたちに助けてもらってばかりで……」

「めぐみんもごめんね。あたしたちがまだこの街に慣れてないばっかりに……」

 

 ニケとククリがそう言ったので、俺たちは首を横に振って言った。

 

「いやいや、お前たちが気にすることじゃないさ。」

「そうです、貴方たちが気に病むことじゃありませんよ。それより、この街はどうですか? 少しは気に入ってもらえるとよいのですが……」

 

 めぐみんがそう言うと、彼らは辺りを見回した後にこう言った。

 

「あぁ、活気があって良い街だと思うぞ!」

「そうね! あたしも素敵な街だと思うよ!」

「それなら良かったです。今日が二人にとって、初めてアクセルの街をじっくり散策できる機会になりそうでしたから……」

「あ、そっか。昨日までは、この世界に来たばかりでそんな余裕もなかったもんな。」

 

 異世界に来てすぐに、幽霊屋敷の除霊にムスビの一件、それに屋敷の片付けもあったのだ。だから、彼らにとっては、今日がアクセルの街を散策できる初めての日なのである。

 

「おぉ、色々あるな。串焼きにクレープとかも売ってるのか!」

「クレープ!? ちょ、ちょっと欲しいかも……」

「お、クレープか。ちょっと待ってろ。」

 

 俺はそう言った後、屋台のおじさんにクレープを四つ注文した。しばらくすると、美味しそうなクレープができていた。

 

「はい、おまちどおさん。こちら、クレープだ。」

「わあ、ありがとうございます!」

「いいってことよ。それより、カズマ。そこのお二人さん、ここらじゃ見たことねえ顔だが、この街に来たばかりの人かい?」

「あ、あぁ。ちょっと色々あってな。この前、本人からの希望もあって、俺たちのパーティーに加入したんだよ。」

 

 俺がそう言うと、屋台のおじさんはかなり驚いた表情で、ニケたちに聞き返した。

 

「え、ほ、本当かい!? ちょ、君たち、大丈夫かい!? 彼らは、このアクセルの街じゃ結構有名なトラブルメーカーなんだが……」

「え、えぇ。その辺は、カズマさんたちから正直に説明してもらってます。」

「それを解った上で、オレたちはカズマたちのパーティーに加入したので……」

「そ、そうかい? ま、まぁ、それなら別に構わないんだが……君たち、結構度胸があるんだねぇ……」

「「……?」」

 

 屋台のおじさんは、どこか遠い目をしながらそう言った。ニケとククリは首をかしげていたが、おじさんがそうするのも無理はない。気持ちはわかる。

 

「ところで、カズマたちは冒険者ギルドに行くのかい?」

「あぁ、この二人の冒険者カードを作りにな。」

「そうだったのか。いや、引き留めて悪かったな。新人さんたち、カズマたちがいるから迷うことはないと思うが、ギルドはこの先真っ直ぐのところにある大きな建物だ。お二人さん、気を付けてな!」

「「ありがとうございます!」」

 

 そんなこんなで、俺たちは、屋台のおじさんの応援を受けてギルドへと向かった。

 しばらくして、ギルドに到着した俺たちは、さっそく中に入ることにした。

 

「ここがギルドか!」

「随分広いところなのね……」

「さてと、ギルドに来ましたし、さっそく受付嬢のルナのところに行きましょうか。」

「「えーと、ルナさんって?」」

 

 彼らが首を傾げながら尋ねると、その会話を聞いていたのか、受付カウンターから金髪美人の受付嬢のルナが手を上げながら声をかけてくれた。

 

「あ、ルナは私のことですね。……ようこそ、冒険者ギルドへ! この街は初めての方ですか?」

 

 彼女がそう言うと、二人とも頷いていた。

 

「はい、そうです。」

「この街に来るのは初めてです。」

「そうだったんですね。……ということは、お二人は冒険者カードの発行ということでお間違いないでしょうか?」

「「はい、そうです。」」

「わかりました。では、お二人合わせて、登録料が二千エリスかかりますが、お代金の方は……」

「あ、そこは俺が払います。これでお願いします。」

 

 俺はそう言って、ルナさんにダクネスから預かった登録料を手渡した。

 

「それでは、こちらお預かりしますね。では、まず、こちらの書類に、名前、身長、体重、年齢、身体的特徴などを記入してください。」

 

 ニケたちが書類を書き終え、ルナからの説明を受けた後、二人は発行された冒険者カードに触れた。

 

「……はい、ありがとうございます。ニケさんとククリさんですね。……おや? お二人は、すでに職業が固定されていますね。」

「「「「え?」」」」

 

 マジか! この世界と全く違う世界出身だからか? 

 

「ちなみに、固定されている職業についてですが、ニケさんは『とうぞく』、ククリさんは『まほうつかい』となっています。」

「『とうぞく』か……まぁ、そんな気はしてたけど。」

「ククリの職業が『ウィザード』ではなく、なぜか『まほうつかい』なのが少々気になりますが……ともかく、これでダクネスの頼みは無事に達成ですね。」

 

 そんなこんなで、ニケとククリの冒険者カードを無事作れた俺たちは、お腹が空いていたこともあり、せっかくなので、ギルドに併設されている酒場で昼食をとることにした。

 

「さてと、オレとククリの冒険者カードも無事に作れたわけだけど、二人はまだどこかに寄る予定とかあるのか?」

「えぇ、少し調査しておきたいことがまだ残ってますね。」

「「調査しておきたいこと?」」

 

 ニケとククリが首を傾げながらそう言ってきたので、俺とめぐみんは、二人に昨日の夜にあったことを説明した。

 

「……なるほど、そんなことがあったのか。」

「それで、カズマさんの見た妙な夢のことを詳しく調べるために、そのお店をこれから探しに行くのね?」

「えぇ、そういうことです。」

「俺とめぐみんは、これから調査に向かうつもりなんだが、二人はこれからどうする?」

 

 俺が二人に尋ねると、彼らは顔を見合わせた後にこう言った。

 

「……オレたちもその調査に協力するよ。この後、特に予定もないからさ。」

「それに、さっきのお礼もまだだからね。協力させてほしいな。」

 

 二人がそう言うと、めぐみんが少し嬉しそうな顔で言った。

 

「……二人ともありがとうございます。では、さっそく調査に向かいたいところなのですが、三人とも何かいいアイデアはありませんか? 私一人の時の調査では、聞き込みも尾行も失敗してしまっているので……」

 

 ……そう、めぐみん一人で調査していた時は、その店が路地裏にある所までは絞り込んでいたが、この街が想像以上に入り組んでいて、その店自体を探しにくいことや、尾行していた男性冒険者に気づかれて妨害にあったり、アクアの乱入があったりして、どれも失敗していたのだ。この前提を踏まえての調査となると、今回の最適解は……

 俺がそんなことを考えていると、突然頭の中にあることが浮かびあがってきた。

 

「そうだ! いっそ、ウィズに頼ってみるか!」

 

 俺がそう言うと、彼らはポカンとした表情でこう言った。

 

「「え、ウィズさん?」」

「……ウィズ……ですか? いや、あの、カズマ? 今回の件は……」

「もちろん、その辺は分かってるさ。俺に考えがあるんだ。」

「どういうことですか?」

 

 めぐみんがそう尋ねてきたので、俺は自信満々の笑みを浮かべながらこう言った。

 

「俺の国の慣用句には、“蛇の道は蛇”って言葉があるんだ。まぁ、とにかく行ってみればわかるさ。」

 

 そんなわけで、俺たちは、さっそくウィズ魔道具店へと足を運ぶこととなった。

 

 それから、ウィズ魔道具店についた俺たちは、店内にいたウィズに今回の一件について説明することにした。

 

「……というわけなんだけども。ウィズ、何か心当たりとかはないか?」

「なるほど、大体事情は把握できました。……サキュバスさんたちのことなら、ちょうど心当たりがありますよ。」

「マジかよ!」

「「ほ、本当ですか!?」」

 

 めぐみんたちが目を丸くしながらそう言うと、ウィズが少し困惑しながら言った。

 

「え、えぇ。もう少し後に、そのサキュバスさんたちの一人が、この店に魔道具を取りに来る予定なんですよ。」

「ちなみに、それって、どんな魔道具なんですか?」

 

 めぐみんが尋ねると、ウィズが店の裏から桃色の機械を持ってきた。

 その機械を見て、俺は思わず驚いてしまった。

 

「こ、これって、テレビとビデオデッキ!? しかも、やけに古いタイプの!」

 

 そう。彼女の手元にあったのは、小型のブラウン管テレビが付属している桃色のビデオデッキであった。正直、剣と魔法が主流であるこの世界に、昭和の名品であるそれらはミスマッチにも程があるだろ……

 俺がそれを見てポカンとしていると、めぐみんとニケが俺に尋ねてきた。

 

「え、カズマ。この道具のこと、何か知っているんですか!?」

「……というより、そもそもビデオデッキって何だ? 全く聞いたことがない道具なんだが……」

 

 あ、そっか。この世界やニケたちの世界には、全く馴染みのない道具だもんな。

 俺は、彼らにビデオデッキについて説明することにした。

 

「えーとな、ビデオデッキってのは、俺の国にある機械の一つで、画像や音声を記録できたり、事前に撮っておいたその記録を、後から再生できるもののことだな。」

「カ、カズマの国には、そんな代物があるのか……!」

「凄い便利そうですね……!」

 

 ニケたちがそんな感想を言う中、俺は続けてこう言った。

 

「……ただな、俺は、ビデオデッキというものを使ったことがあまりないんだ。」

「え、どうして? カズマさんの話を聞く限り、かなり便利なものだと思うんだけど……」

「実は、この道具は、俺の生まれる少し前ぐらいの頃に活躍していた道具で、俺が生まれていた頃には、それよりも高性能な道具が使われていて、使う機会がそんなになかったんだよ。」

 

 実際、俺が物心ついていた二〇〇〇年代頃には、すでにCDやDVD、Blu-rayなどの光ディスクがビデオテープに代わって活躍していたため、俺自身はビデオデッキをほとんど使ったことがないのだ。

 俺がそう説明すると、彼らは納得したような表情をしていた。

 

「あぁ、そういうことでしたか。それなら納得です。」

「新しくて使いやすいのが手元にあったら、普通はそっちを使うもんな。」

「まぁ、そういうことだ。……ちなみに、ウィズ。その魔道具について詳しく教えてもらってもいいか? 俺の認識とずれてたら困りそうだからさ。」

 

 俺がそう尋ねると、彼女は頷いて教えてくれた。

 

「では、説明しますね。この魔道具は、指定した方の夢をそれに保存できたり、後から色々見返すことができる代物なんですよ。動力も少ない魔力で済みますので、そこまで負担がかからない便利な代物なんです。」

 

 なるほど。それだけ聞くと、確かに便利な代物だな。

 俺がそう思っていると、めぐみんが重要なことをウィズに確認していた。

 

「ちなみに、この魔道具のデメリットは何ですか? これだけ便利な代物となれば、何かしらあるのでしょう?」

「で、デメリットですか? ……そうですね。夢を見ていた本人は、その夢の中身を確認できないことと、この魔道具を使用した時に見た夢しか保存や閲覧できないことぐらいですね。」

 

 彼女がそう言うと、俺たちは思わずこう言っていた。

 

「なんだ、その絶妙に使いづらい代物は!」

「あー、やっぱりそんな気がしてましたよ。」

「さすが、ウィズの店の魔道具。ある意味、期待を裏切らないな。」

 

 どうせ、そんなことだろうと思ってたよ。見直したい夢を見返したくて買ったのに、その夢を見ていた本人だけが見れないとなると、使い道が相当限られてくるぞ。

 俺がそんなことを考えていると、ウィズが店にある壁掛け時計を一瞬見て呟いた。

 

「……あら? おかしいですね、そろそろ来られる時間のはずなのですが……」

「そういえば、さっき言ってたな。……ちなみにだけど、そのサキュバスって、どんな感じの奴なんだ?」

「私も少し気になってました。一体どんな感じの方なんですか?」

 

 俺たちが尋ねると、ウィズは少し考えた後にこう言った。

 

「そうですね……。彼女は、常連の方々からは、『ロリーサ』という愛称で呼ばれていまして、真面目さと素直さを兼ね備えたとても可愛らしい方なんですよ。」

「す、素直かつ真面目なサキュバス……?」

「ほ、本当にどんな奴が来るんだ? ちょっと想像つかないんだが……」

 

 俺たちがそんな話をしていると、突然店の扉が開いた。

 

「あら、噂をすれば……」

 

 ウィズがそんな風に言ったので、入り口の方を見ると、そこには、とても可愛らしい見た目の桃色の髪の少女が立っていた。

 

「すみません、ウィズさん! 所要で遅くなりました! ……って、あれ? もしかして、今取り込み中でしたか?」

「いえいえ、ロリーサさん。むしろ、グッドタイミングですね。ちょうど、そこにいるカズマさんたちと、貴女のことについて話していたところだったので……」

「え、私の? あの、一体全体、何がどうなっているんですか? 今来たばかりで、話の流れが全く分からないのですが……」

 

 そうだった。俺たちと彼女は、まだ初対面なんだった。

 俺は、彼女に急いでこれまでの事情を説明することにした。

 

「あぁ、すまない。一応知っているかもしれないけど、俺の名前は佐藤和真。少し訳があって、お前の力を借りたいと思っているんだ。」

「わ、私の力を……?」

「えぇ、カズマが見た妙な夢を調べてもらえないかと思いましてね。」

 

 めぐみんがそう言うと、ロリーサと呼ばれた少女は少し考えた後にこう言った。

 

「妙な夢……あぁ、なるほど。そういうことでしたか。つまり、サキュバスとして、貴方たちに協力すればいいんですね?」

「まぁ、ざっくりと言えばな。」

「そういうことであれば、別に構いませんよ? ちょうど、この魔道具の試運転もしておきたかったところですし……」

 

 おぉ! それはありがたい! さっそくやってもらおう!

 そんなわけで、俺たちは、ウィズの了承を得て、店の裏にある事務所のベッドを借りて、あの魔道具の試運転をすることにした。

 俺は、あの魔道具に付属していたヘッドホン型の道具を耳に付けた後、ロリーサに話しかけられた。

 

「では、夢の概要は、先程伺いましたので、こちらの準備は大丈夫なのですが、そちらの準備はよろしいでしょうか?」

「あぁ、いつでもばっちりだぞ。」

「……ありがとうございます。それでは、これより、カズマさんを夢の世界へと誘わせていただきますので、気持ちを楽にしててくださいね。では、参ります。……『スリープ』。」

 

 彼女が呪文を唱えると、俺の意識が段々遠くなって、すぐに眠ってしまっていた。

 

 それから、少し経って、数分経った頃だろうか。

 俺がしばらく眠っていると、どこからともなく、船の汽笛の音が聞こえてきた。その違和感に思わず飛び起きると、そこは、先程までいたウィズ魔道具店の事務所の部屋ではなく、全体が群青色に染まった船の客室となっていた。

 俺がその様子に唖然としながら辺りを見渡していると、目の前に群青色のワンピースに、蝶を模したカチューシャを付けた半透明な幼女がそこにいた。

 俺が見ていることに気づくと、その幼女が儚げな微笑みを浮かべながら話しかけてきた。

 

「……ようやくお目覚めになられましたね。おはようございます。」

「お、おはようございます……?」

 

 俺が困惑しながらもそう返事をすると、彼女は少し嬉しそうな表情でこう言った。

 

「……なるほど。出会い頭に目覚めの挨拶を交わすという、人間の常套句。とても気分の良いものですね。」

「お、おう……。……って、違う違う。あの、ちょっといいですか?」

「……? はい、何でしょうか?」

「えーと、ここはどこで、あなたは何者ですか? 俺、さっきまで別の所にいたはずなんですけど……」

 

 俺がそう言うと、彼女は咳払いをしながらこう言った。

 

「……。そうですね。では、まず自己紹介から致しましょうか。我が名は……いえ、今は『ラヴェ』とお呼びください。」

「なるほど、ラヴェか。……俺は佐藤和真っていうんだ。よろしくな、ラヴェ。」

「サトウカズマ……というのですね。えぇ、よろしくお願いします。では、早速ですが、この場所についての説明に参りましょうか。」

「おう、頼むぞ。」

 

 こうして、俺は、この不思議な群青色の空間で、ラヴェと名乗る不思議な少女と出会うことになった。彼女との出会いは、後々の冒険に大きな影響を与えることになるのだが、それはまた別の話である。




今回の話もお読みいただきありがとうございます!
さて、今回のゲストの『ラヴェ』……もとい、『ペルソナ5』よりラヴェンツァが登場いたしました。ここ最近ですと、モンストの『ペルソナ5R』コラボで登場して知った方もいるかと思いますが、彼女が今回の物語にどう関わっていくのか。そして、彼女がなぜ『ラヴェ』とカズマに呼ばせたのか、今後の話にて明かしていく予定ですので、楽しみにお待ち下さい。
感想、意見、質問などはお待ちしております。
では、また次の話にてお会いしましょう。

今更ではございますが、本作品をお読みいただいた上で、「この部分を良くすればもっと読みたくなるのにな」と感じられた点がございましたら、以下の選択肢のうち、どれか一つをお選びください。なお、感想欄での細かな回答は、規約により禁止されておりますので、大変恐れ入りますがご遠慮くださいますようお願いいたします。

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